職場の悩み

タイプ別!女性上司との失敗しない付き合い方

女性の社会進出が当たり前になった今、役職についているのが男性ではなく女性であるケースも増えてきています。しかし、女性の上司にどう接したらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、女性上司のタイプ別に、失敗しない付き合い方を紹介します。

有名企業でも女性上司は増加傾向にある

厚生労働省が発表した平成28年度雇用均等基本調査によると、管理職において女性が占める割合は課長相当職以上で12.1%、係長相当職以上では12.9%、係長相当職では14.7%というデータが報告されています。

これはいずれも前年度のデータを上回っており、女性がいかに管理職に就いているのかがわかります。

さらに、業種によって女性が上司になりやすい業種と、そうではない業種があることも報告されています。産業別の女性管理職割合では、トップは医療・福祉業界の50.6%、次点が生活関連サービス・娯楽業で21.9%、宿泊業・飲食サービス業と教育・学習支援業が同率で21.0%となっています。

医療や福祉業界も、サービス・娯楽業も、人手不足が叫ばれて久しい業界ですが、これらの業界では性別を超えた管理職昇進が行われていることがわかります。

最も女性管理職の割合が低かったのは、電気・ガス・熱供給・水道業で、1.8%という低水準でした。インフラ工事関連の企業が多いこの業種では、体力面から見てもどうしても男性管理職が多くなってしまうのでしょう。

女性上司との付き合いにくさを感じている男性社員

同じ上司になるなら、男性なら女性上司よりも男性上司を好む傾向があります。女性上司に付き合いにくさを感じてしまう理由は、以下の理由が考えられます。

  1. 頼みにくい仕事がある…力仕事や、高所作業、長時間労働になる可能性がある仕事などは、相手が女性だと思うと上司との協力のもとで行う仕事であっても、頼みにくいでしょう。
  2. 産休・育休をとる可能性が高い…既婚・未婚にもよりますが、出産が高齢化している今、女性上司になったはいいけれど、これから産休・育休に入ればしばらくは一緒に仕事ができなくなることを考えて、最初から距離を取る男性社員もいるでしょう。
  3. 異性なので話しかけにくい…単純に異性に対して苦手意識のある人は、女性だというだけで部下も上司も関係なく話しかけにくいと感じていることがあります。
  4. バイオリズムによる気分のムラがある…女性特有のバイオリズムがあるために、気分の浮き沈みがあると想像する男性社員は、日によって変わることがある女性上司に対して苦手意識を持つことがあります。

男性社会の名残…女性上司側も実は付き合いにくさを感じている

付き合いにくさを感じているのは、何も男性部下だけではない場合もあります。女性管理職側も、異性の部下に対しては、同性の部下とまったく同じように接することができない人もいます。

しかし、それは男性部下の女性上司苦手オーラが伝わっていて、その結果男性部下を苦手と感じている人もいるのです。

金融やインフラ関係など、男性社会の色が濃い業界の女性上司ほど、男性を部下に持つことに対して苦手意識を持ってしまうのも仕方ないでしょう。

上司のタイプ別!女性上司との失敗しない付き合い方

女性上司との付き合いが得意ではない…とはいっても、自分の上司ともなれば苦手なままではいられません。女性上司と上手に付き合っていくためには、どうしたらよいのでしょうか。

仕事に命を燃やすタイプの女性上司には相談してみる

仕事をいかに効率的にこなし、業績を上げるかに重きを置いているやり手の女性上司の場合、上手に付き合うためには、その女性上司を打ち負かそうとしないことです。

特にチームで業績を出すよりも、個人として業績を残すことにこだわる女性上司の場合は、部下である自分のことを競争相手だと思わせてしまうと、良好な関係は築きにくくなってしまいます。

このような場合は、「自分では解決できないのですが、何かよい方法はないでしょうか」というように、女性上司の胸を借りるような相談を持ちかけてみるとよいでしょう。

実際に実力のある女性上司ですから、あなたがたとえポーズで相談したとしても、本当に感心するような助言がもらるだけではなく、上司との関係性もよくなるでしょう。

WLBを重視する女性上司には労いの言葉をかける

ワークライフバランス(WLB)を重視している女性上司の中でも、特に既婚で子どもがいる上司の場合、仕事では管理職という一面のみしか見えませんが、退社後には子どものお迎え、料理、洗濯…と、たくさんの「仕事」を家庭でもこなしています。

WLBを重視するあまり、部下を残して退社したり、休日出勤を部下にまわすこともあるかもしれませんが、もう一つの仕事をしながら女性管理職という仕事もこなしていると考えましょう。

このような上司とうまく付き合うには、管理職としてではないもう一つの仕事…つまり家庭との両立を成功させていることに対して、労いの言葉をかけてみましょう。

そうは言っても部下から「よくやってますね」などと言われれば気を悪くする上司もいます。それよりは、「仕事だけじゃなくてよき母でもあるなんて、本当にすごいですね」「日ごろご家庭のことでもお疲れ様です。ここは私が代わるので、どうぞお子さんのお迎えに行ってあげてください」というような心配りが効果的です。

面倒見のよい女性上司には様子をみながら頼ってみる

チームとして成績をあげようとする、面倒見のよい女性上司の場合は、頼ってもらうことを待っている可能性があります。面倒見がよい人は、反対にいえば自分を頼ってこない人がいると、「自分に何か足りない部分があるのだろうか」と不安になってしまうのです。

だからといって、闇雲に頼ってよいわけではありません。面倒見のよいタイプの女性上司は、あなたの他にも多くの人を気に掛け、既に心のよりどころにされていることがあります。

頼られてばかりで本人も気づかないうちにキャパシティ・オーバーになっていることも考えられます。女性上司が抱えている業務や、日ごろの様子をよく観察した上で、上司に若干の余裕があるなら、一度頼ってみるのもよいでしょう。

一匹オオカミタイプの女性上司には小さなプレゼントも

本来リーダーシップの邪魔をしてしまう「一匹オオカミ体質」ですが、営業職などではむしろこのタイプのほうが業績を伸ばすこともあり、このタイプの女性上司が誕生する可能性もあります。

あなたの上司が、周りを頼ることなく、一人で頑張ってしまうタイプなら、ほんの気持ちでもよいので、ささやかな贈り物をしてみるのもよいでしょう。

具体的には缶コーヒー(紅茶、ハーブティーなどのリラックスできる飲み物でも可)や、輸入品の珍しいキャンディ、デザイン性の高い付箋なども喜ばれます。

声をかける時には出しゃばらず、「〇〇さん、これよかったらどうぞ」くらいに留めておきましょう。また、贈り物をする際は恋愛感情を持っていると勘違いされないよう、周囲の女性社員にも贈るなどの工夫が必要です。

女性だからという遠慮が付き合いにくさを生み出している

付き合いにくいと感じている相手が女性でも男性でも、あなたが「付き合いにくい」と感じている事実は、あなたの意図しないところで言葉となり、行動となって相手に伝わってしまうものです。

まずは以下の方法で、相手に対する苦手意識を取り払ってみる工夫をしてみましょう。

女性でも男性でも、仕事上の上司という意識を持つ

女性上司との付き合いにくさを感じている人は、まず目の前の女性上司を見るときに、性別の壁を取り除いてみてみるようにしましょう。

とはいえ、メイクアップした顔や、スカートタイプのスーツを着こなすような女性上司の場合は、いきなりは難しいかもしれません。

ここで大切なのは「女性だから苦手」という意識を取り除くことです。目の前の相手が男性でも女性でも、人間性にはかわりありません。

性別だけで苦手意識を持っているのだとしたら、苦手…と思われている女性上司も不本意でしょう。まずは仕事であなたよりも手腕があり、認められているのだという事実に意識をフォーカスし、あくまでも「(性別関係なく)上司」として接してみましょう。

女性が出世にくい企業なら、純粋に仕事の腕に尊敬してみる

上記で紹介したように、日本社会では女性が管理職になりやすい業種と、そうではない業種があります。特にインフラ系や製造業、建設業では女性管理職の割合は相対的に見て低くなっています。

あなたが勤務しているのが、これらの業種の場合、女性が管理職になりにくい世界で管理職を勝ち取ったことを素直に尊敬してみましょう。

女性が評価されにくい業界で、管理職になるためには、その女性上司は並々ならぬ努力をもって乗り越えてきた、もしくは天賦の才能があるということです。

その労力を思えば、女性上司への苦手意識は隅に追いやられていくのではないでしょうか。

まとめ

女性上司を持つ男性部下にとって、付き合いにくいと思う感情が生まれることは珍しいことではありません。しかしその感情は、あなたの仕事の将来性のことを考えるとあまり歓迎できるものではありません。

女性上司がそのポストを掴みとるに値すること、そして自分の上司であることは事実です。あとはその事実をとらえる自分の考え方を今回紹介してきた方法で変えていくことが大切です。

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