職場の悩み

理不尽な上司への正しい対応とは?心理を理解して正しく対処しよう

上司が担うべき役割のひとつに、部下を正しい方向へ導くことがあります。しかし、社会には上司としての役割を果たさず、理不尽に部下へ接する上司がいるのも事実です。

あなたの上司は、部下に対して理不尽な対応や言葉をかけることはないでしょうか?もしあなたが理不尽な上司の下で働いていれば、職場でもかなりのストレスを感じてしまいますよね?

そこで今回は、理不尽な上司の心理やその対処法について紹介していきます。

もくじ

上司は理不尽なことを言う3つの心理とは?

上司が理不尽な言動をとるのには、必ず理由があります。もし、あなたが理不尽な上司の下で働いている場合、正しい対処をするために上司の心理を詳しく知る必要があります。

例として挙げられるのは、

  • 上司の承認欲求が極端に強い
  • ストレスが溜まっていて解消したい
  • コンプレックスの裏返し

などでしょう。これから、それぞれの心理について細かく紹介していきますので、あなたの上司がどういった心理で理不尽な言動をとっているかを把握しましょう。

承認欲求が強く自分の力や地位を誇示したい

理不尽な言動をとる上司は、承認欲求が極端に強い傾向にあります。自分が認められたいばかりに、自分より弱い立場の人間に強く出ることで承認欲求を満たそうとしているのです。

このような上司の場合、適当に何かしらの相づちを打っておくと良いでしょう。変に反論してしまうと、自分が認められたいばかりに上司は畳み掛けるように責める言葉をかけてきます。

また、上司にきつく言われたからといって落ち込む必要はありません。上司はその姿を見て、自分の承認欲求を満たします。

承認欲求で動くような上司は、ハッキリ言って会社にとっても必要のない存在です。ですので、軽く受け流したうえで上司を追い抜けるよう仕事に取り組むようにしましょう。

自分のストレス解消に不満をぶつけている

ストレスが溜まっている上司は、部下や周囲に対して理不尽な言動をとることが多いと言えます。ストレスの解消法というと運動や自分の趣味、友人と会うことなどがあるでしょうが、このような上司はストレスを解消する方法を持っていません。

あなたの上司が、仕事や家庭でのストレスを解消する術を持っていないと、部下に対して強く当たることでストレスを解消しようとするのです。

この場合は、上司はあなたが落ち込む姿を見ることでストレスを解消しています。ですので、落ち込むことなく笑顔で対応すると良いでしょう。

厳しい言葉をかけられると精神的につらいでしょうが、ストレス解消をしてくるような上司は軽く受け流し、仕事に集中することをおすすめします。

自信の無さをごまかそうとしている

上司があなたに対して理不尽な対応をしてきたのであれば、その上司は自分に自信がなく、何かしらのコンプレックスを抱えていることが考えられます。

理不尽な上司は自分に自信がなく、人に誇れる点を持っていません。ですので、周囲の人を貶めることで「自分は優れているんだ」と示そうと無意識のうちに考えているのです。

嫌味をネチネチ言ってくることが多く、上から目線の場合がほとんどでしょう。くり返しますが、このような上司とはまともに向き合ってはいけません。ハッキリ言って、真面目に向き合うこと自体が時間の無駄です。

あなたの小さなミスや言動にしつこく口を挟んでくることでしょうが、できる限り気にせずに仕事へ取り組むようにしましょう。

理不尽な上司に対する4つの対処法とは?

理不尽な上司は、ほとんどの場合「自分の持っている力を誇示したい」という欲求があることはわかっていただけたと思います。その欲求のために、あなたや周囲の人を利用しているのです。

もちろん、そのくだらない欲求にあなたが付き合ってあげる必要はありません。できる限り関わることを避け、仕事の成果をあげることに集中するのがベストでしょう。

では、理不尽な上司にはどのような対処をするべきなのでしょうか?ここからは、場合別の対処方法を紹介していきます。

こういう人だからと諦めて聞き流す

もしあなたが「いまの職場は好きだし、理不尽な上司に耐えたい」と考えていれば、上司のことを「この人はこういう人だ」と認識できるようにしましょう。

一度、「上司はこういう人だ」と考えられれば、理不尽なことを言われても多少なら聞き流せるはずです。

理不尽な上司は、日によって態度が変わるのも特徴のひとつです。その都度、あなたが気に病んだり対応したりする必要は一切ありません。「この人は違う人種だ」と考え、仕事で成果を出して理不尽な上司を追い抜くことに集中しましょう。

ただ、仕事に支障をきたすような言動を取られた場合は、周囲に相談して解決するようにしてください。耐えようとするあまりに、あなたが壊れてしまってはいけません。

周囲の上司や同僚に協力を求めて解決策を見つける

理不尽な上司に対して「できる限り波風を立てずに解決したい」と考えていれば、周囲に協力を求めて解決するようにしましょう。周囲に迷惑をかけたくないとは思いますが、無理にひとりで解決しようとするのはいけません。

もしひとりで解決しようとすれば、上司は間違いなく権力で封じ込めようとします。理不尽な話ですが、会社内の権力としては相手のほうが上です。

ですので、できる限り役職が上の相手に協力を求めましょう。理不尽な上司は、周囲からの評価にとても敏感です。上司にとっての上司から注意をされれば、おとなしくなるでしょう。

気をつけるべきなのは、無理にひとりで解決しようとしないこと。理不尽な上司に対して、あなたが無駄な労力を使い続ける必要はありません。

笑顔で対応してそれ以上の言葉を無くす

あなたが、理不尽な上司に対して「丸く収めたい」と考えていれば、無理に反論せずに笑顔で対応するのがおすすめです。理不尽な上司は、自分より弱い立場の相手を落とすことで満足感を得ています。ですので、その満足感を与えないような振る舞いを見せることが重要です。

ここでのポイントは“笑顔で対応すること”です。理不尽な上司は、落ち込む相手を見てストレス解消や承認欲求を満たそうとする傾向にあるため、その欲求を満たさないように笑顔を見せることが効果的でしょう。

一貫して、「私は気にしていません」という態度で理不尽な上司と接しましょう。「この相手では、ストレス解消や承認欲求を満たせない」と上司が理解すれば、あなたに対する理不尽な対応は減っていくはずです。

メモを取って記録に残しておく

上司の理不尽な言動を止めたいのであれば、上司から指示や指導内容を“メモに取る”ようにしましょう。「メモを取るだけで効果があるのか?」と感じる方もいるでしょうが、メモは意外と効果的な方法なのです。

メモを取ることで、

  • いざという時の証拠になる
  • 「内容を記録している」と伝えられる

先ほどもお伝えしましたが、理不尽な上司は周囲からの評価を極端に気にします。「いつでも報告できるんだ」という姿勢を見せることで、上司の理不尽な言動を抑制するようにしましょう。上司としても「下手なことを言ったら上に報告される」という気持ちを持つでしょう。そうなれば、上司の理不尽な言動を抑制できるため、「理不尽な上司を止めたい」と考えるのであれば、メモは効果的な方法と言えます。

上司は選べない…耐えられない場合は転職も考えるべき!

ここまで理不尽な上司への対処方法を紹介してきましたが、大前提として「上司は選べない」ということは覚えておくべきでしょう。あなたが大きく出世しない限りは、ほとんどの場合その上司のもとで働き続けることになります。

もしあなたが「理不尽な上司にもう耐えられない」と感じれば、転職や異動も選択肢として考えるべきでしょう。理不尽な上司の対応に時間を取られていれば、本当に時間がもったいないです。

転職と聞くと不安を感じるでしょうが、現代では“転職”に対する考え方も変わりつつあります。制度や環境も整っているため、「もうあの上司の下では働けない」と嫌気が差したのであれば検討してみだくさい。

別に、いますぐ転職活動をする必要はありません。「もし転職するなら、次はどんな仕事をしたいのか?」など、今後のキャリアについて考える機会にしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

理不尽な上司と共に働いていれば、たとえ会社や仕事が好きであっても、働く意欲が薄れてしまうことでしょう。それは本当にもったいないことで、できる限り早く解決するようにするべきです。

しかし、理不尽な上司というのは根っからの横暴な性格でワガママな人が多いのも事実。あなたがどれだけ努力しても、上司の言動を変えられない場合も考えられるでしょう。

その場合、あなたの今後について、一度考え直す機会を作るべきかもしれません。たとえば転職や異動など、理不尽な上司から離れるための動きをとるべきです。

もし“転職”を検討するのであれば、自分がしたい仕事や働きたい環境と向き合いつつ、後悔しないような選択ができるようにしましょう。

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