職場の悩み

仕事、ずる休みしたいな…疑われずに休める3つの理由と2つの注意点

仕事をずる休みするときの理由はいろいろあります。ネットで検索すると、バレないもっともらしい理由がたくさん出てきますよね。今回は、そういった「ずる休みトーク集」だけではなく、もっと本質的な部分に迫ってお話してみたいと思います。

そもそも、どうして本当のことを言えないのか?これって、意外と大きな問題です。どんな理由であれ、有給休暇を取得できない理由にはならないと定められていますし、嘘をついてバレたときって、ものすごく大変ですよね。下手したら、それが原因で退職なんてことにもなりかねません。

ずる休みしたいとき、本当のことが言えるには、普段から良好な人間関係を作っておくこと。「信頼関係」ですね。それでは、詳しくお話していきましょう。

もくじ

「バレない」で仕事をずる休みする理由集がコチラです⁈

実際の問題として、「寝坊した!」とか「今日行きたくないなぁ」ということは起こりえますよね。確かに、「今日行きたくないから休みます」とは、口が裂けても言えません。そもそも、「今日行きたくないなぁ」と思う職場に、ダラダラい続けるより、転職した方がよいと言えるかもしれません。その理由は、嫌な職場にい続けて、得する人が誰もいないからです。とりあえず、今日は「理由集」から言い訳さがしてずる休みしてみませんか?

いろいろ面倒な仮病は、「頭痛」か「腹痛」が無難

「風邪ひいたみたいなのでお休みします」という言い訳は、本当に後々面倒です。「あれ、風邪もう治ったの? 咳は? 鼻水は?」と聞かれることが多いですから、症状が数日残る病気は言い訳にはむきません。というわけで、仮病を使うなら「その日限りのもの」が良いです。

「朝起きたら発熱してて、38度くらいあります」

「朝起きたら身体が怠くて、ちよっと起き上がれそうにないんです」

「朝食食べたらもどしちゃって」

「朝起きたらぎっくり腰で動けなくて」

「朝起きたら下痢で」

「頭が痛くて」

これらはいずれにしても印象が悪いことだけは事実。はっきり言って「ばれてます」から!また、最近の企業では必ず通院して診断書をもらってくるように言われることがあります。これは「ずる休み」を調べているわけではなくて、インフルエンザだったり、ノロウイルスだったり、O157だったり、感染する病気にかかられていると、職場に来られても困るからです。介護職や医療系では特にそういうことが厳しく言われますので、仮病系は使わないようにしましょう。

高齢者の介護、身内の付き添いなど、看病、介護

こちらの理由は比較的使いやすいと思います。

「母がぎっくり腰をしたので、車で病院に連れていきたいのですが」

「祖母が入院したので衣類などをもって病院に行かないといけないんです」

これなら、次の日も普通に出勤できますね。ただし、「おばあさんだいじょうぶ?」などと聞かれたときには「何のこと?」って顔をしないように気をつけましょうね。

また、よく把握しておかないと、「前もおばあさん入院してなかったっけ?」ということになります。

それでも、「そうなんですよ。前は腰で今度は足で」など、他の理由に比べると、ごまかしやすいといえるかも知れません。

内容はよく覚えておくようにしておかないと大変で、これが「嘘をつくこと」のデメリットです。「あれ? 前は膝って言ってたよ?」など、自分でついた嘘は、自分では忘れてしまいますが、他人はよく覚えているのです!

マンションや自宅の立ち会い工事、立ち会い検査

マンションの場合、必ず立ち会ってくださいという点検や工事が入ることがあります。「火災報知機の点検があるそうで、立ち会わないといけないので」これも仕事をずる休みするのに使える理由ではあります。ただ、これについても同じことが言えます。火災報知器以外にも、お風呂場の修理、お手洗いの修理、グラインダーの点検など、結構いろいろな「立ち会い工事」があるにはあります。他の従業員と比べて、あきらかに多いと「あいつの家は立ち会い工事ばかりやってるな」と言われかねません。

普通は1年に一度あるかないかのことですから、二回、三回と連続で使える言い訳とはいえないでしょう。ましてや、同じ理由を続けてしまっては、「この前、火災報知器の点検やったばかりだよね?」と言われます。万が一、そんなことになってしまったときは、「いや、この前は点検で、今回は古い部品を交換するらしいんですよ!」といった風に回避する方法もあります。

すごい企業もある! 「パスクリエイト株式会社」は仕事ずる休みOK?!

最近は「私服OK」など、柔軟な企業がたくさんでてきています。世の中にはすごい企業もありまして、3ヶ月に一回は「ずる休み」が認められている会社があるそうです!

パスクリエイト株式会社では、3ヶ月一回、公式に「ずる休み」が認められているそうで、「する休みするので仕事を休みます」で休めるとのこと。有給休暇のスムーズな取得を目的とした福利厚生の一環だそうです。ほかにも出勤時間よりはやく出勤すると手当てがもらえたり、面白い決まりがあるので詳しく見てみましょう。

出勤時間より早い時間に出社すると手当がもらえる!

なんと、出勤時間の1時間前とか、2時間前に出社すると、1時間で500円、2時間で1000円の手当が出るそうです。これも、会社の近くに住んでもらおうという取り組みだそうです。通勤で満員電車に何時間も乗車していると、始業前にグッタリですもんね。そうしたことがないように、会社の近くに住んでもらい、早めに出勤して通勤ラッシュを避けてもらうということです。

通勤ラッシュや、スーツで仕事するというのは、サラリーマンの辛いところ、かなりのストレスです。私服通勤や通勤ラッシュ回避は、サラリーマンには本当に助かる内容ですよね。

ただし、その分気を引き締めて働く必要がありそうです。規則が緩いとつい気持ちも緩んでしまいがちですから、そう考えると従業員の自主的な仕事を促す意味もあるのかも知れません。

いろんな会社で増えてきているフレックス勤務との連動!

また、最近では出勤時間を自由に決められるフレックスを導入している企業も増えてきました。朝が苦手な人は、昼から夜遅くまでとか、早く帰りたい人は朝早くから夕方までと、自分のスタイルに合わせて勤務時間を決められるわけですね。この会社では、朝早く出社した分早く帰ることもできるそうです。そういうスタイルを好む人はたくさんいるでしょう。

取引先がある場合、ある程度取引先の就業時間にあわせる必要がありますが、自部門完結でできる仕事なら、時間は自由にできます。子育てや介護をしながら働く人が増えている背景も考慮されているのかも知れません。こうした取り組みのある職場なら、わざわざずる休みする必要もありませんし、寝坊しても大丈夫。自主的にきちんと仕事をこなしさえすればいいので本当に助かりますよね。

有給休暇取得の一環として「する休み」が認められています!

また、この会社では3ヶ月に一度「する休みを笑って許しちゃう制度」というのがあります。「ずる休みをさせてください」と申告すると有休がとれてしまうという制度。これは面白い発想。こんな風に休みが取れたら楽ですよね。「あ、寝坊した!」と思っても、「ずる休みするか」で済みますもんね。

実は、こうした取り組みをしている会社は年々増加しているそうです。その理由は、有給休暇をスムーズにとるための取り組みです。有給休暇といっても、なかなか消化できないことが多く、退職時にまとめて使うということが多いようですが、そうしたことのないように、普段から有休をとれる取り組みが少しずつされているのです。そんな風に有給休暇をとれる取り組みをしている企業が増えているというのは、景気がよくなっている証拠かもしれませんね。

言い訳しなくていいように、普段から本当のことを言える信頼関係を作っておこう!

「嘘をつく」ということは、本当に難しいことです。簡単に騙せても、罪悪感が残ったり、つじつまを合わせるのが面倒ですし、自分では嘘ついたことなんてすぐに忘れてしまいますが、相手はいつまでも覚えているものです。何週間もたって、あるいは何ヶ月もたってから「あの時どうしてたの?」とか「あれ、前もそれ言ってなかった?」なんていわれると、もうすぐにばれてしまいます。

嘘はつかないに越したことはないはずです。そして、そのためには休みたいときに本当のことを言える信頼関係を作っておくことが重要です。普段から、誠心誠意仕事をしてれば、何かあっても多めに見てくれるものです。最初に書いたように、「今日行きたくないなぁ」という職場には、信頼関係はないでしょう。だから、信頼関係のつくれる職場を探した方がいいのです。そのうえで、仕事を休む理由を伝えるマナーを見ていきましょう。

遅刻、仕事を休むときの理由の正しい伝え方はどうすればいいの?

信頼関係ができているからと言って「今日ずる休みします」とはいかないものです。遅刻や欠勤を伝えるためには、やはりマナーがあります。しっかりマナーを守って伝えれば、評価をさげずに休めることもあります。ミスをした時とか、クレームが入ったときなど、仕事上の他の局面でもいえることですが、素早い対応と誠意ある姿勢が、逆に印象をよくする場合があります。クレームの対応などを、キチンとすることで評価が上がることがあるのです。それでは、どうすれば信頼関係を崩さずに休みの理由を伝えられるかを見ていきましょう。

遅刻してしまうとき、電話で理由を伝える方法

まず、きちんと謝ること、それからいつごろ到着するか正確な時間を伝えること、これが最も大切です。

まずは「大変申し訳ありません!」「すみませんでした」「ご迷惑おかけしました」と謝り、それから「15分後には到着できます」など、正確な時間を伝えましょう。本当は30分かかるのに「15分で着きます!」ではなく、「急いで向かいますが、30分ほどかかりそうです。申し訳ありません」と正確な時間を伝えましょう。ここは意外と重要です。

また、寝坊などの場合、正直に伝えることが大切ですが同じことを繰り返さないように、対策も一緒に伝えましょう。「今回は寝坊してしまいましたが、明日からは目覚ましアラームをスマホでも設定して二度とないように努めます」といった具合ですね。

休みたいとき、こう伝えるのがマナーです!

基本的に、「ずる休み」は普通ダメですよね。体調が悪い場合や、なにか用事ができたときは、「申し訳ありません」とまず謝ってから内容を伝え、「通院して診断書をもらってきます」「一日休んで明日には仕事に戻れるように養生します」など、「休んでどうするのか」を伝えておくと上司も安心です。

また、用事で休むにしても、「受け持っている仕事は明日中には終わらせます」など、休んでも仕事に支障がない旨を伝えておきましょう。支障が出る場合、「間に合いませんので、よろしくお願いします」などとしっかりと伝えて謝っておきましょう。もちろん、支障が出る場合は、なるべく休まないようにするのが前提です。

さらに、自分の仕事の受け持ち内容を伝えておきましょう。例えば「取引先の○○さんから電話があるかも知れませんが、明日折り返しご連絡しますとお伝えください」とか、「○○の件は私の机の引き出しの中のUSBに入っています」など、自分が休むうえで仕事上の迷惑が掛からないように配慮して連絡しておきましょう。

まとめ

ここまで読んでいただければお分かりいただけたと思いますが、「今日行きたくないぁ」という職場にしないことが一番大切ですよね。一日だけなら、仮病もありでしょう。それでも、慢性的にそうなら、やはり職場を変えるべきです。

あなたが行きたくない職場で、あなたは十分に役に立てていますか?あなたが一番輝ける仕事が、あなたが一番役に立てる仕事です。あなたが一番役に立てる仕事が、信頼関係を築ける職場です。信頼関係があれば、ずる休みはなくなりますよ。

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