生きていく上で、働くということは欠かすことができません。
人生の中で働いている期間は、学校を卒業してから40年以上にも及びます。
それだけ長い間働くのですから、好きな仕事を見つけて働いていきたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、楽しく長く働き続けるための、好きな仕事の見つけ方についてわかりやすくご紹介します。
まだ好きな仕事に出会えていない方は、ぜひ仕事を探す時の参考にしてみてください。
もくじ
むやみに転職活動をしても好きな仕事に出会えない
どうすれば好きな仕事を見つけられるのかは、意外と知られていません。
とにかく転職を続けて、好きだと思える仕事に出会うしかない、と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、現代社会では色々な職種がありますので、手当たり次第に応募して転職をしたとしても、好きな仕事に出会えるまで何年かかるかわかりません。そう簡単には好きな仕事に出会えないのです。
転職回数が多くなってしまうと、企業からは「長続きしない人だ」と思われて、なかなか採用されなくなってしまいます。いざ好きな仕事が見つかったとしても、転職回数を重ねるごとに不採用の可能性がどんどん高まるのです。
早く好きな仕事に出会うには、効率的な見つけ方を実践するようにしましょう。
好きな仕事が思い浮かばないのに転職するのは危険
これからどんな仕事をやりたいのか、あまりイメージできていない状態で、転職活動を始めていませんか?
実は、どんな仕事をしていきたいのかが、なんとなくしか思い浮かんでいない段階で転職するのは、あまりお勧めできません。
「コミュニケーションを取る仕事をしたい」と思って販売の仕事を始めたとしても実は立ち仕事が苦手だったり、「デスクワークを好きな仕事にしたい」と思っていても実は細かい作業が苦手だったりすると、短い就業期間で挫折してしまい転職活動を再開しなくてはなりません。
企業に応募する時は、自分が実際に働いているところを細かい部分までイメージしてみましょう。
もし、苦手だと思う部分があった場合には、それでも続けられるのか、どこまでなら妥協できるのかを考えてから応募をすることが大切です。
簡単にできる?好きな仕事の見つけ方の5STEP
働いたことのない職種の中から、ピンっとくる仕事を見つけるというのは、とても難しいイメージがあると思います。
頑張って働く姿を想像してみたとしても、実際に働いてみたら違っていたということも多々あるものです。
しかし、諦める必要はありません。
実は、とても簡単に好きな仕事見つける方法があるのです。
ここからは、好きな仕事の見つける具体的な方法を5つご紹介しますので、転職活動を始める前に実践してみてください。
1.やりたいこととやりたくないことを書き出そう
好きな仕事の見つけ方の第一歩として、自分がやりたいことと、やりたくないことを、紙に書き出すという方法があります。
どんな些細な条件でも構わないので、できるだけ細かく書き出してみてください。
この時に注目すべきポイントは、やりたいことではなく「やりたくないこと」です。
自分が「好きな仕事にできそうかな」と思っていても、やりたくないことがいくつもあったら働き続けることが難しくなってしまいます。いつの間にか、嫌いな仕事になってしまうかもしれません。
ただ、やりたくないけれど我慢できることが少しはあるはずです。
絶対にやりたくないことなのか、ある程度は妥協できることなのか、の2つに分けて考えてみると、自分に向いている仕事のイメージが湧きやすくなります。
2.色々な職種について情報を集めよう
なんとなくでもやりたい仕事のイメージが浮かんできたら、その仕事について情報を集めてみましょう。より仕事に対するイメージを強くすることがでます。
情報を集めると言ってもその仕事をしている人にインタビューをしたり、アンケートを取ったりする必要はありません。
雑誌や Web サイトなどに出ている記事でも、重要な情報になります。
可能であれば、気になっている職種だけでなく、近しい仕事についても情報を集めてみると良いでしょう。幅ひろく情報を集めることで、自分では気づきもしなかった仕事と出会える可能性があるからです。
実際にその職種で働いている人の情報をたくさん集めて、本当に自分が好きになれそうな仕事なのかを判断してみると良いでしょう。
3.資格取得など実際に勉強をしてみよう
資格が必要な職種もたくさんあります。
もし、気になる仕事に就くには資格が必要な場合、迷わず勉強をしてみましょう。
勉強を進めていくと、だんだんと向き不向きが見えてきます。
楽しく勉強を進めることができ、仕事にしたいと考えるのであれば、そのまま資格取得を目指しても良いでしょう。反対に、自分には向いていない仕事ではないかと気づいた場合には、他の仕事を探す方向にシフトチェンジすることもできます。早まって転職回数を重ねることもありませんし、仕事の好き嫌いを判別しやすい方法ですので、好きな仕事の見つけ方としてはとてもオススメです。
もし、資格取得が必須ではなかったとしても、勉強をしておいて損はありません。資格を持っているだけで有利になることもありますので、積極的に勉強をしてみましょう。
4.気になる会社のブログや会社説明を見てみよう
職種がどうこうよりも、この会社で働いてみたい!と思うこともあるでしょう。
最近は、採用を強化するために企業側が様々な手法で会社紹介を行っています。転職先を探すうちに、ピンとくる企業を見つることは、多々あることなのです。
その会社について知ることができる簡単な方法としては、会社のブログを見たり、会社説明会に参加する方法があります。
会社のブログは普段の様子を載せていることも多く、社内の雰囲気を感じ取ることができます。中にはTwitterやFacebookなどのSNSを活用して、毎日のように情報発信している企業もあります。
会社説明会はやや堅苦しい気もしますが、会社として目指している方向性や働き方について詳しく知ることができます。
経験職種での募集が無かったとしたら、未経験OKの職種から応募してみると良いでしょう。運よく働くことができれば、「好きな会社」に加え「好きな仕事」になるかもしれません。
5.趣味の延長で好きな仕事を探してみよう
色々情報を集めてみてもやりたいと思える仕事に巡り合えず、どうすればいいかわからなくなってしまうこともあるかもしれません。その時は、角度を変えて考えてみる方法があります。
例えば、趣味があるのであれば、その趣味に関係する仕事を検討してみてはどうでしょうか。
ヨガが趣味の場合にはヨガインストラクター、英語などの語学が好きな場合には英語教師や翻訳といったイメージです。
趣味で続けていたこととはいえ、それを仕事に変える時には一から学び直さなければならないこともあるでしょう。でも、好きなことであったら、難しい勉強も続けられるはずです。
趣味を仕事に繋げるという方法は、好きな仕事と出会うための最短ルートと言えます。
同じ仕事でも職場が変われば好きな仕事になることも
これまでと違う視点になりますが、実は今の仕事が好きな仕事だったという場合もあります。
会社の雰囲気が合わない、周りとの人間関係がうまくいかないなどの理由が重なると、仕事まで嫌いになってしまうということはよくあることです。働く環境のことを全て取り除き、純粋に仕事だけを見つめ、好きな仕事なのかどうか判断してみましょう。
もし、好きな仕事だったと気づけた場合には、思い切って同じ職種で転職をしてみてください。今の職場の雰囲気や人間関係も良い方向に変えていくというのはなかなか難しく、変えようとするだけで疲れてしまうかもしれません。その分のエネルギーを転職活動に使えば良いのです。
自分に合った社風で良好な人間関係を築くことができれば、毎日楽しく好きな仕事をすることができるようになれるでしょう。
まとめ
長い人生の中で、何十年もの間を働き続けるからには、好きな仕事との出会いが重要になってきます。
実際に仕事をしなければわからないからと転職活動ばかりしていては、かなりのエネルギーを使うことになります。できるだけ効率的な好きな仕事の見つけ方を実践することが大切です。
まずは、自分の中でやりたい事とやりたくないことを明確化することからはじめ、気になる仕事の情報を集めてみましょう。色々な情報を手に入れるうちに、好きだと思えそうな仕事が見つけられるようになります。
たくさん情報があっても好きな仕事が見つからない場合には、合いそうな社風の会社を探してみたり、趣味を仕事に活かす方向も考えてみてください。
無駄な転職回数を増やすことなく、自分に合った好きな仕事を見つけていきましょう。