職場の悩み

仕事で空気を読む力を手に入れるには?原因や方法、例外など

「空気を読むのはむずかしいなぁ…」と感じたことはありませんか? この“空気”というものは曲者で、場の空気が読み取れないことで悩む人は少なくないでしょう。

  • 自分が話していると周りが静かになる
  • 話しかけたら嫌な顔をされる
  • 「もう少し空気を読んだほうがいい」と言われる

などに経験がある人は要注意。もしかすると、職場の空気が読めていないのかもしれません。

そこでこの記事では、仕事で場の空気が読めない原因や、空気を読む力をつける方法を紹介していきます。

空気が読めないのは相手の気持ちを理解できないから

空気が読めないというのは、言い換えれば「周りが望んでいる行動ができていない」ともいえます。そしてその原因が、相手の気持ちや考えを理解できていない、ということでしょう。

中には「相手の気持ちを知ろうと努力している」と感じる人がいるかもしれませんが、相手の気持ちや考えを汲み取るのはとてもむずかしいこと。少し考えて理解できるものではないのが事実です。

相手の気持ちが理解できていないと、相手がどんな気持ちで何をしたいのかがわからず、自然に自分の価値基準で行動してしまいます。その結果、周りからすると“空気が読めない人”になってしまうのです。

つまり、空気を読む力をつける上で大切なのは、相手の立場になって気持ちや考えを読み取る力、とも言い換えられるでしょう。あくまで、自分目線ではなく相手視点で行動することで、空気を読む力が養われていくはずです。

空気を読む力を身につけるための方法とは?

場の空気を読むために必要なのは、相手の立場になって気持ちや考えを読み取る力、です。この力さえ身につけば、自然に仕事やプライベートでも空気を読む力が養われていくでしょう。

とはいえ、必要な力がわかったところで、力を手に入れるための“方法”がなければ意味がありません。力を身につけるための方法を知り、継続的に意識することから始めましょう。

そこでここからは、相手の立場になって気持ちや考えを読み取る力を身につけ、空気が読めるようになるための方法を紹介していきます。

相手の立場や考えを想像!相手の気持ちを理解する

まず、空気を読む力を磨いていくためには、相手や周りの気持ちや考えを読み取っていく必要があります。ですので、常に「相手はどう考えているのだろう?」「何をしたいのだろう?」と想像するクセをつけていきましょう。

もちろん、完全に他人の気持ちを理解するのは困難なことです。しかし、相手のことを考えるクセをつけることで、間違いなく“力”は養われていきます。

たとえば、職場の食堂にて4人で昼食をとっているとしましょう。その中でひとり、会話に入られていない人がいたら、あなたはどうしますか?

その場合、まず相手の立場になってみます。「本当は会話に入りたいんじゃないか?」「実はこの話に興味がないんじゃないか?」など、相手の考えや気持ちを想像してみましょう。そしてその結果、あなたが「この人は〇〇してほしいのだろう」と思えた行動を実行してみてください。

表情や仕草を徹底的に観察!好き嫌いは顔に出る

空気を読むためには、相手の立場や考えを想像するクセをつける必要があります。しかし、想像するだけでは根拠が薄く、内面まで完璧に理解するのはむずかしいでしょう。ですので、判断材料のひとつとして、相手の表情や仕草を観察するようにしてみてください。

表情や仕草というのは、本人が思っている以上に内面を表しています。特に“好き”や“嫌い”といった感情は、本人が意識していなくても表情や仕草に出ているのです。これは、相手の“本音”を読み取るチャンスであるため、活かさない手はありません。

そして、この無意識に出る表情や仕草を観察して、相手の気持ちを想像する判断材料としましょう。日頃から相手の表情や仕草を観察しておくことで、何か違う表情や仕草を見て「いつもと何か違うな?」と感じ取れるはずです。

人の話をきちんと聞く!話すことばかりに集中しない

空気が読めていないということは、相手や周りが望んでいないアクションをしてしまうことに原因があります。この状況を避けるためにも、相手の話をよく聞く習慣をつけるようにしましょう。

というのも、基本的に相手が話している最中は、その人自身が話したいことを話すケースが多いため、自然と満足感が高い状態になります。そして、その話に興味を持って耳を傾けることで、相手はより満足感を得られるでしょう。

実は、空気を読む力が低い人ほど、自分の話をしたがる傾向にあります。「自分が、自分が…」と話し出してしまうため、相手の気持ちや考えを押しつぶしてしまっているのです。

また、相手の話を聞くというのは、その人の情報を集めるチャンスともいえます。相手が発する言葉やボディランゲージから、相手を理解するための努力をしていきましょう。

先入観は厳禁!相手をわかったつもりにならない

空気を読む力を養うためには、表情や仕草を観察し、相手の考えや気持ちを想像することが大切、とお伝えしました。しかし注意したいのが、相手のことを「〇〇な人だ!」と決めつけて先入観を持つこと。下手な先入観は、コミュニケーションの不具合を起こしかねないため注意が必要です。

間違った先入観は、その場の空気や関係性を壊すもの。たとえば、相手のことを「真面目な話が得意じゃなく、フランクに話すのが好きな人」と、決めつけていたとします。

その中で、相手が真面目な話をしている最中にフランクな受け答えをしていれば、相手の逆鱗に触れてしまう可能性があるでしょう。なぜなら、相手は真面目な話をすることを不得意としておらず、その場では真面目な話をしたかったから。

このように、下手な先入観は場の空気を壊してしまう可能性があります。ですので、あくまで「〇〇な人かもしれない」と、決めつけないような形で相手の気持ちや考えを想像しておくのがベストです。

空気の読みすぎは注意!自分の主張が必要な場合は?

仕事をする上で、空気を読む力は必要なヒューマンスキルのひとつとして認識されています。特に日本では、場の空気に合わせることが正しいと考える傾向があるため、社会人として働く上では必須スキルといえるでしょう。

しかし、仕事においてすべての場面で空気を読んでいれば解決する、というわけではありません。時には、場の空気に逆らってでも発言したり、行動を起こしたりする必要もあるのです。

そこでここからは、仕事において空気を読む必要がない“例外”的なケースについて紹介していきます。

間違いを通さない!こちらが正しい場合は遠慮なく

まず多くあるパターンとして、間違った意見とわかっていながらも、場の空気を尊重して見て見ぬふりをしてしまうことが挙げられます。この場合、たとえ場の空気を乱すことがわかっていても、遠慮なく反論するなり、反対意見を述べるなりするべきです。

これは、空気を読んでいるのではなく、間違いに対して見て見ぬふりをしているだけ。それでは間違った意見がまかり通ってしまい、職場のどこかしらで不具合が起きてしまう原因となります。

特に日本の会社では、

  • 上司が出した意見だから採用される
  • 周りも残業しているから自分も残る
  • 怖い人に言われたことには反論しない

といった“独特の空気”があるはずです。これらに対して「周りも反論しない空気だし…」「みんな残業してるし…」と考えてしまうのはオススメできません。

空気を読む力というのは、周りとのコミュニケーションを円滑するための力にあって、間違った物事を見て見ぬふりする力ではない、と覚えておきましょう。

会議では自分の意見を!周りに合わせたら意味がない

仕事をしていると、会議などで“アイデア”を出す機会があります。その場で、空気を読んで「自分の意見を言うのはやめておこう…」と考えてしまう人が多くいますが、空気を読んで自分のアイデアを押し戻すようなことはやめましょう。

  • 上司が出した意見が通りそうだから
  • みんなも会議を終わりたいだろうから
  • 意見がまとまりそうだから

と考えすぎて発言を控えると、その会議にいる意味がなくなってしまいます。そうなれば、会社にとっても“不利益”となる結果になってしまうでしょう。

それに、会議に参加している人が本気で「良いものを作りたい!」と思っていれば、たとえ自分の意見に反する部下からの反対意見でも、素直に受け入れるはずです。もちろん他の意見を尊重する気持ちも大切ですが、あなたの中にアイデアがあれば、遠慮せずどんどん発信していくようにしましょう。

まとめ

空気を読む、という行動は、現代社会を生きるにあたって“当たり前のこと”になっています。特に日本ではその傾向が顕著であり、空気が読めない、というだけで批判を受けることがあるかもしれません。

もちろん、空気を読む力は仕事でもプライベートでも大切な力です。空気を読めるということは、相手の気持ちや考えを想像できるともいえるので、その力はさまざまな場面で役に立つでしょう。

ただ、どんな場面においても空気を読んでおけば間違いない、というわけではないのも事実です。明らかな間違いに対して見て見ぬふりをしたり、気を遣って自分の意見や考えを押し戻したりするのは“気にしすぎ”ともいえます。

ですので、相手の考えや気持ちを理解する努力をして空気を読む力を養う一方で、場面によって「いまは本当に空気を読むべきなのか?」と考える力も身につけておきましょう。この2つの力をうまく使い分けていけば、“上手に”空気を読めるようになるはずです。

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