ビジネススキル

社会人の上手な貯金術!お金を貯める効果と楽しみ方とは

気になるけれど、なかなか周りに聞けないことのひとつにお金の話があります。日本人は特に、お金の話が苦手です。「人は一体どれ位、どうやって貯金しているのだろう?」聞けないけれど、気になるのではないでしょうか?社会人となり社会で仕事をすると、その対価としてお金をいただきます。恐らく、学生の頃のアルバイトで稼いだよりも多い金額を毎月得るようになるでしょう。それなのに、社会人となって数年経ったけれど貯金はゼロという人も少なくありません。貯金がゼロであることが悪いこととは言いませんが、あるに越したことはありません。そこで、具体的にどうしたら貯金ができるのか、お伝えします。

もくじ

実際どうしたら貯金を始めることができる?

「気づいたらお金が貯まっていた!」ということはまずありません。しかし「気づいたらお金がなくなっていた」ということはよくあります。最初に、自分は貯金をする、という意識付けが必要です。学生から社会人になるタイミングで、その意識付けができれば最適ですが、もし、そのタイミングでできなかったとしても大丈夫。遅くはありません。気づいたタイミングで意識付けをしましょう。貯金しようと意識することは、お金を自ら管理することです。この世で生きていくためにお金は欠かせません。「お金がない」と言う人は、お金に振り回されています。自分で管理できていません。そうならないように、お金と仲良くなりましょう。自分のお金を把握して、管理しましょう。

まずは毎月の収入と支出、現状の把握から始める

お金を管理しようと思って最初にすることは現状把握です。毎月の収入はどれ位ですか?決まった支出はどれ位でしょう?会社員であれば、毎月の給料はほぼ決まっています。給料明細を見れば、詳細も把握できます。保険料として自分がどれだけの金額を負担しているのか知ることも大切です。そして、社会人1年目と2年目以降には大きな違い、住民税があります。住民税は前年の収入によって課税されますから、2年目からかかってきます。頭に入れておくといいですね。毎月の支出としては、家賃、光熱費、通信費、食費、交通費、交際費などがあります。一人暮らしの人と実家暮らしの人では異なりますが、貯金しづらい状況である一人暮らしの人を想定していきます。

この段階で、収入から支出を引いた金額はプラス、マイナスどちらですか?マイナスだとしたら、貯金を考えるより前に、現在のお金の使い方を見直す必要があります。外食が多い人は回数を減らして自炊に切り替えるのもひとつの方法です。誘われたら何でも参加する付き合いの良い人であると、やはり交際費もかさみます。自分の中で参加基準を決めてみてはどうでしょう。何故だかわからないけれど、気づいたらお金がなくなっているという人は、しばらくレシート等を取って記録し、支出詳細を確認してください。そうすれば、何にお金を使っているのか気づくことができます。少なくとも支出は収入で賄わなければなりません。第一段階として、支出は収入の範囲内に抑えましょう。

次に無理なく続けられる金額の貯金を始める

「自分は貯金すると決めた!1年間で100万円貯金する!」と目標を立てたとしても、これはかなり無謀です。無理ではないかもしれませんが、ひと月あたり9万円弱貯金することが非常に難しいことは明らかです。大切なのは、続けること、続けられることです。最初におすすめしているのは、収入の10%を貯金することです。ただ、現状収支がマイナス、もしくはゼロの人にとっては10%もかなり厳しいです。最初は1万円でも、5千円でも構いません。続けられる金額の貯金から始めてください。貯金する金額を決めたら、貯金するタイミングも重要です。給料が入ったらまず貯金です。

貯金の仕方も大切です。部屋の貯金箱に貯金していたら、簡単に取り出すこともできます。あなたの意志が弱いと言うわけではありませんが、貯金に手を出したい誘惑に負けないように、工夫しましょう。恐らく給料は銀行口座に振り込まれます。そのタイミングで決めた貯金額を自動積立する設定を銀行でしておくと半強制的に貯金が続けられます。数ヶ月もすると、最初に決めた額を毎月貯金して、残った金額で生活することは無理のない自然な状態になっているはずです。そうなったら、貯金額を少しずつ上げていきましょう。

貯金により生活の幅が狭まるのではなく拡がる

毎月貯金するために、これを我慢する、あれも我慢する、というのでは毎日がつまらなくなってしまいます。「食費を抑えるから、全く外食はしない」「交際費がかからないように、人との付き合いは全くしない」お金が貯まることそのものに何よりも幸せを感じる人は、それでもいいかもしれませんが、そんな人はあまりいないですよね。何も、お金を使わないように何もしないで部屋に籠っている必要はありません。ここでも知っていただきたいのが創意工夫です。お金をあまりかけずにできることが沢山あります。インターネットで検索すれば、世の中にはお得な情報が溢れています。

例えば食事であれば、レストランのお得な日、お得なコース、お得なクーポンがあります。記念日の特典なども使えますね。そういった情報がシェアできると、周りの人とのコミュニケーションのきっかけにもなります。何か学びたいと思ったら、地方自治体主催の低価格で受けられる講座なども見つかるでしょう。節約ブログなるものを発信して、人気を得ている人もいる時代です。お金をかけずにできることを知れば知るほど、自分自身の世界が拡がりますし、周りとの良い関わりを拡げるきっかけにもなるのです。

何故貯金をするのか、目的を持ち自信をつける

社会人となって生きていく上で、お金が必要な局面が何度かあります。例えば、結婚、マイホーム購入、老後資金などです。結婚はしないし、家も買わない、という選択をする人もいるかもしれませんが、少なくとも老後資金は考えなければならないでしょう。死ぬまで元気で働いてお金を得られるかというと、それは難しい可能性が高いですから。いずれも、かなりのお金が必要となりますので、事前の準備が必要です。そのために、お金についての計画を立てることは有用です。また、目的があった方が、自分のモチベーションが上がります。

最初は、何百万円、何千万円というと、途方もない金額に感じるかもしれません。それが、まず貯金して10万円貯まると、ひとつの自信となります。次に、30万円、50万円、100万円と徐々に貯金額を上げていくと、達成する毎に自信がついていきます。コツコツと小さな積み重ねを続けることにより、途方もなく感じていた金額が現実味を帯びてきます。ぼんやりとお金が貯まったらいいなと願い、一攫千金を夢見るのも良いですが、十中八九実現しません。それよりも、明確な目的に向かって着実に一歩一歩進んでみませんか?はっきり結果として現れることは間違いありません。

まとめ 貯金することは過程も楽しめ目的も達成でき一石二鳥

生きていくにはお金がかかります。社会人として働き、お金を得るようになったら、貯金を視野に入れてみましょう。お金に振り回されるのではなく、自分がお金を管理するのです。今の収入と支出を把握し、無理のない貯金額を設定します。それを続けることにより貯金が習慣となります。そして貯金するための術を学び、吸収していくのです。節約の様々な情報やノウハウを身に付け、周りにシェアすることで、周りからも感謝され、自分の自信にもなります。貯金する生活は苦しいものではありません。貯金を始めると新たな発見があり、周りとの関係も濃くなり、目的額の貯金を達成し、目的物を手に入れることができるのです。貯金することは、その過程も楽しめ、目的も達成でき、一石二鳥であなたの人生を更に豊かにするのです。

あわせて読みたい!