難しく厄介な仕事、対応が面倒な上司や部下、なかなか近付かない終業時間。私達は日々の仕事における様々な要因により、ひどく疲れさせられています。「溜まったストレスは家に帰って寝ればほとんど解消される」という方もいれば、「家に帰って寝てもストレスは翌日に持ち越される」という方もいるでしょう。そんな後者の方は仕事中にこそ、ストレスを解消すべきです。そこで今回は「仕事中にできる、疲れたあなたを救うストレス解消法」をご紹介させていただきます。
もくじ
気持ちの共有、信頼できる同僚とどんどんと話そう
仕事ではストレスの要因になることが多い一方で、生きがいとも言うべき関係ができることも確かです。それが信頼できる同僚の存在です。そういった方がいる方は、休憩時間や仕事の隙間時間に同僚と積極的に話すようにしましょう。会話の内容は仕事の相談から、身の上話など何でも構いません。とにかく話すことが重要です。上司が居ない場所であれば、上司に対する愚痴などを共有するのも良いでしょう。
特に私達日本人はストレスを解消したり、ストレスになっていることを自分以外の人間と共有したりすることが苦手です。話せば楽になったり、問題が解決したりする可能性があるのにもかかわらず、周囲を気遣うあまり「自分でどうにかすれば良いこと…」とふさぎ込み、ストレスを雪だるま式に大きくしてしまうのです。こうした問題が起こる前に周囲と話題や感情を共有することで、適度にガス抜きをしていくべきでしょう。
そういった話し相手となるほどの同僚がいないという方は、ぜひ今後のためにも関係の構築に務めてください。一見すると、付き合いの難しい方が相手でも、話してみると予想以上に気が合ったり、自分と同じことが原因で悩んでいたりする方はいるはずです。1人で悩むよりも精神衛生上、断然良いはずですよ。
物で心をコントロール、デスクを整理して気分を整えよう
ストレスを解消するためには、精神衛生を上手にコントロールすることが大切ということは前項でお話させていただきました。しかし、精神衛生は心理的な面での整理だけでなく、「デスクを整理する」ということでも整えられますよ。自分のデスクに散らかる書類や筆記用具、煩雑に分けられたノート、仕事用PC内のデスクトップに散らかったままのファイル。そういった散らかってそのままの物をきちんと整理して、次に使いやすいようにしてみましょう。整理整頓が苦手という方は一定数いらっしゃるはずですが、整理すると心も綺麗になった経験はございませんか?その経験を思い出し、仕事用のデスク周りも綺麗にしてみましょう。
気持ちがスッキリするだけでなく、次から何かを使用する際も使いやすくなっているはずです。そうなれば仕事も捗るようになり、溜まっていくストレスそのものを減らすこともできます。皆さんの周囲には片付け上手な方が必ず何人かいらっしゃるはずです。そういった方のデスクを覗き見て、どういった分け方をしているのか、どういった整理整頓グッズを使っているのかなどを参考にしてみると良いですね。現在は生活雑貨を販売している店舗などにいけば、デスク周りを片付けるためのグッズもたくさん販売されています。こちらの活用もご検討ください。
ガムにコーヒーに深呼吸、気分転換を堪能する
職場には少なからず気分転換をするためのコーナーや別室が設けられているはずです。コーヒーなどを入れるための給湯室や自動販売機コーナー、一服するための喫煙所、デスクから離れて休むための休憩室。こうしたものをもっと活用し、気分転換を堪能するようにしましょう。「上司がいる建前上、休むのははばかられる」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、当然のことながら休むのは必要な行為ですし、むしろ上司に「ちょっと休憩しませんか?コーヒー入れてきますよ?」といった勧め方ができると上司への気遣い的にも良いかもしれませんね。
また、デスクでは噛みにくいガムを噛んだり、ミント系のタブレットを食べたりするのもストレス解消には有効です。ガムを噛むという行為は脳に刺激を与えストレスや不安を和らげる働きがあるとされています。また、ミント系のタブレットは手軽にお口の中をリフレッシュでき、眠気覚ましにもなるのでおすすめです。どちらもコンビニエンスストアなどにて100円ほどで「販売されていますから、カバンやポケットのなかに忍ばせておくと良いでしょう。
職場という閉鎖的な空間ですが、目を見渡せばそこかしこに活用できるものはあるはずです。皆さんの職場でもよく探してみましょう。会社内あるいはビル内によっては軽い運動ができるジムや仮眠スペースが用意されている場合もあります。ぜひチェックしてみましょう。
身の回りのものと工夫次第でストレスは解消可能
今回ご紹介したように、「同僚と話すこと」、「デスクを整理すること」、「身の回りの休憩スペースを活用すること」によって、ストレスは大幅に減らすことができます。仮に1つ1つの解消できるストレスが少なくとも、複数を組み合わせたり継続したりすることにより、溜まるストレスの総量には大きな違いが出るはずです。働くということは日々の積み重ねで継続していかなくてはならないことですから、仕事を上手にこなすと同時にストレスを上手に解消する術も私達は身に付けていく必要があります。
ご自身の周囲の環境をよく見回した上で、ストレス解消に役立ちそうなものはどんどん活用するようにしましょう。そしてそのストレス解消法を始める前と一定期間終えた後で、自分の仕事におけるパフォーマンスにも注目してみてください。きっと向上しているはずですよ。