職場の悩み

やりにくさを感じている上司へ!女性の部下と上手に付き合う方法

同性の部下には気軽に話しかけたり、業務を頼めるのに、女性の部下には同じように接することができずに困っていませんか?

女性の部下を持つ上司としては、嫌われず、かといって変な噂を流されることもなく、上手に付き合っていきたいものですよね。

そこでここでは、女性の部下と上手に付き合う方法について紹介します。

セクハラを疑われるのが面倒?女性の部下は接しにくい

1978年にアメリカで生まれたセクハラ(セクシャル・ハラスメント)という言葉が日本でも台頭したのは、1999年の男女雇用機会均等法の施行です。

当時セクハラという概念が薄かった日本で、上記法律内ではっきりと「セクハラ防止法」がうたわれたことで、日本の企業は徐々にセクハラに敏感になってきました。

年々女性の働き方が問われるようになり、少しでもセクハラを疑われる行為はすぐに糾弾される今、男性上司は女性社員、特に権力を行使しやすい女性の部下には気を遣う場面が多くでてきたでしょう。

発言、行動といったわかりやすいものの他にも、目線や態度といったように、抽象的な面でもセクハラを疑われるようになり、さらに「マタハラ(マタニティ・ハラスメント)」「パワハラ(パワー・ハラスメント)」と、上司が肝を冷やす概念が多く出てきたことで、さらに女性社員への気遣いが増えてきたのではないでしょうか。

女性の部下は意外にも異性の上司に対してニュートラル

一方で、セクハラという概念が台頭してきた頃に比べて、女性の部下はといえば男性の上司に対しての敵対意識は薄れつつあります。

セクハラを含む、多くの「ハラスメント」の概念が広まり、実際にハラスメントを行った人が社会的・法的制裁を加えられたニュースも報告されたことで、「もう今さらセクハラなんてしてこないでしょ」という安心感が広まってきているのかもしれません。

それどころか最近では「枯れ専(枯れているおじさんが好き)」という言葉もあるくらい、男性上司で特に40代・50代の人は警戒心を解かれてむしろ好感度の高い存在なのです。

ほどよい距離で慕われたい!女性の部下と上手に付き合う方法

女性の部下が男性上司への敵対心が薄れてきたとはいえ、毎日顔をつきあわせる関係としては、上手に付き合っていきたいものですよね。

そこで、以下のような方法で女性の部下とのコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

最初は業務上の会話だけに留め、教育係に任せる

女性部下の中でも、中途採用や新卒などで、入社歴の浅い部下の場合、最初の態度が後々の好感度に大きく影響を与えます。

たとえば入社するのを心待ちにしていて(男性でも同じくらい楽しみでも)、入社してきたらあれもこれも教えてやろうと意気込んでいる上司もいるでしょう。

ところが、鼻息の荒い上司は、最近のニュートラルな女性部下には嫌われる傾向があります。教えてあげようと思って話しかけたことが、女性の部下からすれば「ウザい」になってしまうのです。

このようなことにならないように、最初は必要最低限の会話に留めて、あとはできれば女性の教育係をつけてあげましょう。とっつきにくい上司だなと思われても後の関係がぎくしゃくするので、仕事に慣れてきたと思ったら、「何か困っていることはないか」程度の会話に留めて話しかければ、ほどよい距離を保つことができます。

絶対に彼氏のことは聞かない!家族の話すら嫌がる女性も

ここまでセクハラについて言及してきたので、今の時代にこのような発言をする男性上司はいないとは思いますが、もちろん彼氏の有無について聞くことは厳禁です。

慣れてきた社員で、上司の方は「関係性もできてきたから」と、気軽に1つの話題のように取り上げても、女性部下の方はそのようにはとらえていないこともあります。

彼氏はもちろんですが、「ご両親は元気?」「お父さんは何しているの?」などの家族の話題をイヤがる女性部下もいます。上司として、この女性部下の家族はどうしているのだろうと気に掛けているとしても、女性部下の心が離れていくきっかけになり得ます。

まず「ご両親」と言われて、片親に育てられた女性部下は傷つくことがあります。同じ理由でお父さんがいない女性部下にとってこの質問は地雷と同じです。

家族構成をよくしらないうちに選ぶ話題ではないので、このあたりの話題は避けたほうがよいでしょう。

仕事面で信頼されれば女性の部下も話しやすくなる

上司として、「この人がいればなんとかなる」「この人には頼れる」と、同性・異性関係なく人としての信頼を得られれば、女性部下と話せる話題、頼める仕事の幅が広がります。

”デキる上司”という評価が、あなたの上司としての資質に加え、人間としての資質の評価につながり、警戒心はかなり和らぎ、非常に話しやすい雰囲気をつくるのです。

女性部下との関係に悩むと、目の前の女性部下のことばかり考えてしまいがちですが、まずは目の前の仕事で結果を出すことで、間接的に女性部下との関係を良好にすることができるでしょう。

飲み会でお酒が入ったら、プライベートの一面を少しだけ話す

カタブツの上司というのは、何か仕事上でトラブルがあったとしても、叱られることが目に見えているのでどうしても女性部下には避けられがちです。

もちろん、叱る必要があれば、女性部下でも叱ることは避けられません。でも、仕事をバリバリこなす一面のみを見て同じ時を過ごしている女性部下は、男性上司に対して距離をとってしまうのです。

そこで、職場の飲み会などでお酒が入った時に、上司としてではなく、「夫」「親」「独身男性」としての一面を少しだけ見せることが有効です。

ここでのポイントは、「少しだけ」という点です。お酒が入ると、不必要なことまでべらべらと話してしまいがちですが、「もうちょっと聞きたいな」と思われるくらいで留めておくくらいがちょうどよいのです。

女性のタイプを見極めて、ねぎらいの言葉をかける

女性部下の中にも、いくつかのタイプがあるでしょう。「仕事中心」「ワークライフバランス重視」「1人でコツコツ仕事がしたい」「チームで協力して仕事がしたい」など、女性部下のタイプもさまざまです。

このような女性部下と上手に付き合うためには、タイプ別の声掛けを行いましょう。仕事中心タイプなら、仕事の内容についてポジティブな評価ができることがあれば、少しおおげさなくらいに褒めてみましょう。

ワークライフバランス重視タイプなら、バランスよく家庭も仕事も両立させている点を褒めてみましょう。

1人でコツコツ仕事がしたい部下には、その部下個人の業績について注目し、この時のここがよかったというようにピンポイントで褒めてみましょう。

チームで協力して仕事がしたい部下には、チーム全体の業績を褒め、さらにそのチームの協調性を褒めてみましょう。

タイプ別に褒めるポイントを変えることで、「この上司はわかってくれている」「見てくれている」という信頼を得ることができ、女性の部下とも付き合いやすくなるでしょう。

女性の部下との関係は、女性社員からの評価で決まりがち

企業によっては、男女比にかたよりのあるところもありますよね。でも、どんな企業でも、女性社員からの上司の評価は、女性同士のささいな会話の中で左右されてしまうものです。

上司の評価は女性の同僚や先輩社員からの噂が影響する

企業の給湯室、男性上司が知らないところで行われている女性社員のみの飲み会、エレベーターの中など、女性同士の会話の中で、あなたの知らないうちにあなたの評価が左右されているかもしれません。

あまり直接接したことがない部下に、しらないうちに嫌われていた…という経験はありませんか?実はこのような女性社員同士の会話の中で、部下同士が本当か嘘かもわからないような噂を元に、上司を評価していることがあります。

あなたがもしも話したこともないような女性部下から避けられたり、目をそらされたりするようなことがあったら、女性の同僚や先輩社員から、あらぬ噂を立てられているのかもしれません。

既にいる女性社員と上手に付き合うために、心配りを忘れない

女性の部下は、あなたよりも年下とは限りませんよね。お局社員が自分よりも格下というケースも多々あります。

既に長年会社に居続けている女性の部下の場合、部下の方も心境は複雑です。自分よりも年下の異性に、あれこれ指示を出されれば、プライドの高い女性の場合はいい思いはしません。

でも、上司であるからには指示を出さないわけにもいかないので、日ごろの小さな心配りが大切です。たとえば出張があったらささやかでもいいので手土産を忘れない(配るのは年下の部下に頼む)、どんなに感情が荒れていても敬語で話すなど、「あなたのことを人間として大切にしています」と思っていることが伝わるような行動を心掛けましょう。

まとめ

女性の部下が扱いにくいと思っている男性上司は多いでしょう。でも、「苦手」と思っていると、その感情は言動に何かしらの形で出てしまい、結果的に相手に伝わってしまうものです。

苦手だと感じるなら距離をとるのも策ですが、自分の上司としての側面以外を少し見せるなどして、相手の気を許させる工夫も必要です。

あなたが上司としてうまくやっていくには、女性部下からの評価はいいに越したことはありません。女性・男性問わず支持を得られる上司になるためにも、紹介してきたような方法をうまく用いて、女性の部下とうまく付き合っていきましょう。

 

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