職場の悩み

完璧主義者は短所ばかりではない!長所とのバランスが大切

一般的にはあまり良くないことと言われがちな完璧主義ですが、完璧主義者には本当に短所しか存在しないのでしょうか。どうやらそういうわけでもないようです。完璧主義を含む人間の特性というのは良い捉え方をすれば長所になり、悪い捉え方をすれば短所になるというものが多いため、どういった角度から眺めるかでその評価は様々に変化します。そのため、一口に完璧主義といっても良い面もあれば悪い面もありますので、その辺りを総合的に考え、悪い面は改善しつつ、良い面はそのまま伸ばしていけば良いのではないでしょうか。何事も長所と短所のバランスが大切になるかと思いますので、この記事では完璧主義者の長所及び短所を考えてみたいと思います。

まじめな人が多いのが特徴!完璧主義者の長所は?

完璧主義者の長所は、仕事に上手く活かすことができれば大きな強みになります。基本的には真面目な人が多く、特に細部に拘る必要のある職人的な仕事には完璧主義は欠かすとことのできない特性です。前述した通り、完璧主義者はとかく短所が目につきがちですが、長所をしっかりと伸ばしそれを結果に繋げることで、間違いなく会社で重宝される有用な人材になることができるでしょう。それでは、完璧主義者の長所を具体的に見ていきたいと思います。

責任感が強い!与えられた仕事を一生懸命にやる

完璧主義者の長所は責任感が強いことです。与えられた仕事に対して完璧を期そうとするため、必然的に一生懸命に取り組むことになり、手を抜いたりサボるという選択肢は彼らの頭の中には存在しません。一般的には、人はその業務内容に対して適性以上の対価を約束されることによってモチベーションが上がります。それは金銭のみならず、当人のメリットになるものであれば何でも良いのですが、完璧主義者が仕事を完璧にこなすためのモチベーションになるのは一体何なのでしょうか。それは、仕事を完璧に遂行することです。完璧主義者にとっては業務を自分の納得いくように完璧にこなせることが報酬になり、モチベーションの源になりますので、必ずしも高額な報酬は必要ありません。

細部までクオリティーにこだわった仕事をする

そして、完璧主義者は仕事を完璧に遂行することが喜びになるため、必然的に仕事のクオリティーは高くなります。彼らの仕事ぶりは細部に拘り、時には芸術的と言えるほどの精細さを持ち合わせますので、仕事を頼んだ方もそのクオリティーの高さには脱帽することが多いのではないでしょうか。「神は細部に宿る」という言葉もありますので、細かい所まで気を配るその仕事ぶりは、見る人が見たら感動を覚えるレベルでしょう。正に職人技と呼べるほどのその品質は完璧主義者でなければ出すことのできないものであり、時には名指しで仕事を頼まれるケースもあるかもしれません。そのような完璧主義者の仕事ぶりは、時には熱狂的なファンを作ることもあるようです。

高い分析力と洞察力を持っている!論理的な思考

完璧主義者は、仕事を完璧に遂行するための高い分析力と洞察力、そして論理的な思考力を持ち合わせていることが多いようです。彼らは基本的にそのような基礎的な能力が高く、更には細部に拘らなければ気が済まないといった特性も有していますので、その仕事の品質が低くなるといったことはまずないでしょう。また、一つ一つの仕事に対し、自分の持てる能力の全力を出して取り組むため、ただでさえ高い能力に更なる成長が見込めます。そして仕事をこなせばこなすほどに品質は上がり、能力も向上し、いつしかその道のスペシャリストと呼ばれる存在になるかもしれません。高い分析力や思考力を持ち合わせている完璧主義者は、そのように着実にキャリアを積み上げていくことができるでしょう。

集中力が高く目標に向かってまっすぐに突き進む

そして、完璧主義者の集中力が高く目標に向かってまっすぐに突き進むことができるといった点も長所といえるでしょう。仕事を完璧にこなすと一口にいっても、その過程は容易なものではありません。たゆまぬ努力やスキルの向上、そして「これくらいでいいか」という妥協との戦いの末に素晴らしいクオリティーの仕事がなされます。

完璧主義者は高い集中力をもってそれらの誘惑をはねのけ、自身の理想に邁進することができます。それは誰にでもできることではなく、多くの人は妥協という楽な道を選んでしまうのではないでしょうか。ですが、完璧主義者にとっては後になって後悔することが分かっているため、安易に妥協してしまうといったことは少ないでしょう。

ストレスがたまりやすい!完璧主義者の短所は?

以上が完璧主義者の長所になります。完璧主義者は完璧に仕事を完遂することで喜びを得られる性格を有していますので、その仕事ぶりには一定以上の評価が与えられることが多いでしょう。しかしその反面、完璧主義者故の短所も存在します。完璧主義者は完璧に仕事を行いたいという思いが強すぎるため、知らず知らずの内にストレスを抱えてしまいがちです。そのため、少々神経質になってしまい、周囲との関係も上手くいかず、職場等で浮いた存在になってしまう恐れもあるのではないでしょうか。それでは、そのような完璧主義者の具体的な短所を見ていきましょう。

仕事が遅い・確認作業が人一倍多いために時間がかかる

完璧主義者の短所としては、まず仕事が遅くなってしまう点が挙げられます。上述した長所のように、全てを完璧にこなすためには膨大な時間が必要です。細部にまでクオリティーを求めてしまうと、どうしても時間がかかってしまうことは避けられず、また完璧なチェックを行うためにも更に時間を要してしまうでしょう。

そして、その結果後工程の人に迷惑をかけてしまうこともあるようです。仕事というのは一人で完結させられるものではなく、基本的にはチームを組んで行うものです。そのため、完璧主義者の拘りばかりを優先していてはプロジェクトが前に進みませんので、その拘りを割り切ることのできない完璧主義者は、時にチームの中で浮いた存在になってしまうのではないでしょうか。

完璧にできなかったら…という不安により苛立ちが多くなる

完璧主義者は完璧に拘るあまり、そのプレッシャーに押しつぶされそうになってしまうことがあります。完璧というのは口で言うほど容易いものではなく、様々な面倒事や誘惑に打ち勝ってこそ得られるものですが、いくら完璧主義者でも毎回毎回完璧を求め、その重圧に耐え続けることは難しいでしょう。

そして、完璧主義者はそのプレッシャーに不安を感じ、苛立ってしまうことも多いようです。特に自分のスキルが理想の水準に達していない場合は毎回「完璧な仕事ができるかどうか」という憂いに苛まれてしまうのではないでしょうか。そして、それを誤魔化すために周囲に八つ当たりをしてしまったり、些細なことにクレームをつけてしまう等、人間関係にこじれが生じるリスクがあります。

自分の完璧さと同じ尺度で他人にも完璧を求めてしまう

また、完璧主義者の大きな問題点として、自分に対して完璧さを求めるのと同様、他人に対しても完璧さを求めてしまうといったものが挙げられます。自分に対して完璧さを求める分には周囲にさえ迷惑を及ぼさなければそれは本人の自由ですが、他人にまでそれを強制してしまうと様々な反発を招くことになるでしょう。

人にはそれぞれ適性や性格というものがありますので、完璧主義者にもそうでない人にも各々適した仕事の進め方というものが存在します。それはどちらが正しくてどちらが間違っているという類のものではありませんので、互いの仕事のスタイルを尊重し、時には相手の良い部分を見習うといった謙虚な姿勢が必要になるのではないでしょうか。

まとめ

完璧主義者は上述した通り長所も短所も併せ持つ存在ですので、一概にそれが良い悪いと断じることはできません。ですが、完璧主義な性格を有しているために仕事上の悩みを抱えている人が多いというのもまた事実です。

そういった場合、自分の完璧主義故の長所と短所をしっかりと把握し、長所は伸ばし、短所は改善するといった意識が重要になります。そうすることで完璧主義という特性が持つ仕事のクオリティの高さは維持しつつ、周囲との関係もうまくいくのではないでしょうか。

仕事というのはあくまでもチームで行うものですので、完璧主義者一人がどれだけ頑張ったとしても、ちゃんと機能しているチームには敵いません。大切なのは、チームメンバーそれぞれの良いところをしっかりと機能させ、それぞれが適材適所な役割を果たすことになるでしょう。

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