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問題解決こそビジネスの本質。課題発見力を身につける4つの方法

問題が発生しているところには必ずと言っていいほどに原因があり、それを見極めるのが問題解決の本質と言われています。しかし、それは口で言うほど簡単なことではなく、場合によっては誤った原因を特定してしまい、労力の割には成果が出ないというジレンマに陥ってしまうでしょう。

この記事では、課題発見力を身に付けるメリットやその方法について言及したいと思います。課題発見力を身に付けることによって、問題の原因を正しく特定することができ、ひいては問題解決のスピードを向上させることができるでしょう。

問題解決はビジネスの基本。課題を発見しよう

ビジネスとは、端的に言ってしまうと誰かの困りごとを解決し、その対価としてお金を貰う行為です。そのため、問題を解決する行為というのはビジネスの根幹をなすものであり、かつ基礎的なファクターと言えるでしょう。

問題が発生するところには必ず原因があります。問題を解決するということは、すなわち問題を起こしている原因を究明するということにもなるのですが、特に複雑に絡み合っている事象における原因は見つけるのが難しく、その分問題解決までの時間を要してしまうことも少なくありません。

ビジネスは時間との戦いという面も大きいため、問題解決に時間がかかってしまうと、その間に他の問題が次々に発生してしまいます。そうなってしまうと対処が追いつかず、生産性も売上もどんどん下がっていってしまうリスクがあるのではないでしょうか。

それを防ぐためにも、課題発見力をしっかりと身に付け、なるべくスピーディーに問題を解決できるよう心掛けたいところです。

課題発見力を身につけるメリットは?

それでは、まず課題発見力を身につけるメリットを見ていきたいと思います。課題発見力とは、文字通り課題を発見する能力であり、例えばあるプロジェクトが上手くいかない際にその問題点を本質的に見抜くことができる能力と言えるでしょう。

課題発見力を身に付けることができれば、問題解決に要するスピードを速めることができます。問題が発生しているところには、必ずといっていいほど原因が存在し、その原因を突き止めることこそが問題解決の第一歩です。

それらを含め、課題発見力を身に付けることによるメリットを以下より詳しく見ていきたいと思います。

問題解決に要するスピードを短縮できる

高いレベルの課題発見力を身に付けることができれば、前述した通り問題解決に要するスピードを短縮することができます。問題解決のスピードを早められるということは、すなわち結果が出るまでの時間を短縮できることにも繋がります。

仕事を行う上では結果が早く出るにこしたことはありませんので、問題解決のスピードを速められれば自然と生産性も向上します。生産性を向上させることができれば、ビジネスのスピードを加速させることができ、時代の流れに沿った適切な施策を次々と展開させることもできるでしょう。

すなわち、課題発見力を身に付けることができれば、ビジネス全般に対して良い効果を及ぼします。前述した通り、ビジネスの大元は誰かの問題を解決することに他なりませんので、課題発見力を鍛えることでビジネス全般に対するスキルと感度を高められるのではないでしょうか。

物事の本質を見抜く力が備わる

課題発見力を身に付けることで、物事の本質を見抜く力が備わります。課題発見力とは、物事が上手くいかない問題点を発見する能力のことであり、問題点を見抜くためには、物事の本質部分に目を向ける必要があります。

そのため、課題発見力が鍛えられると、自然と物事の本質を見抜く目が養われるでしょう。物事の本質を見抜けるようになれば、課題発見だけではなく、他にも様々なシーンで役立つことが期待できます。

例えば、取引をしようとしている相手企業の本質を見抜き、本当に取引をしても良いのかを検討することも可能です。また、採用の際に応募者の本質を見抜き、本当に採用しても良いかどうかの判断を行うこともできるでしょう。

物事の本質の見抜き方は、人であっても事象であってもそれほど大きく変わるわけではありません。その基本は正確な観察力と分析力、そして論理的思考力にありますので、それらが備わっていれば、多くのケースで本質を見抜けるのではないでしょうか。

課題発見力を身につけるにはどうすればいい?

それでは、引き続き課題発見力を身に付けるための方法を考えてみたいと思います。課題発見力を身に付けるメリットは前述した通りであり、鍛えておけばビジネス全般に対して有効に作用することが期待できます。

それだけに、仕事がデキるようになりたい場合はなるべく鍛えたいところですが、そのためにはどのような点を意識すれば良いのでしょうか?それには、やはり観察及び分析、そして思考という基礎的な部分に目を向ける必要があるでしょう。

以下のような点を意識し、高い課題発見力を身に付けましょう。

物事を俯瞰的に眺める練習をしよう

課題発見力を身に付けるためには、まず物事を俯瞰的に眺める練習が必要です。物事を俯瞰的に眺めるというのは、すなわち物事を客観的に全体的に眺めるということに他なりません。

人間は、何かを見て判断する際には、必ずと言っていいほど自分の主観に左右されますし、どうしても観察が局所的になりがちです。稀にそのやり方でも真実に到達するケースもありますが、多くの場合は応用がきかず、目が曇ったような状態に陥ってしまうでしょう。

物事を俯瞰的に眺めるためにも、とにかく全体像を把握しようとすることが大切です。全体像をある程度把握することができれば、物事を構成している各要素がどのように絡み合っているかを掴むことができますので、必然的に問題の原因を特定しやすくなるでしょう。

関連要素を可能な限り細分化しよう

課題発見力を身に付けるためには、関連要素を可能な限り細分化する必要があります。要素を細分化することで、細かな分析力を鍛えることができ、結果的に課題を発見しやすくなるでしょう。

また、課題発見のために細分化された要素は、問題の解決策を考える際にも役に立ちます。上手くいっていない原因を特定することができれば、問題は半分程度解決したようなものだと言われていますが、要素を細分化すればするほど、効率の良い問題解決手法を編み出すことが可能です。

また、要素の細分化によって物事の本質に近づくことになりますので、対象を深く知ることができるでしょう。それは問題を起こしている原因の特定、その解決方法、そしてより効率よく回すための改善方法等を考える際に役立つことが期待できます。

上手くいっていない箇所に目を向けよう

課題発見力を身に付けるためには、物事が上手くいっていない箇所に目を向ける必要があります。上手くいっていない箇所というのは、すなわち問題の原因を抱えている可能性が高い箇所であり、そこを重点的に観察することによって解決に繋がることも多いのではないでしょうか。

そのためにも、物事の全体像を把握し、要素をしっかりと区切ることが大切です。しっかりと区切られた要素があるからこそ上手くいっていない箇所を特定することができ、ひいては課題を発見しやすくなるでしょう。

要素というのは、会社で言えば部署やチームになりますが、そのような分かりやすい例ばかりではありません。どのような要素が全体においてどのような役割を持っているか、そしてどのように滞っているかが判別できなければ課題を発見することもできませんし、問題を解決することも難しくなってしまいます。

上手くいっていない箇所に目を向けるというのは、簡単そうでいて、ケースによっては大変難易度の高い作業と言えるかもしれません。

起きていることを論理的に捉えよう

課題発見力を身に付けるためには、今現在発生していることを論理的に捉える能力を鍛える必要があります。論理的に捉えるというのは、例えば「売上が低下している」という事象を「客単価が下がっている」「客数が減っている」「リピート率が低下している」のように細分化するということと言えるかもしれません。

「売上が低下している」だけでは、あまりにも漠然としてしまっているため、課題を発見したり有効な施策を打ち出すことができません。それを論理的に捉え細分化し、分析することでその原因を特定することもできますし、解決のための手法を思案することもできるでしょう。

そのため、課題発見力を身に付けるには、観察力や分析力の他、論理的思考力も求められます。論理的思考力はビジネスにおけるベーシックなスキルと言われていますので、課題発見力以外にも様々なシーンで役立たせることができます。

まとめ

問題が起きているところには必ず原因があり、その原因を特定する能力こそ課題発見力と言えそうです。ならば、課題発見力を鍛えることによって問題解決をスピーディーに行えたり、業務の生産性を向上させられるでしょう。

一般的には、原因さえ特定できれば問題の半分は解決したようなものだとも言われており、それだけ正しい原因を特定するのは難しいものです。原因の特定を誤ってしまった場合、問題解決にかかる労力の割には成果が出ず、それが誤っているということにも気づきにくいのではないでしょうか。

課題発見力を鍛えるには、分析力や思考力を高めるしかありませんが、それらは経験を通して身につくことも多いため、結局は試行回数がものを言う部分も大きいでしょう。普段の業務から、その点をしっかりと意識して、できる限り課題発見力を高め、スムーズな問題解決を行いたいものです。

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