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自分にとっての天職とは?天職の見つけ方と3つの心がけるべきこと

「天職」と聞くと何をイメージするでしょうか。自分の生きがいの仕事、または一生続けていくに値する仕事、自分合っていて、正に【水を得た魚】のようになれる仕事、などさまざまなことが思い浮かびます。

ここでは天職とはどのようなことなのかと、自分にとっての天職をどのようにして見つけて行けるか、などについて詳しく紹介していきます。また今後、天職に就くためのポイントについてもみていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

仕事の中での「天職」の位置づけがどうなのかを考える

仕事は大きく分けて次の3つに分類されると言われます。アメリカのイエール大学のAmy Wrzeniewski教授のグループは仕事を「ジョブ、キャリア、天職」の3つに定義しています。そして人は、現在の自分の仕事をこの中のどれかに該当すると認識しているのです。

まず「ジョブ」は、生活のために必要なお金を稼ぐためにする仕事です。正に仕事の根幹を示すものです。次に「キャリア」ですが、これは会社の中や社会の中での昇進や地位、権力、自己肯定感を高めるための仕事です。そして「天職」は、金銭目的や社会的地位を取り払い、自分自身にとって切り離せないと感じている仕事、仕事で社会貢献が可能と感じる仕事、また自分が生き生きして自分らしくなる仕事と、と定義付けています。

自分が天職に就いていると思っている人は、人生にも仕事にも満足感を感じているということなのではないでしょうか。

天職の見つけ方1:自分自身の得意な分野を冷静に分析してみる

自分にとっての天職を判断する方法は、まずは自分が好きな分野は何か?と自分問いかけてみることが必要です。改めて問われなくても、自然に湧き上がるものかもしれません。また、「好きこそものの上手なれ」という諺にもある通り、スムーズに難なくできることが、イコール好きなことである場合が多いようです。

次に、職務経験がある人は「今までの仕事の中で、成果を最も残せたものは何か?」を基準に分析してみる方法もあります。この分野では誰にも負けない、という得意な分野とは?と客観的に自分を見つめ直すことで、自然と見えてくるのです。

もう一つは、「他人から褒められ、上手だと言われたことがあるもの」は何かを思い返すことです。自分では気づかないことを、他人が発見しているということもあるのです。これらの3つの点から客観的に分析してみましょう。

天職の見つけ方2:自分がモチベーションになることをメモしてみる

次に、自分が知らず知らずのうちにどんどん夢中になり、モチベーションが上がるものは何か?を確認してみることを提案します。今までの仕事の中でも、長時間行っていても苦痛ではなくむしろ夢中になれる、と自分が感じた業務がありましたか?

このようにモチベーションが保たれる事柄を、小さなことでも全く構わないので一つ一つメモ書きしてみましょう。なるべく思い出せる限りたくさんの項目を書きだすことがポイントです。そして、それらを見直してみて、そこに共通することは何かを自己分析してみましょう。項目で人と接する内容の数が多い、一人でコツコツと取り組む内容が多くなっている、など傾向が見えてきます。

天職の見つけ方3:お金と仕事内容のバランスの考え方をまとめてみる

人間は生活の中で、バランスをとりながら生きています。仕事・お金・健康・家族・人間関係とどれが欠けていても、心の底から幸せとは言えないのです。それらに、ほどよいバランスがとれていることが人間の理想なのですが、なかなか上手くはいかないものです。

また、人によってもライフバランスの割合が違います。仕事の時間をたくさんとることが好きな人、とにかくお金を稼ぐことに重きを置いている人、など価値観によって違うのです。しかし、その中のどれかが極端に多くなり、他の時間が割けない極端な生活や仕事のやり方は、決して長続きしないと言えます。また健康を害し続けられなくなるケースも想定されます。

自分にとって、お金と仕事のバランスがどの程度であれば理想なのかを一度考えてみましょう。

天職の見つけ方4:職業の適正検査を受けて、自分の強みを客観的に見る

現代の日本は憲法にもあるように、職業選択の自由が当たり前の権利としてあります。自由に職業を選べるという自由な社会でありながら、自分が何をしたいか・何をすべきか、などについて迷っている人も多いようです。これは選択肢が多すぎて逆に決められないということと、自分の適性がわからないということの両方があるのです。

このような場合にピッタリな対策法は、適性検査を受けてみることです。各自治体にあるハローワーク(職業安定所)や、転職関係のインターネットのサイトなどでも無料で受けることができます。

このような検査で自分の強みや特性・性格を把握することで、本当の自分の姿を客観的に見ることができるのです。天職に巡り合えないと悩む人は、一度このような検査を受けてみるとよいでしょう。

天職を見つけるメリットとデメリットを理解しておく

天職についている、と自負している人は周りから見ても羨ましいと思うでしょう。しかし天職を見つけて働くことは、メリットもあればデメリットもあるのです。全てが良いことだけではないのです。まずメリットについてですが、言うまでもなく「自分が好きなことを仕事にして生計を立てている」という現状そのものに対し幸せな気持ちになる、ということです。

また、自分が生き生きを働くことで周りの人も幸せにしている、という自負もあるでしょう。一方でデメリットは「天職に就いていても、徐々に自分の理想からかけ離れていく」ということです。つまり、自分一人のためだけでなく、会社の利害関係や経営面で現実的な行動をしなければならない場合に矛盾を感じる、などがあります。これらをしっかりと理解しておきましょう。

天職探しの際に心がけるべき3つのポイントとは?

これまで天職についての定義や仕事の分析方法、メリット・デメリットなどについて述べてきました。ここでは、今現在の仕事が自分にとっての天職かどうかを見極めるポイントについて解説してきます。今の仕事をこなして、スキルを高めていくことで天職になるということもあるのです。

また、これから新しい仕事を見つける際にも、事前にどういった点に注目しておけばよいかがわかれば、より自分に合う天職に巡り合う確率が高くなるといえます。以下の3つの点を覚えておきましょう。

自分と周囲の人が喜びを感じることができる仕事かどうかを考える

まず一つ目のチェックポイントですが、仕事そのものが自分にとって純粋に楽しく思えて、喜びを感じるような仕事かどうか、ということです。そして同時に、自分が係った仕事の成果により顧客や職場の人が喜んでいる、と感じ取れるかどうか、という点です。

これは仕事を選ぶときに、自分が以前から就きたいと思って憧れていた仕事である、という場合には当てはまりやすいです。小さい頃から将来のなりたい職業として考えていた、というケースではこれに当てはまることが多いでしょう。仕事を始めてみると、現実は甘くないと感じるかもしれませんが、それを上回る喜びがある場合はこれに該当します。

実際に仕事をしたときに苦痛を感じないかを判断する

次のチェックポイントは、毎日の仕事が自分の心理上どのように影響しているのか、について見極めることです。仕事は大変なこと、困難、ルーティンワークなど一見苦痛なことが多いことが現実です。お金を貰って働くということは、そう簡単に楽しくはできないものです。楽でただ単に楽しいという仕事は、この世には存在しないのです。

しかし、仕事内容が大変さや苦労を通り越して、もはや心身ともに耐えきれない限界をこえるような場合は、それが天職とみることはできません。天職どころか長く続けることすら難しいでしょう。

自分の向上心と好奇心を満たす仕事かどうか検討する

さらに毎日の仕事をしていく上で大切なことは、今日よりも明日、来月、来年と年月と共に自分のスキルや経験値をアップしていけるかどうか、という点です。また、自分が今行っている仕事に対して、新たな知識の好奇心が持てるかどうか、も大事なポイントなのです。

毎日、毎月と同じ方法で仕事をしていて、業績に伸び悩みがでたときには、一度その方法を見直す必要があります。そのときに常にいろいろな方法やアイデアが頭の中にあれば、別の方法を直ぐに試すことが可能となります。同時に知的好奇心をもつことは、より仕事の幅を広げて、人間性をも高めていくことに繋がるのです。

まとめ

今回は、自分にとっての天職について解説してきました。仕事は人生においてもとても長い時間を費やします。仕事をすることの意味合いは、社会的貢献の役割とやりがい、自分と家族の生活の糧を得るもの、というさまざまな要素が混在しています。

自分が今後、天職に巡り合えるか、または現在の仕事が将来天職へと昇華できるのか、とうことは日々の心がけと、仕事内容と自分の適性を見極める力が重要と言えるのです。ぜひチェックポイントを確認して、自分にとって最もやりがいのある天職を見つけることができるように、行動に移してみましょう。

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