職場の悩み

メカニズムから学ぶ、仕事でできた肩こりの簡単な解消方法

仕事で疲れを感じた時、「肩こりができている」。こんなことは私達にとって何ら変哲なことではありません。それだけ肩こりというのは日常に入り込んでしまっている悩みであり、多くの方が苦労している問題なのです。あまりに恒常的であるがゆえに、肩こりができていること自体を忘れ、疲れた状態で過ごしている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな肩こりのメカニズムやできるだけ簡単に解消する方法をご紹介させていただきます。すでに肩こりで悩んでいる方も、これから肩こりで悩みたくないという方もぜひご覧ください。

肩こりの原因を探って減らす、これだけでも効果はある

それでは肩こりの解消方法をご紹介する前に肩こりになるメカニズムをご説明させていただきます。肩こりになるメカニズムを知っておくことで、肩こりの解消方法も理解しやすくなる上に今後の肩こり防止にも役立てることができるでしょう。ただ、ここで前置きしておきたいのが肩こりの原因は人によるケースが多く、細分化すると数十種類になるということです。今回ご紹介する原因は数ある原因のうち、メジャーなものに限ります。どうしても原因に思い当たる節がないのに肩こりが取れない場合は、医療機関等での受診をおすすめします。

また、思い当たる原因が多いほど、肩こりになる可能性は高くなる上に重症度が増す可能性も考えられます。後に紹介する原因すべてを無くしていくことが難しい場合は、無くせそうな原因だけでも無くしていくようにしましょう。そうするだけでも肩こりが軽減され解消される可能性は高くなります。

肩こりの原因に共通するデスクワークの罪

肩こりの原因としてメジャーだとされるのは下記のとおりです

  • 同じ体勢・姿勢の継続
  • 運動不足
  • ストレス
  • 眼精疲労

この他にも低血圧、ビタミンB不足など関係するとされ、まだまだ根本的な解明には至っていません。

ただ、上記で挙げたメジャーな原因4つをすべて綺麗にクリアしてしまう事象があることははっきりしています。それは「デスクワーク」です。現代社会を生きる私達がデスクワークで仕事をこなす時、その多くはパソコンに向かっていることがほとんどです。パソコンに向かっている時は、座るという体勢もパソコンに身体を向けるという姿勢もほとんど変わることがありません。これが肩の筋膜を硬直・癒着させることで肩こりを招いているのです。

さらに言えばデスクワークを続けるということは、運動不足なることとも同義です。動かしているのは頭と指先、そして眼だけなのですから。この運動不足とパソコン作業の継続的な目の疲れも肩こりの原因になります。目の疲れである眼精疲労は目の機能は衰えさせ、様々な症状を招きます。眼精疲労によって視界が霞んだり、視力が落ちたりすると、私達はパソコン画面などが見にくくなります。この時、よく見ようとしてパソコン画面に無理な姿勢で近付こうとする方がいらっしゃいます。この無理な姿勢が続くことでも、肩こりの原因となってしまうのです。

このように、肩こりとデスクワークは密接に関係しているのです。もはや肩こりは生活習慣病といっても過言ではありません。この他にも日常の身体的・精神的ストレスが肩こりの原因となりますので、なるべくストレスは溜めないような生活を心がけることも大切になってくるでしょう。

筋膜に効いてくる、今すぐに試したい肩こりの解消方法とは?

肩こりの原因となるのは、4つの原因からなる筋膜の硬直と癒着であることはすでにお話した通りです。ということはこの筋膜の硬直と癒着をほぐすことで、肩こりも解消できるということになります。それでは実際にその解消方法をご紹介していきます。実際に試してみながら、筋膜がほぐされていることを確認してみましょう。後にも後述していますが、肩こりの程度に合わせてなどやるスピードや回数は工夫しましょう。

座りながらできる筋膜リリースで筋膜をほぐそう

筋膜リリースあるいは筋膜はがしという名前で呼ばれているとても有名な解消方法があります。これは座りながらできる方法です。順を追って説明していきましょう。

  1. 片方の腕を斜め下後方に伸ばす
  2. この時もう片方の腕で伸ばした側の脇が上がらないように押さえる
  3. そのまま押さえている腕の方向の胸から肩に向かって、首をゆっくりと回す
  4. 胸と肩でそれぞれの位置で首を20~60秒ほどキープ
  5. 左右を入れ替えて最初から行う

これらを行うことで肩の筋膜がじんわりと伸びていき、肩こりが軽減されます。大切なのはゆっくりと行うことです。勢い良く行うと筋膜が上手く伸ばされないばかりか、首を痛めてしまうおそれがあるので注意しましょう。

肩の上げ下げを繰り返すだけ!リズムよく行おう

次に紹介する方法はとても簡単です。「肩を上下に上げ下げするだけ」です。この時、『きらきら星』の歌くらいのリズムで上げ下げすると良いでしょう。ただ、肩こりがひどい方の場合はもっとゆっくりと行うようにしましょう。肩を上げ下げするというシンプルなものなので、今すぐにでも始めることができますし、それこそパソコンを触りながらでもできてしまいますね。傍から見るとちょっとおかしい人に映るかもしれませんが、背に腹は代えられません。リズムよく、そして少しずつ行っていきましょう。

必要なのはペットボトルだけ!腕を振って肩を使おう

肩こりの原因には同じ姿勢の継続と運動不足があったことを覚えていらっしゃいますでしょうか。これらの問題を一気に解消してくれるのがペットボトルを使った運動法です。順を追って説明していきましょう。

  1. 500mくらいの小さなペットボトルに水を入れる
  2. 広い場所でペットボトルを両腕で持って立つor椅子に座る
  3. 歩くようなイメージで腕を前後に振る
  4. 肩を痛めない高さまで左右に持ち上げる

中身の入ったペットボトルを使うのは、適度におもりがあった方が腕を振りやすいということもありますが、肩を使った運動をするためでもあります。身近にあるペットボトルがあればすぐに始めることができる上、肩こりの解消と運動不足の一石二鳥となっています。

どうしても治らない!肩こりにカイロプラティックは安全?

今回紹介したような方法を試してみても、肩こりが治らないという方はやはりいらっしゃいます。近年、そういった方が肩こり解消のために検討しがちな方法が「カイロプラティック」と呼ばれる施術です。カイロプラティックとは人間の身体の部位に合わせて、人の手によって行う施術で、日本で言うところの「整体」と似たものになります。日本で有名になったのは最近のことですが、カイロプラティックの歴史は19世紀末にまで遡ります。

ただ、このカイロプラティックは日本においては法整備が進んでおらず、まだまだ練度の高い施術とはいえないのが現状です。施術者あるいは患者によっては、肩こりや関節の痛みなどが重症化するケースもあり、施術をお考えの際は施術者についてしっかりと調べることと、事前の問診などを慎重に行ってもらう必要があるでしょう。

まとめ 肩こりは自分で簡単に治せる

今回ご説明させていただいたように、肩こりは筋膜の硬直・癒着によって引き起こされます。その原因は、現代社会を生きる私達に多いデスクワークによるものであることが多く、主な原因ははっきりとしています。筋膜リリースやペットボトルを使った運動などをすることにより、肩こりは少しずつ解消することができます。肩こりがひどいという方でも、症状の軽減が期待できる上、継続していけば肩こりを解消することができるでしょう。

また、なかにはどうしても治らない肩こり解消のために、カイロプラティックによる施術を検討される方もいらっしゃいます。カイロプラティックは比較的古くから存在する施術ですが、日本における練度はあまり高くなく、効果は施術者あるいは患者によって個人差があります。施術を受ける際はよく注意しましょう。

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