職場の悩み

自分は、同僚は、ADHD?知っておきたい発達障害の知識と仕事術

あなたはadhd(注意欠如多動性障害)をご存知ですか?この障害は先天性発達障害の一つで、基本的に一生涯背負っていかなければいけない障害なのです。adhdは小学校・中学校・高校までは勉強ができる人が多く、大学でも問題なく過ごすことができる人が多いです。

しかし社会人になり仕事につくと、人間関係が不器用で同僚や上司などとスムーズに仕事ができなくなったり、時間や私物、金銭の管理ができなくなり自分の感情までコントロールできなくなることもあるのです。またadhd(注意欠如多動性障害)はあまり認識されていない発達障害でもあり、仕事のストレスによるうつだと思っている人が多いのです。

今回はそんなadhdについて、特徴や向いている仕事、苦手な仕事の対処法などをまとめて紹介していきますので、自分もadhdなのかな?と不安に思っているあなたは必見です。

大人の発達障害のadhd(注意欠如多動性障害)の特徴とは?

adhdは「Attention Deficit Hyperactivity Disorder」の略で、先天性の発達障害の一つです。子供の頃は普通の人と変わらずに勉強ができるので、問題なく過ごすことができますが、大人になり仕事につくと時間や金銭、私物の管理ができなくなったり、感情のコントロールまでできなくなる人もいます。

注意が散漫になる人や、黙っていることができずに衝動的に行動する人など、個人によっても特徴が異なってきます。また同じ人でも大人になるにつれ、特徴が変わってくることもあるのです。

自分で判断は難しいですがadhdは、「不注意優性型」「多動・衝動性優性型」「混合型」の三つのタイプに分けると特徴がわかりやすいですよ?こちらではそんなadhdの特徴をより詳しくお伝えしていきます。

上手く頭の中を整理できないまたは制御できない

Adhdの人は、仕事中でもつい他のことを考えてしまい、気が散って仕事に集中できない傾向があります。これは上手に頭の中を整理できないことで、一つの作業でも段取りよく作業できないという特徴があるのです。

または頭の中を制御できないことで何処から手を付けていいかわからなくなってしまい、どの仕事も中途半端になる人もいます。人にもよりますが、作業に集中しすぎて疲れるという人も中にはいるのです。

adhdの人は、このように上手く頭の中で整理などができない注意関心力の調整がうまくできない為、仕事中に様々なミスをおかしてしまう傾向があります。

急に考え方が変わったり、思いついたらすぐに行動してしまう

adhdの特徴の二つ目は、自分がその時に思った感情ですぐに行動をうつしてしまったり、急に考え方が変わる傾向があります。例えば、「人と話している時に、思ったことをすぐに言ってしまう」「仕事で作業している時に、別の事を考えてしまい元々の作業が手につかなくなる」などが考えられます。

また人によっては怒りを抑えることができずに、すぐに怒ってしまうこともあれば、仕事でミスをすると深く落ち込んでしまい作業に全く手がつかなくなることもあります。しかしこの特徴は年齢が若いうちは気づかれにくいですが、歳をとるにつれ気分に大きなむらがでてきます。

この特徴は他の人から見てもすぐに変化が起こるので認識しやすいですが、adhdの中には数日であれば問題なく仕事がこなせますが長期間持続するのが難しいという人もいます。

普段からの仕事にミスや抜け漏れが多くなってしまう

このadhdの特徴は本人でも認識しやすく、普段からの仕事でもミスや抜け漏れが多くなってしまいます。仕事での重要な書類の期限が守れなかったり、書類の抜け漏れが多いといったケアレスミスを何度も繰り返してしまうのです。

私の知っているadhdの管理職の人は、毎日が必死に仕事をしていましたが、スケジュールの管理や忘れ物などが多いという人も実際にいるのです。日常生活を送るだけでも、自分の至らなさに気づくこともあります。

またそのような仕事のミスが積み重なり、パニックになって全く仕事ができなくなることもあるのです。

adhdの人はどうして仕事でミスをするの?その理由とは?

発達障害のadhdの特徴で上記でも仕事のミスについてお伝えしたように、adhdの様々な原因から仕事でもミスをおかしてしまいがちです。こちらではそんなadhdの人が仕事でミスをする理由について、より詳しく具体的に紹介していきます。

そのミスをする理由について知ることで、より仕事する上でのadhdの障害の理解を深めることができるはずです。

メモをする対策をとってもメモそのものを忘れてしまう

adhdの特徴でもお伝えしましたがadhdになると、物事を忘れてしまう傾向があります。そんな仕事でミスをしない為にメモ対策をとって、仕事で聞いた事を全部メモったとしても、メモそのものを忘れてしまい仕事でミスをすることがあります。

たとえメモそのものを忘れていなくても、メモをし過ぎて仕事の重要なことが把握できない、メモに集中しすぎて相手の話を聞かないということから、ミスをしてしまうこともあります。また私の知っているadhdの方の場合は、電話に出た時に相手の名前をメモして、重要なことをメモできなかったという人もいるのです。

仕事のスケジュールが決まっていても後回しにしてしまう。

自分に任された仕事の納期などのスケジュールが決まっていたとしても、今作業している仕事に集中してしまい後回しにしてしまいます。その結果、納期を守ることができずにミスをすることもあります。

また「納期がギリギリにならないとできない」「後でいいかと思い先延ばしにしてしまう」「仕事の優先順位を間違える」などの理由から、結果的に仕事でミスをしてしまうのです。

仕事で指摘を受けた事でも次の日には忘れてしまう

仕事で上司や先輩などに指摘を受けた時に、その日はしっかりと覚えているのですがadhdの人は次の日に忘れてしまい、仕事で同じミスばかりをしてしまいます。たとえ怒られたことが夢に出てくるくらい覚えていたとしても、次の日にはケロッと忘れてしまっているのです。

何が原因で怒られたのかその理由も忘れてしまい、謝ったとしてもまた同じことを繰り返してしまうのです。「謝る」「怒られる」を繰り返して、結局忘れない為にメモを取るようになるということも実際にあるのです。

複数の仕事を同時にするとパニックを起こしてしまう事もある

単発の仕事であればこなすことができますが、複数の仕事を同時に依頼されてしまうと、パニックを起こしミスしてしまうこともあります。例えば3つの仕事が同時に依頼されたときに、何から手を付けていいかわからなくなってしまいパニックになってしまうのです。

また自分で仕事の優先順位を考えて作業をし、2つ目まではこなしていたとしても、3つ目の仕事を忘れてしまうということもあるのです。その他にも優先順位を考えている間に、仕事の依頼そのものを忘れてしまったというケースも実際にあります。

適当に返事して実はほとんど覚えていなかった

きちんと上司や先輩の話を聞いているように見えても、実は適当に返事したいたということもあります。たとえちゃんと聞いていたとしても、話の途中で別のことを考えてしまい、結局なんの話をしていたのかわからなくなってしまうこともあるのです。

その為、仕事を任せたとしても何をすればいいかわからなくなってしまうのです。適当に返事をしていた話が、実は重要な話だったということもあり、結果的に仕事でミスをしてしまうことに繋がってしまいます。

時間の計算ができずに遅刻常習犯になってしまう

adhdの発達障害をもたない人なら時間を逆算して、待ち合わせなどができますがadhdの人はそれが難しいのです。たとえば9時集合と言われた時に、家から何時に出ていいか逆算することができずに遅れてきてしまいます。

そんな時間の計算ができない為、会社に行く時でも遅刻常習犯になってしまうのです。adhdの中には遅刻をしない人もいますが、時間を逆算できずに仕事の締め切りを守れないということもあります。

誤字脱字のケアレスミスが多く、自分でも気づかない

ごく簡単な文章を作成していたとしても、誤字脱字のケアレスミスが多く、自分でも気づいていないということもあります。自分でも気づいていない為、書類を作成した時に何度もミスをしてしまうのです。

書類だけでなく会社からクライアントにメールする時でも、誤字脱字が多くてどんな文章になっているのか読めないこともあるのです。私が見たことがある具体的なメール文は謝罪メールで「これからミスがないように期をつけます」と全然意味がわからないメールを、打ってしまうことも実際にあります。

ミスがミスを呼んで無限のループになりまたミスをしてしまう

注意欠如多動性障害の人もそうでない人も、ミスをしないように気をつけるのは当然ですが、adhdの人はミスをしない為に注意しながら仕事をするのですが、そのプレッシャーが仇となりミスを繰り返してしまうのです。仕事でのミスを何度も指摘されてしまう事によって、臨機応変な対応ができなくなりまた怒られてしまいます。

そうしたミスがミスを呼んで、無限のループになってしまい、またミスをしてしまうのです。そうしたプレッシャーやストレスから、八方ふさがりになり仕事に行きたくない思う大人の方を私は知っています。

発達障害のadhdの人が得意とする職業の仕事はあるの?

発達障害のadhdであることに対して、世間ではどうしても普通の仕事ができないイメージがありますが、逆にその特徴を活かすことができる仕事もあるのです。実際にadhdの独自の視点から豊かな発想に繋げて、活躍している人もいます。

こちらではそんな発達障害のadhdの人でも得意とする職業の仕事を紹介していきますので、adhdだからといって諦める前に、その強みを活かして自分に合った仕事を見つけることが私は大切だと思っています。

自分に興味がある仕事に特化した分野から探す

adhdの人の特徴として飽きっぽい反面もありますが、自分に興味があることに対してはのめり込む傾向があります。比較的一人で仕事ができて、「この仕事にとても興味がある」「この分野なら他の人よりも詳しい」「この分野なら時間を忘れて仕事ができる」などと思う仕事は、飽きずに長続きする人が多いのです。

そんな比較的一人でできて活躍できる仕事の分野は、「デザイナー系」「アーティスト系」「プログラマー系」「研究者」「学者」などがあります。また私の知っている調べることに興味があるadhdの人は、情報発信系の仕事をして、活躍している方もいます。

自分の強みを活かした仕事を見つける為には、まずは自分がどんな物に興味があるのかを見つけ出すことが大切です。

コミュニケーションが得意なら人と向き合う仕事に就職する

adhdの人によっても分かれますが、コミュニケーションが得意とする人なら、その人懐っこさを活かす仕事が向いています。そんなコミュニケーションを活かせる仕事は、「セールスマン」「各種店員」などの仕事があります。

ですが各種店員といっても、一度に複数の相手をしなければいけない仕事より、マンツーマンで接客できる仕事の方が自分を活かすことができます。しかしadhdの人の中にはコミュニケーションが苦手という人もいるので、もしそのタイプであれば向いていないので避けるようにしましょう。

またコミュニケーションが得意だとしても、他の人と話してトラブルになったり、そのトラブルが苦痛だと感じた時は、人と向き合う仕事は不向きだと言えます。

運動が得意ならスポーツ系の仕事で能力を活かす

もし運動が得意であれば、その能力を活かすスポーツ系の仕事もいいです。スポーツ系の仕事といっても様々ありますが、得意とするスポーツのジャンルから見つけ出すのも一つの方法ですよ?例えば「スポーツ選手」「インストラクター」「体育教師」「スポーツショップ店員」などが挙げられます。

実際にプロスポーツ選手の中にもadhdの人もいるので、あなたも可能性はゼロではないのです。しかしインストラクターや体育教師、ショップ店員はある程度コミュニケーション能力がないと、向かない事もあるのでその点も十分に考えておく必要があります。

adhdなら障害者枠で働ける企業での仕事も考える

ある程度の企業になると、必ず障害者を雇用する義務が発生しているので、そのような企業の障害者枠で仕事をするのも一つの方法です。障害者枠で仕事をすることで企業側にも、adhdの発達障害のことを理解してもらうことができます。

たとえ仕事でミスをおかしてしまったとしても、ある程度周囲からの協力や、配慮をしてもらうことができます。しかし障害者枠で雇用されるには、「障害者手帳の習得」「adhdの症状がどの位ひどいのか」なども関係してきます。

障害者手帳がないのであれば、障害者枠で採用されることはありませんし、adhdの症状が軽いのであれば障害者枠で企業に雇用される可能性が低くなるからです。現実的に考えると周りから、障害者にみられるのは辛いかもしれませんが、仕事をしていくうえでは障害者枠での仕事も考えておいたほうがいいのです。

まとめ

adhd(注意欠如多動性障害)は仕事をしていくうえでは、ミスをおかしたりなどして大変なことが多くなってしまいます。しかも周りにあまり認識されていない為、ただ仕事ができない人と思われてしまう恐れもあるのです。

しかしそんなadhdの人でも、その特徴を活かせる職業があるので諦めてはいけないのです。自分の興味を発信できる仕事であったり、物作りに関わる仕事、専門分野に特化している仕事など、adhdでも向いている職業が沢山あります。

またadhdは自分でも仕事のストレスによるうつなどと思ってしまう事もあり、自分がadhdだということに気づいていない方も実際にいます。たとえ診断されたしても、「絶対にそんなことはない」と否定する人もいるのです。しかしそんなadhdの特性の見方を変えてみれば、長所でもあり自分だけの強みになるかもしれないのです。

頑張れば何でもできると思わずに、苦手だと思うものは避けて、あなたの得意なことを仕事にすると他の人には負けないはずです。今は仕事でミスばかりしているかもしれませんが、得意な仕事に就職して自分を活かすことがこれからのあなたの為になりますよ!

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