職場の悩み

新人は放置されないように行動しよう!直ぐにできる3つの対策

企業によっては、新人の研修段階であっても、放置されてしまうことが多いのではないでしょうか。

たとえば、研修が「研修になっていない」ところです。企業理念やどういった施設があるか説明を受けた後に、「右も左も分からないうちにすぐに現場に配属された」といった方もいますよね。

なかには、配属されたばかりの新人に対して、「自分のことは自分で考えろ」と言ってくる企業もあります。

では、どういったことに気をつければ良いのでしょうか。そこで今回は、直ぐにできる3つの対策についてご紹介していきます。

もくじ

OJTで新人放置問題が発生!上司は新人に教育する余裕がない

新人からすると、企業に入ってしばらくすると、こういった思いが芽生え始めます。

「教えられていない問題で怒られても、どうしたらいいか分からない」

「分からないことがあったら、自分で動いて質問して」

おそらく、ほとんどの新入社員が経験することではないでしょうか。

実は、上司も新人を教育しなければいけないのですが、常に仕事を教えられるほど暇ではないのです。上司の中には、自分が教えたくないからといった理由で、部下に後輩の指導をさせて両方のレベルを上げようとする方もいます。

結局、忙しくて誰にも聞けずあなたの責任になって、あなたが怒られるサイクルが発生しているのです。

新人は放置されていると会社にいるのが辛くなる

あなたは、こんな経験がありませんか?

分からない仕事があったので、先輩や上司に相談をしました。すると、「こっちでやっておくから、いつもの仕事に戻ってくれ」と言われて、いつもやっている仕事をしていました。そのまま、上司に渡した仕事の「答え」が分からなくなってしまうことはありませんか?

つまり、上司が答えを教えてくれず、仲のいい部下とだけ情報を共有し合うことがあるのです。すると、新人のあなたには情報が入ってきません。

それによって、同じ仕事が来ても「前回もそれやったよね?覚えてないの?」と、なぜかこっちが悪いみたいな扱いを受けます。これが繰り返されると、会社にいるのが辛くなってしまいます。

新人は放置されないように自分で行動しよう!直ぐにできる3つの対策とは?

では、新人は放置されないためにどういった行動を取ればいいのでしょうか。

まず、原因として考えられるのは、あなた自身の行動力不足です。「何を言っているんだ」と思う方もいるでしょう。しかし、実際には放置されていようが、めげずに何度も質問をする行動を取っていると、環境は変わっていきます。

たとえば、先ほどご紹介した中で仕事の情報が共有されないときは、何回も質問するようにしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、上司の伝え忘れの可能性も否定できませんよね。

あるいは、上司からすれば「中堅社員に教えたから、情報を拡散してくれるだろう」と勝手に思い込んでいることもあるかもしれません。そこで、行動力を補う3つの対策をご紹介していきます。

コミュニケーションを取る!新人は職場に馴染もう

まずは、職場に馴染むことから始めていきましょう。

「コミュニケーションがうまく取れない方」は、とにかく周りで飛び交っている会話に耳を傾けてみましょう。そうすれば、同じ職場の誰が何に興味があるか分かることがあります。

職場の人も、一日中仕事の話をしているわけではありません。なかには、世間話が好きな方もいることでしょう。仕事が空いた隙を狙って、会話をしてみても良いかもしれませんね。

ただ、「職場に馴染むこと」だけを目的とすると肝心の仕事に影響が出てしまうので、そこはあなたのさじ加減といったところでしょうか。

指示待ちではダメ!新人でも手伝えることをしよう

指示だけ待っていても、仕事は進みません。次に何をすれば良いか分からないからです。まずは「新人でもできること」をしてみてはいかがでしょうか。

初歩的な仕事でもかまいません。今のあなたにできる仕事を、率先してやってみるようにしましょう。

指示を待っている方だけをみると、周りが忙しいと特に目立ちます。忙しすぎてバタバタしているところを見て、初めて動き出す方もいます。そういった方々は、必ず社員の誰かしらが見ていて評価されています。

社内の評価は大事ですので、あなたの身の丈にあった仕事を率先して取り組むようにしてみてはいかがでしょうか。

仕事の資料を読んで疑問点を洗い出す!分からないところを聞こう

仕事の内容をメモするときに良くあるのが、「これはこうなんだ」と情報を鵜呑みにしてしまうことです。もしメモした仕事内容でイレギュラーなことが起きたら、すべてあなたの責任になってしまいます。それは避けたいですよね。

そこで、自分でメモした内容を読んで、「本当にこの対応の仕方は合っているんだろうか」と疑問点を洗い出してみましょう。次に行うべきことは、浮上した疑問点を「すべて聞くこと」です。

日本人に多いのが、謙遜です。謙遜は大切なことですが、仕事仲間にまで謙遜していたら、業務を効率的に回すことができません。そこで、先輩や上司がよほど忙しくないときは、あなたが思っている疑問点をすべて聞いてみましょう。

新人放置問題が解決しない時は上司に相談しよう

上記3つの対策を講じても、あなたのような新人を放置する問題が解決しないときは、上層部にかけあってみましょう。

上司に相談することも一つの手段ですが、上記3つの対策をしているところをみていれば、放置することはあまりないと考えられます。むしろ、もっとレベルの高い仕事に抜擢しているはずです。

もし、新人教育がいい加減な企業であれば、退職を考えてみても良いかもしれません。会社を辞めたからといって、就職先が見つからないかといったら、そんなことはありません。

もし転職活動であなたを不採用にした企業は、あなたとの相性が悪かっただけだと言えるでしょう。ず、あなたに合う企業は存在するので、見つかるまでは辛抱してみましょう。

まとめ

今回は、新人が放置されている原因とその対策についてご紹介してきました。

「頭の良い人間」と「仕事ができる人間」は違います。頭だけが良くても仕事ができなければ、同僚から相手にされません。仕事ができて初めて、頭の良さを認めてもらえるのです。

なかでも、もっとも有効で難しいのが「コミュニケーション能力」です。これは、学生時代には教えてもらえなかったことの一つです。社会に出て、急に求められるスキルなので、焦るのも仕方ありません。

もし、今の企業が気に入らないなら、退職して新しい人生を選択するのもありでしょう。自分が仕事を辞めたとき、「会社員として40年間働き続けた人生」が良いか、好きなことを仕事にして走り続けてきた人生」が良いか。それを決めるのは、あなた次第なのです。

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