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仕事がデキる人ってどんな時間の使い方をしているのでしょうか?

仕事における時間の使い方を意識していますか?いざ、こう聞かれると意識していないと答える人は少なくありません。ただ、この考え方は非常にもったいないですし、大きな損をしてしまうこともあります。仕事をする上でどのように時間を使うことが良いのかをしっかりと意識する人としない人では、仕事の成果は当然のことながら、プライベートにまで影響を及ぼすこともあります。仕事をする中で、どのような時間の使い方をすれば良いのか考えて訓練することはとても大切です。

もくじ

仕事がデキる人は時間の使い方が上手い人が多い

仕事がデキるかデキないかは、その人の仕事に対する時間の使い方を見ていれば分かることもあります。

では、なぜそう言えるのか。それは仕事に対する時間の使い方が、仕事をきちんと論理的に捉えられているかどうかのバロメーターとして機能することが多いからです。実際にデキる人はどのような時間の使い方をしているのかを考えること、あなたができていなければ真似をすることで、仕事での上手な時間の使い方を学ぶことができ、知らず知らずの内にあなたもデキる人になれるでしょう。

仕事がデキる人は朝の時間を大事にして、上手に使っている

1日の始まりである朝は、特に意識して時間を使うことが重要です。田舎はそれほどでもないですが、都会であれば朝が一番静かな時間とも言えます。集中しやすいこの時間帯は、ニュースを見たり新聞に目を通したり、何かの勉強をするには持ってこいの環境です。

またアイドリングの時間でもあるので、この時間帯を有用に使い、栄養のバランスを考えた食事と併せることで仕事にもスムーズに入ることができます。しかも、脳の準備もできている状態なので、始めから高パフォーマンスな仕事を行うこともできます。遅刻ギリギリまで寝ているようでは、朝を大事に有用に使っているデキるライバルとは、スタートの状態から大きく水をあけられることになります。それが1年365日積み重なるわけですから、その差はとんでもなく開いていきます。朝の時間はとにかく大事に使うように心がけてください。

仕事の全体像を掴み、あらゆる事態に対応できる余裕を持っている

仕事を受けたらその瞬間に全体像を把握するクセをつけ、全体像から各項目に掛かる時間を逆算して、常に余裕を持てるように時間配分を心がけましょう。仕事がデキない人は、仕事を局地的な目で捉え全体像を把握しようとせずに場当たり的な時間の配分をしてしまうために、時間の使い方が下手と言えるのです。どんなに綿密な時間配分、仕事プランを考えていても不測の事態が起こってしまうのが仕事です。このような場合でも、余裕のある時間配分を行っておけば柔軟に対処することも可能になります。

また余裕のある時間の使い方を実現させるためにも、仕事にはスグに取り掛かりましょう。仕事がデキない人ほど、仕事に取り掛かるのが遅いという傾向が強く見られます。全体像の把握と時間配分を済ませたら、スグに仕事に取り掛かることができるかどうかのフットワークの軽さが重要です。この時のプランは完璧である必要はありませんし、むしろ一切の修正もない完璧な仕事プランなどできるものではありません。仕事がデキる人ほど、この事もしっかりと理解しているため、より一層動き出しの一歩が早いのです。

とにかく早く反応することを心がけましょう。

仕事に対する時間の使い方が上手いほどプライベートも充実する

当然の話ではありますが、1日は24時間です。この24時間の内仕事にどれだけの時間を割いてしまうかで、プライベートに掛けられる時間、プライベートの充実度が変わってきます。平均労働時間は8~9時間程度ですが、これは残業を考慮しない場合です。職場での残業だけに限らず、家に持ち帰っての時間外労働なども考えるとその労働時間は増大します。こうなってしまうと、プライベートの充実はおろか、睡眠時間の確保すらも難しくなってしまいます。これを解決するには残業を行わないように、時間内でいかに仕事を終わらせるかが大事になります。

どう考えても物理的に不可能な場合は会社や上司、もしくは専門機関と相談するべきですが、そうでない場合は時間の使い方を効率的にするのがベターです。先に書いたように時間の使い方を考えて、あなた自身があなた専用のタイムスケジュールを組むことができるかどうかが大事になります。仕事での時間の使い方が上手くできるようになれば、必然的にプライベートの充実や睡眠時間の確保に繋がり、仕事自体にもより良いサイクルが生まれるようになります。

仕事の成果と掛けた時間は必ずしもイコールではない

日本人に特に多く見られるものに、時間を掛けた分だけ得られる成果は良いものになるという勘違いがあります。会議の場や、残業という形で特に顕著に現れてきます。脳科学的には人間の集中できる時間は最大で90分程度、最大限の集中力を保てるのは15分程度が限界です。大手企業には会議を最大で30分1区切りとして行っているところもあります。これは集中して行えるベストなタイミングであると同時に、それ以降の無駄な時間を強制的に排除でき、有用な時間の使い方に繋がるからです。

このような事例からも分かるように、仕事の成果と掛けた時間は必ずしもイコールにならないですし、むしろ時間は少なく設定して、いかにその限られた時間の中で高いパフォーマンスを目指すか、というふうに考えることが健全であると言えます。行うべき仕事内容を細分化してリスト化し、その1つのタスクを最大で90分以内で終了させるという癖をつけるようにすることが大事です。当然、相手が存在する打ち合わせなどではこれを履行することは難しいことも多いですが、可能な限り短時間、高パフォーマンスを目指しましょう。

時間だけは全ての人に平等な資源であるという意識が大事

社会は不条理で、不合理なことも多くあります。平等を謳っていても、真に平等なことなど社会においては存在しないのかも知れません。が、どんな大金持ちでもそうでない人でも、1日の時間は絶対に24時間で平等です。時間だけは全ての人に平等な唯一ともいえる資源です。時間の使い方が下手な人は、この考え方や時間は資源であるという意識が低いことが多いです。それでは、いつまで経っても時間の使い方は上手くならないでしょう。

貧乏人は時間で金を買い、金持ちは金で時間を買うと言います。もっとも平等な資源である時間が、実は一番大事で貴重な存在であるといえるのです。この事をいかに強く意識できるかどうかで、仕事に対する時間の使い方についても考え方や行動は大きく変わります。

まとめ

ここまでに書いてきた時間というものに対しての考え方や行動は、変えようと思ってもすぐに変えることは難しいかも知れません。しかし、仕事に対する時間の使い方が上手くなりたいのであれば、少しずつでもこの考え方や行動を実行していく必要があります。あなた自身が、この人は時間の使い方が上手いなと感じる人や、仕事がキッチリできているのに、いつも余裕を感じさせる人が居れば、その人の動きをつぶさに観察してみましょう。当然、相手を不快にさせないように気をつける必要はあります。その人の行動を観察して盗み、真似をしていきながら、時間に対する考え方そのものを変えていきましょう。

仕事の時間の使い方は訓練すればどんどん上手くなっていきます。効率的な仕事をして、時間と生活に余裕を持てるようになりましょう。

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