職場の悩み

新入社員は悩みが多い!周りの環境を良くするコツとは?

新入社員のあなたは長かった就職活動を終え、新しい会社に入社し、まったく新しい環境に飛び込んでいると思います。悩みもなく仕事に集中できていれば良いのですが、そう上手くいかないのが現実です。 人間関係や仕事のことなど、特に新入社員の頃は多くのことに悩み、壁にぶつかる時期でもあります。新しい環境ゆえ、なかなか周りに頼ることもできず、苦しい思いをしている人もいることでしょう。

そこで今回は、「悩みがあるけど、どう解決したらいいのかがわらかない」と悩む新入社員のあなたへ、悩みごとが少なくなる環境作りの方法を紹介させていただきます。

もくじ

新入社員は何に悩みを抱えやすいのか?その原因は?

「新入社員は何に悩みを抱えやすいのか?」ですが、やはり多いのは”人間関係”と”仕事のこと”でしょう。この2つは、多くの新入社員が悩んでしまうことであり、後の退職理由として考えられるものでもあります。

抱えている人が多い悩みというのは、裏を返すと「まずはこれさえ上手くやっていければ良い」という指針にもなってきます。ですので、まずは新入社員が抱えやすい悩みと、その悩みを解決するための方法や心構えを紹介させていただきます。

上司や先輩社員などとの職場の人間関係は大きな悩みの1つ

やはり、新入社員が抱える1番の悩みは「上司や周りとの人間関係」と言えるでしょう。学生時代とは環境が大きく異なり、周りにはいろいろな年代・考え方の人がいます。苦手な人や考え方の合わない人と関わるのは誰でも嫌ですし、無理に関わろうとすると、それが原因でストレスを感じてしまいます。

しかし、苦手な人とのコミュニケーションを避けていると仕事にならないのも事実。会社では、自分が一緒にいたい人とだけ一緒になれるわけではなく、あなたが「苦手だ」と感じる人との関わりを避けることは難しいです。

仕事において、職場の人間関係が良いと自分が働きやすくなるのは間違いありません。困ったことがあれば周りに頼れますし、わからないことがあれば遠慮なく上司に聞くことができます。 「あの人は苦手だから」で済ますのではなく、1度コミュニケーションを取ってみることはとても大切です。苦手だと思っていた相手とも、自分が歩み寄ればうまくいくことがきっとあるはずです。

「仕事ができない」や「うまく覚えられない」悩みも

次に、新入社員が抱えやすい悩みとして「仕事ができない・仕事が覚えられない」というものが挙げられます。単刀直入に言うと初めから完璧に仕事ができる新入社員はほとんどいません。初めは誰でも素人ですし、うまくいかないのが当たり前なのです。

ただ、あなたを指導する上司や先輩の中で、「新入社員はできなくて当たり前」ということを忘れてしまっている人が少なからずいます。「わからないことがあるけど聞けない」・「教えてほしいことがあるけど聞きにくい」となると、余計に仕事が覚えられなくなり、できない自分がイヤになってしまうと思います。

そうなってしまう前に、「新入社員はできなくても仕方ないんだ」くらいの気持ちで、1度上司や先輩に正直に話しましょう。新入社員のあなたが「新入社員は仕事ができないのは当たり前」と自分で思うのは難しいことですが、1度落ち着いて考えるようにしてみてください。

イメージしていた仕事と現実とのギャップが見えてくる

今あなたのいる会社は、学生のとき必死に就職活動をして入社した職場だと思いますが、「すべてが理想通り!」という可能性は低いのが正直なところだと思います。会社側も、採用活動中は少しでも自社を良く見せようと努力していますし、「入社してから知った」ということも少なくはないでしょう。 その中で、どうしても「思っていたのと違う…」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか?これは、仕事に対する理想や目標が高い人が悩むケースが多いと言えます。

「もっと光を浴びる仕事がしたい」「もっと評価されたい」と感じることもあると思いますが、新入社員の頃はどこの会社でも同じです。最初から責任のある仕事を任されることは少ないですし、まずは基本からという会社がほとんどでしょう。

ただ、その悩みがあまりにも大きければ、直接上司に相談してみるのも良いかもしれません。もちろん基本的な仕事ができている前提ですが、「〇〇の仕事も挑戦してみたいです!」と上司に相談してみましょう。やる気のある部下が嫌いな上司は少ないでしょうし、言うことによって叶うこともあるはずです。

ほとんどの悩みの原因は「コミュニケーション不足」?

いくつか新入社員が抱えやすい悩みを挙げましたが、実はほとんど悩みの原因が「コミュニケーション不足」にあります。 もちろん例外はありますが、コミュニケーションをスムーズに取ることで解決する悩みは多いです。人間関係はもちろん、仕事ができなければ周りに聞けますし、現状に不満があれば上司にも相談することができます。

「悩みがあるけど、どうしたら良いのかがわからない」ということであれば、会社内でのコミュニケーションを見つめ直すことをおすすめします。そうすることで、仕事において得られるメリットも少なくはありません。

悩んでどうしようもない時に相談する相手ができる

まず、会社でコミュニケーションをしっかり取ることで、悩みを相談する相手ができます。悩みを抱える新入社員のあなたにとって、大切なのは相談できる相手を見つけることです。 悩みとは、自分一人で考えていると余計に煮詰まっていき、どんどん悪い方向へ考えてしまう傾向にあります。そこで、悩みを相談できる相手が必要なのです。特に同じ職場にいる相手だと、境遇も理解してくれますし、具体的な解決先が見つかることもあるでしょう。

「悩みを打ち明けるなんてかっこ悪い」と思うこともあるかもしれませんが、それであなたがダメになってしまったら本末転倒です。自分が悩みを相談したら、相手の悩みもしっかり聞いてあげれば良いのです。職場でもしっかりコミュニケーションを取り、なんでも言い合える相手を見つけましょう。

仕事で困ったときに上司や周りに頼ることができる

会社は組織として仕事をするものですが、業務の中には、あなた1人で仕事をしなければいけない機会もあると思います。 その時あなたは、仕事でわからないことや困ったことを上司や先輩社員にしっかり言えていますか?もちろん、言えているという人もいると思いますが、何かしらの悩みを抱えている人のほとんどは「上司や先輩に言いにくい…」と感じるのではないでしょうか?

言いにくいと感じる人は、普段から上司や周りとスムーズにコミュニケーションが取れておらず、「怒られたらどうしよう」という考えをどこかで持ってしまっているのでしょう。 普段からコミュニケーションを取っていると、いざという時に何か相談をしたり、周りから協力を得たりすることができます。日常においてのスムーズなコミュニケーションは、仕事のやりやすさを格段に向上させます。

職場の人間関係をスムーズにするための3つのコツ

先ほども話した通り、職場でのスムーズなコミュニケーションは仕事のやりやすさを格段に向上させ、新入社員が抱える悩みを解決する手段の一つとなります。

しかし、無理に過剰なコミュニケーションを取る必要はまったくありません。それで疲れてしまっては意味がありませんし、無理に取り繕った関係は脆いものです。ですので、日頃からコミュニケーションを取ることを少し意識する程度で考えるといいでしょう。

これからは、スムーズなコミュニケーションのために「意識すると良いこと」を3つ紹介させていただきます。

何事も「まずは自分からの精神」で仕事や対応をする

まず、何でも「自分からの精神」で人と接しましょう。「人から嫌われている」と話す人のほとんどは、その人も相手のことを嫌っており、日頃からあまり良くない態度で相手と接していることが多いです。

逆の立場で考えてみてください。明らかにあなたに対して無愛想な態度を取ってくる人と、自分から関わっていこうと思いますか?きっと、ほとんどの人は気が進まないでしょう。 「好意の返報性(へんぽうせい)」という言葉があるように、人は相手から好かれていると感じると、その好意を相手に返そうとするものです。これは、あなたに置き換えても同じです。「あの人苦手だな…」という人に対しても、改めて自分の態度を見直してみましょう。最初は難しいかもしれませんが、少しずつ相手の態度も変わってくるはずです。

コミュニケーションを取るべき相手への興味を持つようにする

コミュニケーションの最大のコツと言えるのが「相手に興味を持つ」ことです。「質問力」や「会話力」といった言葉が、コミュニケーションスキルとして並んでいるのを見たことはないでしょうか? もちろん、これらの「質問力」や「会話力」は大切な力です。ただ、意識して身につけようと思っていてもなかなか身につきません。これは、相手に興味を持つことによって、自然とそういった力が身についていくのです。

例えば、あなたが片思いをしている相手がいるとしましょう。その相手と話している時、聞きたいことがイヤと言うほど出てきませんか?「好きな食べ物は何だろう?」とか、「好みの異性はどんな人なんだろう?」とか。それと同じで、「相手に興味を持つ」というのは、相手とスムーズにコミュニケーションを取るための必須条件です。

何も相手自身に興味を持たなくても、上司なら「あの人はどうやって仕事をしているんだろう?」、サッカーをやっている先輩社員ならば「おすすめのスポーツバーを教えてもらおう」など、相手が持っている情報に興味を持つイメージでも構いません。

あなた自身もそうだと思いますが、自分の話を聞いてくれる相手って、話していてとても心地いいですよね。どんなことでも良いので、コミュニケーションを取るべき相手の「気になるところ」を探すことからチャレンジしてみましょう。

会話をする時に相手の名前を呼ぶ機会を増やす

少しテクニック的な話になってしまいますが、「相手の名前をしっかり呼ぶ」というのは、心理学的にもプラスの効果が期待できます。人は、自分の名前を呼ばれることで、相手から認められているという感情が高まり、同時に満足感や高揚感を感じます。 あなたもそうだと思いますが、「キミ」や「あなた」と呼ばれるよりも「〇〇さん」や「〇〇くん」と呼ばれた方が心地いいのではないでしょうか?

「急に名前を呼べと言われても難しい…」と感じるかもしれませんが、そこまで難しく考える必要はありません。例えば、「〇〇さん、いま少しお時間よろしいでしょうか?」や「〇〇さんがおっしゃっていた通り〜」というように、普段の会話に少しずつ混ぜていくといいでしょう。

また、相手の名前を呼ぶことによって、名前を覚えられるメリットもあります。社内ではもちろん、外出先でも積極的に相手の名前を呼んでコミュニケーションを取っていきましょう。

まとめ

冒頭でも話した通り、新入社員の時期は悩みが本当に尽きません。悩みごとが原因で好きなことすらもイヤになってしまったり、自分のことが嫌いになってしまったりする例も残念ながらあります。

悩みを抱えている人は、絶対に吐き出す相手や場所がなければいけません。悩みは一人で抱える必要はありません。そのためにも、まずは職場の人たちとのコミュニケーションを意識してみましょう。辛い時も周りに頼り、相談できる環境が整うはずです。そうなると、働きやすさは格段に上がります。人間関係はもちろん、仕事のことや将来のことなど、いざという時に相談できる相手が見つかります。

もちろん、コニュニケーションを取ればすべてがうまくいくわけではありません。ただ、あなたが持っている力の100%を発揮するには、周りの環境は最も重要な要素の一つです。まずは小さなことから、コツコツと実践していきましょう!

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