社会人として必要最低限のマナーはできていないといけませんよね。
世間一般として常識とされていることもできないようでは、重要な仕事を任せてもらえないでしょう。
あなたがまだ社会人なりたての新人ならまだ周りも大目に見てくれるかもしれませんが、ある程度キャリアが付いてくるとそうはいきません。
少なくともこれはできていないといけないというマナーと、新人さんは必ず思うであろうなぜこんなことしないといけないのかについてもお伝えしていきます。
もくじ
社会人としてこれはできていて当然!常識中の常識の3つマナーとは?
社会人としてというより人として当然なことをできていないとビジネスの場では当然ですが、日常生活としてもとても困ったことになる恐れのある3つマナーをご紹介します。
ハッキリ言って「そんなこと当たり前」「わざわざ言われなくてもわかる」と思う人が大半だと思いますがそれでいいのです。
世の中にはそれさえできない人もいて、なんでダメなのかわかっていないこともあります。
もしあなたがそうなら今の内に改善しておきましょう。
基本のあいさつができない人は社会人失格です
あいさつは人と人が円滑にコミュニケーションをとる一番最初と最後にあり、なおかつほとんどの人が共有しているものですね。
その言葉を聞くと「この人は自分に話しかけたりしてコミュニケーションをとろうとしている」という合図、もしくは「私に話しかけてもいいですよ」ということになります。
見ず知らずの関係ない人にあいさつしたりしないですよね?
しかし問題はそのあいさつをしない、もしくはビジネスの場でも友達のような感じでテキトーにしてしまうことです。
例を挙げると
・おはようございます→ちぃーす
・お疲れ様です →おつっす
などがありますね。
友達の間柄では問題ないかもしれませんが、ビジネスの場ではそれではいけません。
なぜダメなのかは後述しますね。
謝罪とお礼ができないのは子供同然で大人ならできて当たり前
何か悪いことをしたときは謝る(謝罪)、誰かにいいことをされたときは感謝する(お礼)、これらは子供のころに親から教わっているはずの基本的なことです。
しかしそれができないのはまだ心が子供のままと大人として見てもらえません。
大人に見てもらえないということは、社会人としてなんて見てもらえないということです。
子供のころは自分の世界が家の中だけで完結しています。
身内同士だから謝罪もお礼がなおざりになっていてもあまり問題にはならないですが、社会に出るとそうはいきません。
そしてそれがビジネスの場になれば特に重要になってきます。
社会人としてコミュニケーションを円滑にするため、自分の非を認め相手に感謝を伝えるために謝罪とお礼はあります。
それができないと相手に「自分はお前より上(偉いん)だ!」「お前なんてどうでもいい」ということを伝えているのと同様になり、相手と関係は悪くなってしまいますよ。
身だしなみは「社会人の制服」できていないのは社会人ではない
警察官・消防士・看護師などそれぞれの職業にはそれぞれの制服があります。
それを着ているとその職業の人なんだと見た目でハッキリわかりますよね。
身だしなみは社会人の制服です。
水着姿で「私は消防士です」と言われても「ホントにそうなの?」と疑問に思われても仕方ないです。
同様に髪はボサボサ、服は汚れて、男性はヒゲがボーボーで、女性はノーメイクとなれば社会人としてどうなんだと思われるか、少なくとも今日はお休みだなとは思われるでしょう。
身だしなみも職業で差はあれど、社会人として清潔感はどの職業でも必要ですよね。
清潔感とは何かということも言われますが、こまめに手入れされているかどうかと置き換えることができます。
体臭や口臭など周りが不快に思うものは、お風呂に入る、歯磨きをするという手入れがされていないからダメといった感じですね。
フケや長い爪も同様です。
そもそもマナーの意味とは?なぜこんなことをしないといけないの?
最低限のマナーがわかったところでそもそもマナーとはなぜ必要かを紐解いていきますね。
マナーは日本語では礼儀や作法、しきたり、決まり事といった意味になります。
そして基本的にマナーとは「社会で人間が気持ちよく過ごすためのルール」言えますね。
つまりどうしたらみんなが気持ちよく過ごせるか、もしくは不快な思いをしないかの共通認識ということにないます。
しかし中にはなぜそんなことをしないといけないのかわかりにくいものがあります。
それをご紹介していきます。
上座・下座っていったい何の意味があるのか
食事会や飲み会、車の座席、エレベーターなどにもある上座・下座の概念は日本特有のものですね。
なんとなく上座が偉い人、下座にいくにしたがってだんだん立場が下になっていくというのはわかると思います。
しかしなんでそんなルールがあるのかというと諸説ありますが、昔の日本家屋には床の間というものがあります。
そこには神様を祭る風習があり、その前には立場の高い人が座るのが慣習化しているとか、戦国時代には偉い人を部屋の奥に座らせて守っていたとかいろいろあります。
しかし現代で床の間のある家も少なくもちろん会社にはありませんし、誰かに狙われることもないでしょう。
今では立場に関係なくその人によっては入口付近がいい、エアコンの風が当たらないところなど座りたいところは違います。
それぞれに気を配ることができるのが現代のマナーとして正しいでしょう。
ですが上座・下座にこだわる人もいるため、教養として知っておくのも必要かもしれません。
上司からの飲みなどの誘いは断ってはいけないという謎
上司から飲みや食事などの誘いを断るのはマナー違反というものです。
これはケースバイケースですが、別にマナー違反と言うわけではありません。
誘ってる側からしたら、断られるのはイヤでしょうがそれぞれの都合があります。
家庭を持っている、健康、お財布事情、人間関係など理由は様々ですが問題はありません。
上司としては部下とコミュニケーションをとり、職場の人間関係を良好にするという目的がある人もいれば、ただ単に暇だからというものもあります。
中には説教をしたいだけの人もいるでしょうから、断ってはいけないというのは上司側の横暴ですね。
かと言って何回も好意で誘ってもらってるのに行かないのも、人としてどうかと思われます。
単に自分の自由な時間がほしいだけという理由なら、頻度を調節して行く方が上司とのコミュニケーションが取りやすくなるので、社会人のマナーとして正しいですね。
冠婚葬祭のマナーは勉強しないと身につかない
マナーの中で自然と身につかないのは冠婚葬祭関係のものです。
普段の生活でのマナーは誰かが不快に感じるため、一般的にやってはいけないという意識が芽生えやすいですが、冠婚葬祭はゲン担ぎや特に明確な理由がない場合があります。
しかもそれに意義を唱えることがしにくい分野のため、ちゃんと勉強しておかないといけません。
例を挙げると
・男性は結婚式には白のネクタイ、葬式には黒のネクタイをする
・女性は結婚式には白のドレスはNG
・のし袋の水引は何回も起こっていも(出産・出世など)は蝶々結びにする
これら以外にも多くのものがあります。
知っておかないとできないものが多く、しかもできていなくても特にとがめられることがあまりないため、周りから単にマナーのない・常識のない人と思われるだけという何ともいやな感じになります。
ネットや本で調べたり、親や上司・先輩から教わっておきましょう。
気にしなくてもいい迷惑な押し付けマナーもある
マナーは「社会で人間が気持ちよく過ごすためのルール」と述べましたが、それが「自分だけ」が気持ちよくなるためにあるルールを勝手に一般常識としている人がいて、そういう人は大抵それを押し付けてきます。
マナーは常識によってでき、常識は価値観によってできます。
それは国・地域・家庭・個人でそれぞれ少しずつ違い、場合によっては真逆になる事も珍しくありません。
しかしそのマナーや常識が正しいものなのか、違うものなのかの線引きは難しいですね。
あなたを否定したいだけの人を気にする必要はない!
マナーやその会社での常識は先輩・上司から教わることがほとんどです。
しかし人間なので気にいる人・いらない人が出てきます。
上司・先輩からすると気にいらない人の言動は、マナー違反や非常識と断じた方が非常に楽です。
よく言われるのは「上司(先輩)に向かってその言葉遣い(態度)は何だ!」や「そんなことは常識だぞ!」などです。
ホントにあなたが間違っていることもあるでしょうから、むやみやたらに反発するのは良くありません。
しかしそのマナーや常識はは上司・先輩にとって都合のよいことなだけかもしれません。
変なマナーや常識をあなたが受け継ぐと、今度はそれをあなたがしてしまうようになる恐れがあります。
嫌な上司・先輩にならないようにしましょう。
まとめ
間違ったマナーや常識はその人の人間性を疑われます。
経験や客観的に物事を見る感性を鍛えることが、間違ったマナーや常識に振り回されずに済むので社会人として必要になってきますね。
この記事を読んだ人は周りから「常識がない!」と言われ勉強しようと思った人や、「マナーってどんなのがあるのだろう?」と考えた人で調べようと行動に移した人です。
その時点であなたは素晴らしい社会人なんですよ。
「他人に迷惑をかけることはしない」
これを守っていれば自然と社会人として恥ずかしくない人間になれます。
さらに発展させるなら相手や周りの気分が良くなる事をしましょう。
俗にいう神対応というやつですね。
マナーを守れる素晴らしい社会人として周りに評価してもらえますよ。