職場の悩み

昇進したくない!昇進することのデメリットとメリット6つとは?

「昇進」と聞くと、大抵の人が「おめでとう」と言ってくれますよね。でも当人にとっては「おめでたくなんかない」と言いたくなることもあるようです。企業の性質や仕事内容、役職などによっては、したくない昇進をすることもあります。

今回は「昇進したくないと思った時に考えてみたいこと」についてのお話です。最近では「昇進したくない」という考えを持っている若い人が増えています。では、その理由は何なのか?やっぱり昇進しない方が得?など気になるところについて一緒に考えてみましょう。

昇進したくない人は増えている!その理由は「お得感」の無さ

そもそも「昇進したくない」という考え方は、何を理由に出てきているのでしょうか?以前は「昇進したい」と言う人が多かったですし、現在でも同じように考える人はまだたくさんいます。でも、確かに最近は「昇進してみたけど、思っていたのとは違った」という声を聞くことは増えているかもしれませんね。

これは「昇進=優遇」という、これまでの思い込みに対して、実情での「お得感」のようなものが感じられてなくなっていることが原因です。得にサービス業などでは、年中休みの無い企業なども増えてきています。一従業員であれば労務管理をしてもらえますが、管理職となると身を削って貢献することを求められやすいですよね。給料は増えたけど、これでは本末転倒…という現実が、昇進で得られるはずだった「お得感」を無くしてしまっているのです。

昇進することのデメリット 「昇進」することで無くすかもしれないものとは?

では、実際にはどんなことが昇進での具体的なデメリットとして存在するのかを考えてみましょう。昇進は本来「これまでよりも多くのものを得る」ということが前提だったはずです。だからこそ、社会人となれば「一度は昇進しておきたい」と考える人が多かったのですよね。でも、近頃では「昇進とはこれまで持っていたものを失うこと」とさえ言われています。では、昇進によって失うものとはどのようなものなのでしょうか?ここからは昇進によって「失うかもしれないもの」について考えてみましょう。

「お給料」昇進して付いた手当は、他の部分で削減される

昇進と言えば昇給ですよね。これまで無かった役職手当が付くことで月収がアップするというのが通常です。昇進を願う人のほとんどは、この昇給を最初の目標にするのではないでしょうか?

ところが、最近では「昇進によって手取りが減る」とも言われ始めています。これは、せっかく役職手当がついても、他の部分でマイナスされてしまうからです。

一番わかりやすいのは残業手当ではないでしょうか。平社員の頃は、残業をすればした分だけ残業手当をもらえることがほとんどですよね。

しかし、役職が付くと「月○時間の残業を含む」という契約になっていることが多く、これまでと同じ時間の残業をしてもその分を手当としてもらうことができません。結果として「昇進したのに、手取りは減った」または「変わらない」ということになります。

「時間」中間管理職への昇進は、自分の時間を奪われやすい

これは昇進をするポストにもよりますが、ほとんどの昇進は「時間」を奪われやすくなります。仕事に追われて残業が増えるということもあるでしょうし、これまでなら参加しなかった食事会や飲み会に出席することが増えるということもあるからです。

今までは週末に同僚などと楽しく飲んでいた時間が、上司の接待に付き合わされることもあるでしょう。人によっては休日のゴルフなどのお供をすることにもなるかもしれません。

時間は無限ではないので、仕事絡みのことで時間を取られれば、当然自分の時間が減ってしまいます。社長や部長など上層部への昇進であれば、ある程度のことは部下に任せることができるので、逆に自分の時間は増えますが、中間管理職となるとそうはいきません。

昇進をきっかけに友人と疎遠になってしまったり、自分の趣味に没頭できなくなることもあります。

「人間関係」これまで同僚だった人を管理することは難しい

これも大きなデメリットですが、昇進をしたポストによっては「これまで同僚だった人を管理する立場になる」ということもあります。昨日までお互いが気兼ねない付き合いをしていたのに、昇進をした日から上司と部下になることもあるでしょう。

人を管理するというのは、ただでさえ難しいことです。その上、これまで同僚だった人を管理するとなると、そのハードルはさらに上がります。これまで持たなくても良かった人間関係の悩みを持つこともあるでしょう。話し方、言葉使い、仕事の割り振りなど、さまざまな事に「余計な気遣い」をしなくてはならなくなるというのは、大変な重荷となることもあります。

気遣いばかりしていても仕事にならないし、気遣いが足りなければ誤解を招くことにもなる、このプレッシャーが日々積み重なることで大きなストレスを抱える人も多いのです。

昇進することのメリット 「昇進」することで得られるかもしれないものとは?

ここまで昇進することのデメリットについて考えてみました。どれも「これは勘弁だな」と思うようなことばかりだったのではないでしょうか?では、ここからは「昇進によって得られるかもしれないメリット」について考えてみましょう。

何事にもデメリットがあればメリットがあります。メリットしかない、デメリットしかない、という物事はそうありません。その比重がどちらに傾くか、というのは人それぞれです。メリット・デメリットの両方を把握した上で、自分にとっての「正しい選択」をしたいものですね。

「経験」100の噂よりも1つの経験で学べるものがある

最初のメリットは「経験」です。どんなポストの仕事も、傍から見ているだけや、噂で聞いただけ、ではわからないものです。

たとえば、誰かが「美味しくない」と言った食べ物でも、実際に食べてみると「意外といけるじゃないか」と思うことがあるのと同じです。「あのポストは大変らしい」「みんな後悔するらしい」という噂だけを鵜呑みにしてしまうのはもったいないですよ。

実際にやってみて、噂通りだったとしてもその経験はあなたの中に残ります。「こんな経験何の役にも立たない」と思うようなことでも、人生は不思議なものでいつかきっと「あの時にあの経験をしておいて良かったかもしれない」と思う時は来るものです。

どんなことであっても「経験している」という事実はあなたの実力や魅力の一つになります。

「実績」できるかもしれない人が「できたことがある人」になることの強み

次は「実績」です。日々の仕事に取り組む中で、上司に褒められたり、自分で手応えを感じたりすることはあるでしょう。

しかし、基本的に仕事は「企業としての結果」が全てです。その結果にたどり着くまでに発揮された、あなたの力が際だって表に出ることは多くはないでしょう。しかし昇進をすれば、それが表に出るチャンスが増えます。実績を作る可能性は誰にでもあります。

でも、可能性を形にできる人は限られているのです。昇進をするということは「実績を作ったことがある人」に近づくための最短ルートと言っても良いでしょう。「実績を作ったことがある」という事実は、その後のあなたの大きな自信になります。そしてあなたの大事な看板にもなるのです。

「人脈」これまで関わらなかった人と関わることで広がる人間関係

最後は「人脈」です。昇進をするということは、どんなポストに就くことであったとしても、これまでよりも人間関係が広がります。今まで話したことがなかった人と話すことになる、挨拶程度しかしたことがなかった人と商談の準備をするということもあるでしょう。

それだけでなく、社外の人に会う機会が増えることもあります。名前しか聞いたことがなかった取引先の重役に会うことになったりする人もいるかもしれませんね。そのこと自体を、全員が喜ぶわけではないかもしれません。

でも、人間関係が広がった時、その中に今後のあなたに大きく関わってくる人がいるかもしれませんよ?今まで自分のテリトリー内にいなかった人と接するということは、あなたの世界を広げることに繋がります。

「やってみる」という選択もあり!自分の意外な能力を見つけた後に今後を考えてみる

「昇進したくないけど…どうしようかな?」と迷っているのであれば、「とりあえず、やるだけやってみる」と決めてしまうのも良いでしょう。あなたに限らず、誰でもどんなことでもやってみなければわかりません。それが自分に合っているのか、合っていないのか?得るものがあるのか、無いのか?それは経験した人にしか判断することができないのです。

実際にやってみると「自分は意外とこういうことが得意だったんだ」と気が付くこともありますし、その逆もあるでしょう。しかしいずれにしても、自分の能力を見つける、確認するということはマイナスなことではありません。その能力に気がついてから、その後のことをゆっくりと考えても良いのではないでしょうか?

まとめ

「昇進をしたくない」と口にすると、周囲の人の中には「贅沢」「考えられない」と否定的な意見を持つ人もいるかもしれませんね。あなた自身も、そんな意見を聞いて「やっぱり昇進はしないといけないのかな?」と、また一つ深い悩みに足を踏み入れてしまうのではないでしょうか。

でも、昇進をするもしないもあなたが決めて良いことです。自分の中に明確な気持ちがあるのであれば、その気持ちに従っても良いのです。

ただ、迷っているのであれば今の内に真剣に考えてみましょう。自分の成長、ワークライフバランス、周囲の目、会社の待遇などに思いを巡らせてみるのです。最後に決めるのは、あなた自身でなくてはなりません。「自分で決める」ということが、選択を間違えないための第一歩ですよ。

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