社内恋愛って楽しいですよね。職場や同僚に対しての背徳感に似たスリルと、仕事とは別の楽しみを持って出勤する、という行為に夢中になる人は多いものです。「これって仕事上の付き合い?」「好きなのかな?」と判断に迷ってしまうような相手の言動に一喜一憂してしまうことすらも楽しさの一つではないでしょうか?今回はその「社内恋愛での脈あり行動」についてのお話です。
誰かに相談したくても「社内の人には相談しにくい」という人もいますし、「同僚は脈ありっていうけど本当かな?」と疑ってしまう人もいるでしょう。恋愛のことって、人のことならわかるのに自分のことになると途端にわからなくなるものですよね。
まずは、今回ご紹介する「一般的な脈あり」に該当するか確かめてみましょう。そこからじっくり相手を観察してみても遅くはありませんよ。
もくじ
恋愛において「自分だったらこうする」は大きな落とし穴 みんな違ってみんないい
恋愛に悩んでしまうと「自分だったらこうする」と、自分の恋愛観に当てはめて考えてしまいがちですよね?たとえば「自分だったら好きな人に嫌われるようなことはしない」という考え方は一般的です。
しかし全員が同じではありません。「好きだから嫌われるような態度しか取れない」「好きだから恥ずかしくて素っ気ない態度を取ってしまう」という人は多いものです。実際にお付き合いをし出してからも、相手の考え方やさまざまな習性を知って「え?そんな風に考えるの?」と驚いてしまうというのはよくあることですよね。
つまり、「相手の言動から気持ちを想像する」ということは恋愛においてはかなり難しいことなのです。もちろん、あからさまな態度であれば想像通りでしょう。しかし「いいな」「好きかも」と恋愛がまさに始まろうとしている時の態度から、相手の気持ちを読み取るということは困難です。
恋愛感情は特殊な感情です。お腹がすいたからごはんを食べたい、という単純な感情ではありません。特に職場ともなれば、仕事中であるという意識が強く働く人もいますし、周囲の目を気にしている人もいます。気持ちを打ち明けている同僚からの冷やかしがイヤで態度に出していない人も多いでしょう。
そこを念頭に置いてから、相手と接するということが大切です。「自分だったら好きな人にあんなことは言わない」など、自分の価値観で見誤ってしまっては、せっかく出会えた縁が切れてしまいます。
良い思い込みも、悪い思い込みもいったん無くしましょう。フラットな視線で相手を良く見ることが何よりも大切なことです。
社内恋愛で脈ありの可能性が高いのは?その態度に隠されたサインを見破れるか?
では、どんな言動が「脈あり」なのかを実際に診断してみましょう。社内であからさまな脈あり行為は難しいものです。だからと言って、他の人と全く同じ対応をするというのもさみしいもの。「今のはわかりやすすぎたかな?」「そっけないと思われてる?」と相手もドキドキしながら過ごしているかもしれませんよ?
「脈ありかも?」と思われる言動の中でも、これは脈ありの可能性が高い!というものをご紹介します。「ただの偶然」と思っていることも、実は相手に仕掛けられた「必然」なのかもしれません。
社内恋愛の脈あり①「また会ったね」「今日は残業?」は脈ありの可能性大
同じ部署や出入り口の数が少ない職場などで見られる行為です。帰り支度をして会社を出ると、エレベーターホールでばったり会うなどは脈ありの可能性が高いでしょう。
もちろん1回や2回だと偶然の可能性もあります。でも「いつもこの辺で会うんだよね」と思い当たる場所などがあれば、相手があなたに合わせて帰っている確率は高いです。帰るタイミングがおなじだと「コーヒーでもどう?」「お腹すいてない?」など食事に誘いやすくなります。
もし相手が言い出しにくいようであれば、あなたから誘ってみても良いでしょう。万が一脈ありが思い違いだったとしたら、その誘いを機に帰りが一緒ではなくなるでしょうから、見極めやすいですね。
また「今日も忙しい?」「残業するの?」などあらかじめ帰りの予定を確認されるのも脈ありである可能性が高いです。「おおよそ何時くらいに帰るのか?」ということを知りたがっています。
社内恋愛の脈あり②名前を呼びたいあの人とどうしても呼べないあの人
相手があなたのことをやたらと「○○さん」と名前を付けて呼びかけるのであれば、それは脈ありの可能性が高いです。しかし、反対に「あの」「ちょっと」などと名前を呼ばないようにしていたりすることも脈ありであることがあります。
名前を付けて呼びかけられるのは、あなたを他の人とは別に考えているからです。好きな人の名前を口に出したい人に見られる光景で、オープンな性格の人に見られます。
わかりにくいのは「意識的に名前を呼ばない人」です。「嫌われてるのかな?」とも取られるこの行為は「好き避け」と言われるもので「名前を呼ぶのが恥ずかしい」「気持ちを知られそうで怖い」などが原因でしょう。これは仲が良いほど見られる光景です。
社内恋愛の脈あり③吉凶分かれる休日のLine 見極めは「その後」の話
好きな人からの連絡はうれしいものですよね。仕事の用事であってもうれしいですが、それが仕事以外の用件であればなおさらです。社内メールや休日のLineなどは脈ありのサインと捉えて良いでしょう。
しかしこれは結果が大きく二分されます。脈ありだから来るメールやLineもありますが、意識しなさすぎて友人として送られてくるものです。
あなたのことを「気心のしれた同僚」と思っているのであれば、仕事以外の用事で連絡が来ることもあります。好きな人にメールやLineをするというのは、勇気が要ることです。それをあまりに軽々とやっているようであれば、もしかしたら恋愛感情とは別の感情を持たれているかもしれません。
大事なのは休日の連絡が来た、その後です。職場で顔を合わせてもメールやLineの内容について特に触れて来ないようであれば、脈ありの可能性が高いでしょう。「仕事と休日の線引きができている人と思われたい」「何となく恥ずかしい、後ろめたい」と感じていると「この間のLineで言ってたあのことだけど」など「その後の話し」を同僚などの前ですることができません。
「何となく秘密にしたい」という態度が見られれば、きっと近い内にまた連絡がきます。
社内恋愛は待つばかりじゃダメ 脈ありかどうかを今すぐ確かめる方法は?
社内に好きな人ができたばかりの頃なら、相手の言動を観察して見極めることを楽しめますが、時間と共に「確かめたい」という気になりますよね。人が使える時間は限られています。
「相手から告白してほしい」「もっとわかりやすい態度を見せて欲しい」と願いたい気持ちはわかりますが、楽しい時間が待っているとしたら少しでも早くその時間を手に入れたくありませんか?
もし、脈ありだと思っていたが違っていた、としてもあなたが何か行動を起こすことで「本当の脈あり」にたどり着けるかもしれませんよ。「確かめる」という勇気を持つことは、新しいステージに立つために必要なことです。脈ありかどうかを確かめるにはいくつか方法があります。「これならできそう」と思うことから試してみませんか?
相手の「頼られたい」を刺激する 「あれどうなった?」でさらに確率アップ
「どうしたらいいかな、って悩んでいる」と何か相談を持ちかけてみましょう。相談する内容は何でも良いのです。この時に「何とか答えを出そうとしている」「真剣に考えている」という姿勢が見られれば脈ありである可能性は高いでしょう。男女を問わず、「好きな人に頼りになると思われたい」という気持ちがあります。その気持ちの度合いを測るのです。
この場合の相談は、できれば恋愛以外のことを選びましょう。恋愛相談をすると、自分の恋愛観と相手の恋愛観が異なっている場合に相手の態度を見分けにくくなります。仕事のことや生活のこと、友人のことなど誰にでも真剣に考えれば答えが出るものが良いです。さらにその後「この間言っていた件、どうなった?」など経過を聞いてくるようであれば、脈ありの可能性は上がります。
人間観察は恋愛にも使える 相手の集中力が切れた瞬間が狙い時
日頃、その人が異性に対してどんな接し方をしているのかを観察するという方法もあります。
目線はどうか?言葉使いはどうか?笑顔を見せているか?などです。「脈ありかも?」と感じた時に、一番気になるのは「他の人にも同じように接しているんじゃないか?」ということですよね。そこを見極めます。本当に脈ありなのであれば、他の人への接し方とは自然に変わってくるものです。
たとえばその人が「仕事に厳しい人」であったとしても、四六時中「誰にでも同じ態度で」と自分を律し続けることはできません。可能であれば、信頼できる同僚に頼んで、他の人への接し方とあなたに対する接し方を客観的に見てもらいましょう。特に褒められるようなことをした、または極端に嫌われているなどの状態でなければある程度見極めることができます。
まとめ
社内恋愛はいつもの仕事に活気と潤いを与えてくれます。「仕事はイヤだけど、あの人に会えるから出勤が楽しい」という人も多いでしょう。それが、相手も満更ではなさそうとわかれば、なおさらですよね。でも、恋愛は「脈がある」というだけでは始まりません。今はある脈も、時間の経過や諸々の事情でいつ無くなるかはわからないのです。
赤の他人であるもの同士が気持ちを通じ合わせるということは奇跡です。「自分のことを大切に思ってくれている人がいる」という事実は、何とも言えない幸福感と安心感、そして充実感をもたらします。
せっかく感じ取った脈を生かすためにも、まずは自分がアクションを起こすという勇気を持ってみませんか?どんな脈でも待っているだけでは幸せを運んでくれませんよ?