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取りやすい資格8選 就職や転職に有利な資格をタイプ別にご紹介

仕事で成果を上げるため、就職や転職を有利に進めるため、出産後仕事に復帰するため、独立開業を目指すためなど、資格を求める人は近年増えてきています。資格があれば転職や就職、昇進など仕事に有利に働くからです。

数ある資格の中から転職や就職、仕事のステップアップに役立つ取りやすい資格8選を資格を取得する目的タイプ別にご紹介します。資格を取る目的を考慮して、自分にぴったりの資格を見つけてみてください。

もくじ

働きながらでも取りやすい資格2選

資格の勉強だけに時間を割けるというケースは少ないので、ほとんどの人が仕事をしながら資格の勉強を進めることになります。そんな人におすすめなのは、これまでの仕事の経験が活かせる資格や、現在の仕事にプラスになる資格です。

最近ではTOEICの受験を義務付けている会社も増えてきました。仕事の成果を期待できる資格は、企業としても積極的にバックアップしたいという姿勢の表れです。仕事をしながら勉強できる取りやすい資格2つをご紹介します。

PCスキルのマイクロソフトオフィススペシャリスト

オフィスワークをしている人におすすめの資格は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」通称MOSです。「マイクロソフトオフィススペシャリスト」は、マイクロソフト社後任のPCスキルを証明する資格で、オフィスで働く人には幅広く役立ちます。

マイクロソフトのワードやエクセルは、ビジネスのシーンでは重要なツールです。ワードやエクセルを使いこなせれば、仕事の効率も上がり周囲から頼りにされる人材になるでしょう。

「マイクロソフトオフィススペシャリスト」は、早い人であれば1ヶ月集中して勉強すれば取得できる取りやすい資格です。オフィスワークの基本スキルとも言われているので資格に対する評価は高く、特に事務職であれば履歴書でアピールできる項目にもなります。

仕事のステップアップもできる秘書検定

「秘書検定」は、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルが身につく女性に人気の資格はです。ビジネス文書の作成や電話応対のマナー、職務知識が身につくので、秘書を目指す人だけでなく、若手のビジネスマンや就職活動中の学生にも注目されています。

ビジネスに必要な要素を身につけられる資格とあって、企業からの評価も良い資格が「秘書検定」です。「秘書検定」を取得したことで希望の部署に異動できたり、昇級したりというケースも見受けられます。

「秘書検定」のレベルは3級、2級、準1級、1級と4段階あり、3級と2級は合格率が60%前後の取りやすい資格です。準1級、1級となると高度な専門知識が求められますが、仕事に活かせる信頼性の高い資格です。

就職に有利な取りやすい資格2選

仕事に直結する資格は、就職や転職の際に有利に働きます。しかし、就職や転職に役立つからと言って税理士や社会保険労務士、中小企業診断士のような資格はかなり難易度が高く勉強も大変なので、取りやすい資格とは言えません。

就職や転職に役立つ資格の中でも、比較的取りやすい資格と言われているものがあります。働きながらでも勉強することができる、就職や転職に有利な取りやすい資格2つをご紹介します。

ネットワークエンジニアを目指すならシスコ技術者認定試験

ITの世界の中でも人気があるのがネットワークのエンジニアです。日々進歩するIT業界の中でも根幹を支えるネットワークのエンジニアは需要が多く、就職に役立つ資格が「シスコ技術者認定試験」です。

「シスコ技術者認定試験」は、ルータやスイッチなどシスコシステムズ社のネットワーク機器の知識やトラブルシューティング能力を測るのに利用されます。シスコシステムズ社の機器に対しての知識となりますが、一般的なネットワーク技術に応用できるので汎用性の高い資格です。

「シスコ技術者認定試験」には5つのレベル分けがありますが、プロフェッショナルレベル以上を取得しておくと就職に役立ちます。IT技術者と聞くと構えてしまう人も多いですが、ネットワークの原理がわかると勉強を進めやすいので取りやすい資格です。

独立開業も目指せるファイナンシャルプランナー

お金に関する幅広い知識と、ライフプランニングを行う「ファイナンシャルプランナー」は、金融系の企業なら業務に直結する可能性が高い資格です。金融系、不動産系などお金を取り扱う企業への就職が有利になるだけでなく、独立開業も目指すことができます。

FP2級以上を取得すれば、企業内ファイナンシャルプランナーとして実務に役立てることができます。お金や不動産に関するより深い知識が得られて仕事に活かせ、企業によっては昇進や給料アップにつながることもあるようです。

独立開業を目指す独立系ファイナンシャルプランナーもいます。独立すれば仕事の自由度は高く、女性でも長く働けるのは魅力の一つです。お金に関する専門知識は複雑ですが、銀行や保険会社、不動産会社に務めたことのある人は比較的取りやすい仕事です。

子育てママでも取りやすい資格2選

結婚や出産がひと段落して、再度社会復帰をしようと考えている人も多いでしょう。出産して子供がいる人におすすめなのは、勉強する時間が思うように取れなくても安心の取りやすい資格です。

資格を取って仕事に復帰する際に重要となるのは、仕事が見つけやすく、安定して働ける仕事であること。そして、勤務地や勤務時間など労働条件の融通がききやすいことです。子育てままでも取りやすい資格2つをご紹介します。

安定して働けるので人気の医療事務

子育て中のママに人気の資格は「医療事務」です。医療機関の受付や会計を担当するのが「医療事務」で、4ヶ月程度の勉強で取得することができる取りやすい資格です。

「医療事務」の人気の理由は、安定して仕事に就けること、そして労働条件の選択肢の幅が広いことにあります。

医療機関は全国にあり、求人の数は多いです。力仕事ではなく年齢に左右されないため、長く安定して働けるのは魅力です。また、子育て中でフルタイムで働くのが難しいという人でも、パートタイムで午前中のみの勤務という形態が取れます。

「医療事務」は一度資格を取得すればずっと使える資格です。子育ての合間に勉強しておき、将来を見越して取得しておく人も多いようです。

デスクワークで年齢を選ばない介護事務

超高齢化社会に突入した現在、ニーズが高まっているのは「介護事務」の資格です。介護報酬の請求業務と、事務作業、ケアマネージャーのサポートなどを行います。事務職なので体力的な負担がなく、年齢に関係なく長く働けるのが魅力です。

「介護事務」の資格は4ヶ月程度の勉強で取得できると言われており、子育て中のママでも勉強の時間が取りやすいです。試験の合格率は50%程度ですが、資料の持ち込みが可能都なっており取りやすい資格の一つです。

介護自体のニーズが高まる中で、「介護事務」の資格取得後は活躍の場が期待されます。勤務先は老人ホーム、病院、訪問介護の事業所など多岐に渡り、勤務地や労働条件の選択肢が広い仕事です。

手に職が欲しい人のための取りやすい資格2選

資格を取って自分のお店を持ちたい、フリーランスで活躍したいという人もいます。企業に縛られず、自分のやりたいことを仕事にできるのは大いなる魅力です。

資格を取得して独立を目指す場合、資格取得後のキャリアプランのイメージが描けていることが大切です。資格取得だけで終わらず、資格をどのように活かすかを考えておきましょう。

手に職を持ってフリーランスや独立開業したい人のための、取りやすい資格2つをご紹介します。

飲食店の開業を目指すなら調理師免許

飲食店の開業を目指すなら「調理師免許」を取得すると良いでしょう。調理師は食品の栄養や調理法、衛生などの知識を身につけた食品のプロです。

実は、飲食店を開業する際に「調理師免許」は必須ではありません。しかし、「調理師免許」があることで、調理に関する正しい専門知識を身につけていることをアピールできるという利点があります。

単に飲食店を経営するだけでなく、自らが調理人となってお店を開きたい人にはおすすめの資格です。普段から好きで料理をしている人であれば、専門知識を補充していくだけなので取りやすい資格と言えるでしょう。

幅広く活かせるカラーコーディネーター

「カラーコーディネーター」は色彩や配色を操る色の専門家です。レベルは3級から1級まであり、3級であれば6ヶ月程度の勉強で取得できる比較的取りやすい資格です。

「カラーコーディネーター」の資格を通じて色彩や配色の知識、色の効果を身につけることで、あらゆる仕事に役立てることができます。住宅、ホテル、レストランなどのインテリアや、ショップのディスプレイから、広告制作まで、知識を活かせる場所は様々です。

フリーランスとして独立した「カラーコーディネーター」の中には、ファッション業界やメイク業界、ブライダル業界で活躍する人もいます。色を通じて幅広い仕事にチャレンジしたい人におすすめの資格です。

まとめ

就職や転職、仕事のステップアップに役立つ資格はたくさんありますが、取りやすい資格は限られてきます。

資格取得のための勉強期間が短く、現在の仕事の経験や普段の生活での知識が活かせる仕事は取りやすいです。逆に専門的な知識が必要とされ、合格率も低い資格は取りやすい資格ではありません。

必要となる知識と勉強に当てられる時間を考慮して、資格の取得を目指してみましょう。

資格を取得する際に重要なのは、資格取得後のキャリアプランです。

資格を取得すること自体が目的になってしまっては本末転倒です。資格取得後に自分がどのような仕事をしたいのか、どのような場で活躍したいのかをイメージしておきましょう。そうすれば、資格の勉強にも自然と身が入るようになります。

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