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マキャベリズムとは?この特徴に当てはまる人は周りにいるかも?

マキャベリズムと聞くと、聞きなれない言葉に感じますか?「君主論」を書いたイタリアのニッコロ・マキャヴェッリと聞けば、少しはピンとくるかもしれません。

目的のために手段を問わない考え方のことを指すマキャベリズム。その考え方をする人のことをマキャベリストと呼びます。

今回は、このマキャベリズムに注目して、詳細や彼らの特徴について考えていきましょう。特徴の部分では、自分や周りの人にあてはまるものがないか、確認しながら読み進めていくことをお勧めします。

目的のためなら手段を問わないマキャベリズムとは

マキャベリズムとは、自分の目的のためには人を利用することを厭わないことを意味します。この考え方は、「君主論」を書いたイタリアのニッコロ・マキャヴェッリによって提唱されました。

マキャベリズムは、精神科学で「邪悪な人格特性」3つのうちの1つと言われています。ちなみに他の2つはサイコパシー、ナルシシズムです。

今回はこのうち、マキャベリズムに注目しています。反社会的ともいわれる考え方ですが、ビジネスでは成功している人の多くにこの兆候が見らることが分かっています。そのため、マキャベリズムは必ずしも悪いものだとは言えません。

男女を比べると、女性よりも男性にマキャベリストの特徴が多くみられる傾向にあります。大人に限ったものではなく、子供でも見られることがあります。

マキャベリストの特徴

マキャベリストの特徴はとてもハッキリしています。しかし、相反した特徴があるため、なかなかどんな人なのか分からないと思われることも多いでしょう。

初対面では愛想が良くいい人そうに見えます。異性なら、いろんなことによく気づいて話しも楽しくて魅力的にうつることでしょう。

その反面、マキャベリストの一番の特徴ともいえるのが、目的のために手段を選ばない特徴です。人の気持ちは重要ではなく、目的をどうやって成し遂げるのかに重点が置かれます。そして、達成のためには嘘をついたり、人の心を操作することも厭いません。

愛想が良いので、始めは良い人そうに見える

目的のために手段を選ばない人がマキャベリストと聞けば、悪い人のように思えます。しかし、初対面や顔見知りぐらいの関係だと、良い人に思われることが多いのが彼らです。

それは、愛想が良いので良い人そうに見えるからです。ニコニコ笑顔で接したり、話をするのが上手だったりするので、一緒にいて楽しいと思う人です。

職場にいたり、関係が長くなっていったりすると、マキャベリストの本性が見えてきます。愛想が良かったのはうわべだけだったことが分かります。

仕事で成果を出すことは得意ですが、その成果の影では、誰かが蹴落とされている可能性が高いでしょう。

嘘をつくことに抵抗がなく、正当化しようとする

目的のために手段を選ばないので、嘘をつくことも悪いとは思っていません。自分が重要視することのためだったら、嘘をつくことも仕方ないと考えます。

嘘をつくときに、ダメなことだとわかっていて、罪悪感を感じながらもする人が多い中で、彼らは違っています。倫理観にかけているので、良心が傷むこともないようです。

さらに、嘘をつくだけでなく、その嘘が必要なものであるように正当化します。自分は間違っていないことを正当化しようとします。

そのため、嘘をついたことが周りから見て分からないことも多々あります。まわりはこういったマキャベリストの性格に振り回されることがよくあるでしょう。

目的のためならどんな手段も選ばない

目的を達成するために手段を選ばないという人はマキャベリストの特徴として出されることが多いものです。一般的な人は、目的のために努力をしたり、誰かに協力してもらったりする一方で、他人を出し抜いてまで達成しようとは思っていません。

しかし、マキャベリストの場合は、倫理観や道徳心というものがあまりありません。目的達成のために、誰かが犠牲になることはやむを得ないと考えます。

そのため、まわりから見れば、マキャベリストは自己中心的でワガママだと思われるでしょう。実際そうなのですが、本人からすると、それは目的達成が何より重要だから仕方ないとしか思っていません。

人心操作(人の心を操作すること)が得意

マキャベリストは目的を達成するために、迷うことなく人を利用します。自分に足りない能力は、その分野が得意な他の誰かにまかせます。

周りの人は、多くの場合、彼らに利用されているとは思っていません。協力している、手伝っていると思うことがほとんどです。

それは、マキャベリストが人の心を操作することが得意だからです。持ち前の愛嬌で人を惹きつけ、頼み事をして、自分の目的のために動いてもらいます。

これが頻繁に起こると、私は利用されているのではないか?と感じる人もいます。しかし、そこでも人心操作でマキャベリストは上手く切り抜けます。

成功している人にマキャベリズムが多いってほんと?

歴史上の人物では、豊臣秀吉や織田信長はマキャベリストだったと言われています。冒頭で述べた「邪悪な人格特性」3つを覚えていますか?サイコパシーとナルシシズム、そしてマキャベリズムの3つです。彼らは、この3つの特徴を合わせ持っていたとも言われています。

秀吉はこの3つの特性を持っていたからこそ成功したとされています。3つの特性は、意外にも人を惹きつける魅力があるからです。そしてもちろん、手段を選ばず目的達成のために全力を注ぎました。

マキャベリズムの考え方をする人に上司やリーダー、経営者が多くいます。人は彼らに惹きつけられ、ついていきたいと感じます。マキャベリストが組織にいると、問題や争いがあるにしても、成果を上げる点から彼らは重宝されます。

マキャベリストの成功の影にあるもの

マキャベリストは経営者やリーダーなど成功する人が多い一方で、その成功の影にはたくさんの人がいます。競争相手に蹴落とされた人、目的達成のために利用された人などです。

組織でリーダーとなった場合は、多くの人を引っ張るカリスマ性や魅力が高いことから、その力を発揮します。しかし、そこまでに至る経緯で、人を上手く操作しながら、上を目指していきます。

例えば、出世が目的なら、同僚や先輩と仲良く協力して仕事を進めていくことに全く興味がありません。出世のためには人の気持ちはどうでもよく、どんどん上へと昇りつめていくでしょう。

組織の中で、マキャベリストがいると、数々の問題も報告されています。彼らの中には、インサイダー取引や汚職、横領などをする人も多いことが知られています。

まとめ

マキャベリズムの特徴を見て、当てはまる人が想像できたでしょうか?もしかしたら、自分がその特徴を持っているという人もいたかもしれません。

「邪悪な性格特性」という名前から嫌厭されがちですが、マキャベリズムという考え方は必ずしも悪いものではありません。仕事ではむしろ、その性格が成果を上げることにつながるので、良い特徴だともいえます。

しかし、目的のために手段を選ばない考え方が強すぎるということは、人間関係に影響を及ぼすこともあります。倫理観や道徳観にかけていることも問題になります。

何事もほどほどにが一番。もしマキャベリズムの特徴にあてはまるなら、偏り過ぎないように少し注意するのも良いかもしれません。

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