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無気力を治したい!3つの原因とやる気を出すための対策とは?

生活をしていて、「なんとなくやる気が出ない」と感じる日はありませんか?やる気を出したいのに、無気力な状態になってやる気が出ない。

無理にやる気を出そうとしても無気力で、そんな自分に嫌気が差してしまう…という経験を持っている方は少なくないでしょう。

もしあなたが「無気力でやる気が出ない」と悩んでいれば、その原因を知り正しい方法でやる気を出さなければいけません。

そこでこの記事では、無気力の原因とその対策方法について紹介していきます。

もくじ

無気力の原因とは?ヒントは日頃の生活や考え方にあり!

無気力を治してやる気を出すためには、無気力の原因を知り正しい対策方法をとる必要があります。何事でも同じですが、問題を解決するためには原因を知ることが大切です。

無気力になっている原因として、以下の3つが考えられます。

  1. 十分な睡眠・運動不足
  2. やることが明確になっていない

完ぺき主義になっているこの3つのうち何かが欠けると、身体や心が疲れてしまって無気力な状態に。無気力になってしまうのには必ず何かしらの”原因”があるのです。
ここからは、無気力になる“3つの原因”に対する対処方法を紹介していきます。あなたが無気力になっている原因を正しく把握して、あなたに合った対策方法を試してみてください。

無気力の原因①:睡眠・運動不足の場合の対策は?

まずは、“睡眠・運動不足”について見ていきましょう。睡眠や運動が不足していると、身体の機能が低下してゆき、あなたが持つ能力が発揮されにくくなります。

この場合、十分な睡眠や運動を取らない限り解決は遠のく一方です。やることがあったとしても、まずはよく寝てよく動くよう心がけてください。

日頃の生活習慣を改善すると、あなたにとって良い効果が多く期待できます。これを機に生活習慣を改善して、毎日のやるべきことや日々の仕事に取り組めるようにしましょう。

対策①:睡眠の時間を増やすとともに質を意識する

人生において睡眠とは、使用した身体の機能を回復させる時間です。その回復の時間をおろそかにすれば、身体や心の健康を失うのは当然でしょう。

理想的な睡眠時間は、一般的に1日7.8時間と言われています。忙しい毎日のなかでも、十分な睡眠時間を確保するように心がけてください。また、睡眠時間の確保とともに、睡眠の“質”についても意識することが大切です。

睡眠の質を上げるためには、

  • 寝る前までスマホやPCの画面を見ない
  • リラックスできる明るさを整える

自分に合った寝具を使用するなどの方法が挙げられます。睡眠において、量と質の両方が大切です。いきなり睡眠時間を増やすのは難しいかもしれませんが、質の改善とともに、睡眠時間を確保するようにしましょう。

対策②:日常的に適度な運動をするように心がける

無気力状態を抜け出すには、適度な運動が必要不可欠です。適度な運動は、身体の健康はもちろんのこと、心の健康にも良い影響を与えます。実は、身体と心の健康は相互関係にあり、身体が不健康になると心の健康も損ねてしまうのです。

適度な運動では、心地いい疲労感や爽快感を得られるため、「無気力でやる気が出ない」とモヤモヤしている人にとって良い気分転換にもなるでしょう。

運動とは言っても、激しいスポーツをする必要はありません。

  • 目的地より1駅前で降りて歩く
  • 朝or夜に軽くランニングをする

エレベーターの代わりに階段を使うなどの、軽い運動でかまいません。身体の機能は使わないと衰えていく一方なので、日常的に身体を動かすことで身体の機能を維持させるように心がけましょう。

無気力の原因②:やることが明確になってない場合の対策は?

無気力になる原因のひとつとして、やるべきことが明確になっていないことが挙げられます。これは、「何かしなきゃ…」と頭で理解していても、実際に何を始めていいかわからずにいる状態です。

たとえば、「仕事の成績を上げる」という気持ちがあっても、そこに具体性がなければ何に取り組むか悩んでしまうでしょう。

ですので、まずは自分のやるべきことを明確にすることで「自分は何をするべきか?」という疑問を持たないようにする環境づくりが大切です。

対策①:自分がなりたい姿を明確にして目標を立てる

無気力に悩んでいる方は、何かしらの“やるべきこと”があるでしょう。ただ、そのやるべきことが抽象的になっていませんか?もしなっていれば、無気力な状態になるのも当然です。

まずは、やるべきことや、なりたい自分を明確にしましょう。そのうえで必要な目標を立てて、「自分は何に向かって頑張ればいいのか?」という悩みを解消します。

ここでは、最終地点に至るまでの“途中目標”と、最終地点となる“最終目標”を立てるようにしてください。多くの人が“最終目標”だけを立てがちですが、最終目標だけを目指してまっすぐ進める人は多くありません。

最終目標に至るまでの“途中目標”を正しく設定して、ひとつずつ達成していくことで最終目標へ向かっていきましょう。

対策②:目標を達成するために何をするべきかを考える

自分の目標を決めることで、進む先が明確になり「どこに向かえばいいのか?」という悩みはなくなるはずです。しかし、目標設定だけではまだ不十分です。次は、目標を達成するためにやるべきことを、日々の行動にまで落とし込みましょう。

たとえば、

  • 最終目標:半年後までに売り上げを50%上げる
  • 途中目標:来月までに売り上げを10%上げる

などであった場合、進む先がわかっていても具体的な行動は不明です。ですので、「〇〇社に新しい提案をする」「ある案件の外注費を見直す」というように、具体的な行動へ落とし込んでください。
人は、進む先がぼんやりしていると足を止めてしまいます。やるべきことや目標を明確にすることで、自然とやる気が出て無気力状態から抜け出せるでしょう。

無気力の原因③:完ぺき主義になっている場合の対策は?

あなたは“完ぺき主義”という言葉に心当たりはありませんか?実は、極端な完ぺき主義の考えを持っていると、仕事に支障が出るうえに無気力の原因ともなるのです。

言葉だけ聞くとポジティブな言葉に聞こえる完ぺき主義ですが、ビジネスにおいては必ずしもそうとは限りません。

完ぺきを目指す→些細な失敗で落ち込む→完ぺきを取り返そうとする→些細な失敗をする→理想と現実のギャップを感じる→無気力になる

というように、完ぺき主義の考え方は、いずれエネルギー切れを起こす原因ともなるのです。

対策①:完ぺきを求められているという考え方を捨てる

まずは、仕事において「完ぺきを求められている」という考えを捨てましょう。もちろん、業務の種類によっては「完ぺきに仕事をしなければ重大なミスにつながる」という場合もあるでしょうが、その例外を除けば、完ぺきを求められる仕事は少ないはずです。

仕事に対して完ぺき主義となっている場合は、その仕事の“目的”をあらためて考えてみましょう。その目的は、「仕事を完ぺきにこなすこと」でしょうか?

完ぺきな仕事を求めるあまりに、仕事の目的を見失ってはいけません。まずは、やるべきことに対して“80点”を取る気持ちで臨みましょう。仕事のほとんどは、100点満点ではなく80点でも十分に機能します。

対策②:失敗に対してポジティブに向き合う

完ぺき主義の考え方を持つ人は、失敗を極端に恐れる傾向があります。常に完ぺきを求めるため、“失敗=悪いこと”という思考がとても強い人が多いと言えます。

まずは、とにかく行動することが大切です。極端な話、行動した後のことはその後で考えればいいのです。行動さえしてしまえば、あとは必死に進んでいくだけ。人は、失敗することで多くを学び成長します。

あなたも、過去の失敗から大きく成長した経験はありませんか?失敗は決して怖いものではなく、あなたが成長するために必要なことです。世の中で成功している人のほとんどが多くの失敗や挫折を経験し、それを生かして大きな成功を手に入れています。

失敗をポジティブに捉え、「失敗→反省→学習→実行→成功」というサイクルを回して自身の成長へつなげるようにしましょう。

無気力なのは病気のせい?放っておくと危険なことも

基本的に無気力の原因は、日常の生活習慣や考え方に潜んでいます。しかし、なかには例外と言えるケースがあることを忘れてはいけません。それは、“何かしらの精神的な病気”である場合です。

無気力の原因となる病気としては、

  • 無気力症候群
  • うつ病
  • 自律神経失調症

精神的な病気は、生活のすべてに支障が出てしまう、とても恐ろしいものが多いと言えます。また、症状が周囲から見えにくく病気を自覚できるケースが少ないため、少しでも自分のなかに疑いがあれば病院へ行くようにしてください。
などが挙げられます。病気はあくまで可能性のひとつですが、もし「いろいろ試したけど無気力が治らない」と感じれば、必ず専門の医師の診断を受けるようにしましょう。

まとめ

“無気力”というのは、何かやるべきことを持つ人にとって天敵と言っていいでしょう。無理にやる気を出そうとすれば逆効果で、うまくできない自分に嫌気が差してしまうかもしれません。
「無気力でやる気が出ない」と感じたのであれば、まずは無気力になっている原因を把握して、正しい対処方法を試すようにしてください。
ただ注意したいのが、何かしらの精神的な病気を患っている場合。この場合は、速やかに医師の診断を受けるようにしてください。その状態で無理をすれば、状況は悪化する一方です。
「どうしてやる気が出ないんだ…」と自分を責めることはやめましょう。あなたの無気力には何かしらの原因があり、適切な対処をすればきっと治ります。やる気が出ないときこそ立ち止まり、自分と向き合うようにしましょう。

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