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将来性のある仕事5選!今後の働き方とどう向き合えばいいのか?

近年では、私たちの働き方が変わりつつあります。AI(人工知能)の進化や働き方改革、少子高齢化の影響など、さまざまな部分で変化が見られています。

そのなかで「いまの仕事をしていて良いのか?」と悩む方もいるでしょう。事実、10年後には多くの仕事がなくなると言われており、仕事について“将来性”を考え直す必要があります。

もし、いまの仕事に将来性を感じられないのであれば、“転職”を考える必要があるかもしれません。そこで今回は、将来性のある仕事の紹介や今後の働き方について考えていきます。

もくじ

転職を考えている男性必見!将来性のある仕事5選とは?

2025年頃には、いま存在している仕事の半分ほどが機械によって代替されると言われています。つまり、労働人口の半分が職を失う可能性があるのです。

そのなかで、いまあなたが就いている仕事も“機械化”される可能性があるかもしれません。そうなれば、できる限り早い段階で転職を考える必要があります。

10年後には多くの仕事が機械化される一方で、実は「この仕事は、10年後にも残っているだろう」と言われている仕事も数多くあります。まずは、将来性のある仕事について見ていきます。

エンジニア:AIの進化により需要が増え続けている

まず、“エンジニア”と呼ばれる仕事は高い将来性を持っています。エンジニアの需要は年々急激に増え続けており、現代では最も将来性のある仕事のひとつと言っていいでしょう。

エンジニアの仕事は比較的未経験でも挑戦できる環境が整っていますが、その一方で、もちろん多くの言語や開発環境に対応できるエンジニアとしての能力が求められます。

ですから、未経験でエンジニアに挑戦する方はかなりの勉強が必要になります。セミナーに参加したり独学で勉強したり、とにかく多くの学習時間を確保することを考えておくべきでしょう。

自身がスキルを磨けば磨くほど、活躍の場が広がるエンジニア。いまの仕事にやりがいを感じられていない方にとっては、やりがいのある仕事と言えます。

介護・医療関係:少子高齢化はこれからも止まらない

ご存知の通り、現代の日本では“少子高齢化”の波が年々加速しています。そのなかで、介護・医療関係の仕事は年々人手不足に悩まされており、人材の需要が増え続けています。

少子高齢化はこれからも加速していくことが予想されるため、介護・医療関係の仕事は将来性が高い仕事と言っていいでしょう。

また、介護・医療関係の仕事は機械化することが難しいため、“10年後機械によって職を失うリスク”としては低いと言えます。たとえ一部の業務が機械化されたとしても、人と対話する役割は今後も人が担うことになります。

未経験でも挑戦がしやすい一方で、仕事のつらさや待遇の悪さを感じて離職する人も少なくはありません。ですから、介護・医療関係の仕事の“独特のきつさ”を理解したうえで転職を考えるようにしましょう。

飲食・サービス業:人間ならではの温かみが必要な仕事

飲食やサービスの仕事は、時に人間ならではの温かみが必要になります。ですから、機械化されにくい部分が多く将来性のある仕事と言えるでしょう。

近年、レジ対応や食事の注文などが機械に代替されている店舗も少なくはありません。しかし、接客業において“人の温かみ”を求めているお客さんもいます。飲食店ならばムダ話に付き合ってくれる店員、アパレル店ならば一緒に悩んでくれる店員など、あなたも人の温かみを感じたことがあるはずです。

大型チェーン店のなかには機械化を進めている会社もありますが、機械化による“没個性化”を危惧する会社も少なくありません。もし、飲食・サービス業に転職を考えるのであれば、その会社のビジョンや機械化に対する動きをしっかり調べたうえで検討するべきでしょう。

営業マン:対人での仕事は人の力が必要になる

営業マンの仕事は機械に代替される可能性が低く、今後なくなることのない将来性のある仕事と言えるでしょう。営業マンは、会社と会社がビジネスをする限りなくなることはありません。

むしろ、AIが発達することで営業マンはクライアントとの対話に注力できると言えます。事務作業や日々の記録などを機械に任せられるため、営業マンは「お客さんとコミュニケーションをとって仕事を取ってくる」という業務が増えていくでしょう。

また、営業マンというと未経験でも挑戦しやすい職業と言えます。「経験があればなお良し」くらいの考え方を持つ会社が多いため、未経験から挑戦するハードルは低いはずです。

それに、営業マンと言っても業種はさまざまです。転職を考えるのであれば、あなたが興味のある業種を考えたうえで検討していきましょう。

観光関係:英語力を生かし需要の高い仕事に就く

観光関係の仕事は年々需要も増え続けており、将来性のある仕事と言えるでしょう。日本では、国内旅行者が減少している一方で、海外旅行者は増え続けています。

観光関係の仕事は、お客さんにとって大切な旅行のお手伝いをすることになります。お客さんにとっては、本当に大切な思い出となる旅行。大きなやりがいを感じられる分、少しのミスが命取りになるため、仕事に対して責任感を持って取り組める方におすすめしたい仕事と言えます。

もちろん、観光関係の仕事は決して楽な仕事ではないことも覚えておきましょう。「旅行が好き!」という思いで飛び込んだ人たちが、仕事のきつさを感じて離職するケースは少なくありません。なかには、薄給で残業が多い会社もあるようなので、しっかりと企業研究をしたうえで転職を検討するようにしましょう。

将来性のある仕事の特徴とは?カギは今後の社会の動きにあり!

ここまで“将来性のある仕事”を紹介してきましたが、そのなかにあなたが興味を持てた仕事がなかったかもしれません。ただ、その仕事以外にも将来性のある仕事が存在します。

将来性のある仕事を探すにあたり、気をつけなければいけないことがあります。冒頭でもお伝えした通り、現代では仕事に対する考え方や周囲の環境が変わりつつあります。それにともなって、仕事の将来性を判断する基準も変わってきているのです。

ここでは、現代において将来性のある仕事を判断する基準を紹介していきます。先ほどまで紹介した仕事に興味が持てなかった方は、この基準を参考にして仕事を選ぶようにしましょう。

まさに“AI(人工知能)”時代!機械に代わられる仕事ではないか?

現代において“将来性のある仕事”を選ぶにあたり最も考えるべきなのが「AIに代わられる仕事ではないか?」ということ。冒頭でもお伝えした通り、2025年頃にはおよそ半分の仕事が機械に代替されると言われています。

近年、AIの進化はすさまじい勢いがあります。おそらく、私たちが想像しているよりも速いスピードで私たちの生活に影響が出てくることでしょう。

AIに代わられる仕事としては、

  • 建設機械のオペレーター
  • レジ係
  • データ入力関係の仕事
  • ライン作業員(目視不要な場合)
  • 経理や財務関係
  • などが挙げられています。もし、あなたがAIに代わられる可能性のある仕事をしていれば、将来性のある仕事に転職を考える必要があります。

今後の社会にとって必要になる仕事なのか?

仕事における将来性を判断するにあたり、これからの社会の動きに注目することは大切です。「今後の社会にとって必要になる仕事なのか?」ということを考えるようにしましょう。

理由としては、社会の需要に対応して仕事の需要が増えていくからです。たとえば、健康ブームが到来すれば健康グッズや食品を扱う仕事の需要は増えますし、オリンピックが開催されればスポーツに関連した仕事の需要が増えていきます。

現代でいうと、AIの進化によりエンジニアの需要が高まり、少子高齢化の影響により介護・医療関係の仕事の需要が高まっています。

仕事というのは、この先何十年も付き合っていくものです。目先の需要だけではなく、今後の社会の動きを学びつつ仕事を選ぶようにしましょう。

大切なのは人の温かみ!人間ならではの対応が必要な仕事なのか?

先ほどの“機械化されない仕事”とかぶる部分がありますが、人間味が必要な仕事は無くなることはないでしょう。ですから、仕事の将来性を考えるにあたり「人間ならではの能力が必要か?」という基準でも検討するべきです。

たとえば、先ほど紹介した飲食・サービス業や介護・医療関係の仕事は、人間ならではの温かみや対応が必要になる仕事です。

AIの最大の強みは、答えのある問題に対しての正確性と速さです。膨大な量の事実を判断材料としたうえで、“最適解”を導き出すことに長けています。その一方で、人ならではの気遣いやひらめきなどに関しては、人間が圧倒的に有利になります。

ですので、人間ならではの能力が必要とされる仕事については将来性があると言っていいでしょう。

働き方が変わる時代!なぜ働き方を見直す必要があるのか?

繰り返しになりますが、ひと昔前と比べると私たちの働き方や取り巻く環境が大きく変わってきています。ですので、昔と同じ働き方をしていれば、時代に取り残されてしまうことが考えられます。

そうならないためには、私たちが働く環境の変化を正しく把握し、自分自身の将来について考えていく必要があるでしょう。

「働き方や環境が変わっているのはわかるけど、どう変わっているの?」と、疑問に感じている方もいるでしょう。ここでは、私たちが働く環境はどのように変わってきているのかについて、あらためて見ていこうと思います。

AIの進化が著しい!今ある仕事はAIによって代替される

冒頭からお伝えしている通り、AIの進化は凄まじく、近い将来、私たちの生活や働く環境に大きな影響を及ぼすでしょう。2025年には、本当たくさんの仕事が機械によって代替されると言われています。

いまあなたが就いている仕事は、機械に代替される仕事ではないでしょうか?

2045年頃には、AIが人間の能力を超える“シンギュラリティ”という現象が起きるということも語られており、私たちでは想像ができないような未来が訪れる可能性も高いでしょう。そのなかで、何も考えずに現状維持で満足していてはかなり危険です。

危機感を持ち知識を得たうえで、あなた自身の将来について検討するようにしましょう。当たり前ですが、行動するならば早ければ早いほど良いです。

働く世代が減っている!少子高齢化の影響が強く出ている

働き方が変わっている大きな原因のひとつとして、“少子高齢化”の影響があります。少子高齢化により働く人口が年々減り続けており、逆に介護や医療サービスを求める人口が増え続けています。

少子高齢化の影響は各方面に出ており、社会構造そのものが変わりつつあります。政府もさまざまな対策を講じていますが、この少子高齢化の波が収まる可能性は低いでしょう。

少子高齢化では、経済成長が鈍化したり高齢者への社会保障が増えたり、国全体に影響が及んでいるのはもちろん、あなた個人への影響も少なからずあるでしょう。

「国の問題だから」と放っておくと、あなた個人へ取り返しのつかない影響が出てしまう可能性があります。仕事についてはもちろんですが、個人のライフスタイルや今後の考え方などを見直すようにするべきです。

副業解禁!ひとつの職場で一生働く時代は終わりつつある

日本では、年功序列制度や終身雇用制度が当たり前として認識されてきました。しかし、近年ではその制度が変わりつつあります。近年では「副業解禁」も浸透してきており、ひとつの職場で一生働く時代は終わりつつあると言っていいでしょう。

副業とは、本業とは別に事業などを営んで収入を得ること。本業と別の仕事をすることで新たなスキルを会得し、本業に良い影響をもたらす“相乗効果”が期待されています。

もし、今後副業が当たり前になれば、副業をしないことが周囲との差になってしまう可能性もあります。もちろん「すぐに副業をはじめよう!」とは言いませんが、こう言った社会の流れがあることは認識しておきましょう。

「日本は終身雇用が根付いているから大丈夫!」と考えていては、後で痛い目をみることになるかもしれません。

まとめ

“将来性のある仕事”と聞くと漠然としていますが、一言で言うならば「今後の社会にとって必要とされる仕事」と言えるでしょう。社会の変化は、仕事における需要の変化と連動しています。

もし、いまのあなたが“将来性のない仕事”に就いていれば、あなた自身の将来のためにも転職を考える必要があります。現代では転職は当たり前になりつつあり、転職する人のための制度や環境も整っていると言っていいでしょう。

繰り返しますが、近年では私たちの働く環境が大きく変わってきています。「いまのままで大丈夫」と考えていれば、それは危険なことかもしれません。

環境が変わっている現代だからこそ、あなたの将来を考える良い機会と言えます。私たちを取り巻く環境を知ったうえで、あなた自身の将来について今一度考えるようにしましょう。

なによりも、今の時代は転職が当たり前のように受け入れられている時代です。こちらの記事では自分にあった企業や業界の見つけ方や転職を行う際のポイントをご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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