なかなか給料が上がらない昨今、副業に精を出す方が増えているようです。徐々に副業OKを謳う会社も出てきてはいるものの、全体的にはまだ副業禁止を掲げている会社が多いのではないでしょうか。もし副業が禁止されている会社で働いている場合、副業していることが会社にバレないように気をつけなければなりません。そのためには、まず確定申告を行い、住民税の徴収方法を特別徴収から普通徴収に切り替える必要があります。
特別徴収を選択していると、会社が給与から住民税を天引するため、住民税額によって副業がバレてしまう可能性があります。対して、普通徴収は住民税を自分で納付することになるため、そのリスクを下げることができるでしょう。
もくじ
在宅で稼ぎたい働く女性に!おすすめの副業は?
それでは、実際に行うことのできる副業をいくつか見ていきたいと思います。基本的には本業以外の時間を費やすことになりますので、更に労働をしなければならないパートやアルバイトは除外し、在宅でできることをピックアップさせて頂きました。それぞれの副業でリスクやリターンは違いますし、求められる能力も異なってきます。そのため、自分のスタイルに合った副業を選択するのが何よりも大切になるでしょう。副業に精を出すあまり、本業に支障が出てしまっては本末転倒になります。
FX投資・システムトレードを利用して資産運用
副業として比較的ポピュラーなのがFX投資になるのではないでしょうか。FXとは様々な通貨ペアを売買し、その為替差で儲けを得るといった投資方法になるのですが、その人気の秘密はレバレッジ取引にあります。レバレッジ取引とは、自分がFX業者に預けている証拠金を超えた額での取引を行うことができるという制度です。そのため、レバレッジ取引を行うことで大きな儲けを得ることができる反面、損をする時も大きな額になってしまいます。レバレッジ取引を行う際は(勿論レバレッジ取引を行わない場合でも)しっかりとリスク管理をした上で臨みましょう。
FXでは、自分で売買することもできますが、売買タイミングを全てプログラムに任せて取引することも可能です。これをシステムトレードと呼ぶのですが、この投資方法は年々人気が上がっており、大きな額を動かしているトレーダーはほぼシステムトレードを行っているという話もあります。
ウェブサイト運営・人気サイトに育ててアフィリエイトで稼ぐ!
また、アフィリエイトも人気のある副業の一つです。アフィリエイトとは、自分で運営管理しているウェブサイトに広告を貼り、閲覧したユーザーがその広告からサービスに申し込んだり、商品を購入したらウェブサイトの管理者に報酬が入るといったシステムです。アフィリエイトは単純にアクセス数そのものが収入になるわけではありませんが、それでもアクセス数が多いイコール商品購入の可能性が高いということになりますので、人々が求めている情報を掲載することが大切です。また、自分が興味のある分野でブログ記事を書き、それにまつわる商品を紹介するのも良いでしょう。自分が実際に使っている商品のレビュー記事は、それを購入しようかどうか迷ってる人にとって何より重要な情報になるのではないでしょうか。
クラウドソーシング・知識やスキルを活かして仕事をする
クラウドソーシングサービスを利用し、自分が保有している知識やスキルを活かして副業を行うことも可能です。クラウドソーシングサービスとは、仕事を発注したい人と仕事を受注したい人をマッチングするサービスであり、例えば自分が持っているプログラミングスキルを活かして開発案件に参加したり、英語能力を活かして翻訳案件を受注したりすることが可能です。
その他にも様々な仕事がありますので、自分の専門分野以外にも興味のある分野、学んでみたい分野等を覗いてみることもできるでしょう。ですが、その際は自身の保有するスキルレベルと案件に求められているスキルレベルをしっかりと確認し、ミスマッチのないように応募することが大切です。
ネットオークション・利益を上げて収入ゲット!
ネットオークションも副業としては定番になるのではないでしょうか。ネットオークションは自分が持っている不用品を出品し、それを欲しいと思う誰かが入札し、その落札者と取引を行うことで自分にお金が入ってくるといったシステムです。具体的なサービスとしては、ヤフオクやメルカリ等が有名になるでしょう。
また、ebay等を通して個人で輸出入業を行うことも可能です。海外のものを購入し、国内のオークションサイトで出品、若しくはその逆を行い、売買代金の差額で利益を得ることも可能です。ですが、その際は場合によっては古物商許可申請を行う必要があるかもしれないこと、そして関税や手数料等を差し引いても利益が出る商品を選ぶことに注意を払う必要があります。
仮想通貨・未来への投資で可能性を広げる!
最後に、最近何かと話題の仮想通貨投資を挙げたいと思います。副業としての考え方は上述したFXと同じようなものになるのですが、仮想通貨はまだ新しい概念になるため、その価値の担保が不透明です。そのため、上がる時は大きく上がり、下がる時もまた大きく下がるハイリスクハイリターンな取引になることは念頭に置いておいた方が良いでしょう。
また、FXとはかかる税金も異なりますので、確定申告時にはその点を注意する必要があります。仮想通貨の税金計算は大変面倒なものになりますので、一銘柄を数回売買した程度であれば問題ないのですが、複雑な売買を頻繁に行った場合は申告に大変苦労することが予想されます。ですが、まだまだ新しい概念であるだけにもしかしたら大化けする可能性もあるかもしれません。リスク管理をしっかりと行った上であれば、未来に対する投資という形で検討してみても良いのではないでしょうか。
確定申告もしたのに…副業でバレてしまうのはなぜ?
無事副業で利益を得ることができ、確定申告も行い住民税も普通徴収に切り替えました。ですが、それでもまだ副業バレのリスクは存在します。前述した通り、副業禁止規定のある会社で副業がバレてしまったら自身の立場がマズいことになってしまうので、できれば避けたいところですが、どれだけ気をつけてもバレる時はバレてしまうのが秘密というものです。ですが、少なくとも自分でボロを出さないよう、下記の事柄には気をつけた方が良いでしょう。
副業で稼いでいることをついつい同僚に言ってしまう
副業の存在やそれで稼いでいることをついつい同僚に言ってしまう・・・「そんなバカな」と思うかもしれませんが、これが意外と多い副業バレパターンになります。人間はどうしても上手くいったことを誰かに自慢したくなってしまう性質を持っていますので、ついつい口を滑らせて自慢してしまうといったこともあるでしょう。
副業が禁止されている会社で副業のことを喋ってしまい白い目を向けられるのは仕方ない部分がありますが、そうでない場合でも、例えば投資等で大きな利益を出していること等は言わない方が良いでしょう。株やFXも大分一般的になってきているとはいえ、まだまだ大勢的には投資は胡散臭いものと見做されている傾向があります。そのため、投資で利益を得ていると知られたら「何だあいつは」という視線をやっかみと共に受けてしまうかもしれません。
プロフィールや画像から個人が特定されてしまう
また、副業用に作ったSNSアカウントやサービスの登録アカウントから個人が特定され、バレてしまうケースもあるようです。これも完全に脇が甘いとしか言いようがないかもしれませんが、正直なところ、ある程度本人の素性を曝け出した方がネット上での影響力が増すのは事実です。そこまではいかなくとも、なんとなく気軽に撮った写真や気軽に描いたイラストでも、見る人が見れば分かってしまいますので、必要がなければなるべくアカウントは無難に、自分自身と紐づく情報は一切記載しないように気をつけましょう。
ですが、副業が非常に順調に推移し、最悪会社にバレて解雇されても構わないという状況になっているのだとしたら、副業の方を優先するというのもアリではないかと思います。その辺りはケースバイケースで、慎重に判断しましょう。
まとめ
副業で収入が増えるのは大変有り難いことですが、どうしても様々なリスクがついて回るのは避けられません。副業がバレて実際に会社を解雇されたという実例もあり、またそこまではいかなくとも、副業がバレたせいで非常に立場が悪くなってしまったという例も多々あるのではないかと思います。
副業で収入を増やすというのも一つの手ではありますが、もし今の職場に満足できないのであれば、転職を考えてみるというのも良いでしょう。勿論ケースにもよりますが、転職によって収入が増えれば副業を行う必要もありませんし、その分本業に邁進することができます。もしかしたら、リスクのある副業に手を出すよりは、そちらの方が余程確実性が高いといえるのかもしれません。