職場の悩み

新入社員の挨拶のポイントや自己紹介で使える例文とは?

新入社員として社会に出ると、人前で挨拶や自己紹介をする機会がかなり増えていきます。歓迎会などの飲み会や入社式でのスピーチ、お客さんへの挨拶メールなど、あなたは多くの場面で挨拶や自己紹介をすることになるでしょう。

どうせなら、挨拶の段階から「お?こいつなかなかやるな?」と先輩社員やお客さんから評価される方が良いですよね?

それに、新入社員のあなたにとって、挨拶や自己紹介はあなたの第一印象を決めるものです。疎かにしてしまう人もたくさんいる分、しっかりとした挨拶をする新入社員は、確実に周りからの評価を変えるでしょう。

そこで今回は、新入社員が初めての挨拶に使える例文や、自己紹介で押さえておくべきポイントを紹介していきます!

もくじ

新入社員が使える挨拶の例文を3つご紹介!

まずは、挨拶や自己紹介で実際に使える例文をいくつか紹介させていただきます。この例文をそのまま使うのではなく、できるだけ、これをベースに自分なりのアレンジを加えてみてください。

新入社員の挨拶は、「自分はこういう人間です」と周りに紹介する初めての場です。ただただ他の新入社員と同じような挨拶をするのは少し味気がありませんし、何よりもったいないです。 例文を見た上で、自分のことや置かれている環境を考え、自分なりの挨拶を考えてみてください。

例文1:仕事面でのアピールをメインにした例文

この度、○○課に配属となりました○○と申します。こうして皆さんの前でご挨拶する機会をいただき、ありがとうございます。

出身は東京で、○○大学で○○を学んでいました。ですので、仕事においても○○の面では学生時代に学んだ事を生かせると考えています。

私はかなり心配性な性格で、学生時代もよく友人から「心配しすぎじゃない?」と言われてきました。おそらく仕事でも「念には念を」の精神で取り組むと思いますので、「やりすぎじゃないか?」と感じられた方はぜひご指導ください。

1日でも早く一人前になり、新入社員のみなさんや諸先輩方と力を合わせ、より良い会社を作る力になれるよう努力したいと思っております。

まだまだ未熟者ではありますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

例文2:趣味の話をメインに親しみやすさを意識した例文

本日より、○○部で働かせていただくことになりました○○と申します。皆さんの前でこうしてご挨拶をする機会をいただき、身が引き締まる思いでございます。

自分で言うのもなんですが、私はかなり多趣味でして、スポーツやお笑い、料理にも興味を持っています。特に最近は、料理を作ってSNSにアップすることにはまっておりますので、おすすめの料理や写真アプリがあればぜひ教えてください。

まずはみなさんに自分の顔と名前を覚えていただき、1日でも早く会社の力になれるよう努力できればと思っております。

仕事に関しては、右も左もわからずご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

例文3:仕事での抱負を前面に押し出す例文

本日より、○○部に配属となりました○○と申します。私たち新入社員のために、このような入社式を開催いただきありがとうございます。

出身は福岡で、学生時代は10年間野球部に所属しておりました。厳しい環境も多かったですが、今でも野球は好きで、休みの日に仲間と集まって試合をしています。部活で培った体力や気力を武器に、どんどんみなさんの力になれればと考えています。

もちろん最初は仕事を覚えるところからになりますが、将来的には会社を引っ張っていけるような強い人材になることが目標です。

慣れない仕事でご迷惑をおかけするとは思いますが、先輩方のアドバイスを真摯に受け止め、皆さんの力になれればと考えております。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

新入社員の挨拶における3つのポイントとは?

新入社員が挨拶で使える、自己紹介の例文を紹介しましたが、どのようなポイントを踏まえ作成したのかをこれから紹介させていただきます。ポイントを押さえないで思いついたことを話すと、だらだらと時間が伸びてく上に、伝わりにくい自己紹介になってしまう可能性が高いです。

押さえておくべきポイントを理解することで、しっかりまとまった伝わりやすい挨拶ができますし、「こうしても面白くなるんじゃないか?」という自分なりの発想も浮かんでくるはずです!

では、自己紹介におけるポイントを”3つ”紹介させていただきます。

「挨拶」や「態度」、「話し方」の基本を押さえる

まず、なんといっても基本を疎かにしてはいけません。新入社員ならばなおさら、基本を押さえることに気をつける必要があります。自分の名前やお礼の言葉はもちろんですが、話す姿勢や表情もかなり重要な要素の1つです。

人は、他人と会ってからわずか5〜15秒ほどでその人の第一印象を判断すると言われており、その中でも「外見」「態度」「話し方」「声」の4つは判断材料の多くを占めます。特に「態度」や「話し方」は、しっかり意識をすれば誰でも間違いなくできることです。必ず、意識して正すように心がけましょう。

意外にも、この誰でもできそうなことができていない人はとても多いです。意識すればできることを疎かにし、自分の評価を下げるのは本当にもったいないので、しっかりあなたなりに心がけてみてください。

挨拶の内容に”共通点”となりうるものを入れる

続いてのポイントは、挨拶や自己紹介の中に”共通点”となりうる内容を入れてみることです。

逆の立場で考えてみてください。あなたも、初対面の人と話すときに何かしらの”共通点”があると、急にその相手と話しやすくなりませんか?

新入社員のあなたは慣れない環境で緊張すると思いますが、それと同じように、あなたを迎える先輩たちも少なからず緊張しています。 特に、あなたと年の離れた先輩たちは、「何を話せばいいのかがわからない…」という人がほとんどのはずです。

そのためにも、自分が持つ”共通点”となりうるものを積極的に話すようにし、先輩社員たちとの会話のきっかけにつなげましょう。ただ、共通点と言っても難しく考える必要はありません。

  • 出身地
  • 趣味や特技
  • 好きなもの
  • 学生時代にやっていたこと

など、難しく考えずとも何かしらの要素を盛り込むことで、「あなたがどういう人なのか?」をしっかり伝えましょう。そうすることで、その趣味や好きなものが共通点として力を発揮するはずです。

ただ、このとき気をつけて欲しいのは、”嫌いなもの・人”を盛り込まないことです。これは、場合によっては良い方向に向かうこともあるかもしれませんが、ネガティブなイメージを持たれることも考えられるため、できる限り避けた方が賢明でしょう。

挨拶や自己紹介の最後は「今後の抱負」で締める

挨拶や自己紹介の最後は、今後の抱負で締めると良いでしょう。これは、先ほど紹介した例文③の「将来的には会社を引っ張っていけるような強い人材になることが目標です。」の部分にあたります。

なぜなら、新入社員の挨拶は、自分がなりたい自分をアピールできる良い機会でもあるからです。

新入社員のあなたは、挨拶が一通り終わると、先輩たちからいろいろな指導を受け、多くの仕事をこなしていくことになるでしょう。その中で、自分がなりたい自分をどうしても忘れがちになってしまいます。そうならないためにも、周りに「自分はこうなりたいんだ!」と宣言しておくのです。 自分のなりたい姿を明確にしておくことで、周りからもそういう目で見られますし、なりたい自分になりやすい環境が自然と整うはずです。

新入社員が挨拶をしっかりとすると得られるメリットも多い?

「たかが挨拶」と思うかもしれませんが、最初の挨拶は、第一印象を決める大切なものです。ポイントをしっかり押さえ、良い第一印象を与えることができれば、その後の仕事にも良い影響を与えることは間違いないでしょう。 しっかりとした挨拶をすることで、得られるメリットは少なくはありません。ここでは、良い挨拶をすることで仕事に良い影響を与える例を紹介します。

先輩社員から覚えてもらいやすい

まず、しっかりとした挨拶や自己紹介をすると、先輩社員から覚えてもらいやすいというメリットがあります。

ポイントで挙げた共通点や抱負を話すことで、「あなたはどんな人なのか?」が先輩社員たちもつかみやすく、結果的に覚えてもらう可能性が高くなります。しっかり仕事をしていれば自然と覚えられていくものですが、やはり覚えてもらうのは早ければ早いほど良いでしょう。 特に人数が多い会社に入社した場合、まず先輩社員やお客さんに覚えてもらうことが大切になってきます。人数が多い分、同じ会社にいてもなかなか覚えてもらえないこともあるでしょう。

そこで、挨拶や自己紹介で話す共通点や抱負は、あなたを覚えてもらうための強力なフックとなるわけです。

後の仕事がスムーズになる

あなたのことをしっかり覚えてもらえば、その分先輩社員との会話も増えます。そうすることで、先輩社員との連携も取りやすくなり、そこから良い人間関係や環境が作られていくでしょう。 会社においてお客さんとの関係はもちろん大切ですが、それと同じくらい社内の人間関係は大切です。

気の早い話になりますが、職場の人間関係というのは、入った会社を退職する理由につながる例が多いのも事実です。現に、職場の人間関係を理由に退職をしているケースは少なくありません。 社内の人間関係が良ければ、いざというとき周りに頼れますし、何より仕事のやりやすさが格段に上がります。日頃の挨拶や態度も大切ですが、まずは第一印象で良い印象が与えられるよう、意識して取り組んでみてください。

まとめ

「たかが挨拶」と思ってしまうかもしれませんが、新入社員にとっては第一印象を決める大切なものだと言えます。 第一印象というのは本当に大切ですし、今後の社会人生活にも少なからず影響を与えることは間違いありません。

ただ、気を使いすぎる必要はまったくありません。先輩社員たちは今まで多くの新入社員を見てきていますし、多少の失敗で何か言われるようなことはないでしょう。

ですので、押さえておくべきポイントを押さえつつ、あなたのことをしっかり伝えられる挨拶をすればきっと大丈夫です。新入社員らしく、臆せずあなたなりの挨拶をしてみてください。あなたらしい挨拶で、良い第一印象をつかみましょう!

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