朝は忙しくて時間が無い、もっと長く寝ていたい、朝から食事を作るのが面倒、という理由で朝ごはんを食べていない人は多いのではないでしょうか。
実は、朝ごはんを食べるかどうかは、その日一日の仕事のパフォーマンスにも関わるくらい重要なことなのです。
農林水産省も朝ごはんを食べることを推奨しているくらい、大きなメリットがたくさんあります。
この記事では朝ごはんを食べた時、仕事にどんな影響を与えるのかご紹介したいと思います。
もくじ
朝ごはんは一日の仕事を左右する重要なエネルギー源
仕事や勉強、家事をするなど、体や脳を動かすにはエネルギーが必要です。
夜に食事をとってから朝起きるまでの10時間ほどは何も食べていないため、朝起きた時には体内のエネルギーが不足している状態になっています。つまり、朝ごはんを食べるということは、その日一日、体や脳を動かすために必要なエネルギーを補給するということなのです。
もし朝ごはんを食べず、エネルギーが不足したまま会社に向かった場合、スムーズに体や脳を動かすことができず、思うように仕事が進まない可能性があります。
仕事をはかどらせたいのであれば、昼や夜にたくさん食べるのではなく、しっかりと朝ごはんを食べることが大切です。
朝ごはんを食べると太りにくくなる!
朝ごはんを食べると太るのではないかと心配になる方もいるのではないでしょうか。確かにカロリーを摂取する分、太りそうな気がしますよね。
実は、朝ごはんは太りづらく、ダイエット中でも朝ごはんを食べたほうが良いといわれるほどです。
夜寝ている間は体も休んでいる状態ですので、体温が下がっています。
目が覚めた時に朝ごはんを食べると、胃腸が働きだし、しっかりと体温を上げることができるようになります。そのため、朝ごはんを食べると代謝が上がると言われているのです。
もちろん、朝ごはんを食べ過ぎてしまうと太りやすくなってしまうので、腹八分目を目安にすると良いでしょう。
もし、ダイエットのために食べる量を減らしたいのであれば、朝はしっかりと食べて、昼や夜の食事を減らしてみてください。
朝ごはんを食べて仕事のパフォーマンスを上げよう
朝ごはんを食べると、睡眠中に下がってしまった体温が上がるため、朝からアクティブに動くことができます。
これはもちろん、その日の仕事のパフォーマンスにもつながります。
ダラダラとしがちな午前中を、バリバリ仕事ができる時間に変えられたとしたら、効率的に仕事を進められ仕事量を増やすこともできるはずです。
朝ごはんでエネルギー補給を行い、出社したらすぐに脳のエンジンをかけられる状態を作っておくことで、一日の仕事を効率的に行えるようにしていきましょう。
1.脳や体の目を覚まし、能力が高い状態を作る
目が覚めた時、ボーっとしてしまって朝の準備がなかなか進まないことがあります。これは、まだ脳が目を覚ましていないため起こります。
脳が目を覚ますには、朝ごはんが重要な役割を果たしています。
食事をするときは、顎を動かして食べ物を歯で噛みます。こういった行動が脳への刺激となるため、脳の目が覚めやすくなるのです。
もちろん、食べることで胃腸などの内臓も目を覚ましますので、朝ごはんを食べると体全体を目覚めさせることができるというわけです。
朝仕事に取り掛かる時には頭の中がスッキリとし、仕事の流れや進め方を整理することができるようになります。朝から能力の高い状態で仕事に向かうことができるので、朝ごはんを食べなかった時との仕事の進み具合の差を感じることができるはずです。
2.記憶力や集中力を高めることができる
ちょっとしたことが気になって仕事に集中できなかったり、大事なスケジュールやタスクを忘れていたということがあると思います。
これは、体内の血糖値が不足してしまっていることが原因の一つです。
特に脳にとってはブドウ糖が大事なエネルギー源で、記憶力や集中力を高めるために必要とされています。
しかし、脳にあるブドウ糖は寝ている間にも減ってしまい、朝起きた時には完全にブドウ糖が不足している状態になります。ブドウ糖が不足した状態のまま仕事をすると、集中力も記憶力も低下してしまっているため、効率的に進めることができません。仕事へのモチベーションも下がってしまいます。
朝ごはんを食べるということは、脳にとって必要なブドウ糖を補給するという重要な役目を持っているのです。
3.イライラやボーっとすることが減る
気が付くとボーっとしていたり、理由はないけれどなんとなくイライラすることがある方も多いのではないでしょうか。
実は、ボーっとしたりイライラすることも朝ごはんが関係していることがあります。
人は、集中力が保てなかったり、思うようにことが運ばないとイライラしやすくなるものです。朝ごはんを食べずブドウ糖が不足して集中力が保てなければ、当然イライラの原因になります。
また、朝ごはんを抜くと体を動かすエネルギーが不足しているため、ボーっとしてしまったり、疲労感を感じやすくなることもあります。
朝ごはんを食べることで、ボーっとしたりイライラする時間が減れば、午前中数時間の仕事のパフォーマンスをかなり高めることができるようになります。
何を食べればいい?仕事前にピッタリな朝ごはん
朝ごはんと言っても、具体的に何を食べれば仕事の効率が上がるのでしょうか。
基本的には、体が必要とする炭水化物・タンパク質・ビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが大切です。
タンパク質で脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂り、タンパク質は体に栄養素を運ぶといわれています。ビタミンやミネラルは脳でブドウ糖を消費する時に欠かせない栄養素です。
なんだか難しそうなイメージですが、炭水化物はごはんやパン、タンパク質は卵やお肉、ビタミンやミネラルは野菜、と考えるとわかりやすいと思います。
納豆ごはんと肉野菜炒め、パンとサラダにヨーグルトなど、手軽に作れる食事で十分です。毎日朝ごはんを食べることが大切ですので、続けやすいメニューからはじめると良いでしょう。
無理に食べ物を詰め込むのは絶対NG!
朝ごはんを食べるのはとても重要なことですし、仕事の効率を上げるために必要なことです。ですが、無理に食べるのは体にとって良いことではありません。
元々食が細いのに無理やり食べてしまったら、気持ち悪くなってしまい仕事へも悪影響が出てしまう可能性があります。
お腹に無理に食べ物を詰め込むのではなく、自分に合った量を食べることが大切です。
ただ、朝ごはんを食べて気持ち悪くなる原因が、前日の夜にあることもあります。食べ過ぎたり、夜遅くまで食べていた場合には、朝になっても体にエネルギーが残ってしまって、食欲がないと感じることがあるのです。
遅い時間帯に食べたり、食べ過ぎてしまうことは、体にとって良いことではありませんので、普段から食生活を整えていくようにしていきましょう。
自炊しなくてもOK!カフェやコンビニを活用しよう
朝は何かと忙しくバタバタとしているため朝ごはんを作る時間が無い方も多いと思います。朝ごはんを食べるよりも寝ていたいと思う方もいるでしょう。
しかし、無理に早起きをして自炊をする必要はありません。カフェやコンビニで朝ごはんを食べるというのも一つの手段です。
おにぎりとサラダ、サンドイッチと野菜ジュース、といった組み合わせでも朝のエネルギー補給が可能です。最近はコンビニのお弁当やお惣菜も種類が豊富なので、その日の気分に合わせて朝ごはんを選べるというメリットもあります。
自分で食事を作るのと比べ、買うだけならあまり時間はかかりません。少しだけ早めに家を出て、会社へ行く時にカフェやコンビニに足を運んでみましょう。
まとめ
朝ごはんを食べることは、とても大事な朝活です。
朝ごはんを食べた時と食べなかった時の差は大違い! その日一日の仕事のパフォーマンスを大きく左右すると言っても過言ではありません。仕事のパフォーマンスが上がれば、会社での評価にもつながっていくはずです。
朝ごはんを食べることで脳や体の目を覚まし、午前中から仕事のスタートダッシュができるようにしていきましょう。
もちろん、無理をしていても続かないので、コンビニやカフェもうまく活用してみてください。栄養バランスが良くなさそうと思われがちですが、それでも朝ごはんを食べないよりはずっと良いです。
毎日朝ごはんを食べることを習慣にし、仕事では朝からベストパフォーマンスを出せるようにしていきましょう。