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履歴書は手書きとパソコンどっちがいい?メリットデメリットをご紹介!

誰でもが経験している 履歴書の作成。でも、成功に導く採用される履歴書ってあるのでしょうか。またその履歴書の書き方のマニュアルは存在するのでしょうか。

知っているようで、知らない。 わかっているようで、わかっていない履歴書の書き方。今回、将来の人生の方向を左右させるかもしれない、この分野にメスを入れていきましょう。

もくじ

履歴書を手書きにすると有利なの?

履歴書を手書きにすると、約30%の方が採用に有利だと評価しています(新卒採用関係者の意識調査 (ライフネット生命保険) のデータから)。

手書きとパソコン入力、どちらがいいのか。それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、ご紹介していきます。

手書きのメリット・デメリット

真っ新な履歴書用紙を机の上に置き、「さあ、書くぞ!」って意気込んだものの、右側にある 「志望や動機」の欄を見て、しばらく考え込んでしまい、なかなかペンが進まない経験は多分みなさん、おありの事ではないでしょうか。

何かグッと注意を引くような、魅力的な言葉を探しているうちに疲れてしまい、「今から書き始めるのは嫌だ。明日にしよう。」なんて一日を繰り越したことはありませんか。

履歴書作成というのは、「個人」での重大な業務です。

なにしろ今後の人生の方向性を示唆する大事な書類ですので、「よし、書くぞ! 」と意気込むわけですが、その用紙に過去から現在、そして未来への希望なるものを端的にまとめるのですから、その作業は計り知れない苦労がつきものです。

特に年齢を重ねて、再度この履歴書を作成する場合、もちろん人それぞれ経歴は異なりますが、職歴が多い場合、それを全て記入という重労働が待ち受けています。

そして、志望欄では受けがいいようにと、素直に表現するというより言葉を選び飾り立てるということもないとは限らないのです。

この志望・動機の欄は、まさしく文章力をPRする個所。それだけ頭を使うことがわかっているので、「後回しでいいや」と逃避する個所でもあるわけです。

いずれにしても、「履歴書を手で書く」という仕事は、それなりの覚悟と労力が必要になるので、そこで被るストレスは相当なものと認識しなければなりませんね。

手書きのメリット その注意点

手書きのメリットは、「字はを表す」の通り、その人の何たるかというものを全てではありませんが、ある程度掴むことができます。まず何よりも採用担当者からは「手間暇かけてよく作ってくれた」と好印象をもたれるでしょう。

ただ、その履歴書を手に取って見る側・読む側の方々は個人差がありますので、確実な評価であるというのは定かでないにしても、書かれてある文字で、多分インスピレーションでその人物をイメージするのでしょうね。

「ハネ」 や 「はらい」 「まがり」といった日本語の基本的な書き方は大いに意識して書くということで間違いないでしょうが、人はそれぞれ字の書き方は異なりますので、過剰な程に神経質になることは避けたほうがいいですね。

それを意識し過ぎたばかりに逆に文字のバランスが取れなくなったというケースもあります。

字の上手、下手、そしてといったものも個人差があり、これはすぐに改善するものではありません。したがいまして、「上手に書く」というよりも「丁寧に書く」という意識をもつことです。

履歴書用紙いっぱいに文字がぎっしりと埋まる訳ですから、一目で「これは見やすい!!」と頷いてもらえるようにバランスや文字の大きさに気をつけ、そして配列も整然とさせて明瞭な書類にすべきです。

「なぶり書き」や「走り書き」はもちろん厳禁、一文字一文字をまごころ込めて書き綴っていきましょう。

その思いは必ずや相手に伝わるという信念を持ち続けて、字を書いてくださいね。

「早く仕上げよう」、「もうこの辺でいいだろう」 という妥協も厳禁ですよ。そうして努力した分、グッとくる迫力があります。そしてそれは書いた貴方自身の評価へと繋がるのです。

好印象ももたれるのか、もたれられないのかは文字を書くときの心の在り方です。ぜひ、魂込めた履歴書をつくってください。それは貴方の人生の作品でもあるのです。

手書きのデメリット その注意点

最大のデメリットとしては、 人は必ずミスを生じるということです。それは心の中で「面倒くさいな」と思うことから始まります。その感情があると失敗につながるのです。

それは漢字の間違い・送り仮名の間違い・脱字・順番の間違い等々…。これはストレス増大という大きな痛手となります。何故ならば最初から新しい用紙に書き直さなければならないからです。

鉛筆なら消しゴムで簡単に修正できますが、この筆記用具は不可であり、最近市場に出回っている 「こすると消えるボールペン (商品名:フリクションボールなど)」は公文書では使用ができません。

通常のボールペンがいいでしょう。但しボールペンもインクの種類は多種あり、あまりお奨めできないのは、「油性ボールペン」「ゲルインクのボールペン」です。時にインクが漏れ出しせっかく書いた履歴書を台無しにするというケースがあります。

修正テープや修正ペンも使用は厳禁。そういう物を使ってその場はごまかすことができますが、それはその用紙を見てすぐにわかります。

なによりもその場しのぎという対処は果たして社会で通じるのでしょうか。根本的に自分の仕事や生活を見直すことがら始まります。丁寧な生き方こそ大事なのです。

手書きのデメリットは、こうしてミスした場合に完全に仕上げるまで何枚も書き直すという労力と、時間のロスが生じるということです。

そのため早く完成させようと焦ると、力むあまり文字が雑になるもありますので、心に余裕をもつことが大切です。

では手書きがよいのか、PC作成がよいのか

履歴書の中身は「どのような手法で書いているのか」ということではなく「何が書かれているのか」という視点がとても重要です。

その点からしてみると、手書き・PC入力どちらも大差ありません。書く時間に余裕があり、書く字に自信があり、またこの企業に絶対に合格するのだという信念がおありであれば、当然手書きのほうがいいですね。

逆に字に自信がない、多くの企業に応募したいとあれば、パソコン内で保存できる入力方式をチョイスしてもよい訳です。特にこのパソコン入力は、いつでも修正や、つけ加え、削除等ができるので、TPOに応じて柔軟に対応できますね。

どちらにしても、要は相手先の条件でどちらを必要としているかをよく理解することであり、その選択は自分の心構え一つです。

旧態依然として「手書きの履歴書を求む」という企業であればそれに沿わなければいけないし、「PC作成でもOK」であれば無理に手書きでなくてもいい訳です。

手書き、PC作成どちらでも大差はない

手書き、PC作成どちらでも大差はないはないと答えた新卒採用関係者は68.3%に及びます。(新卒採用関係者の意識調査 ≪ライフネット生命保険) のデータから)

志望企業の採用担当はどちらでもよいと過半数以上の人がそう思っています。しかし「どちらでも同じ」か「手書きが有利」かは、実際のところ審査されるまでわかりません。だから、心配な人は手書きで書いておけば間違いないでしょう。

とはいっても、パソコンで履歴書を作成したから落ちるというわけではありません。大事なのは、履歴書に書いてある内容です。

心のこもった内容はどちらも大切な要素です。まごころでそして真摯な態度で履歴書を作成することが最も重要なことなのです。

まとめ

言葉というものは、人と人とを繋ぐ最大のコミニュケーションツールであり、古代から地球上の人類たちがそれを使って今日の繁栄を築きました。

世界で最も美しい言語の一つとして 「日本語」は世界で絶賛されています。この日本語を私たちは普段何気なく使っていますが、この日本語の表現の美しさや重さを再認識してこれを生かして文章を作ってみたらいかがでしょうか。

文字には力があります。

文字には心があります。

文字には魂があります。

文字には生きる力があります。

そして、文字には愛があるのです。

今後も経験は続きます。その時あなたはどんな文字を書いているのでしょうか。一生書き続けるこの文字の大切さを噛みしめてくださることを心からお祈りして終わりとします。

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