職場の悩み

怒鳴るのはパワハラになる?指導的な3つの怒り方とパワハラの対処法

社内に「怒鳴る人」がいると、その場の空気が悪くなったり、そこにいる人々が萎縮してしまったりと、いやな気分になりますよね?「もっと冷静に叱れば良いのに」と不満を持つ人もいるでしょう。今回はこの「怒鳴る」という行為が必ずパワハラになるのか?ということについてのお話です。

「いつも怒鳴っているあの人」がもしかしたら悪い人じゃないかもしれない?と思っているのであれば、この機会に確かめてみましょう。もしかしたら、怒鳴る人の新しい一面を見つけることができるかもしれませんよ。

「怒鳴る」行為はパワハラ?裏側にある想いを見抜いてみよう

パワハラの特徴として「怒鳴る」というものがあります。大声で人を威圧することは、確かにパワハラですよね。

でも、一部では「パワハラと一括りにするべきではない」という見方もあります。これは「熱心だからこそ、声を荒げて接してくる」という考え方です。怒鳴るという行為には体力が要るものです。だからこそ、その力を使ってまで、人に向き合っている人、と考えるべきという人もいます。

大事なことは「その怒鳴りがどんな気持ちで出てきているのか?」ということではないでしょうか?ただの気まぐれで怒鳴っていればパワハラですし、相手に強く訴えたいと思って怒鳴っているのであれば、それは熱心な指導なのかもしれません。この二つの見方が混在していることで「怒鳴る」という行為の真意を判別しにくくなっています。

「怒鳴って指導するけど本当はよい上司」が持つ3つの特徴とは?

では、実際に「怒鳴る」という行為を「熱心な指導」を真意として行っている人にはどんな特徴があるのかを見てみましょう。

「あの人は怒鳴るけど、すごく熱い良い人」と言われている人には共通する特徴が3つあります。もちろん、熱い人であれば怒鳴って良いというわけではありません。でも、相手が好意的かそうでないかを知っておくことは損なことではありません。

同じ怒鳴られるという状況でも「自分のことを想って言ってくれている」ということがわかっていれば、あなたが受けるダメージも少なくて済むでしょう。

怒鳴っていても筋が通っていて自分本位な言い回しが少ない

パワハラとして怒鳴る人の多くは「その日の気分」に左右されています。イヤなことがあったら怒鳴る、面白くないことがあったら怒鳴る、思い通りにならなければ怒鳴る、などです。いわゆる「八つ当たり」ですね。

でも、パワハラではなく指導として怒鳴っている人は、「いつも同じことで怒鳴る」、または「怒鳴られる内容に筋が通っている」という特徴があります。つまり、気分や感情に動かされるのではなく、「必要だから」怒鳴っているのです。

誰かに迷惑をかけることをした時や、自分の立場を粗末にするような振る舞いをした時に怒鳴られるのであれば、それはあなたのことを想って怒鳴っている可能性が高いでしょう。あなたの立場が悪くなることを懸念して、怒りの気持ちをぶつけてきている可能性が高いでしょう。

怒鳴るまでに冷静な指導をしている

いつも怒鳴っているわけではなく、冷静な指導もしてくれる人も、パワハラで怒鳴っている人ではないでしょう。何か事が起きなければ怒鳴らない、何かが起これば怒鳴る、というのは通常の「指導」です。

もちろん、それであっても怒鳴るという行為は良いことではないかもしれません。できれば、その人が持っている熱い気持ちは別の形で表して欲しいものですよね。

でも、熱い人の中には日頃抑えている気持ちを「怒鳴る」という形で伝えてしまう人もいるのです。その怒鳴りの中には「あなたに成長して欲しい」「もっとできるのだから頑張って欲しい」という気持ちが込められているのかもしれません。

日頃の冷静な指導を思い返して、「何度も同じことを言わせているのではないか?もどかしい気持ちにさせているのではないか?」と少し考えてみるのも良いでしょう。

怒鳴るだけでなく、上手くいった時にはきちんと褒めてくれる

怒鳴る人がパワハラかどうかは、物事が上手くいった時の反応でわかることが多いものです。「やったじゃないか」「良くできている」と、素直に褒めてくれるのであれば、その人はパワハラではないでしょう。

いつもあなたが成功するために怒鳴っていたということがこれでわかります。人によっては、わかりやすい褒め方ができない人もいますが、意識して観察しておけば、褒めてくれているということがわかるでしょう。

もし、何か上手くいった時に褒めるなどのアクションを起こさなかったり、難癖を付けてきたりするようなことがあれば、それはパワハラの可能性が高いでしょう。パワハラをする人は、自分が怒鳴りつけている人が成功することを嫌います。いつも自分が虐げていたい人が上手くやると、別の理由で怒鳴りつけたくなるものです。

パワハラかどうかは受ける側も大切!まずは話をじっくり聞いてみよう

パワハラやセクハラは線引きが難しく、別々の人が同じことをされても受け取り方が違うものです。基本的には「相手のことが好きか嫌いか」というところで判別されます。つまり、パワハラかどうかを決めるのは、怒鳴られた側の人間ということです。

その怒鳴り方に、言葉とは違う愛情のようなものを感じることができれば、パワハラとは受け取りません。

今はパワハラという言葉が広く認知されているので「怒鳴る=パワハラ」と短絡的に受け取ってしまう人もいます。怒鳴られたことで悲しい気持ちになったのであれば、それは内容によらずパワハラかもしれません。

でも、安易にパワハラという言葉に結び付けることで、せっかくの相手の愛情に気が付けないのはもったいないことではないでしょうか?「自分はどう感じているのか?相手の怒鳴りを理解できるか?」という視点で一度考えてみると良いでしょう。

もし明らかにパワハラな怒鳴り方をする上司だったらどうする?

ここまでは、実は愛情をもって怒鳴ってくる上司の特徴を紹介しました。ですが、世の中には感情に身を任せて攻撃的な感情で怒鳴ってくる上司もいます。その場合には、どう対処したらよいでしょうか?

ここでは、その対処法をご紹介します。

上司が怒鳴るポイントや重視していることを理解する

怒鳴るということは、なにかしらの落ち度があるということでもあります。ただし、「落ち度」という評価は人によって異なります。Aという上司は同じ事実を見ても落ち度とは思わず、Bという上司は明確に落ち度だと評価する、ということは往々に起こりえます。

ですから、上司が日頃何を大事にしているのか、そして、どうすれば評価されるのかを観察してみましょう。そうすると、少しずつ怒るポイントが見えてきます。また、起こられたとしても、

感情的な上司は日頃から評価を上げておくしかない

ただし、単に虫の居所が悪くて怒鳴ってくる場合には対処のしようがありません。このタイプの上司は台風のようなもので、嵐が通り過ぎるのただ待つしかないのです。

ですが、嵐が通過するポイントというのはある程度決まっており、滅多に通らないルート、つまりほとんど怒鳴らない対象がいるのも事実です。

そしてその対象というのは、日頃から目をかけている人、高い評価を得ている人です。ですから、怒鳴られないようにするためにはできるだけ日頃から評価を高めておくしかありません。もちろん、どうすれば評価されるのか?を観察しておくことも大切です。

人事部にパワハラの相談をする

組織というのは、必ず人の異動が起こるものです。それにはいくつかの理由がありますのが、その一つに挙げられるのが組織の生産性を最大限に高めることです。そして、その要素として人間関係や円滑なコミュニケーションを重要視します。

何故なら、人間関係が円滑になっていないと、業務が滞って生産性が低くなること、またはスタッフが辞めて単純に労働力が低下してしまうからです。それを避けるために、人事部は各セクションに所属するスタッフの意欲を調査し、いかにやる気を上げていくかを考えているのです。

ですから、人事部に相談することでセクションを問題点を伝え、そして議題の一つしてもらうことで、上司、もしくはスタッフの入れ替えを検討してくれるでしょう。ただし、日頃の業務にしっかり取り組んでいないとただの愚痴だと認識されてしまいかねませんから、真摯に仕事に取り組む姿勢が大切です。

まとめ

「怒鳴る人が好き」という人はあまりいませんよね。それが仕事上の付き合いともなればなおさらです。今は世の中の風潮から、どの企業も「パワハラ」についての注意喚起が繰り返しされています。そんな状況でもまだ怒鳴っているという人は、「性格的に問題のあるパワハラ人間」または「自分の想いを相手に何としても伝えたい人」のどちらかと言えるでしょう。

怒鳴られて萎縮をすると、さまざまなことが上手くいかなくなる人もいます。怒鳴られた方が頑張れるという人もいます。結局は自分次第です。相手がしていることがパワハラかどうか?と考えるよりも、自分の感覚に従って受け止めた方が良いのではないでしょうか?その上で、怒鳴る相手について行けるか、行けないか?もう一度考えてみたいですね。

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