メンタル

心が落ち着く方法を知りたいあなたへ。たった一つの方法で落ち着きます

誰もが常に心を落ち着かせて生きていきたいと願っています。しかし今日これまでのあなたの一日を思い出してみただけでも、心が落ち着いていた時間はそうでない時間に比べて寧ろ少なかった、という人も多いのではないでしょうか。いつも何かしらドタバタして、心が落ち着く暇がないのが人生と言っても過言ではありません。大概の人の人生航路は山あり谷あり、紆余曲折で、何事もなく常に平穏でいられる人など殆どいません。様々な負の出来事に心をかき乱され、振り回されることによって、それが人生のスパイスとなって、その人をより人間として成長させてくれる糧となるのです。今日は日々の紆余曲折、喜怒哀楽に疲れてしまった皆さんへ、心が落ち着くための様々な方法や心の持ち方をご紹介します。

もくじ

自分の心は自分が作る。だから幸せも不幸も自分が決める

「人は皆、泣きながら生まれてくる。死ぬ時は人それぞれだ」シェイクスピアがこんなことを言ったとか。もちろん赤ちゃんが生まれてすぐ泣くのは呼吸の都合ですが、これから辛いことがたくさんある世の中に生まれ落ちてしまったことに対する涙だ、などと言う人もいます。私たちはこの世に生まれてから日々、様々な経験を積み重ねていきます。それは決して良いことばかりではありません、病気や怪我、喧嘩や裏切り、失業や転職、衝撃の出会いや永遠の別れ、実にドラマチックな事件が度々起こります。その度に私たちの心はめくるめく変化をしていきます。

怒り、イライラ、焦り、不安、ドキドキ、落ち込み、諦め、絶望、疑心、自尊、絶望、孤独・・・。繊細な人ほどそのサイクルは激しいため、すぐに心が疲れてしまいがちです。しかしよく考えてみると、感情を作りだすのもそもそも自分自身なのです。自分自身で心を落ち着かせられなくしている、いわば墓穴を掘っている状態とも言えるでしょう。ですから幸せになりたければ、心を落ち着かせたければ、自分の力で心をコントロールする術を身に付けなければいけません。これがいつまでも出来ずに時間が経ってしまうと、心の病にも陥りかねません。現代人に心の病が増えたのも、近年の競争社会や管理社会、人間関係の希薄化による孤独感が大きく起因しています。

今すぐ心が落ち着く方法、それは「自分から離れること」です

今すぐにでも心が落ち着く方法を知りたい!そう言ってメンタルクリニックを訪れる患者さんも多いそうです。また混沌とした自分の心について、親しい人にすぐ話して楽になろうとする人がいます。しかし相談を受けた人も困ってしまい、結局良いアドバイスができないので状況は殆ど改善しません。よく「人に話すと楽になる」というようなアドバイスがありますが、互いにとって良い結果は期待できません。それよりもご紹介したいのは「自分のことを深掘りして考えるのをやめること」です。悩みやイライラで心が不安定になっている時というのは、皆自分の内側に心が向かっています。内へ内へと気持ちが向いて悶々と自問自答したり内省して負のスパイラルに陥っているのです。それを止めれば、つまり気持ちを外へ外へと向けていけば、心のざわつきを落ち着かせることは意外と簡単です。

自分のことを心配したり責めたり、後悔したり卑下するのは今すぐにきっぱりと止めましょう。そして周囲の人、家族や友人、同僚のことを考えたり、自分の好きな趣味、のめり込める大切なものなどを見つけて、そちらに気持ちを向けてください。人を思い遣ったり趣味を楽しむ時間を増やせば、心の負担はどんどん軽くなっていきます。そういう時間が心を落ち着かせ、余裕を持たせてくれます。また自分を客観的に見る余裕も生まれてくるので、「あの時どうしてあんなに悩んでいたのだろう?」と呆気にとられることも。人は一度心が内に向かうと一気に視野が狭くなりますし、答えが出ないものにいつまでも時間と心の労力を使うのは勿体ないことです。今すぐに心を落ち着かせたい人は、「自分から離れる」というキーワードを忘れないようにしましょう。

試してみよう!落ち着き癖のある心を手に入れる方法をご紹介します!

今すぐ心が落ち着く状態にするために、スパッと自分から離れるというマインドをご紹介しましたが、ここからは落ち着き癖のある心をじっくり手に入れるための日々の習慣をご紹介します。これらの方法を生活の中に取り入れることで、どんどん気持ちが軽くなり心が落ち着く時間が長くなっていきます。どれもリラックス要素が高いのでおすすめです。無意識に笑顔になっている、そんな瞬間が徐々に増えていくことでしょう。

海外でも大人気の瞑想にチャレンジしよう!

「瞑想」と聞くと少し仰々しいですが、つまり毎日リラックスして目をつぶり、頭の中をゆっくりクリアにする時間を設けることです。特に一日の始まりである朝に5分から10分くらい時間を作って実践してみてください。アメリカなどでは最近、若い女性もこの習慣を毎日のルーティンとして取り入れているようです。人それぞれ、その間のマインドは様々です。全く何も考えずに無の境地に至る人もいれば、その日一日のスケジュールを頭の中で組み立てる人、ヨガの動きやマッサージ、ストレッチをしながら全身の状態をじっくりチェックする人。座禅を組んだり写経をする人もいます。自分に合った瞑想タイムを取り入れましょう。

心が落ち着く五感刺激。豊かな感性が心を解放します

何もすることが無い時間が多かったり刺激がない人のほうが、寧ろ心が落ち着かなくなる現代。ならば常に五感に対して刺激を、とりわけリラックス効果の高い刺激を常に与えていれば、心は徐々に和らいでいきます。アロマを焚いて異国情緒をイメージする、キャンドルの優しい灯りを楽しむ、熱すぎないお湯にゆっくり浸かる、大好きなものをゆっくり食べる、お酒やホットミルク、ハーブティーを飲むなど、簡単に出来てリラックス効果の高い刺激はたくさんあります。リラックス音楽や自然音のBGMを常に流すのも良いでしょう。映画や読書で別世界に心を浸し、泣き笑いするのも素晴らしいリラックス法です。

雄大な自然や動物の命の温もりは、薬の効果を超える?!

時間がある時は雄大な自然に触れる時間を作ってください。穏やかな海、林の中の木洩れ日、プラネタリウムのような満点の星空、爽やかなせせらぎが聞こえる川、雄大な山、パッチワークのような花畑。自分の悩みが何ともちっぽけに感じてしまう景色です。大きく深呼吸し、余計な思いを吐き出してきましょう。また犬や猫、鳥、熱帯魚など、ペットたちの姿も無垢でいとおしく、時に人間よりも気高く見えます。何も語ってはくれませんが、語らずしていろいろなことを教えてくれる存在です。自然も動物も人間の副交感神経を刺激し、脈拍や血圧を正常にさせるリラック効果があります。

まとめ

いかがでしたか。仕事でもプライベートでも、心が落ち着いていなければ大事なことが抜け落ちてミスが増えたり、イライラしたり人に八つ当たりしたりと、マイナスはあってもプラスのことは一切ありません。大事なことに力を注ぐ余裕がなくなってしまったり、何をしていても地に足がついている感覚がないので、満足感の薄い人生になってしまいます。また、落ち着きのない人は周囲の人からも信頼されず、距離を置かれてしまいがちになります。なるべく常に心を軽く保つよう、自分を客観的に見たり自分以外の人や物にエネルギーを向けるようにし、喜怒哀楽を上手にコントロールできるようになりましょう。

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