職場の悩み

上司に相談するとこんなメリットが!上司に上手に相談する方法

上司との関係があまりよくない人は、仕事で何かあった時にも、最低限の報告・連絡・相談(ホウレンソウ)しかしないという人も多いのではないでしょうか。でも、実は上司という存在は、あなたが快適な社会人生活を送る上での強い味方になるはずの存在なのです。

そこで今回は、上司に相談することのメリットと、上手に上司に相談する方法について紹介します。

日本は海外諸国に比べて上司と部下の関係はよくない傾向

上司と部下との関係には、実は国によって大きな差があります。組織とリーダーに関するグローバル価値観調査2015によると、日本を含む15か国の社会人100名ずつに上司と部下の関係について質問紙調査を行った結果、日本は15か国の中でも最下位となっています。

具体的には、4:良好~1:良好ではないという4件法でのアンケートを行ったのです。その結果、最も得点の高かったのはインドネシア(3.69)、次点がブラジル(3.54)で、日本(2.90)は遠く離される結果となったのです。

注目すべきは、この得点と「上司と部下間の会話の量」に相関関係が見られたことです。上司と部下の関係が良好だった海外諸国は、同時に上司と部下間の会話量が多かったことが明らかになりました。

上司・部下の会話量においても、日本は15か国の中で最下位だったのです。どうやら、上司との会話の量は、良好な関係に影響を与え、影響を受けているようです。

上司との関係を良好にするのは、仕事以外の会話

よく考えてみれば、上司と部下がよく話すということは、関係が良好だから…と想像できます。また、関係が良好だから、大したことではなくとも話すのかもしれません。

大切なことは、仕事をこなす上での会話は必須であり、その他のことでも相談できるかどうかが、上司と部下との心理的距離を縮めるということです。

つまり、上司に相談するなら、仕事のことはもちろん、健康・家族・趣味のことなど、仕事以外のことも相談することで、上司との関係が良好になる可能性があるということです。

上司と部下の関係が良好な企業は、仕事場面でも活力があり、チームとしての協調性・パートナーシップが向上します。それが業績につながるとしたら、「上司との会話は挨拶だけ…」という事態を改善する必要があるでしょう。

上司に相談すると、関係良好の他にもメリットがある

上司に相談することで、上司・部下間の関係は良好になるでしょう。でも、実際に上司に相談することで、実は関係が良好になることの他にもたくさんのメリットがあるのです。

上司との心理的距離が縮まると職場全体の雰囲気がよくなる

上司に相談することで、上司は「頼られている」と感じることができます。つまり、相談された側の上司はリーダーシップが芽生えるのです。

リーダーシップのある上司がいると、仕事の効率もあがり、職場のムードが前向きになります。すると、これまでは上司に相談したくてもできなかったようなプライベートに関する問題も相談しやすくなるでしょう。

「相談」を通して、相談をしたあなたと上司の関係がよくなるだけではなく、その関係は波紋のように広がり、職場全体の雰囲気の改善にもつながるのです。

上司からのアドバイスがきけて、仕事の効率が上がる

上司に相談することを毛嫌いしている人の中には、「相談したら、そんなこともわからないのかと言われるのでは」「相談してもあんな上司じゃ頼りにならないから相談するだけ時間の無駄」と思っている人もいるのではないでしょうか。

確かに、世の中には役職は就いているけど、年功序列でところてん方式に上に上がってきたのだろう…と推測できるような人もいます。

それでも、”年の功”という言葉があるように、年配上司なら年配上司ならではの”知恵””攻略法”を見に着けている人も少なくありません。

上司を見くびっているという意識がある人も、上司に相談してみたら、意外なほど問題を解決してくれる方法を教えてくれた…ということもあり得ます。

相談したことがきっかけで、仕事の効率が上がったり、それまでは苦手としていた仕事が得意になるという可能性もあります。

上司から気に入られれば出世スピードも上がる?

社会人になったからには、早く出世して、バリバリ稼ぎたい!という人も多いでしょう。「でも、この上司がいるうちは昇進しても頭打ちだから、早くいなくなってほしい」と考えている人はいませんか?

あなたが敵だと思っているうちは、あなたの上司を乗り越えて出世することは難しいかもしれません。反対に上司の上司(役職付)に仕事の相談をすることで、「この部署にも熱心な若手がいる」ということを印象づけて、それを道具に出世が早まるという可能性もあります。

上司に相談することは決して「情けない」ことではありません。むしろ上司に相談することが、結果的にあなたの昇進を早めるかもしれないのです。

上司にうまく相談する時に気を付けたいこと

上司に相談するとメリットがある!ということを紹介してきましたが、実際に上司に相談する際には、気を付けてほしいいくつかのポイントがあります。

忙しい時は避ける!上司の多忙度に配慮する

まず、上司に相談する時には、上司の忙しさに配慮する気持ちが必要です。上司がいかにも忙しそうにしている時期(たとえば決算、締日、繁忙期)に話しかけるのは避けましょう。

上司が快く相談に応じてくれるには、上司にも少々のゆとりがある時でなくてはいけません。

それだけではなく、忙しそうにしているのに、その時めがけて「すみません…」と相談を持ちかければ、「相手の都合を考えられない非常識なヤツ」と、ネガティブな評価を受けてしまいかねないのです。

相談する際には、上司の仕事が詰まっていない時期を見計らって、慎重に相談を切り出しましょう。

他の社員がいると上司は気を張る…2人きりの時に相談する

特にプライベートのことについて上司に相談するなら、場所選びも重要です。プライベートの相談をするということは「あなた(上司)だから相談しているのです」ということを強調するためにも、職場のオープンスペースは避けたほうがよいでしょう。

できれば上司とあなた以外にはあまり人がいないか、いても声が聞き取りにくいくらい遠くにいたり、反対に混雑している(誰が何を話しているのか、第三者からは判別が難しい状況)場所が望ましいものです。

上司も相談に応じる際、あなたがプライベートの相談をしてくれば、上司なりの「私見」をさらす必要があります。そのあなたのための情報開示を他の人に知られたくはないでしょう。

そのため、他の社員がいない、もしくは他の社員には聞き取りにくい場所で相談するように心がけましょう。

「ほめ」から入ると上司は気を許しやすい

上司に相談する際に、突然自分の悩みや問題を打ち明けるのはあまり望ましくありません。唐突すぎて上司は心の準備もできず、しかもまだ「部下から相談される」ということに対して警戒している可能性もあります。

まだ関係性がつくられていない上司に対して相談する際には、「上司をほめてみる」ことをおすすめします。ほめられた上司は、気をよくしてあなたからの相談を聞く耳を持つでしょう。

このように上司が相談を聞く準備段階を整えてから実際の相談にうつるように心がけましょう。

自分の弱点をさらすと、上司は心を開いてくれやすい

上司に相談する時には、「自分はこんなに業績を残しているのに〇〇さんが評価してくれない」とか、「自分はこれだけのスキルがあるのに新しいプロジェクトに入れなかった」などのように、自分の立ち位置を高く見積もった発言をすると、生意気だと受け取られる可能性があり、その後の相談もきいてもらいにくくなってしまいます。

上司に相談する時には、まず自分の「弱点」から打ち明けてみましょう。特に「苦手なこと」、「上司にはできるのに自分にはできないこと」を挙げて相談を切り出してみると、上司は「どうにかしてあげなくては」という気持ちになり、相談に対して真剣に向き合ってくれやすくなります。

まとめ

上司に相談することをためらっている人は、上司に相談することで生じるメリットのことを考えてみましょう。長い社会人人生の中で、上司からのアドバイスは役立ちますし、職場の人間関係を良好にすることにも役立ちます。

その際は、タイミングと場所に配慮して、上司が相談にのりやすい状況をつくることも忘れないようにしましょう。

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