会社で働いていると、”バブル世代”という言葉を聞く機会があると思います。よく聞く言葉ですが、正しい意味や特徴を把握している方は少ないのではないでしょうか?
バブル世代でない方にとって、バブル世代の意味や特徴を知ることは、バブル世代の人とコミュニケーション取るうえで重要と言えるでしょう。
今、バブル世代の人とうまく付き合えていない人でも、意味や特徴を知ることでうまく付き合えるようになるはずです。 この記事では、バブル世代という言葉の意味や、その特徴について紹介していきます。
もくじ
バブル世代とは1965年〜1969年に生まれた人を指す
バブル世代とは、1965年〜1969年に生まれた世代のことを指します。バブルの好景気のなかで会社に入社している世代で、世代特有の考え方が顕著に見られるのが特徴です。
若いときにインターネットが発達していなかったため、対人のコミュニケーション能力が高いと言われています。一方で、好景気のなかで就職しているため、その人のもつ能力以上の会社に入社できている人も多く、会社で煙たがられている人も多いのだとか。
生活の価値観や仕事に対する考え方など、今の若い世代とは真逆とも言える特徴をもつため、若い世代と衝突してしまうケースも少なくはありません。
バブル世代は、現在では管理職になる世代にもなるため、仕事において新しく入社する社員との価値観の違いに苦しめられている場面もみられます。
無能で使えない!バブル世代の上司の4つの特徴とは?
先ほどもお伝えしたとおり、バブル世代は好景気のなかで就職をしているため、能力以上の会社へ入社している人もいます。
なかには、”無能で使えないバブル世代”と言える社員がいるのも確かです。現在では、バブル世代は管理職となる世代なので、バブル世代の上司に苦しめられている方も少なくはないでしょう。
ここからは、無能で使えないバブル世代の上司の特徴を4つ紹介していきます。まずは特徴を正しく知ったうえで、バブル世代の上司とうまく付き合うようにしましょう。
部下に対して依存心が強く自己解決能力が低い
バブル世代の上司のなかには、自らは仕事をせず部下に依存する上司もいるようです。このような上司をもてば、部下もかなり苦労することでしょう。
要因としては、バブル世代が新入社員だったころの職場環境が影響しています。バブル世代が入社したときは、かなりの好景気で各企業がこぞって会社規模の拡大・人員の大量採用を行った時代でもあります。 大勢の同期社員がいたせいか、自ら率先して動かない傾向にあるようです。上司の指示待ちをする人が多く、仕事に対して当事者感が薄かった世代とも言えるでしょう。
このような背景もあり、いざ自分が上司となると何を指示するべきかがわからないようです。この場合、その上司とは深く関わらないようにするのが吉でしょう。 逆に言うと無能で使えない上司を追い抜くチャンスでもあるので、自分を成長させることに重点を置くのをおすすめします。
自慢話しばかりして過去の栄光に執着している
現代はバブルの時代と比べると、かなり時代が変わってきています。金銭感覚や仕事に対する価値観など、まさに”時代が違う”と言っていいでしょう。
そのなかで、バブル世代の人は「自分たちの時代は良かった」と感じている人が多いようです。現代では、自分が若かったころの常識が通用しないため、そのことに対して不満をもつ人が多いのだとか。
そのせいで、自分自身の過去の話をすることが多く、部下や後輩に自慢話をしてしまう人が多いのもバブル世代の特徴です。その自慢話に周りは疲弊しますが、それにも気がついていないようで「自分の自慢話がしたい」という一心なのでしょう。
この場合は、とにかく軽く聞き流すことを意識しましょう。もちろん、学ぶべきことをであれば素直に聞くべきですが、ただの自慢話に付き合う必要はありません。
固定概念が強くて柔軟性がない・指導が下手
バブル世代は”終身雇用”や”年功序列”が当たり前と考えている人が多い世代なので、大きな変化を嫌がる人が多いのも特徴です。考え方が凝り固まっており、変化が必要となっている今の時代から遅れを取ってしまっている人が大勢います。
この世代は”終身雇用”や”年功序列”の考え方が強く、仕事に対する危機感が薄いままのケースが多いため、部下に教えられるノウハウや知識をもっている人が少ないのも否めません。
一方で、世代としてコミュニケーション能力の高さや気前の良さが言われているのも事実です。人によっては話もしやすく、考えを受け入れてくれる上司もいるでしょう。
上司として優秀かどうかは人それぞれとしか言えませんが、考えが固く、上司としての能力が欠けている人がいるのは確かです。
飲み会が好き・バブル期時代のように飲みたがる
バブル世代というと、やはり派手に騒ぐイメージがあるのではないでしょうか?実際、バブル世代には”飲み会好き”が多いのは事実でしょう。
なかでも、職場で行われる飲み会については、バブル世代と若い世代の間で考え方のギャップがかなりあるようです。
バブル世代の人たちは、
「私用より飲み会を優先する」
「上司にお酒を注がれたら飲む」
「飲み会は絶対参加するべき」
という考えをもつ人が多く、今の若い世代とは真逆と言っていい価値観をもっています。自分たちが楽しむ分にはいいですが、それを部下や後輩に強要してくるバブル世代の上司もいるでしょう。
付き合いという考えもありますが、無理に付き合う必要はありません。特にお酒が飲めない人は注意が必要で、キッパリと「お酒は飲めないので」と断る勇気をもちましょう。
バブル世代の無能で使えない上司への接し方
バブル世代と若い世代では、価値観の違いが顕著に表れます。バブル世代の上司たちは昔から染み付いている価値観をもっているので、それを曲げることはないでしょう。
バブル世代の上司と真正面から衝突してはいけません。まったく違う価値観をもっているため、完全に価値観を合わせることはほぼ不可能です。
適度な距離感を保ちつつ、うまく上司をコントロールするくらいがベストでしょう。バブル世代の上司は自分の過去に自信をもっているケースが多いため、おだてていれば悪くは扱われません。
相手の気分を良くして、自分の立場を上げるのも処世術のひとつです。対立するのではなく、うまく利用する考えに切り替えて自分の立場を上げるようにしましょう。
まとめ
若い世代の人にとって、バブル世代との価値観の違いにはイライラしてしまうこともあると思います。ただ、そのことでイライラしていては、あなた自身の成長を止めかねません。
バブル世代の上司は、価値観が合わない反面、あなたの成長や出世のために必要な存在とも言えます。あなたの成長のために、うまく付き合って利用するくらいの気持ちでいいでしょう。
あなた自身が成長し、仕事の成果をあげることに集中しましょう。仕事の成果を上げ続ければ上司も放ってはおけませんし、周りからの見方も変わるはずです。
まずは、バブル世代の上司との付き合い方を見直し、自分の成長のために利用するくらいの気持ちで接することをおすすめします。