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目標達成に向けて行動しやすくなる目標設定の5つのポイント

目標をせっかく立てたけど全然達成ができない、目標に向けた行動をとることがうまくできない、そんなふうに悩んでいる方はいませんか。

1年や半年などの節目で、目標を立てるように会社から言われる事って多いですよね。でもいざ目標を立てようと思っても、一体どういう風に目標設定を進めていけばいいのか分からずに、困ってしまいますよね。

なんとなく目標を立ててみたけれど全然その通りにいかない、適当に目標を立てたのでやる気がわかない、自分に合ってない目標を立てて消耗してしまった方がいるかもしれません。

実は、目標を達成しやすくなるための、目標設定の仕方というのがあるんです。きちんと自分に合った目標設定ができると、目標の達成に向けて行動がしやすくなりますよ。

是非、今回紹介する目標設定のポイントに従って、あなただけの目標を立てていくようにしてくださいね。

もくじ

目標は、SMARTという考え方に沿って立てるようにしよう

あなたはSMART(スマート)という目標設定の5つのポイントについて知っていますか。この5つのポイントに従って目標を設定すると、モチベーション高く取り組むことができて、目標達成がしやすくなるといわれています。SMARTというのは、それぞれの要素の頭文字をとった言葉です。

Specificは具体性・明確性、Measurableは測定可能性、Achievableは達成可能性、Realisticは現実性、そしてTimelyは期限です。

この5つのポイントが目標設定にとっては、とても大切なんですよね。それぞれどのような考え方か詳しくご紹介していきますね。

目標はあいまいではだめ。具体的で明確な内容にしよう

Specific、具体性・明確性という要素です。あなたの目標は曖昧で分かりにくい内容になってしまってはいませんか。例えば、前期よりも営業成績を良くする、こんな目標を立ててしまってはいないでしょうか。この目標では、全く具体的な内容になっていないですよね。

できるだけ具体性を持たせて、明確な目標を立てするようにしていきましょう。営業成績が悪い要因として、見込み客の開拓がうまく進んでいないのであれば、見込み客の訪問数を増加させる、とすると、少し目標が具体的になってきましたよね。

あなたが達成したい目標の重要な部分はどこにあるのか、できるだけ具体的で明確な表現をするようにしましょう。

目標には、計測可能な要素を盛り込むようにしよう

Measurable、測定可能性という要素です。目標には、必ず計測可能な要素を盛り込むことが必要となります。計測可能というのは、数字で表現できるという意味です。数字の目標があることで、実際に目標の達成に近づいているのかどうかをチェックすることができるようになります。これによって、目標の進捗管理もできるようになりますよね。

営業の仕事など数値目標が分かりやすい仕事は、計測可能性の要素を盛り込みやすいです。でも、例えば経理などの管理系の部門については、数値目標が立てづらいという人がいるかもしれません。

でも、どんな仕事でも数値目標を入れることは可能なんですよ。例えば、現在30時間かかっている仕事を20時間にして生産性を高めるという目標を立てることはできますよね。どのような形でもいいので、計測可能な要素盛り込んでおくことはとても大切なので覚えておいてくださいね。

自分の能力に合った目標を立てるように気を付けよう

Achievable、達成可能性という要素です。あなたは自分には難しすぎる目標を立てていませんか。スーパーエースと同じような目標を立てたいと考える気持ちがあるかもしれませんが、目標が高すぎると目標の達成はうまくいきません。できなくてもしょうがないと、初めから諦めの言い訳ができてしまうからです。

また逆に、簡単すぎる目標もやる気がわかずに目標設定としてはふさわしくありませんよ。自分自身の今の能力で、ぎりぎりできそうなラインを考えて目標を立てるようにしていきましょう。なかなか自分の能力というのは分かりづらいかもしれませんので、上司や同僚などに相談しながら決めていくのもいいかもしれませんね。きっと優しく相談に乗ってくれますよ。

現在置かれている状況を考えて、現実的な目標となっているか確認しよう

Realistic、現実性という要素です。あなたは現在検討している目標の達成に、どれだけの時間を使うことができるでしょうか。あなたが抱えている仕事は、ひとつだけという訳ではありませんよね。様々な仕事を抱えながら、それぞれに対して目標設定をしているはずです。

また、プライベートでなにかあって、時間がそれほど取れない場合も考えられます。十分な時間をかければ達成できるかもしれない目標も、今のあなたの状況では難しい内容になっている可能性があるので気を付けてくださいね。あなたの能力だけではなく、現実的なあなたの今の環境を考えて、目標は立てるようにしましょう。

夢物語の目標を立てても、決して達成することはできませんよ。

目標を達成する期限を、必ず設定するようにしよう

Timely、期限という要素です。目標は、必ず期限を決めて立てるようにしてください。人間は期限があることによって、最大限のやる気を引き出すことができる性質があります。

例えば、簿記2級を取得するという目標を立てたとしても、いつまでに、という期限がなければ必ず先送りしてしまうことになります。いつまでに目標を達成する必要があるのかという期限を設定することで、そこから逆算してスケジュールを考えていくことができます。

そして、スケジュールを立てることができれば、それに従った具体的な行動を取りやすくなりますよ。自分で期限を設定すると、甘くなりやすいので、上司に期限を決めてもらうのもいいかもしれませんね。

先送りすることなく目標達成に向けて進んでいってくださいね。

目標は、1年、半期、四半期、1か月、1週間、1日と細かく立てていこう

あなたの目標はどういう長さの期間で立てているでしょうか。会社から目標設定の指示を受けている人は、おそらく1年に1回か2回という単位で、目標を設定している人が多いかもしれませんね。

ただし、目標は1年や半年という大きい単位でだけ立てればいいというわけではありません。大きい期間の目標だけでは、具体的な行動に繋がらないということがよく起こってしまいます。それぞれの期間に応じた目標を立てておくことが、目標達成のためにはとても大切になってくるんですよ。できるだけ細かい単位で目標は立てていくようにしましょう。

大きな目標を立てて安心するのではなく、期間に応じた目標が必要

SMARTの考え方に沿って、今年1年の目標を立てることができたと、安心してしまっていませんか。これで自分の目標設定は完璧だ、そんなふうに油断してしまっている人がいるかもしれません。でも目標の設定は、1年や半年などの大きい単位だけではなくて、もっと短い単位での目標が必要になってくるんです。

半期の目標を立てることができたら、そこから四半期の目標を、さらに1ヶ月の目標、一週間での目標、1日単位での目標というように、できるだけ細かな期間で目標を設定していきましょう。細かく目標を設定しておくことで、具体的な行動へ落とし込んでいくことが自然とできるようになります。

ついつい面倒くさいと感じて、細かな目標設定をしない方がいますが、せっかく目標をたてたのにそれではもったいないです。立てた目標をきっちり達成していくためにも、細かい期間目標も一緒に作っていきましょうね。

それぞれの単位ごとに、目標の進捗を確認しよう

目標は立ててしまったら終わりではなく、その期間が終わった後に、振り返りをすることがとても大切になります。目標の進捗度合いがどうだったのか、それぞれの期間ごとに必ず確認するようにしましょう。

例えば一ヶ月で新規のアポイントを5件取るという目標を設定していた場合、それが達成できたのかどうかを振り返りましょう。そして達成できなかった場合は、なぜ達成できなかったのかを考え、必要に応じて次からの目標を修正していくようにしましょう。

目標の進捗を確認しながら、目標の調整を行っていくことで、最終的なゴールへと到達できるようになりますよ。ぜひ目標の進捗はこまめに確認するようにしてくださいね。

まとめ

目標をどうやって設定すればいいのか分からない、目標を設定しても全然達成できない、そんな悩みを抱えている人は多いですよね。どうやったらうまく目標が設定できるのか。ぜひSMART(スマート)という5つのポイントに従って、目標を設定してみてください。

まず、目標は、明確で具体的な目標にしてください。そして、目標には必ず計測可能な要素を盛り込むようにします。また、目標が自分の能力で、達成可能かどうかも確認しましょう。

現在の今のあなたの環境に照らして、目標が現実的なものとして設定できるかどうかもチェックする必要があります。さらに、目標には期限を設定し、期限に向けて取り組みを進めていくようにしてくださいね。

目標は、1年や半年など大きな期間で立てることができると安心してしまいがちですが、できるだけ一か月や週単位まで目標を細かく設定していくようにしましょう。そうすることで、目標達成に向けて、具体的な行動が取りやすくなります。

また、目標の進捗をその都度チェックしていくことも、目標達成のためには重要なので忘れず取り組んでください。

ぜひSMARTの5つのポイントから上手にあなたの目標を設定して、目標達成に向かって進んでくださいね。

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