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未来を描こう!決め手は妄想力?なりたい自分になるための4ステップ

身近な人や憧れの人をみて「自分もこうなれたら良いのに」と思いつつ、なれない自分にヤキモキすることってありますよね。変わる努力をしてみても、結果的に変われなかったとき、諦めて挫折してしまう人がほとんどです。

でも、なりたい自分になれずに終わったのは、あなたの責任ではないことを、ご存知でしたでしょうか。実は「脳」によるところが大きいのです。

つまり、脳の仕組みを知って、うまく使いこなしていけば、なりたい自分になることは可能ということになります。更に、未来を思い通りに通りに描くことも、できるようになってきます。

決め手はズバリ「妄想力」です。変われない自分にヤキモキする時間は、もう終わらせましょう。

もくじ

脳の仕組みがわかれば変われなかった理由が分かる?

変わりたくても変われないのは、実は「脳」の仕組みが関係しています。気力だけ変えるのは、ほとんど不可能です。ですから、今までの自分を「根性なし」とか「努力できない人間」というように、責めることのないようにお願いします。

どんな簡単なモノも、仕組みが分かっていないと扱えませんよね。

でも、人間の場合は、常に一緒にいる脳の使い方が分かっていないという、なんとも不思議な状況です。そしてうまく行かないと、処理を放棄してしまうんです。

今一度、脳の仕組みから見直してみましょう。

今の自分は、過去の自分の集合体でしかない

まず、今のご自分に納得していないとしましょう。しかし現状の人生は、過去の自分自身がしてきた行動の結果でしかありません。

過去の自分が選択してきた行動に、憤っているだけなのです。ですから「環境悪かった」とか「周囲の人間がおかしかった」など、外的影響が今の自分を作ったと思うのはお門違いなんです。

確かに、環境で人は変わります。優しい人に囲まれて育った人は優しくなりやすいですし、逆にピリピリしている集団に所属していた人は怒りっぽくなります。

でも、その状況を前にした時、どういった意味を感じ捉えるかで、人生はいくらでもコントロール可能なのです。つまり、今までの自分が選んできた人生に納得していなくても、これからの人生でまた選びなおせば良いのです。

諦めなければ、いくらでも修正ができるということを、理解していただけたらと思います。

かたくなに拒否!変化を恐れる脳の仕組み

いくらでも軌道修正が可能ということが分かったところで、色々チャレンジしてみたものの、変われなかった人は沢山います。

大多数の人は、ここで諦めます。「やはり自分は変われない」と思って、なりたい自分になることをやめてしまうのです。でもこれは、脳の仕組みがそうさせている部分が大きいのです。

脳は、変化を極度に恐れます。今までの自分でいれば、これまで通り、安全に生きていくことができると証明されているわけです。

つまり、脳では生命維持の機能が優先し、現状を維持することこそが使命だと思っているんです。

普通の人は褒めてもらえると、喜びますよね。これは、脳的には「今のままで良いよ、変わらなくても良いよ」というメッセージに受け取れるので、嬉しい感情が生まれるんです。

「なりたい自分になる」ということは、「今の自分をやめる」ということです。脳にとっては多大なる負担になって、かたくなに今を守ろうとするのです。

3%の顕在意識に97%の潜在意識 習慣は潜在意識に浸透して根付く

変化を恐れる脳をうまく手名付ける考え方として、顕在意識と潜在意識というものがあります。

顕在意識は、私たちが目で見て、感じる部分の、自覚している意識のことを言います。そして潜在意識は、私たちの意識の深層にある領域のことです。別名「無意識」と言います。

意識部分が3%だとすれば、潜在意識は97%と、圧倒的な差があります。つまり、今出来ていることは、97%の潜在意識に浸透して、習慣化されているということです。

そして、もしも変わりたいのであれば、3%の意識部分から働きかけて、潜在意識に染み付いた習慣を裏返さないといけないんです。

ですから、意思が強くても、やがて97%の潜在意識につぶされてしまうのがほとんどなんです。

これで万全!なりたい自分になるための4ステップとは?

97%の潜在意識を塗り替えることは、非常に難しいことだと分かりましたね。しかし、なりたい自分になるための正しいステップを踏めば、必ず変わることができます。

そのためには、習慣と言えるほどに自分の中に浸透させる必要があります。これは、小手先のテクニックでは難しく、すぐに化けの皮がはがれてしまいます。

でも、しっかり以下の4ステップを実行すれば、理想を現実にできます。最初は3%の意思力が必要ですが、ほんの一押しでうまく回転するようになります。

ネガティブな思い込みは捨てる!自分は何にだってなれると信じる

まず、ネガティブな思い込みは捨てましょう。

もしも「自分なんて」というような、自分を卑下する口癖を常用しているのであれば、今すぐやめてください。変わろうとする気持ちが削がれ、変化を止める脳の思うつぼになります。

ネガティブに決めつけた自分の評価が邪魔をして、なりたい自分への道が閉ざされてしまいます。

「人と話すことが今は苦手だけど、楽しく話せるようになりたい」という方を例にさせていただきますと、「今日は話している途中で、変な空気になってしまった」という状況も受け止め方次第で、成長度が変わります。

「やっぱり自分はうまく話せない」というネガティブな自己イメージを抱くと、ますます話さなくなって、もうチャレンジもしなくなってしまうかもしれません。

「今日はココができた、次は表情に気を付けて会話してみよう」というように、良い方へ考えると、また次も頑張ってみようという自分になれるんです。ネガティブな思い込みを捨ててしまえば、あとは成長しかしませんよ。

変わった後の自分をイメージしてワクワクする!妄想力が決めて

そして、変わった後の自分をイメージして、胸を躍らせてください。笑顔で会話できる自分になったら、どんな人とも分け隔てなく話し、話の中心になれるようになりたい!というように、トキメク状況を想像します。

この時、できるだけ鮮明で現実味があるように、そして、イメージしながらワクワクしてみましょう。潜在意識は、感情と結びついた願望を、受け入れやすいという特徴があります。

逆に、変われないことへの苛立ちや焦りなど、ネガティブな感情を持っていると、良くない感情と一緒のアイディアが浸透してしまうので、なりたい自分になりづらくなるのです。

なりたい自分のイメージや、揺るがない目標を持てば、脳を変化させることができます。イメージを描いておけば、現実でも行動に移しやすくなるので、やはり効果的です。

「妄想力」と書きましたが、今起業して成功している実業家は、中二病傾向があった人が多いそうです。他人からは異様に思えても、理想を現実にしていく妄想力が、どんな時も勝つのです。

どうすればなりたい自分になれるのか やるべきことを書き出してみよう

今まで変われなかった方は、何となく「こうなれたら良いな」というフワフワした願望はあっても、具体的に何をすれば理想に近づけるのか、整理整頓せずに終わっていることが多いように思います。

少々傷つく覚悟がいりますが、今の自分の状況と、なりたい理想の自分を書き出してください。ここで、理想とのギャップを目で見て理解します。すると、具体的に何をすれば未来が変わるのか、わかってくるものです。

逆に、ボンヤリと自分には無理そうだからと手を出さずにいたことでも、書き出すことで「なんだ、これくらいなら出来そう!」というように、実現までのリアリティが出てきます。

やるべきことが分かったら、あとはやるのみ!準備万端ですね。

そうであるかのように振舞ってみよう 行動で無意識にインプット

やるべきことが分かったら、ここで行動に移します。おすすめは、もう「なりたい自分になった」と思い、そうであるかのように振る舞うというやり方です。もうなったと思って行動すれば、いつの間にかそうなっていた、という不思議を体験されると思います。このやり方だと、脳が錯覚するのです。

潜在意識に定着させて習慣化させるには、【思考→行動→習慣】の順番をたどります。よく習慣で例えられる「歯磨き」もそうですよね。

歯を大切にするためには、歯を磨かないといけないと頭で理解し、行動に移して、もうやることに、何の不思議もないくらいに生活に定着していることだと思います。

同じ手順で、なりたい自分へのアクションも、繰り返すことで脳に定着させるんです。そして、もうそうなってしまったかのように振舞えば、自然に思考と行動を結びつけることができるんです。

思考、意思力は脳の中で3%という、今にもつぶされてしまう部分ですから、もうそうであるかのように振舞って、錯覚させることが重要です。

一流アスリートも実践!夢ノートが理想の未来を引き寄せる

なりたい自分になる方法として、夢ノートを作ることもオススメです。夢ノートは、プロのアスリートも実践しているものです。

オリンピックで金メダルをとったボクシングの村田諒太選手や、サッカー日本代表の本田圭佑選手も作成していたそうです。絶大な効果があると分かりますね。

夢ノートは、以下の8つのルールに沿って書いていきます。

  1. 本気になって夢を書く
  2. 制限を無視して書く
  3. ワクワクしながら書く
  4. 完了形で書く
  5. できるだけ多く夢を書く
  6. 表現は具体的に
  7. 新しい夢をどんどん書き足す

夢ノートは、リアリティのある未来を描き、自分の限界を取り払って潜在意識に浸透させていくことのできる、理にかなった方法ですよね。一度、なりたい自分になれた、という成功体験を持つと、どんどん新しいことにチャレンジしたくなります。

ぜひ、やるべきことを書き出す時で良いので、夢ノートに書いて、振り返ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

なりたい自分になるというのは、いったん今の自分を閉じ込めることです。変わるのは、相当な難しいことですが、顕在意識と潜在意識の関係を理解しておけば、今の自分の状況を客観的に理解できるようになります。

ちょっと行動にリミテッドがかかってしまっても「あ、今脳が変化を止めようとしている!そうはいかないぞ!」というように、脳で起こっていることが分かるようになります。

人間の脳は、変化しないための言い訳を考えるのが得意ですので、なりたい自分に変われるのは、ごく一握りの人間です。行動せずに終わることがほとんどです。

もしも今のままではダメなのは分かっているけど、何を変えたら良いのか分からない、という場合には、読書やイベントへの参加で視野を広げてみるのも1つの手です。迷っている時は、インプットの時間を作るのも大事です。納得してから、行動を決めても遅くはありません。

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