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NLPとはどんなもの?意味を理解し3カ月で人間関係を良くする

NLPという言葉を聞いたことがありますか?この言葉はまだあまり一般的ではないかもしれませんが、人と人とのコミュニケーションを取るときに、誰もが気付かずに行っている行動心理学なのです。このNLPが持っている意味と、ビジネスや日常生活での有効な使い方について、詳しく紹介していきます。

今までNLPを知らなかった人は、ここで内容を理解して使ってみることで、より効果的な対人コミュニケーションが取れるようになるでしょう。また、NLPを知っていた人も、より深く理解して方法を覚えることでビジネスに活かしていけるでしょう。

もくじ

NLPという言葉の意味とその由来について知ろう

「NLP」という言葉は、英語では「Neuro-Linguistic Programing」といい、そのイニシャルをとったものです。日本語に直訳すると「神経言語プログラミング」となります。このことが表す主な意味は、人は自分の五感を通していろいろな出来事を体験しています。

そしてそこで体全体から得る情報を、「言語」として受けとめます。そして自分からも言語や表情、目線、身振り手振りを通して相手とのコミュニケーションを取るという順番になります。

このような人間の考えや行動のパターンをコンピューターのプログラミングのように書き換えることが可能だという考えが「NLP」なのです。NLPはこの法則を実行しなくても、NLPの前提を理解しておくだけでも、日常生活やビジネスで大変役に立ちますので、ぜひ理解してみましょう。

NLPを身につけるとどんな効果やメリットがあるの?

NLPは理解して身につけることで、日常生活やビジネス上で大変メリットがあると言われています。良いものと分かっていても、具体的にどのような場面で効果があるのかというのは、なかなか分からないものですね。ここでは、NLPを身につけることで有効になる相手とのコミュニケーションについて見ていきます。

自分自身を分析して目標に近づく、お互いのコミュニケーションがスムーズになる、自分自身のコンプレックスの解消、などの事柄はどういうことなのかを見ていきましょう。

自分自身を分析してより目標に近づくことができる

NLPは相手の行動の分析や、自分から相手に発信する際の技術だけに有効な訳ではありません。自分はどのような人物なのか?という自己分析をしっかりする際にも、大変有効な方法なのです。つまり「自分の内面の整理と人生の方向性の探求」に効果的を言えるのです。

毎日忙しい人でも。時には自分自身を振り返る時間を設けて、自分の内面と向き合いこれからの自分の人生の方向性などについて自答することは大切です。その際に、自分の心理状態を見極めて

自分が大切と思うものや夢は何なのか、どのような生き方をしたいのか、を明確にして次のステップに踏み込む準備をしていきます。このことでより目標に近づくと言えるでしょう。

人と人とのコミュニケーションがよりスムーズになる

人間は大人になる課程で、人とのコミュニケーションの取り方や程よい距離を保つ方法を覚えていきます。これは自分の経験を生かした学びです。これと同時に、NLPを通してしっかりとした心理学と理論を元に、コミュニケーションスキルを学ぶことによって、人間関係に大きな変化を作り出すことができるのです。

このスキルによってより深い人間関係を築き、信頼関係を構築することも可能になるので、ぜひ学んで実践していきましょう。

NLPの実践学の項目は、自分の考えやメッセージを相手にどうやって伝えていくか、ということや、効果的なメッセージの伝え方、などの項目も入っていて効率的学ぶことができます。

自分の中のコンプレックスや悪いクセを解消できる

NLPは自分自身の中にある悪いクセやコンプレックスを解消するということにおいても、効果を発揮します。人は誰しも大小に関わらず、心の中に傷やコンプレックスを持っているものです。

それを気にしすぎるとトラウマになってしまうのですが、NLPを学び実践することでコンプレックスという重荷を一旦下ろして、より楽に生きられるような状態になっていきます。そのことによって、自分の持っている能力をより発揮しやすくなり仕事をする上でも、より生き生きとできるようになるのです。このようにNLPは人間の内面に対しての学びにもなり、効果を発揮します。

NPLを学ぶ方法にはどのようなものがあるの?

NLPはどこでどのようにして学ぶことができるのでしょうか。NLPは日本では、まだまだ馴染みのない学問ですので、学べる場所を探すことから始めなくてはなりません。代表的な勉強方法は書籍を購入して一通り読み。独学してみることです。そしてその後にまだ学び足りないというようでしたら、専用の講座を受講してみることをおすすめします。

講座を受講することのメリットは、実際の専門化からの授業を受けられるということと、実体験ができるというところです。また、自分の理解が足りないところがあれば、すぐに教えて貰えるというところもメリットと言えるでしょう。しかし、このような講座は大都市で行われていることが多く、近くに講座が開設していない場所に住む人にとっては、ハードルが高いといえます。

人間関係を改善する日常でのNLPの実践方法4選

人間関係をより良くするために、NLPの理論を活かしていくことは可能です。ビジネスや友人関係、恋人関係、家族との人間関係と幅広く応用して実践することができるのです。今まで人間関係があまり上手ではない、または苦手としていたという人でも、このNLPを学んで少しずつ実践することでスムーズな人間関係が実感できるのです。

日常生活で実践できる具体例は主に次の4つの方法が挙げられます。自分ができることから取り組んでいってみてはいかがでしょうか。

自分の心を開き相手の心も徐々にオープンにしていく

心理学の言葉で「ラポール」というものがあります。これフランス語で関係を表す言葉ですが、相手が自分に対して心を開いている状態のことです。この状態だと、お互いが信頼感と安定感のある状態で打ち解けた状態と言えます。まずこのラポールの状態を作るためには、前提として自分が相手に対して心を開くことが大切で大前提となります。

そして、相手の心を徐々に開いていくのですが、これは相手は無意識に行うものなのです。知らず知らずに相手が自分に心を開くためには、こちらが充分なラポールを使ったコミュニケーションを取っているということになります。相手の心を自然に開くことができるツールと言えるのです。

意識的に相手のペースに話や行動を合わせてみる

話をしているときに、相手の話のスピードに合わせる手法をペーシングと言います。その名が示すように、相手の話すスピードや声の大きさ、表情、感情の起伏、身振り手振りなどを相手に合わせるという技術のことです。女性がグループで話すときに、全員が大きな声になったり早口になったり、笑い合うという行為は無意識に全員がペーシングをしているということになります。

NLPを始めとする心理学においては、話をしている場合、その内容そのものよりも表情やポーズ、目線・視線、声の質や大きさなどが相手に印象に残る、というデータが出ています。ページングは相手に対して自分が心を開いている、という合津になるのです。

会話のときにバックトラック手法を使ってみる

もう一つご紹介したいNLPの方法が、相手と会話をしている最中に「バックトラック手法」を使うということです。バックトラックとは直訳すると「今来た道を引き返す」という意味です。これを会話に置き換えると、相手が話した言葉をそのままなぞらえて、繰り返すということです。日本語の別の言葉では「オウム返し」とも言います。

例えば相手が、「最近、○○で悩んでいる」と相談してきたとしたら、会話のどこかに「○○で悩んでいるんだね」と同じ言葉を挟んで相手に返してみましょう。この時気を付けたいことは、全ての言葉をそっくりそのまま返してしまわないことです。場合によっては相手は自分が馬鹿にされていると感じてしまうからです。

相手の体の動きから考えていることを理解する

NLPの技術の中で、最も一般的なことが「相手の視線の動きをみて、心を見抜く」ということです。この技術法をNLPでは「キャリブレーション」と呼びます。一般的に知られていることでも、嘘をついているときには視線が左右に泳いでいる、などの動きとなって表れることは、多くの人が知っていることですね。

このようにキャリブレーションとは、相手の非言語から発せられる情報を上手く読み取り、相手の状態を判断することなのです。非言語とは「声のトーン、声のテンポ、表情や視線、しぐさ、動作、ジェスチャー、相槌、顔色、汗」などを主に意味します。非言語から発せられるコミュニケーションは、行っている本人ですら認識していないものです。しかしこれは大きなシグナルとなり、相手に伝わっているものなのです。

まとめ

ここまでNLPについて、表す意味と現実社会で活かす場面、そして、主な勉強方法、NLPを自分のものとしたときのメリットなどにについて解説してきました。NLPは普段は気がつかないうちに、行っていることも多い心理学の一種です。NLPを知っている人と知らない人を比較した場合、知っている人はよりスムーズにコミュニケーションがとれるだけでなく、自分自身もストレスが少ない状態で会話を楽しむことができるのです。

大事な人との会話や、ビジネス上でのコミュニケーションを円滑に摂りたい人にピッタリのNLP。また、自分自身を見つめ直したいときにも、とても役に立ちます。ぜひ一度学んでみて普段の自分の仕事やプライベートに活かしてみてはいかがでしょうか。

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