職場の悩み

パワハラに負けない為の証拠を準備したい!録画録音以外の3つの証拠

パワハラを受けている人が「もう我慢ができない!」と強く思った時に、頭に浮かぶのは「訴える」という方法ではないでしょうか?押さえつけられ続けた感情が「怒り」として噴き出してくる瞬間です。今回は、自分の怒りを形にして、相手を降伏させるための「訴え」に必要な証拠についてのお話です。

「証拠集め」ってどうすればいいのか?どんなものが証拠になるのか?などについて一緒に確認してみましょう。「証拠」は意外と身近なところで用意できるものですよ。

パワハラは証拠が大事!でも証拠は音声・映像だけではない 日々の記録が物を言う

テレビや映画で見る「証拠」のほとんどは、映像や音声ですよね。決定的瞬間を収めたデータが、重要な証拠として活用される場面は良く見られます。

でも、現実の世界の日常で「映像や音声のデータを準備する」というのは、結構難しいことではないでしょうか?物理的・状況的に困難ということもありますが、自分自身の心理抵抗も強いですよね。「こんなことしていいのだろうか?」という疑問が邪魔して、なかなか行動に移せません。実際に起きていることを記録するだけのことなのに、自分がとても悪いことをしているような気になるのですから不思議です。

でも、実は「証拠」というのはもっと簡単に用意することができます。証拠は「決定的瞬間」だけではなく、「日々の記録」でも充分に力を持っているのですよ。

録音・録画ができない場合のパワハラ証拠とは?この3つが証拠として認められる?

職場でのパワハラを証明するための証拠は、音声や映像でなければ信用してもらえないような気がしますよね。「自分の被害を自分が書いた日々の記録で証明する」ということは不可能なようにも感じます。

しかし、実際には被害者が書いたものでも証拠として機能します。1日だけ、数日だけの記録では難しいかもしれませんが、一定期間記録を続ければ信憑性が高くなるのです。または相談をした実績を残したり、目撃した人の証言をもらったりすることも有効です。

日記をつける 日付・時間・状況を詳しく残せば証拠として機能することもある

まず、自分で書いた記録についてです。主には日記でしょう。1日の終わり、またはパワハラを受けた時に、定期的に記録していきます。この時に必要なことは、日付や時間、その時の状況を詳しく書き残すということです。

暴言を吐かれたのであれば、実際に相手が言った言葉をそのまま文字にして残しましょう。同時に、その時その場に居た人の名前や反応なども残しておくと良いです。

感情だけを書く日記だと、証拠として使いたい時に雰囲気しか伝えることができません。「今日もイヤだった」などではなく、「〇〇と言われてこんな気分だった」など、具体性を意識することが大切です。

長時間の説教で仕事に就かせてもらえなったりしたのであれば、「〇時~〇時まで、〇分、その間、他の社員はどれだけの仕事をしていたか」なども書き足しておけるとさらに良いでしょう。

目撃者を用意する パワハラの存在を知っている人に証言をしてもらう

あなたへのパワハラを見ている、または知っている人がいるのであれば、その人へ証言をお願いしてみましょう。特に同僚や他部署の人などであれば、そこに利害が無いので信用してもらいやすいです。あなたの為に証言しても良いという人を探してみましょう。

証言と言っても、難しいことを述べてもらう必要はありません。何を見たのか?何を聞いたのか?という事実だけを証言してもらえれば十分です。同期の友人や気心の知れた同僚などに打診をしてみましょう。

目撃者は重要な証拠になります。自分とパワハラをしている人のやり取りを録画しているデータのようなものです。あなたのつけている記録と、証言の内容が一致すれば、それが証拠となります。

社内ホットラインへ相談した記録を残す 相談実績は証拠になる

人によっては躊躇しやすいのが、ホットラインへの相談です。「自分が相談したということがどこかからバレるのが怖い」という理由もあれば、「相談しても何も変わらないから」という諦めもあります。しかし、ホットラインへはぜひ相談しておきましょう。

パワハラをしている人を訴える場合や、社内告発をする時に、証拠の一つとして重要視されるのが「どこかへ相談をした実績があるか?」ということです。日記に書かれていることがどんなにひどいことであっても、相談実績がなければ「相談するほどの悩みではなかったのだろう」と悪意のある受け取り方をされることもあります。

ダメ元でも良いので、ホットラインへは相談をしておいた方が有利です。

証拠を準備したら、あとは気持ちを強く持つだけ!パワハラを根絶すると決める

証拠が準備できたら、後はパワハラをしている人を訴えるだけです。ここから先は自分以外の手によってことが進められていきます。弁護士などに依頼をすれば、あなたはいつもの日常を過ごすだけです。しかし、実はこれが大きな心的負担になることもあります。

何事も自分の手で動かしている間は、気持ちのどこかに「いつでも止めることができる」という安心感があるものです。ところが、他人の手に渡ってしまうと「後には引けない」という気持ちが強くなります。

人を訴えるということには、強い気持ちを持ち続ける必要があります。もう一度自分の気持ちを確認してみて、「このパワハラを根絶したい」という強い気持ちを持つことができているなら、準備した証拠を使って、あなたの思う通りに進んでみましょう。

まとめ

証拠を集めるためには、ある程度時間が必要です。日々の記録を付けたり、証言してくれる人を見つけたり、ホットラインへ相談したり、と忙しい毎日を過ごすことになります。この時間が、もしかしたらあなたの気持ちを変えるかもしれません。

「ここまでしなくてもいいかも」「バカらしくなってきたから退職しようかな」と考える人も出てくるでしょう。それは悪いことではありません。「パワハラの証拠集め」という他のことに気を取られることで、冷静な自分が戻ってくることもあるのです。

パワハラへの対処に「正解」はありません。パワハラを受けているあなたが「こうしたい」と思ったことが、少なくともあなたにとっての「正解」です。どんな決断であったとしても、あなた自身が後悔することの無いように、力を尽くしましょう。

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