職場の悩み

人に期待しない方法を学ぼう!人への期待を捨て去る3つの方法

仕事には常に冷静さが求められます。感情のアップダウンが大きくなると正しい状況判断ができなくなり、思わぬ失敗につながりかねません。

他人に「こうしてほしい」「これをやってくれるはずだ」と何かを期待すると、その期待が裏切られた時に負の感情が発生します。イライラしたり、つい声を荒げてしまったりして周囲にもよい影響はありません。

だからこそ仕事ができる人は、他人に期待しません。それが感情をコントロールする方法だと知っているのです。

仕事における人への期待とは何か?

仕事の場では、ついつい誰かに期待してしまいがち。上司に対して「新しい仕事を任せてくれるはず」といったものや、部下に対して「このプロジェクトを成功させてくれるだろう」など、同僚や後輩に対する期待も含めてさまざまです。

「期待している」と上司から声を掛けられた経験のある人もいるでしょう。しかし、仕事における期待とは人を成長させる一方で、期待された人をつぶしてしまう原因にもなります。期待の裏側にあるものを探ってみましょう。

人への期待の裏に何があるのかを知る

人への期待を突き詰めて考えていくと、結局のところ自分自身の欲求や要望になります。「こうしてほしい」「ああしてほしい」という欲求や要望が、いつの間にか「こうしてくれるだろう」「ああしてくれるだろう」という期待にすり替わってしまうのです。

自分の欲求が満たされない・要望が叶わないから、期待が外れると裏切られた気持ちになり、相手に対する負の感情が沸き上がります。期待される方にとっては本当に迷惑な話ですが、職場にはこういった期待が蔓延しています。

期待をするということは、言い換えれば、自分の要望を相手に押し付けるということ。それに応えてくれる人もいるでしょうが、プレッシャーに感じる相手も少なくないでしょう。

「期待」と「リスク」は隣り合わせ

人に期待するということにはリスクが伴います。相手に期待をかけるというのは、自分の欲求や要望を他人に委ねることです。つまり、叶うも叶わないも他人次第。これほど不確実なことはありません。

例えば、今日中に必ずやらなければいけない作業があるとしましょう。「きっとやってくれているはず」と誰かに期待だけしていればよいでしょうか。期待が裏切られれば作業に穴を開け、支障が生じれば関係先に迷惑がかかることになります。

いくら関係が良好で意思疎通ができていたとしても他人は他人。必ずこちらが思った通りに動いてくれるとは限りません。神頼みのような期待なら問題はありませんが、重要な局面であれば期待することのリスクを把握しておくべきです。

「期待しない」の最大のメリットは感情のコントロール

仕事でもプライベートでも、自分の期待が外れた時に人は感情が揺れ動きます。相手が期待に応えることを当然のように考え、期待が裏切られた時には失望したり怒ったり……。誰かに期待すれば、この感情のアップダウンと付き合わなければいけません。

仕事で生まれた失望や怒りは、業務以外にも影響を及ぼします。期待した誰かや職場環境にイライラしたり、感情的に非難したりすることでトラブルも増え、仕事がうまく進まなくなることもあるでしょう。

しかし、感情の起伏を抑えることができれば、安定したパフォーマンスを発揮できます。人に期待しないことは感情を制御する最適の方法であり、他人に不要なプレッシャーを与えることもありません。だから仕事ができる人は、他人に期待しないのです。

人への期待を捨て去る方法とは?

「人に期待しない」というのは考えている以上に難しいことです。それは「期待」というものが、周囲との人間関係が良好であればあるほど無意識に持ってしまうものだからです。自然に生まれてくる期待を制御するには、常に自分が人に何かを求めていないか自問自答しましょう。

もし誰かに何かを期待していたら、その期待が自分の欲求や要望を押し付けるものでないかを考えてみます。そして、これから挙げる人に期待しない方法をぜひ試してみてください。

自分は依存度が高い人間だと自覚する

人に期待するというのは、自分の欲求や要望を他人に押し付けることだと前述しました。これは、考え方を変えてみると他人への依存です。究極の他力本願です。

誰かに期待ばかりしている人は、他人への依存度が高い人間と言えるでしょう。この点を自覚することが、人への期待を捨て去る方法の1つ目です。依存心が強いと自覚することで、徐々に人に期待することも減っていきます。自分の行動や考え方を見直すことができ、徐々に自力本願に変わっていくことができるでしょう。

人に何かを求めない分、自立心が芽生えて仕事への責任感も強くなり、能動的に仕事を進められるようになります。感情の起伏も穏やかになるため、冷静な判断ができるようになります。

人は思い通りに動かないものだと知る

「そんなことは常識だ」という声が聞こえてきそうですが、本当に理解できているでしょうか。心のどこかで相手が期待どおりに動いてくれると考えているから、違う結果が出ると「裏切られた」「どうしてやってくれないんだ」など負の感情が生まれてくるのです。

言うまでもなく、他人を思い通りに動かすなど無理なこと。人間には自我があり、性格も考え方も違います。自分とは全く違う人間に任せて、望んだ結果が得られるわけがありません。

立場の違いや上下関係を理由に「やって当然だ」と考える人も少なからずいますが、それは傲慢というものです。世の中に「人にやってもらって当然」なことなどありません。そのことを再認識できれば、人への期待を捨て去ることができます。

他人に期待するよりも自分に期待する

他人に結果を委ねるより自分の能力に期待した方がよほど確実です。コントロールできない他人の行動に期待してばかりでは、その結果に納得できるはずもありません。

仕事でもプライベートでも、本当に実現したことがあるなら自力で実現させましょう。他人に期待するのではなく、自分のスキルを磨き、自分に期待するのです。自分でチャレンジした結果であれば、その結果が良くても悪くてもしっかり受け止めることができます。他人任せにしていては、失敗の原因を分析することもできず、自分自身の成長を止めてしまいます。

人にアドバイスを求める時も、最後は自分で判断します。結果の責任を人に押し付けられる環境を自ら作らないように注意しましょう。

期待しなければ仕事も人間関係もうまくいく

期待を裏切られると、どうしても相手への負の感情が生まれます。落ち込みや失望、怒りなどさまざまですが、あまりに感情のアップダウンが激しくなると、人間関係のトラブルに発展することがあります。

期待をしないことで感情のコントロールができれば、仕事だけではなくプライベートの人間関係もうまくいきます。期待しないことは相手に何も求めないことです。お互いの関係から利害がなくなり、ストレスのない人間関係を気づくことができるでしょう。

それでも期待してしまう人は、自分自身が他人からの期待に応えているかを考えてみてください。胸を張って「応えている」と言える人は少ないのではないでしょうか。人の気持ちや願いを察するのは難しいもの。相手の期待に応えるなど簡単なことではないのです。

まとめ

仕事において、自分の感情をコントロールするのは当然のことです。感情のアップダウンの原因になりやすい「人への期待」を捨て去ることができれば、自分も相手もプレッシャーやストレスなく仕事に向き合うことができます。

期待の裏側に隠れているものを知れば、期待することでいかに他人に甘えていたかが分かります。人への期待を捨て去るということは、自立心や責任感を養い、社会人として成長することに他なりません。

期待という名の要望を人に押し付けるのではなく、自分の要望は自分で叶えることを心がけて仕事の能力を上げていきましょう。そして、職場の仲間には期待を寄せるのではなく、信頼を寄せあう人間関係を作っていきたいものです。