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仕事でうつになる人の特徴とは?今から備えておきたい心の防御策

どのような仕事であっても、社会にでて働いていればストレスを感じるものです。「ストレス社会」という言葉もあるように、社会人として生きていくうえでストレスとどうようにして付き合っていくかは重要な要素です。

また、過大なストレスによって、うつ病になる人もいるほどです。あなたはうつ病という言葉を聞いても、どこか他人事のように感じたのではないでしょうか。しかし、現実としてうつ病というのは、誰にでもなる可能性がある病気なのです。

とくに近年では、仕事に関するストレスが原因でうつ病になるケースが非常に多いと言われています。

そこで、ここでは仕事のストレスでうつ病になりやすい人の特徴について説明をしていきます。あなた自身があてはまっていないか、日々の仕事を振り返ってチェックしてみてください。

さらに、どのようにして仕事のストレスと付き合っていけば良いのかという観点で、具体的なうつ病の予防策についても解説していきます。

もくじ

仕事の過大なストレスでうつ病になるケースは多い

最初に、われわれが良く耳にする「うつ病」とは、一体何でしょうか。うつ病とは、精神的なストレスや肉体的ストレスが重なることで、脳が正常に機能しない状態のことを指しています。人間としての脳が正常に働かないため、さまざまな障害が発生します。たとえば、「気分がひどく落ち込んで何もやる気がしない」というような気分的な悪影響です。

また、集中力が続かずに単純な仕事でミスをしたり、注意力が落ちて仕事の成果が上がらなかったりというような障害も発生します。

さらに、「夜ぐっすりと寝ることができない」「何を食べてもおいしく感じない」といった肉体的な悪影響に発展することもあります。

そして、このうつ病ですが、仕事のストレスからうつ病になる人がとても多いのです。これは、仕事におけるミスや失敗、失業の恐れ、もしくは職場の人間関係というようにストレスを感じるケースが非常に多いからと考えられています。

実際にあなたも、今あげたようなストレスを少なからず感じたことがあるのでないでしょうか?うつ病は稀な病気ではありません。どのようなビジネスマンでもなる可能性がある身近な病気なのです。

仕事のストレスでうつ病になりやすい人の特徴

ただ、うつ病の大きな原因であるストレスは、人によってその感じ方や捉え方は異なってきます。そのため、仕事でストレスを感じやすい人は、必然的にうつ病に発展する可能性が高くなります。

たとえば、日常的にスポーツをしていて体力のある健康なビジネスマンであれば、仕事をしているなかで肉体的なストレスを感じることは少ないでしょう。一方で、内気な性格で周囲の人間とコミュニケーションを取るのが苦手な人であれば、職場の人間関係からくるストレスを感じやすいでしょう。

このように、働く人の性格や特徴などによって、仕事で受けるストレスは大きく異なるものです。つまり、ストレスを受けやすい性格の人は、それだけうつ病になりやすい人ということもできます。

そこで、ここからはうつ病になりやすい人の特徴をあげて話を進めていきます。もし、あなたも当てはまる項目があったら要注意です。

うつ病になりやすい人の特徴① 真面目で几帳面な人

最初に、うつ病になりやすい人の特徴としてあげられるのが、真面目で几帳面な性格の人です。このタイプのビジネスマンは、仕事で完璧を求めすぎて、余計なストレスを抱えてしまうのです。

たとえば、「上司に文句を言われないように何度も確認をして仕事を終えないといけない」というように真面目に考えすぎて、必要以上に頑張ってしまうのです。もちろん、真面目に仕事に取り組むことは、悪いことではありません。ただ、それも度が過ぎてしまうと、過剰なストレスを感じる原因となってしまうのです。

また、几帳面で細かい性格の人もうつ病になりやすい傾向があります。仕事の細かいところが気になりすぎて、かえってそれがストレスになるのです。仕事のディテールまでこだわるのは良いのですが、それも行き過ぎてしまうとストレスにしかなりません。仕事に完璧を求めすぎてもいけません。細かい部分に気を遣うのも、ある所で線引をしなければいけないのです。

うつ病になりやすい人の特徴② 労働時間が長い人

そして、うつ病になりやすい人の2つ目の特徴が、労働時間が非常に長い人です。長時間、仕事をしていれば、当然その分ストレスを感じる時間も長くなります。

また、一人になってゆっくりと気を休める時間も少なくなるため、精神的なストレスが非常に溜まりやすいのです。このように、勤務時間が長いビジネスマンというのは、必然的に過剰な精神的ストレスを受ける傾向があります。

さらに、残業の時間が多くなるため、日常的に帰宅の時間が深夜になるケースが多いのです。そうすると、必然的に睡眠の時間が少なくなり、生活のリズムが崩れやすくなります。そして、肉体的に不健康な状態で、仕事をやり続けてしまうのです。

そのため、労働時間が長いビジネスマンは、肉体的な疲労とストレスが溜まりやすいのです。あなたも寝不足の状態で、仕事を続けた経験があるのではないでしょうか。

うつ病になりやすい人の特徴③ 人間関係が苦手な人

そして、3つ目のうつ病になりやすい人の特徴が、人間関係が苦手な人です。人見知りのタイプで、職場の人達とどのように接していいのか常に考えてしまうのです。

このようなタイプのビジネスマンも、非常にうつ病になるケースが多いのです。とくにサラリーマンというのは、周囲の人間と一緒に仕事を進めていくのが基本です。どのような業界の仕事であっても、一人で完結する仕事など存在しません。

つまり、会社という組織で働くサラリーマンは、人間関係のストレスから完全に逃れることはできないのです。そのようなサラリーマンが、人付き合いが苦手な性格であれば、過剰なストレスを抱えてしまうのは言うまでもないでしょう。

あなたも上司とウマが合わなかったり、性格があわない同僚がいたりしてストレスを感じたことがあるのではないでしょうか?

日常的にストレスを発散してうつ病を予防する

さて、ここまでうつ病になりやすい人の特徴をあげて説明してきましたが、一体どのようにすればうつ病にならずに済むのでしょうか。そこで、ここからは日々の仕事でストレスを感じている人のためのうつ病の予防について話をしていきます。

まず最も大切なことは、意識して自分が抱えているストレスと向き合うことです。人間は誰でも、仕事をしていればストレスを感じるものです。精神的なストレスや肉体的ストレスです。これらのストレス目を背けるのではなく、自分でコントロールするのです。

たとえば、肉体的なストレスを和らげるのであれば、入浴が非常に効果的です。ぬるま湯のお風呂に半身浴で入ることで、肉体的なストレスを軽減することができます。このように、自分が抱えているストレスをコントロールすることで、ストレス過多にならないようにするのです。そうすることで、うつ病になるのを予防するのです。

また、肉体的な疲労を回復させるには、やはり良質な睡眠が必要になります。そして、夜ぐっすりと眠るために軽い運動をするのも健康な身体を保つための習慣といえるでしょう。さらに、精神的なストレスを和らげるのであれば、好きな音楽を聞く時間を確保したり、休日を趣味の時間に充てたりするのです。

このように、意識してストレスを和らげるための習慣を身につけるのです。そうすることで、仕事で感じるストレスを軽減し、うつ病になるのを予防するのです。

うつ病になりやすい人の特徴と予防 まとめ

さて、ここでは仕事のストレスでうつ病になりやすい人の特徴と、うつ病の予防策について話をしてきました。仕事に対して真面目で几帳面な人は、細かいことが気になりすぎて余計なストレスを抱えてしまう人が多いです。また、労働時間が長いビジネスマンも、その分ストレスを受けることが多くなります。

過剰なストレスで健康を崩さないためにも、仕事の取り組み方を見直しましょう。

そして、うつ病を予防するには、日々の生活のなかで意図的にストレスを和らげる習慣を取り入れることが大切です。良質な睡眠や軽い運動など、あなたができることを実践してみてください。

仕事で感じたストレスから目を背けるのではなく、自分自身でストレスをコントロールすることがうつ病の予防に繋がるのです。

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