職場の悩み

3割が職場結婚!?社内恋愛のきっかけはどこにある?

社会に出て働いていくうちに気になる事の一つといえば結婚や家庭と言った恋愛でしょう。しかし自分と添い遂げてくれる伴侶を見つけたいと思っていても、会社によってはそのきっかけも少なく、時間が過ぎ去るだけでついつい焦りを感じてしまう人も居らっしゃるかと思います。

世間の夫婦はそもそもどういった経緯で付き合い始めたのか?どうすれば社内恋愛に発展するのか?そういった事が分からず意中の男性は居るけれど悶々としている奥手の女性に、男性がどういったきっかけで異性を意識するのかと言った事を男性目線からリストアップした上で、社内恋愛をした際のメリット・デメリットをまとめました。

もくじ

そもそも恋愛のきっかけとは?結婚した夫婦が出会った経緯

周りを見ていると、同年代や年下なのにもう結婚している人や子供が居る人がいて焦りを覚えたりする方も居るかと思われます。そもそも結婚される方が相手と出会った経緯とは一体どういったものなのでしょうか?

国立社会保障・人口問題研究所が平成27年に総勢7,511組を対象に行った調査「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」には過去と比べ夫婦が出会った平均的な年齢や出会いのきっかけなどが詳細にまとめられています。1987年に行われた第9回調査によると、夫婦として伴侶と出会った時の平均年齢は男性側が25.7歳、女性側が22.7歳となっており、結婚するまでの平均交際期間は2.54年です。しかし2015年に行われた第15回調査では出会った時の平均年齢が男性側は26.3、女性側が24.8歳となり、結婚するまでの平均交際期間が4.26年になっています。

約30年前と比べると男性は0.6歳、女性は2.1歳ほど意中の人と出会うまでの年齢が増え、交際期間は1.72年も増えている事を考えると最近では結婚や恋愛に対しとても慎重に交際を進める傾向にあると言えます。1935年頃には69.0%あった見合い結婚が2015年には5.3%になり、その代わりに13.4%程しかなかった恋愛結婚は今現在では87.9%と大半を占めています。つまり今では恋愛を経て結婚する事が主流だという事が分かるでしょう。

では恋愛結婚に至るきっかけの場とは一体どういったものでしょうか?「出会ったきっかけ」のアンケートでは「友人・兄弟姉妹等知人を通じて」が最多の30.8%でした、次点で「職場や仕事場で」が28.2%と続き「学校で」が11.7%となっています。これを見るに、全体の1/4が職場からの恋愛で結婚までゴールインしたということが分かりますので、社内恋愛が出会いパターンの主流とも言えます。そんなメジャーである社内恋愛を目指す上で、気になる異性とのきっかけ作りは一体どういったものがあるのでしょうか?男性側の目線から女性を意識するきっかけをリストアップしました。

社内恋愛のきっかけをリストアップ!意識してみよう

何よりも一番大事なのが「挨拶」ではないでしょうか。挨拶なんてありきたりな事が?と思う方もいるかもしれませんが、挨拶は基本的なビジネスマナーでありコミュンケーションと言えます。挨拶はきっかけに過ぎませんが、挨拶すらしなければそのきっかけも生まれません。言葉をかける相手を選り好みするのは第三者からすると不快に思われる事がありますので、どんな人にも分け隔てなく元気な挨拶が出来る人は好印象を持たれると思われます。

次に「気の利く人」が好まれる傾向にあります。仕事でミスをしてしまった時は励ましてくれ、業務上の進行をサポートしてくれる、残業で少し疲れている時にはさっと当たり障りのない飲み物を渡してくれる、そんな大和撫子のような人が過去私の職場にいましたが、容姿関係無しにその人柄から彼女はとても人気者でした。こういった「気にかけてくれている」ということを認識させるだけでもその人に対する心象は大分変わると言えるでしょう。何よりもこのような気の利く人と家庭環境を築ければ良いと思っている男性は多いかと思います、そういったアピールを行える事自体が気の利く人といえますので、意識してみては如何でしょうか?

他にも「仕事を共同で作業する」といった事もきっかけを作るチャンスと言えます。社内というグループよりもより近い形で作業をし、お互いの苦労を分かち合う事で親近感が生まれます。職場という環境だからこそ、その人がどういった人間性を持っているのかがよく分かるのではないでしょうか?

では以上に上げた話をするきっかけを得た後で必要なことはなんでしょうか?これらはあくまできっかけに過ぎず、社内恋愛をする上でもっとも重要な事は「共通の趣味」があることではないでしょうか。恋愛が長続きするために意中の人に無理に合わせようとする方もいますが、そういった事はお勧めしません。長い人生を共にする上で、片方に無理に合わせる生活というのは100%長続きしないでしょう、ですので無理に相手を見つけようとするのは得策ではないと言えます。しかしそれでも会社に気になる人が居る人は社内恋愛を目指す前にメリットとデメリットを考える必要があるでしょう。

社内恋愛をすることで得られるメリットとは?

同じ職場であるという利点を活かし「一緒に入られる時間が長い」というのは非常に大きな利点だと言えます。会いたくてもすれ違ってしまう、といった事がなく少し時間を作るだけでいつでも話す時間を設けられますし、好きな人がいつでも近くにいるという安心感は社内恋愛の特権とも言えるでしょう。また、同じ業務に携わっている場合は「共通の話題が多い」というのもメリットです。話題に欠ける事はなく業務上や同僚の話が出来るといった事で、お互いの仕事に対しての理解も得られます。キャリアウーマンとして活躍したい方は何かと家庭か仕事どちらかを捨てる必要を迫られますが、同じ職場であればどちらも平等に行えるのではないでしょうか?

どうして?社内恋愛が禁止されている理由とは

勤めている会社によっては、社内恋愛・職場恋愛を就業規則にて禁止している場合があります。ではそれは一体なぜでしょうか?恋愛が問題視されてしまう原因はいくつかあります。一つは付き合っている二人が社内でそういった「空気」を醸し出してしまうこと。これは付き合ったカップルにもよりますが、明らか「私達は付き合っているんですよ」とラブラブの空気を出す人たちがいます。ああいった方が職場にいると、周りの人が参ってしまいますよね。

また、社内恋愛の後に別れてしまった場合を想定すると分かるように、様々なトラブルが起こってしまうでしょう。どのような形で破局したのかにもよりますが、お互いがギクシャクとした関係になってしまい業務に支障が出てしまう事もあります、程度にもよりますがどちらにしろ恋愛関係になる前に比べ協力関係を敷けない事は明らかでしょう。関係性の悪化が業務に悪影響を及ぼしすぎた結果どちらかが退職するような結果になってしまう事にも繋がってしまいますし、場合によっては痴情のもつれがきっかけで片方が「セクハラ」として人事部に掛け合うといった事もありえます。そうなってしまうと事態はより悪化し場合によっては訴訟問題にも発展してしまいます。

他にも、上司と部下といった関係であれば評価を優遇するといった事があります、このような事態を目の当たりにした他の社員はやる気が削げ作業効率が落ちる事もありえます。大人とはいえ、恋愛沙汰から発展してしまう人間関係の悪化というのは非常に難解な問題であるという事が分かるかと思います。社内恋愛の破局からもたらされる悪影響がどれほどのものか理解して頂いた上で、これらが予防策として社内恋愛を禁じている会社側の理由です。

仕事はそう簡単に転職できるものではありません、居心地が悪くなってしまわないように出会いのきっかけというのは別の場所に求める事をお勧め致します。

まとめ

社内恋愛のきっかけが気になると言う事は、結婚を意識しているのではないでしょうか。段々と歳を重ねるにつれ家庭を持ちたいと思う方も多いでしょうが、職場によってはそういった出会いも出来ないのが事実です。それに加え今現在勤めている会社で安定して働きたいと思っている場合は、社内恋愛のデメリットを考慮すると中々手を出しにくいですよね。

しかし人生は長いようで短く、若い間に交際相手を見付けたいと思う事には同意します。ですが躍起になりすぎてしまうのも問題で、長い人生を共に歩む相手を焦って選んでしまう事は失敗に繋がってしまいます、社内恋愛のデメリットなども極力避けた方が良いでしょう。交際のマッチングアプリ等を一度利用してみることをお勧め致します。

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