「物怖じしない人」というと、どんな想像をするでしょうか?
何事にも恐れずに挑戦する人、目上の人と話すときも堂々と自分の意見が言える人などを想像する方が多いのではないでしょうか。
でも、やはり躊躇してしまい、物怖じせずにグイグイいく人を横目で見ているだけになってしまう。そんな自分が日々の行動や心がけ次第で、物怖じしない人に近づけるとしたら…
そんな物怖じしない人に近づくポイントを、5つに絞ってご紹介します。
もくじ
物怖じする人しない人が分かるのはどんな時?
物怖じする人と物怖じしない人、いろいろな場面で差が出てきてしまいますよね。
もし物怖じしなかったら、○○ができたのに…や、あの人は物怖じしないから何でも上手くいくのでは。と思っている方も多いのではないでしょうか?
そのように自分は物怖じしてしまうと思っている方には、物怖じしない人が光輝いて見えるでしょう。
物怖じする人としない人の差が出てしまう代表的な3場面を挙げてみます。そして、その様な場面になった時、どのような差が出て、その結果物怖じしない人にはどのようなメリットがあるのかを詳しく見てみましょう。
未経験で回りが無理だと思っている事に出会った時
今まで経験したことがないこと、誰も挑戦したことがなくて、皆が難しいから避けてきていることに出会った時、物怖じする人は「誰もやったことがないからやめよう、だって○○だし」等々と、やらない理由を考えてしまいます。
でも、物怖じしない人は、「だれもやったことがない。だから○○の方法でもやれるかもしれない!」とやる理由を考えるのです。
誰も挑戦したことがないことは、やらなくても何も言われません。でも、初めての事だからこそ成功しても失敗しても、それに挑戦した時の経験が後々生きてきますし、周りからも評価されることになります。
自分とは違う分野の人と出会った時
異業種交流会や、肩書が上の方と同席する忘年会や新年会等、普段自分と接していない人と出会ったときにも、物怖じする人と物怖じしない人の差が出てきます。
物怖じする人は、話しやすい同世代の人、または同業種の人と固まって話して、知り合いとの飲み会や会食と同じようにその場が終了してしまいます。
しかし、物怖じしない人は、自分の知らない分野の仕事をしている人、また上司や肩書が自分より上の人に「自分の知らない話を聞くチャンス」と話しかけに行き、自分では経験できない話や、上司目線でしか分からない話を聞き、自分のものにすることができるのです。
チャレンジしても失敗してしまった時
そして物事に失敗してしまった時、物怖じする人としない人に違いが出てきます。
物怖じしてしまう人は、失敗の解決策を考えるより、失敗について落ち込む割合が多く、また解決した後もその落ち込みをひきずってしまいます。
そのため、次に似たような場面になった時に、失敗した場面ばかり思い出してしまい躊躇してしまうのです。
しかし、物怖じしない人は、失敗したときに落ち込むこともありますが、じっくりとその失敗を見つめ、その解決策を探すほうに重点を置きます。
その結果、失敗しても挽回できるという経験を手に入れ、次回にまた挑戦することができます。
物怖じしない人が気を付けるべき短所
では、物怖じしない人には何も欠点はないのかというと、そうでもありません。
物怖じしない人は、周りから「無鉄砲で危なっかしい」、「空気が読めない」と言われることがあります。
確かに、無謀なことに挑戦すると、周りがハラハラするでしょう。
そして正しいと思ったことはどんどん進めてしまう。自分の意見をどんどん述べていくといった事で、空気が読めないと思われることもあります。
周りと衝突してしまうと、敵を作ったり余計なトラブルを抱え込んでしまいます。一人で突き進んで周りに敵を作ってしまわないように、他の人の意見に耳を傾ける事も重要です。
物怖じしない人になる5つのポイント
今すぐに全く物怖じしない人になるのは難しいかもしれませんが、日々の行動やちょっとした心がけで物怖じしにくい人になれる可能性は、だれしも持っています。
まずは、どのような人になりたいか、自分が物怖じしない人になったところを想像してみてください。周りに目標とする物怖じしない人がいる場合、その人のどんなところが参考になるか具体的に書き出してみるのもいいですね。
具体的に想像すればするほど、その自分に近づきやすくなります。
それでは、簡単に実践でき、効果が出やすいポイントを5つ挙げてみましょう。
ポイント1、迷ったらまず行動をしてみる
チャレンジしてみたいことや興味があること等、未経験なことに出会った時、まずは一歩前進してみてください。
初めてのことをするのは、とても大きい最初の駆動力が必要ですし、失敗したらどうしよう…といった不安も大きいと思います。
でも、興味があることを少し調べてみる、やれることを書き出してみる等、まずは小さなことからでも大丈夫なので、進んでみてください。
「まずは行動してみる」ことが、物怖じしない人になる第一歩です。
ポイント2、成功イメージをしてみる
物事を始める時、失敗のことをイメージしてしまうと、そうならないようにしよう。と、どうしても「石橋をたたいて渡る」状態になり、起動が遅くなりがちです。
確かに、失敗を考えておきそれを避けることは必要です。しかし、そればかり考えて前に進めないと、物怖じしない人にはなれません。
一度失敗ではなく、成功をイメージしてみてください。
ポジティブに成功をイメージする癖をつけると、物事を始める大きな原動力になり、物怖じしない人に近づきます。
ポイント3、沢山の人の話を聞く
物怖じしない人になるには、色々な人の話を聞いてみることも必要です。
興味があることは聞いたり調べたりして、自分の中にストックしていけます。そしてもし興味があまりない事でも、他の人の失敗談や成功談はどんどん聞いてみてください。
自分では経験してないことでも、他人の失敗談などをたくさん聞くことにより、その状況が来た時に思い出し、余裕をもって対処できます。
そして、成功談も、そのイメージを持てるので、物怖じせずに物事に進んでいくことができるのです。
ポイント4、失敗を受け入れ、逃げない
挑戦したことに失敗したら、落ち込むことは当たり前です。
しかし、いつまでも失敗をひきずりクヨクヨしていては前には進めません。
失敗した時こそ、それを次に同じことを起こさないようにするチャンスだととらえてポジティブに方向転換してください。
「失敗は成功の母」と言うように、成功は失敗から生まれます。そう思うと失敗も怖いだけではなくなりますよね。
物怖じしない人は失敗を経験値に変えることができます。そしてそれが、物怖じせずに物事に挑戦する意欲になっているのです。
ポイント5、口角をあげ、笑顔を心がける
笑顔の人を見ると、自然に笑顔になりますよね。笑顔は人をひきつけ、話しかけやすくします。
しかし、笑顔を上手に作るのが難しいのであれば、まず口角を上げることを心がけてみてください。
口角を上げると、脳は勝手に勘違いし、楽しいと思い込んでしまいます。そして、おのずとポジティブな考え方になっていくのです。
新しいことを始める時や、新しい人と会うとき、誰でも怒った人ではなく笑顔の人と一緒に仕事がしたい、話したいと思います。
物怖じせずに物事に飛び込んでいけるように、口角を上げ、笑顔を心がけるクセをつけて周りによい印象を与えてみてください。
まとめ
物怖じしない人の近くにいると、どうなるのでしょうか?
物怖じしない人と仕事をすると、物事に対してグイグイいきすぎて大変かと思うかもしれませんが、実はそんなことないのです。
例えば上司が物怖じしない人だった場合、失敗したときにもそれについてネチネチ言うということはなく、どっしりと構えてくれます。
そして、その経験値からその対策を考え、失敗を一緒に立て直してくれるでしょう。
それにより、あなたも失敗イメージよりも失敗から立ち直ることができるという経験を手に入れることができ、物怖じしない人へ近づくことができるのです。
物怖じしない人を目指すなら、口角を上げる、成功をイメージして一歩を踏み出してみる、そしてできれば物怖じしない人の近くにいて参考にしてください。そんな日々の少しずつの行動が、物怖じしない人に近づける可能性をグンと広げてくれるのです。