職場の悩み

堂々とするには?自信がなくても5つの方法と考え方で実現する!

どんな状況でも堂々としている人は、何をしていても様になります。その冷静かつ余裕を持った姿に、憧れを持っている人は多いのではないでしょうか?

それと同時に、どんな状況でも堂々としている人を見ると「なんでそんなに冷静で堂々としているんだろう?」と、疑問を感じることもあるでしょう。実は、堂々としている人たちには共通している特徴があり、それは誰でも実践できることなのです。

そこでこの記事では、常に冷静に堂々とするための方法や、実践するときに気をつけることを紹介していきます。

もくじ

自分に自信がなくても堂々とする5つの方法とは?

誰でも実践できる、と聞くと「本当に誰でもできるの?」と疑問を持つ人も多いでしょう。しかし、どんな状況でも冷静かつ堂々とするために必要なのは、仕事や人生に対する“考え方”なのです。

堂々とする方法として、

  • 見栄を張ろうとしない
  • 自分の長所や価値を理解する
  • 他人を貶めようとはしない
  • ミスをポジティブに捉える
  • 普段の振る舞いや外見に気を遣う

の5つが挙げられます。これらのことを理解して実践できるようになれば、あなたも堂々とした立ち居振る舞いができるはずです。

では、これら5つの方法について、具体的な方法やポイントを紹介していきます。

見栄を張らない!自分を良く見せようとはしない

大切なのが、見栄を張ろうとしない、ということ。「自分を良く見せよう」「周りの人から評価されよう」という気持ちで行動していると、周りの目ばかりを気にしてオドオドしてしまいます。ですので、まずは自分が持つ弱さを認め、過剰に良く見せようとはしないことを意識してみてください。

自分を良く見せようとすると、どうしても「あの人はどう感じているだろう?」「失敗したらダメなやつだと思われるかも…」と、自分の言動に対してネガティブになってしまいます。そうなれば、その自信のなさが態度に表れ、周りから見ても“自信がない人”と見られても仕方がないでしょう。

そもそも、私たちは基本的に実力以上のものは発揮できません。にもかかわらず、多くの人は実力以上に評価を求めて行動し、結果的に空回りしてしまうのです。

とにかく、まずは自分の弱さを認めること。その上で自分は何をすればいいのか、と考えてやるべきことに取り組むことが大切になります。

自信を持つ!自分が持つ長所や価値を理解する

いかなる状況でも堂々とするためには、自分の弱さを認めるとともに、自分に自信を持つことも必要になります。とはいえ、いきなり「堂々とするためには自信を持つべき!」と言われても、ほとんどの人は「そんなのは無理だ…」と感じるはずです。

ですので、無理に自分に自信を持とうとする前に、自分には何ができるのか、ということを考えてみてください。自分が持つ長所や価値を理解することで、自然に自信を持つようにしましょう。

中には「自分に長所や価値なんてない」という方がいるかもしれませんが、人にはそれぞれ何かしらの長所があります。ただ、それを自覚できていないだけなのです。

長所を見つける方法は、自分で考えることだけではありません。

  • 過去の成功体験を振り返る
  • 周りにいる信頼できる人に聞く
  • 長所を発見するツールを活用する

など、客観的な事実や視点を参考に探してみてください。ほとんどの人は、長所や価値を客観的に“把握”できておらず、漠然と「自分には長所がない…」と悩んでいる傾向にあるのです。

愚痴はNG!他人を貶めようとする言動は避ける

堂々と振る舞いたいのであれば、周りに愚痴や陰口を言うのは絶対に避けましょう。愚痴や陰口は、他人を貶めて自分を良く見せようとする行為、つまりは「あの人はダメだけど、自分はちゃんとしているんだ」と周りにアピールしているようなものです。

あなたは、他人を貶めて自分を正当化している人に魅力を感じるでしょうか? また、堂々としている人だと感じるでしょうか? おそらく、ほとんどの人はそう思わないはずです。

事実、堂々としている人は愚痴や陰口を言いません。自分の強みと弱みを知り、それらを心から認めているからです。そもそも、他人を貶める必要がまったくない、ともいえます。

愚痴や陰口を言うということは、それだけ視点が他人に向いてしまっているという証拠。まずは自分自身と向き合い、他人を貶めるのではなく、自分を高めるには何をすればいいか、について考えていきましょう。

失敗は成功のもと!ミスをポジティブに捉える

堂々とせずにオドオドとしている人は、失敗を極端に恐れている傾向があります。「失敗したらどうしよう…」「怒られるかもしれない…」と悩むあまりに、自分の決断や行動に自信が持てないのです。

ですので、失敗に対しての向き合い方を変えていかなければいけません。つまりは、失敗を“成功のもと”として捉え、ミスをポジティブに考えることが大切なのです。

たしかに、失敗は誰だって怖いもの。おそらく、いつも堂々と振る舞っている人でさえ「失敗したくない」という気持ちは持っているでしょう。大切なのは、その気持ちと同時に「失敗してもそこから学んで成功すればいい!」と考えられているかどうかです。

失敗をポジティブなものとして考えられたら、ミスに対しての恐怖心は減り、決断したり行動したりする際にも堂々と振る舞えるでしょう。

普段の振る舞いに注意!些細なことも見られている

ここまで、堂々とするための方法や考え方を紹介しました。これらを実践していけば、どんな状況でも自然に堂々と振る舞えるはずです。

しかし、もう1点気をつけておきたいのが、人は無意識のうちに“見た目”を重視して見ている、ということ。いくら自分に自信がついてポジティブな振る舞いを続けていても、服装がだらしなかったり、表情が固かったりすれば、堂々としていると周りからは見られません。

気をつけるべき点として、

  • 表情を柔らかくする
  • 話すときは人の目を見て話す
  • ハキハキと話す
  • 姿勢を正す
  • 服装や見た目は清潔感があるように

などが挙げられます。堂々とした振る舞いを身につけるためには、これらの“外見”的な要素にも気を遣いましょう。

もちろん優先的に取り組むべきは、自分に自信を持つ、考え方を変える、といった“内面”的な要素になります。しかしプラスアルファとして、外見的な部分に気を遣うことも忘れないようにしてください。

「堂々としている」と「偉そう」はまったく違う

ここまでは、堂々とするための方法を5つ紹介しました。冷静な振る舞いを身につけたい人は、ぜひ取り組んでみてください。

しかし、取り組む際にひとつだけ気をつけるべきことがあります。それは「堂々としている」と「偉そう」はまったく違うものである、ということ。この部分を理解しておかないと、周りからすると“迷惑な人”と思われかねません。

いくら堂々とした振る舞いを身につけたいからといって、

  • 周りの意見を一切聞かない
  • やたらと大きな声で話す
  • 相手を威圧するような態度をとる
  • 上から目線で物事を話す

といったことをする必要は一切ありません。これでは、周りから「偉そうで迷惑な人だ」と感じられ、信頼されなくなるでしょう。

堂々としている人とは、相手を威圧するような態度をとる人ではなく、自分に自信を持ってドンと構えている人のこと。この部分を勘違いしてしたまま取り組むと、周りにも迷惑をかけてしまい、あなたの努力は“逆効果”となりかねません。

急激な変化は求めない!小さなことからコツコツと

ここまでを読んで「自分も早く堂々とした人になりたい!」と感じた方もいるでしょう。しかし、急激な変化を求めるのはあまりオススメできません。もしあなたが「変わりたい!」と思うのであれば、できるだけ“少しずつ”変化していくようにしましょう。

実は、私たちの脳は、生活や習慣の急激な変化を避けようとする機能を持っているのです。行動や思考を大きく変えようとすると、脳からその行動を抑制されるため、あなた自身が「変わるぞ!」と意気込んでも、脳からその行動を“ストップ”される仕組みとなっています。

つまりは、私たちは急激な変化ができないような構造になっているのです。心当たりがあるかもしれませんが、何かを始めようと意気込んでも数日でやる気がなくなってしまう“三日坊主”は、この脳の仕組みが原因になります。

ですので、何か行動や習慣を変えるためには、少しずつコツコツと変えていくしかありません。まずは自分の長所や価値を考えたり、少しずつ身なりを整えたり、できることから始めていきましょう。

まとめ

どんなときでも冷静で、周りから頼られている姿はとても憧れるもの。「自分も常に堂々として、周りから頼られるようになりたい」と、誰しも一度は思ったことがあるでしょう。

実は、堂々としている人というのは、生まれ持った才能や性格によって冷静に振る舞えているわけではありません。もっとも大きな要因は、仕事や人生に対して持っている“考え方”であり、それは誰にだって習得できるものなのです。

ただ「堂々としたい!」と決意して行動を起こす際には、偉そうな態度にはならないこと、急激な変化を求めないこと、の2点には十分に気をつける必要があります。この2点をいい加減にしたまま実践すると、周りに迷惑をかけてしまったり、努力が続かなかったりと、あなたが望む姿は手に入らないでしょう。

まずは自分が「これならできそうだな」と思えることから始め、1個できるようになったらもう1個、と行動を進めてみてください。もちろん相応の時間はかかるでしょうが、コツコツと努力を進めていけば、あなたが求めている姿にグッと近づけるはずです。

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