仕事を続けていると今後の自分自身のキャリアアップについて考えたり「上手くキャリアアップできるだろうか?」思い悩んでいる方は多くいらっしゃると思います。
ところで「キャリアアップ」の正確な意味をご存知でしょうか?キャリアアップを聞くと「転職」を思い浮かべる方も多いと思いますが、キャリアアップには転職を含め様々な方法があります。
今回は、理想の自分になるためにキャリアアップの3つの意味と4つの方法を理解していきましょう。そして自分自身に合ったキャリアアップの方法を見つけていきましょう。
もくじ
何をアップさせる?キャリアアップの3つの意味とは何か?
一般的なキャリアアップの意味は、「業務遂行能力の向上」、「経歴の向上」、「地位や給料の向上」の三つの意味があります。あなたが思い描く将来の「理想の自分」とはどんなイメージでしょうか?
まずはそれぞれの意味に応じて自分自身がキャリアアップした姿をイメージしていきましょう。今の自分からキャリアアップした将来の具体的なイメージを持つことができれば、自分に合ったキャリアアップの方法を見つけていくことができます。
今の自分をレベルアップさせる業務遂行能力の向上!
キャリアアップの1つ目の意味は今の自分をレベルアップさせるための業務遂行能力が向上することです。具体的には「社会人としてレベルアップしたい!」や「営業のノウハウを身につけたい!」といったことです。
業務遂行能力を向上させるためには目の前の仕事を頑張るしかありません。慣れない仕事や苦手な仕事でも回数や経験を重ねる度に業務を遂行する能力はしていきます。
業務遂行能力を向上させるためのポイントとしては「主体的であること」です。苦手な仕事や面倒な仕事であっても仕事を「やらされている」気持ちでは能力は向上しません。常に意欲的に業務に取り組むことを心掛けましょう。
仕事に役立つ資格を取ることによる経歴の向上!
キャリアアップの2つ目の意味は仕事に役立つ資格を取ることによる経歴が向上することです。具体的には「MBA(経営学修士)を取得する!」「ファイナンシャルプランナー資格を取る!」といった職務経歴書や履歴書に自信を持って書くことができる資格を取得するということです。
様々な業種によって様々な資格がありますので、ただ資格を取るだけでなく自分の会社や職種で必要とされる資格やこれから働きたい業種で必要となる資格等をしっかりとチェックし計画的に資格取得の勉強を進めることが大切です。
「取得した資格をどのように活かすか」がポイントになります。
これまでの経験を活かした転職による地位や給料の向上!
キャリアアップの3つ目の意味はこれまでの経験を活かした転職による地位や給料が向上することです。多くの方がキャリアアップと聞くと思い浮かべる「転職」がまさにこの意味になります。
しかし全ての転職がキャリアアップになるというわけではなく、地位や給料が上がらなければキャリアアップとは呼べません。キャリアアップを目指して転職する方は多いと思いますが、自分自身が思い描くような地位や給料が見込めない転職は考え直すべきです。
焦らずにしっかりと今の仕事で経験を積み実績を上げ、自分自身の評価が高まってから転職をすることがキャリアアップに繋がっていきます。
キャリアアップの4つの方法!自分が望む方法はどれか?
キャリアアップの3つの意味についてご紹介してきましたが、次はキャリアアップするための方法をご紹介していきます。先述したキャリアアップの3つの意味から方法を考えると、キャリアアップする方法は、「今の仕事で成果を出すこと」、「社内移動」、「転職」、「独立」の4つの方法のいずれかに限定されます。
自分自身の現状をしっかりと考慮したうえで、理想の自分に向かって自分自身が望むキャリアアップの方法を見つけていきましょう。
様々な努力や経験を重ね目の前の仕事で成果を出す!
業務遂行能力を向上させることによるキャリアアップの最も簡単な方法は、今の仕事の成果を上げるということです。現状の仕事の成果を考慮し、いかに成果を上げていけるかを考え日々の仕事に取り組みましょう。
そのためには、今以上の専門的な知識を身につけなければならない場合もありますし、より高度な能力を必要とされる場合もあります。
実際に自分自身が働く会社で成果を上げている人を参考にしたり相談したり、読書で様々な仕事に関連する知識を得たり、どのように行動するかといった戦略を立てたり等、自分自身で成果を上げていく方法を考えていきましょう。
職種の変更などで新しいスキルが身につく社内異動!
現在の職種以外の仕事を経験するための身近な方法は社内移動です。会社内の異動は転職と比べても変化は少ないですし、今の仕事をしながら情報収集や異動の準備もできます。
社会異動で担当する仕事や職種を変え、自分がこなせる仕事の幅を広げることも立派なキャリアアップなのです。今までの経験が直接的に活かされない職種を変える転職は難しいとされていますが、社内異動であれば難易度は高くありません。
また、「様々な職種を経験したい!」という仕事に対して意欲的な姿勢を会社側に示すことにより、会社での評価は高まる可能性もあります。
自分の市場価値を把握して高みを目指す転職する!
転職でのキャリアアップは、高い地位や高い給料を得るための転職とされていますが、20代ではこのケースの転職は少ないのが現状です。20代中盤までの転職は「第二新卒」という扱いが多いのです。
20代中盤を過ぎ管理職やはっきりとしたポジションが決まっている会社へのヘッドハンティングであれば、高い地位や高給職への転職が約束されます。
転職でキャリアアップを目指すのであれば、まずは転職エージェントと呼ばれる「有料職業安定所」に相談し、自分の市場価値が自分が望むようなものであることをしっかりと確認してから転職を検討することが大切です。
これまで培った経験や知識を活かして独立する!
独立起業をすることもキャリアアップの1つの手段として考えられます。独立起業することによりやるべき仕事も増えるので、様々な業務を遂行する能力は向上しますし、起業した経験が自分の経歴にもなるため経歴の向上という意味でのキャリアアップにもなります。
しかし、例え勤務先で培ってきた専門的知識や能力があったとしても、今までは「サラリーマン」という形で会社に守られて仕事をしてきたわけですから、独立後には通用しないことも多々あります。
独立起業を選択する前に独立しても充分仕事をしていける状態にあるのかを客観的に判断することが大切です。
キャリアアップは「いつ」「どのように」はじめるべきなのか?
キャリアアップの意味や方法をしっかりと理解することによって、自分自身のキャリアアップのイメージがより具体的になってきたと思います。次は、キャリアアップはいつどのようにしてはじめるべきかを説明していきます。
端的に説明するとキャリアアップをはじめる時期はキャリアアップを考えはじめた「今から」なのです。ご説明したようにキャリアアップの方法は様々ですが今やれることはあります。「キャリアアップしたい!」という気持ちが高まっているときこそ絶好の「はじめ時」なのです。
キャリアアップは「いつでも」「だれでも」はじめられる!
業務遂行能力を向上させるという意味でのキャリアアップはいつでもだれでもはじめられます。それは今目の前にある仕事を意欲的に取り組むことです。
キャリアアップの方法の中で最も身近で仕事をする回数が多く自分の能力を向上させてくれることこそ目の前にある仕事なのです。目の前にある仕事を精力的にこなすことの積み重ねが社内異動や転職、そして独立起業に繋がっていくのです。
今後のキャリアアップをしっかりと考えるのであれば、まずは目の前の仕事を着実に取り組み成果を上げていくことこそ一番大切なことでありキャリアアップの第一歩なのです。
まとめ
キャリアアップは仕事の技術を追及したり経験を積んだりすることもあれば、資格やスキルを身に着ける場合もあります。自分が描く「理想の自分像」によってキャリアアップの方法や方向性が変わってくるのです。
キャリアアップを考える前に、まずはしっかりとした「理想の自分像」を思い描くことから始めてみましょう。そして今回ご紹介したキャリアアップの意味と方法を踏まえ将来への道筋を立てやるべきことを実行していくことにより、思い描くイメージに近づくことができるのです。
はじめるなら「今」です。キャリアアップを意識し「理想の自分像」に向けた活動をはじめていきましょう。