職場の悩み

正社員だけど仕事をばっくれたらどうなる?やる前にこれだけは知っておいて!

会社務めをしているあなたでも、仕事が辛くなったりして、正直ばっくれたいと考えたことはありませんか?たとえ正社員だったとしても上司からのパワハラや、残業が多すぎて仕事に行きたくないと思い、ばっくれることを考える人も実際にいます。

パートやアルバイトなどであれば、ばっくれていいわけではありませんが、正社員よりは問題にならないことが多いです。しかし会社務めの正社員がばっくれてしまうと、様々な問題が生じてきてしますのです。

そこでこちらでは正社員が仕事をばっくれてしまった場合、どのような問題点が生じてきてしまうのかについて、具体的なデメリットや給料、保険がどうなるのか詳しく解説していきます。

もくじ

正社員が仕事をばっくれた時のデメリットは?

そもそも「ばっくれる」という言葉をご存知ですか?ばっくれるとは、無断で仕事を休んだり、約束していたことをすっぽかしたりする事を表す言葉で、簡単に説明すると逃げ出すという意味になります。

そんな仕事から正社員がばっくれてしまうと、様々なデメリットがばっくれた本人に生じてきてしまうのです。こちらではそんな正社員が仕事をばっくれた時の、デメリットについて紹介していきます。

仕事をばっくれると会社に解雇されてしまう

正社員が仕事をばっくれた時のデメリットとして、会社に解雇されてしまう可能性があるのです。会社は正当な理由がなく、無断で休んでいる正社員に対して解雇をすることができるのです。就業規則によって、無断欠勤が何日も続いた場合、懲戒解雇できる会社もあります。

事前に休暇申請をしておけば解雇されることはありませんが、無断で何日も仕事をばっくれて、連絡もしなかった場合は懲戒解雇として処理されるのです。会社に懲戒解雇されてしまうと、退職金を貰えないこともあるのです。

しかし仕事を一度ばっくれたからといって、すぐに解雇とはなりませんが、無断欠勤期間が続くだけ懲戒解雇される可能性が高まるのです。

新しく転職しようとしても雇ってもらえない可能性もある

上記でお伝えしたように、正社員が何日もばっくれた状態が続いてしまうと、懲戒解雇されてしまいます。一度懲戒解雇されてしまうと、新しく転職しようとしても、雇ってもらえない可能性もあるのです。

転職活動する際には面接や履歴書を書きますが、その他にも退職証明書が必要になってくるので、懲戒解雇されたことが知られてしまうのです。前の会社でばっくれた事が原因で懲戒解雇されたのが、知られてしまうと雇ってくれる会社はほとんどないです。

また会社によっては、たとえ懲戒解雇された事を隠していても、前職調査を行うところもあるのです。私が聞いた話によると、ばっくれて懲戒解雇になった人を雇ってくれるのは、ブラック企業くらいしかないと言われているほど、ばっくれてしまっただけでこれからの人生が台無しになってしまうのです。

中小企業の狭い職種の場合でも、噂が広まり転職しにくくなる

たとえ中小企業に転職しようと考えても、ばっくれた事が噂になり転職しにくくなることも考えられます。大手企業よりも転職率は高くなりますが、中小企業は自社の売り上げをあげる為に同業種などのコミュニティーに参加していることがあるのです。

そこで様々な情報交換などをした時に、ばっくれた正社員の話になってしまえば、同業種の会社にばれてしまう可能性があります。その為同じ職種の強みを持っていたとしても、同業種での転職も難しくなってしまうのです。

前の会社に損害賠償の請求される場合がある

正社員がばっくれてしまうと、会社に損害賠償を請求される場合もあります。基本的に、発生する可能性は低いですがないとは言えないのです。しかし損害賠償請求したら、会社側もそれなりのコストと時間を投じることになるので、ほとんどの場合されることはありません。

ですがばっくれた正社員が、多額の横領を発覚したり、有望なお得意先の顧客に対して甚大な被害をもたらした場合は、損害賠償請求をされることがあります。もしばっくれただけで損害賠償を請求してくるような会社は、ブラック企業の可能性が高いです。

正社員が仕事をばっくれた時、給料や保険はどうなるの?

正社員が仕事をばっくれて懲戒解雇されてしまう事によって、様々なデメリットがありますが、給料や保険などがどうなるのかも気になる人が多いです。「給料はもらうことができないのか」「保険はどうなるの」などと、不安に思うこともありますよね?

しかし基本的に正社員が仕事をばっくれるといった行為自体が、社会人としてのマナー違反です。その事を十分に理解したうえで、給料や保険がどうなるのか肝に銘じておくことが大切です。

基本的に正社員がばっくれても給料は貰える

正社員が仕事をばっくれたら給料は貰えないと思われがちですが、基本的に仕事をばっくれても給料は貰えます。確かにばっくれるといった行為は、労働契約自体を破った事になりますが基本的に稼働した分だけ、貰うことができるのです。

しかし会社によって、給料を支払わない所もあるのは事実です。実際に会社に給料を取りに行くことができずに、貰うことを諦めた人もいるのです。また会社によっても、日割りの計算で支払われる所や、一ヶ月分の給料が貰える会社もあります。

ですが突然仕事をばっくれたとしても、給料を請求する権利はあるのです。給料をもらうのは当然の事ですが、ばっくれは社会人のマナー違反なので絶対にやってはいけないことです。

仕事をばっくれて懲戒解雇されると保険は外される

基本的に会社で正社員になると、社会保険に加入することができます。しかしばっくれて懲戒解雇されてしまうと、その期日に従って社会保険の加入からも外されてしまいます。社会保険には、「雇用保険」「健康保険」「厚生年金」がセットになっており、特に健康保険と厚生年金は会社が半分支払ってくれています。

またあなたが会社に保険証を会社に返却しないと、もし次の会社に入社できたとしても、健康保険に加入できなくなってしまいます。その為たとえばっくれて、会社に返却しにくくても支給された保険証は返したほうがいいのです。

それだけ社会保険の加入から外れるということは、あなたにもリスクが伴ってくると理解しておくことも大切です。

正社員が仕事をばっくれてしまう理由には共通点がある

基本的に社会人としてばっくれるという行為はやってはいけませんが、正社員が仕事をばっくれてしまう理由もあったのです。またその理由には共通点があり、会社や仕事に対して、不満が限界になってしまった時にばっくれる傾向があります。

そんな共通点として、「人間関係の不満」「パワハラなど不満」「仕事でミスをして、会社に行ったら怒られる」などの理由で仕事をばっくれてしまうケースが多いのです。また「体調不良」「遅刻」「もう辞めるから行かない」といったふとしたきっかけや自分の事情で仕事をばっくれる人も中にはいます。

このような普段の不満やストレスが限界になり、耐えられなくなったことでばっくれてしまう場合もあれば、ふとしたきっかけや自分の事情で、仕事をばっくれる場合もあるのです。

もし正社員が仕事をばっくれてしまったらどうすればいいの?

上記でお伝えしたように、正社員が仕事をばっくれてしまう理由は様々あります。しかし会社を辞めるつもりはないのに、勢いでばっくれてしまう事もあるはずです。そんな時に一度でも仕事をばっくれてしまったら、会社に行きづらくなってしまいますよね?

そのまま無断欠勤を続けてしまうと、懲戒解雇されてしまう恐れもありますし、新しい仕事を探すといっても転職が不利になることも考えられます。こちらではもしそういった行動をとってしまった場合に、正社員がするべき行動を紹介していきます。

仕事をばっくれてしまったら、会社を辞めるか辞めないか決断する

当然のことですが、仕事をばっくれてしまったら、今の会社を辞めるか辞めないか決断することが大切です。一度でも仕事をばっくれてしまうと、会社に行きづらくなったり、連絡をしづらくなりそのまま勢いで会社を辞めてしまう人も多いのです。

しかし冷静に考えて、辞めるかどうかしっかりと考えたほうがいいのです。もしそのまま勢いで辞めてしまうと、後から後悔してしまうこともあるからです。私の知っている人も勢いで辞めてしまったことで、後悔しているという正社員の人も実際にいるのです。

そんな事にならない為にも、ゆっくりと先のことを考えて、辞めるか辞めないかしっかりと考える必要があります。

仕事を辞めると決めた時は会社に退職届を郵送する

仕事をばっくれて会社を辞めると決断した時は、必ず退職届を書くようにしましょう。退職届を書かないでそのままの状態が続いてしまうと、転職活動に必要な退職証明書が貰えなくなり、再就職が不利になってしまいます。

また仕事をばっくれて無断欠勤が続くと懲戒解雇扱いになり、それだけ転職が難しくなることも考えられるからです。退職届を書いたとしても、会社にはもう行きたくないと思ってしまうあなたは、直接渡すのは難しいので、郵送で送るのも一つの方法です。

できる事なら会社に、連絡をして退職の手続きに必要なことを聞いた方がいいです。上司に連絡はしづらいかもしれませんが、人事に直接かけて手続きに必要なことを聞くと、不備もなく一回で済ませられます。

辞めないときはすぐに謝ってウソは言わない

もし仕事をばっくれてしまった場合に、それでも辞めたくないと決めたときは、すぐに謝ることが重要です。できるだけ早く電話や直接謝って、懲戒解雇されないようにしなければいけないのです。

とても勇気がいて非常に大変なことかもしれませんが、会社に残るにはそれしかないです。その時に仕事をばっくれてしまった理由にウソを言ってしまうと、余計に相手を怒らせてしまうので注意が必要です。

謝る時は言い訳やウソは言わないで、正直にその理由を伝えることが大切です。また電話よりかは、直接謝ったほうが誠意を相手に伝えることができるはずです。

まとめ

正社員が仕事をばっくれてしまう理由は様々ありますが、基本的に社会人としてやってはいけないマナー違反です。たとえ仕事をばっくれても、それまでの給料は貰うことができますが懲戒解雇や、転職にも大きな影響がでますし、損害賠償請求の可能性もないとは言えないのです。

私も仕事をばっくれたいという気持ちはわかりますが、軽い気持ちで仕事をばっくれてしまうと、あなたのその後の仕事にも必ず影響がでてしまいます。仕事をばっくれることはデメリットしかなく、なんのメリットもありません。

もし会社を辞めたいのであれば退職届を出せばいいですし、辞めたくないのであれば上司などに相談する方法もあります。必ず仕事をばっくれる前には、一呼吸おいて落ち着いて考えることも大切です。

何度も言いますが、仕事をばっくれるということは、社会人としてやってはいけないことですので、軽い気持ちでばっくれようとはせずに、最善の方法は何か考えたほうがこれからのあなたの為になるはずです。

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