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お金のために仕事して何が悪い?お金と労働の関係を知るとやりがいがみえてくる

「お金のために仕事してます!」

そんな風に堂々と言えない風潮があるのが日本ですよね。どうしてか、日本では昔から「お金儲け」に対するイメージがよくなく、「強欲」だとか「何か悪いことして儲けてる」といった見方がされてきました。水戸黄門の悪役が、大判小判を袖の下から渡すように、「お金持ちは悪者」「お金のために仕事してる人なんてろくな人じゃない」と思われてきたんです。

でも、お金のために仕事をするという考え方は本当に悪いことなんでしょうか。「お金のために働いている人でも成功している例」もふまえて詳しく見ていきましょう。

もくじ

「お金のため」が悪い風潮なに⁈ お金のために仕事してどうして悪い!

お金のために仕事をするということを堂々と言う人が嫌われる理由は、大きく分けて二つあります。

1つは、あからさまに「お金のため」と公言すると、人間性を疑われてしまうからです。仕事というものは、サービスや商品、価値を提供して、相手の感謝としてお金をいただくという仕組み。なので、まず「心を込めて仕事をする」から、その結果として「お金」がもらえるのであって、「お金」が欲しいから仕事をするのでは本末転倒という考えからきています。

2つ目は、「お金のため」に働く人だと、仕事自体を嫌々やっている可能性があるからです。嫌々している人と、好きでやっている人。あなたがお客様ならどちらのサービスを受けたいですか?こうした理由から、「お金のため」という理由が嫌われがちになっているということ。ところが、そうした発想を超えた例もあります。

コストコの例が語る「賃金UP」のメリット

コストコでは賃金を上げた結果、従業員のサービスは向上し、退職者は激減し、積極的に働く授業員が増えたといいます。

退職者が減れば、新たに雇用したり、研修したりする必要がなくなるので、大幅なコスト削減が可能。低賃金では、いい人が集まってこなかったのに、賃金をあげることで、質の高い人が応募してくれるようになったといいます。これは面白い実験ですね。

Twitterで見つけた話にも面白いものがありましたのでご紹介します。

「時間に厳しい日本の会社は1分でも遅刻は許さないのにどうして残業をさせるのか」「なぜ経営者は定時退社を当たり前とする人事配置や管理職教育が出来ないのか」「お金を払えばこそ、相応の質の仕事が得られるのが当たり前」「遅刻が叱られる対象になるなら残業もでしょ」という発想は面白いです。

残業が「5分くらいサービス残業」という発想なら、「遅刻も5分くらいいいでしょ」となるのは、言われてみればそうですよね。また、残業しなくても仕事が回るように人材を配置する、教育するというのは、会社側の責任ですね。そして、お金を払えばこそ「質の高い」サービスが受けられることが重要。言い方を変えたところで、ある程度「お金のため」であることは事実なんですね。

お金のために仕事をすることでうまくいかないこともある

それでも、お金のために仕事をしている人は、すぐに職を変えてしまったり、身体を壊してしまったり、仕事を「ストレス」に感じていることも事実です。

仕事自体にやりがいを感じて好きで仕事をしている人に比べると、「お金のため」に仕事をしている人はどうしても「ストレス」を抱きがちです。

これには、「仕事が嫌い」という理由以外に、「お金のためにやっているのに、満足いく賃金をもらっていない」ことが言えるでしょう。

仕事自体に「やりがい」を感じて「好き」で仕事をしている人は、多少賃金が少なくても我慢できますし、好きな仕事をしている人はその分野で成功し十分な収入を得ている人も多いといえます。

お金のために仕事をする人の中には、「お金のためにやってるから、仕事の内容はどうでもいい」という人もいるので、仕事の質が落ちる傾向があり、そうすると賃金はさらに減ってしまいます。

お金のためにする仕事も、楽しいからする仕事も、本質は同じ

ただ、これは本当はおかしな話なんですね。やりがいを「仕事」自体に感じているのか、「お金」に感じているのかの違いでしかありませんから、「お金のために」もっと質の高い仕事をするべきなんです。

お金のためでもいいから、質の高い仕事をしましょうってことです。そして、本当に嫌がられるべきなのは「楽したい」「できるだけサボりたい」「質の悪い仕事でもたくさん給料が欲しい」という人。「お金のために仕事をしています」というと、こういう人と誤解されるんでしょうね。

お金のために仕事をしていても、好きだから仕事をしていても、「質の高い仕事をする」ことが重要。こうすることで、いずれ認められ、必ず賃金は上がります。望んでいた「お金」がもっとたくさん手に入るのです。

まとめ

高須クリニックの高須院長は「仕事は面白いからやる」とおしゃっています。さらに「頑張ったら給料があがるシステムが一番」とも。これは本当に大切なことですね。質の高い仕事をすればするほどたくさんお給料がもらえる。こうすれば、「質の高い仕事をしよう」という人も増えるはず。これがコストコの例ですね。

「サボってる人も、頑張ってる人も1年目はみんな900円から」では、ちょっとがっかりしてしまいます。ましてや「お金のために」仕事をしているならなおさらですよね。お金のために仕事をすることは、悪いことではありません。お金を稼ぐことで、もっと幸せな生活ができます。大切な人にプレゼントできる機会も増えます。旅行や映画に出かけて、豊かな心を磨く経験もできます。寄付をして困っている人を助けることもできます。お金を稼ぐということは、「悪いことではない」のです。

あとは、どんな仕事なら、質の高い仕事ができるかどうか。どんな仕事なら、たくさんお金がもらえて、自分が輝く仕事ができるかどうかです。満足のいく賃金なら、嫌な仕事も仕方がないかもしれません。

それでも質の高い仕事を心がけてください。満足のいかない賃金なら、嫌な仕事は辞めましょう。それは、誰も幸せではないからです。嫌々している自分も不幸。賃金も少なくてもっと不幸。嫌々接客されているお客様も不幸。給料を出す方も不幸。こんな悪循環ないですよ。自分が輝けて幸せ。お金がたくさんもらえてもっと幸せ。質の高いサービスを受けられてお客様も幸せ。儲かって給料出す方も幸せ。どうせ働くならこうなりたいものですね。

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