どの職場にも一定数存在するのが「嫌われている上司」です。彼らの言動には多くの社員が苦しめられ、扱いにも苦労しているのではないでしょうか?
そんな上司の姿を見ていると、「嫌な気分になる」というのと同時に、「気付かないうちに自分もああいう上司になっていたらどうしよう」と不安な気持ちを抱いてしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそんな上司にならないための予防策を3つご紹介させていただきます。嫌われるような上司になる可能性は誰もが等しくもっているもの。今からできる限りの対策を講じてみませんか?
もくじ
職場で嫌われてる上司の共通点!部下の話を聞かない上司は嫌われる
嫌われている上司の共通点として、「部下の話を聞かない」というのが存在します。おそらく皆さんの職場に存在する嫌な上司の特徴には様々なものがあると思いますが、話を聞かないという点に関してはかなり共通すると思いますよ。
なぜなら話を聞かないということは、「連携ができない」、「意思疎通ができず仕事が進まない」、「理由も聞かず部下を叱る」といった数々の弊害をもたらし、それらがまたその上司を嫌いにさせる理由になるからです。
部下としては「話を聞いてもらえさえすれば解決するのに」という問題も多いはずなのに、そうしたことを理解しないまま話を聞かない上司は多くいるんですよね。この事実に気付けなくては、あなたもいずれは嫌な上司の一員になってしまうでしょう。
職場で嫌われてる上司のようにならないための3つの予防策とは?
それでは嫌われている上司のようにならないためにも、3つの予防策について具体的にお話させていただきます。ここで紹介する予防策は、予防策であり特効薬ではありません。あなたが今後嫌われ上司にようにならないためには、この予防策を地道に実践していくより他ありません。
仮にすでに自分が嫌われているという自覚のある方でも、今回ご紹介していく予防策を実践していくことで、少しずつ改善していく可能性はあります。ぜひお試しくださいね。
日常的に上司や同僚とコミュニケーションを取っておく
嫌われている上司のようにならないためにまず大切なのが、「日常的に上司や同僚とコミュニケーションを取ること」です。これを実践しておくことであなたの視野は広くなり、どんな状況においても適切な行動・発言を取ることができるようになるでしょう。
当たり前のことですが、人間というものはそれぞれに個性があり、その個性に合わせた接し方ができなければ当然嫌われてしまいます。ただ、視野を広く持っておけば、それぞれに相手の性格・立場などに応じた対応も自然にできるようになるでしょう。
また、上司や部下とコミュニケーションを取っておくことで、なにか困った時に助け合うことも可能になりますよね。この助け合いの精神が働くことにより、仕事という枠組みを越えた信頼関係が生まれ、素敵な人間関係を構築することができるようになりますよ。
言いなりにならないように自分の言いたいことは言うようにしておく
嫌われている上司は、かつて自分が若い頃にされていた嫌なことなどを部下に押し付けている傾向にあります。それは知らず知らずのうちに行われていることが多く、彼らはその事実に気付いてはいません。
こうしたことを防ぐためにも「上司の言いなりにならないように自分の言いたいことは言うようにする」ということが重要になってきます。自分の意思を明確に持っておくことで、自分がその上司と同じ立場になった時に若い部下に自分の経験を押し付けるような可能性も低くなります。
むしろ、自分が言いなりにされかけていた事実とそれに対して小さな抵抗をしていた事実を思い出し、「自分の部下にはそのような思いをさせない」、「部下の意見を取り入れられる器の大きい上司になる」という心がけがしやすくなるはずですよ。
女性の同僚に優しくして自分の評価を上げておく
「女性の同僚に優しくして自分の評価を上げておく」というのも立派な処世術の1つですね。女性はどんなコミュニティにおいても周囲の人間をよく観察し、その観察によって得た気付きなどを共有する傾向にあります。
つまり、女性に悪い評価を一度でもつけられてしまうと、あっという間に悪い評価が広まることになりかねないわけですね。さらにそうした評価には尾ひれが付き、実際の話以上に悪い上司像が完成することもあります。
そういった事態を招かないためにも、最初から女性の同僚には優しく接しておくのがポイントになってくるでしょう。もっとも、過度に優しくし過ぎると不審に思われることもありますから、さり気なさが重要になってきますね。
仕事に苦労しているようであれば助言を送ってあげたり、人間関係に悩んでいるようであれば自分の経験を押し付けることなくまずは話を聞いてあげるようにしたり、相手の立場・考えに寄り添った優しさを心がけるようにしましょう。優しさの押し付けは優しさではありませんので、注意しましょうね。
職場で嫌われてる?上司や同僚に嫌われないためにフォローしよう
職場ですでに嫌われている自覚がある方は、なるべく早い段階で「上司や部下にフォローする旨を伝えておく」ようにしましょう。職場では誰もが何かしらの悩みや孤独感を抱えています。こうした悩みや孤独感を解決できずにストレスを抱える方は多くいるんですよね。この点に上司・部下の区別はないでしょう。
それらに対し「いつでも自分がフォローします」という旨を伝えておくことにより、彼らにとっては心の拠り所が1つ増えることになります。
もちろん、すべての悩みを相談してくれるわけではないでしょう。何の相談もしてくれない場合も考えられます。ただ、その悩んでいる社員にとっては「いざとなれば自分には相談できる相手がいる」という事実が存在するだけでも、心の支えになるんですよね。
当然、そのような心の支えになることができれば嫌われるような上司にはなりませんし、嫌われていたとしても段々と挽回できるようになるはずですよ。
まとめ
嫌われるような上司にならないためには、「日頃から上司や同僚とコミュニケーションを取ること」、「言いなりにならず自分の意見を伝えるようにすること」、「女性の同僚からの評価を上げておくこと」が重要になってきます。
どれも地道な根回しによってあなたの信頼性を向上させるものであり、職場というコミュニティおけるあなたの存在価値を高めることに寄与するものになるでしょう。嫌われている上司は部下などの話を聞かず孤立している感が否めないものですが、こうした心がけをしておけばそういった可能性も下げることができますよ。
今すぐにあなたの状況を劇的に改善することができませんが、予防策というのはそういうものですよね。今からでも構いませんので少しずつ始めてみて、今後の人間関係の構築に役立てていただければと思います。