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仕事が長続きしないのはなぜ?自分が悪いの?長続きしない本当の理由3選

「仕事が長続きしない」というのは、一般的にネガティブなこととして受け止められます。家族や友人、恋人などに「また辞めたの?」と言われると、何だか申し訳ない気分になってしまいますよね。「今度こそ」と思って入社したのに「また辞めてしまった」という事実は自分自身を苦しめます。でも、決して働きたくないわけではなく、むしろ「頑張りたい」「精一杯働きたい」と思っている人の方が仕事が続かないことが多いものです。

今回は「仕事が長続きしない」ということについてのお話しです。仕事が長続きしない原因や、その対処法について解説します。「思い当たる節がある」と感じたらそこに対処すれば良いだけのことです。大丈夫です、間に合わないことなんてありません。

もくじ

「仕事が長続きしない=不真面目」ではない 大事なのは続かない理由

社会において「真面目」であることは正義です。例え仕事の能力が上がらなくても「真面目だから」という理由だけで重宝されることは珍しくありません。どんなに能力が高い人であっても不真面目と思われたら最後、その後の付き合いが難しくなるのも事実です。仕事においての「真面目」を図るには「長く勤めているかどうか」ということが大きな指標のひとつになります。

しかし、仕事が続かないということが即「不真面目」を指すのでしょうか?大事なことは「仕事が続かない」という結果ではなく、「どうして続かなかったか」という理由の

方です。理由を解消しない限り、仕事が続かないという現象は止まりません。逆に言えば、理由を解消することで「仕事が続かない」という流れを改めることはできます。

仕事が長続きしない理由①「仕事さえなければ」は本当なのか?

「自分にはやりたい事がある、まだやってないけど」「自分にはやりたい事がないからやりたいことを探す、これから」このように考える人は仕事が長続きしない傾向があります。

一方はやりたい事があると言い、一方はやりたい事が無いと言っていますが、この二つの

言い分の根本は同じです。

毎日の仕事が辛く、苦しい時「これが自分のやりたい事だったら、きっと辛くないのだろうな、苦しいとは思わないのだろうな、そんな生活がしたい、辛さや苦しさをも楽しめるような仕事がしたい」と感じる事はありませんか?そう考え始めると「仕事を辞めて自分のやりたい事を精一杯やってみよう」「やりたい事を探してみよう」という気持ちが強くなり、結局は仕事を辞める選択をしやすくなります。「仕事を辞めればやりたいことをやる時間ができる」「仕事を辞めれば自由な気持ちでやりたいことを探すことができる」と考えるのです。

基準は「寝る間を惜しめるかどうか」まずはやってみることの意味を知る

まずは「やってみる」ということが大事です。翌日仕事が控えていても「やりたい」と思

えることなのか、仕事に追われながらでも「探したい」と感じるものなのかは実際にやっ

てみればわかります。それが無いのであれば目の前にある仕事を続けてみましょう。「やりたいことが無い」「やりたいことを探さない」というのは決して悪いことではありません。むしろ「これから見つかる」可能性が高いのです。「本当にやりたい事」はその物事がその人の射程圏内に入らなければ見つかりません。毎日の仕事で「やらなければならない事」をやっていく内に色んな力が付いて、その結果「やりたい事がみつかる」という状態が生まれます。

また、収入面での問題もあります。仕事をしている内は「生活水準を落とせばアルバイトをしながらでもやっていける」と安易に考えやすいものですが、実際にそうなったら「お金が足りない」「もっと働かなければ」と感じるようになり、また同じことを繰り返してしまいます。まずは仕事をしながらやってみて、または探してみて「気が付けば寝る間も惜しんでやっている」という状態にたどり着いてから進退について考えてみても遅くありません。むしろ「仕事をしながらでもやれたのだから」とその後のあなたにとって大きな自信となります。

仕事が長続きしない理由② コンプレックスはプライドの片鱗?

周囲の人と自分を比べて「自分は劣っている」と感じることはありませんか?「あの人は

自分より○○が上手い」「あの人は自分より○○だから」など、常に何かに対してのコンプレックスを抱えている人も仕事が長続きしないことが多いでしょう。学歴、容姿、お金、役職など、世の中にはステータスの対象となるものがたくさんあります。その中の何かに縛られていると「自分にはここは向いていないのかもしれない」「自分が輝ける場所は他に

あるのではないか」と考えるようになります。

この特徴を持つ人はプライドが高い人が多く、自分にある程度の自信があります。プライドが無い人はコンプレックスを感じることすらありません。プライドが高いということはそれだけ自分に期待することができるということです。そのため、自分のプライドを保てない場面では「別の仕事をやらせてくれたら上手くやる自信があるのに」「この仕事では自分の長所が活かせない」と現状に満足することができなくなります。

自分のプライドを利用して可能性を広げる 完全武装も夢ではない

確かに、人には向き不向きがあります。しかし入社をしている時点であなたの資質と180度違う職種ではないはずです。入社を決めた時に「どちらかと言えば、自分に向いている仕事だ」と思ったからそこで働いているのではないでしょうか?もちろん、会社内での業務はひとつだけではありません。あなたのやりたい仕事は数ステップ先にあるのかもしれませんよね。でも、あなたがやりたいことへ繋がっている道であることに違いはないのではありませんか?

「自分のことは自分が一番良くわかる」と言います。この言葉の真偽は別として、あなたを活かすきっかけを作るということはあなたにしかできないことです。自分が信じる自分の資質とは違う仕事をしていたとしても「自分ならこれもできるはず」と考えてみましょう。「自分の得意なこと以外は全くわかりません」よりも「自分の得意ではないこともある程度習得しています」の方が単純にかっこいいですし、何より可能性が広がります。嫌々やっていたことが、思わぬところで大きな武器になるということは実によくある話です。

仕事が長続きしない理由③ 「仲間がいない」はジワジワ来るボディブロー?

「会社の友達が~」「同期と一緒に~」という、友人の言葉を聞いて「自分にはそんな人がいない」と感じる人も仕事が続かない人です。「気が合う人がいない」「周りの人と上手くいかない」ということを理由に転職を重ねてしまいます。確かに、気持ちを打ち明けられる仲間がいなければストレスが溜まることも多いですよね。人間は全てがそろわなければ満足しない生き物です。「お金はあるけど友達がいない」「恋人はいるけど束縛が激しくて仕事に集中できない」「親友はいるけど仕事がない」と、何かと不満を抱えがちです。傍から見れば「そんなこと」と思われることでも、当人にとっては大問題でしょう。特に人間関係は仕事にも影響が出やすく、「仕事がやりずらい」と感じるものです。

人間関係の悩みならラッキー 2択でスッキリ今日から解決

でも、人間関係が悩みで仕事が長続きしないのであれば2つの対策からどちらかを選ぶだけで良いのです。一つ目は「自分が変わる」ということです。相手は鏡です。「相手にこういう人であってほしい」と願うイメージを自分がやってみましょう。「怖い顔をしている人が苦手」と感じるのなら、あなたが笑顔を絶やさないことです。「意地悪な人が嫌」と感じるなら、あなたが意地悪ではない人になれば良いのです。相手を変えたいと思うから悩んでしまいます。相手を変えることはできません。できないことを悩むよりも、自分を変える方が楽ですし早いですよね。そうすれば相手を「みんなにとって良い人」でなくても「少なくとも自分にとっては悪い人ではない」と思えるような態度に変えることができます。

二つ目は「仕事上の付き合い」と割り切ることです。仲良くなれなくても、上手くいかなくても「この人とは24時間の内、たった8時間の付き合い」と考えましょう。そう割り切ってしまえば気にならなくなることも出てきます。会社で全員と仲良くならなければならないわけではありません。同じ部署内には育った環境も、考え方も、習慣も違う人が集まっています。「この人とは合わないな」と感じる人がいて当たり前なのです。会社で友達を作れないことを嘆く必要はありません。

「仕事が続かない彼氏」を持つことの不安 男は女からのプレッシャーに弱い

よく「私の彼氏はどんな仕事も続かない、病気なのではないか」と悩む女性がいます。確かに将来を考えた時に、仕事が長続きしない男性が相手だと不安ですよね。どんな理由で彼氏の仕事が長続きしないのかにもよりますが、日頃の振る舞いに異常を感じないのであれば、病気というよりは彼氏の心的ストレスに注目しましょう。

男性は女性以上に「しっかりしなくては」「大人として恥ずかしくない生き方をしなければ」とプレッシャーを強く感じやすいものです。それなのに、なかなか思うような仕事をすることができず、次々と仕事を変わっている可能性もあります。「どうして仕事が続けられないの?」「なんでもっと真剣に将来のために頑張ってくれないの?」と責めても良い結果は出ません。構いすぎずに「何かあればその時は二人で乗り越えよう」と、彼氏にとっての切り札を用意して見守ってあげてはどうでしょうか?

まとめ

仕事には「辞める」という選択肢があります。だから迷うし、考えてしまうのです。せっかく始めた仕事を辞めると考えた時に「もったいないかもしれない」「また辞めたなんて家族に言えない」などさまざまな気持ちがこみ上げてくるでしょう。そんな時は「どうして辞めたいと思っているのか」または「どうしてあの時自分は辞めたのか」を突き詰めて考えてみてください。「何となく合わないと感じた」のであれば「何となく、とは具体的になんだったのか?」と深く考えてみなければ次も同じ結果が待っています。

自分の「仕事が続かないこと」を責めるのではなく、そこに明確な理由を見つけることができているのかが大事です。自分にとって喜ばしくない過去を振り返ることは苦痛ですが、勇気を出して一度きちんと振り返ってみましょう。それができるかできないかで「次の仕事は続く」「次も続かない」が決まりますよ。

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