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出世したくない人あるある6選!そもそも出世するメリットって何?

あなたの部下や周りの人が、「出世したくない」と言ってはいませんか?昔であれば出世する為に死にもの狂いで頑張って仕事をしていた人が多くいましたが、現在では出世したくないと思う人が増えてきているのが現状です。

出世するということは責任がそれだけかかるので、責任逃れする為に「出世をしたくない」と思われがちですが実はそれだけが理由ではないのです。その理由は様々ありますが、昔と比べてみると若者の考え方が変わり、いざ出世した後の待遇が悪くなっているのも関係しています。

そこで今回は若者が「出世をしたくない」と言う時の考えられる理由や、出世しなかった場合の恐ろしいリスクなどをお伝えしていきます。

もくじ

若者が出世をしたくないと言ってきた時に考えられる理由は?

私もそうですが一昔前なら、「社長を目指す」「人を使う立場になりたい」「部長や役員になりたい」など具体的な目標を決めて、出世する為に仕事を頑張っていましたよね?しかし最近の20代~30代の若者は「出世をしたくない」と思う人が増えてきているのが現状です。

ですが若者の中にもデータによれば出世をしたいと思っている人は約4割いますが、やはり出世をしたくないと思っている人の方が多いです。なぜそんなに出世をしたくない症候群の若者が増えてきているのでしょうか?

こちらではそんな若者が出世をしたくないと思われてしまう、考えられる理由について紹介していきます。

出世をしても給料が下がるだけだから出世をしたくない

仕事で出世をしたくない一つ目の理由は、出世をしても給料が下がるからです。出世をすると給料が上がるイメージがありますが、給料が上がると思いきや下がるケースも実際にあります。

ですが基本的に出世をすると給料は上がります。しかし出世するとそれだけ残業代が出ないこともあります。いくら残業しても残業代が出ないということは、出世する前の方が逆に給料が高い場合もあるんです。

出世して仕事量やその責任には増えるのに、その対価として給料が下がるということは何のメリットもないということです。そんな理由から出世をするより、しない方が良いという人が増えてきています。

人間関係のリスクを背負ってまで出世したいと思わない

仕事をするうえで、人とコミュニケーションをすることも大切ですが、しかし人間にも様々な性格がいて「うるさい人」「良く話す人」「静かな人」など色々な人が世の中にはいます。そんな人との人間関係は出世するごとに、多くなりそのリスクを背負ってまで出世したいとは思わないのも一つの理由です。

私も実際に経験したことがありますが人間関係はとても難しいもので、仕事よりも苦労することがあります。またそんな人間関係から周りへの闘争心が低くなり、出世しても給料が上がらないとなると、結果的に出世へのモチベーションも下がってしまいます。

また人間関係がストレスとなり、それが原因で体を壊してしまう人も実際にいます。出世するということは、自分に部下はできますが、自分の上の上司ともうまく関係を作らなければいけなくなります。そうした上司と部下の板挟みのストレスに耐えられない事も、出世したくないという理由です。

出世すると自分の時間が無くなってしまうから出世したくない

最近の若者は仕事の意欲より、プライベートな自分の時間を大切にする傾向があります。「プライベートを楽しみたい」「決められた時間に帰りたい」「残業をしたくない」「休日出勤はしたくない」などと思っている人が増えてきているんです。

確かに出世してしまえば自分の時間より、仕事量や責任問題、残業時間が増えてしまうことから出世をしたくないという人が増えてきています。「出世=会社に縛られる」よりかは、プライベート中心に人生設計を立てている若者が増えることが理由で、結果的に出世願望は薄くなってしまいます。

出世をすると責任量が多くなるから出世したくない

出世すると平社員の時よりも、必然的に責任量が多くなることから出世をしたくない理由もあります。出世して何らかの役職になると、自分の仕事だけでなく部下の責任まで背負わなければいけないので、それだけの責任感がないと務まらないからです。

「自分にそんな責任は抱えられない」「責任を抱えるだけの力量はない」と言う人も中にはいます。そんな責任を増やしてまで、仕事に人生をかけたくないという意見もあります。先ほどもお伝えしましたが、責任量が増えるだけで、それに見合う給料も貰えないとなれば、出世したくないと思われる気持ちも分かりますよね?

出世して上司になるより平社員の実務の方が楽しいから

一度出世してしまうと平社員の時にしていた実務ができなくなり、書類をまとめたり確認する事が多くなります。そんな書類とにらめっこするよりは、平社員の実務のほうがやりがいがあって楽しいと思っている人も多いです。

出世するとその仕事の楽しさがなくなるという不安から、若者が出世したくない理由です。出世したくない理由は給料や責任問題、人間関係、時間が大切など様々な自分の問題理由から出世したくないと思われる人もいるのですが、中にはこのように仕事にやりがいがあって楽しい事が理由で出世したくないと思う人も実際にいます。

上司になって部下の育成をしたくないから出世したくない

若者が出世をしたくない理由には、もし自分が上司になった時に部下の育成をしたくないから出世を望まない人もいます。平社員の時は先輩社員に仕事を教わったりすることができますが、それができなくなるだけでなく逆に部下に教えて育てなければいけなくなります。

部下を育成する経験もないですし、何より自分が教えた事が部下の成果になるので、責任が重くのしかかってくることから育成はしたくないと思われがちです。またコミュニケーション能力も必要となってきて、自分にそんな自信がない人にとっては出世をしたくないと考えてしまいます。

出世したくないと考えているあなたは恐ろしいリスクを抱えることも?

若者が出世をしたくない理由は、「給料の責任問題」「人間関係」「プライベートの時間が大切」「今の仕事へのやる気」「部下の育成」など様々な理由があります。しかし出世をしなかった事で、恐ろしいリスクを抱えることもあるんです。

あなたは将来の事をきちんと考えて、出世をしたくないと思ってしますか?出世をせずに今までと同じ条件で、これからも働き続けていると思いもよらないことが起こるかもしれませんよ?

今はまだ大丈夫と思っているかもしれませんが、歳を重ねていくうちに「出世しとけばよかった」と思う前に、こちらでは出世しなかった事で抱えてしまう恐ろしいリスクをお伝えしていきます。

歳をとっても平社員でいればリストラ対象にされてしまうかもしれない

出世したくないと思いそのまま歳をとっても平社員でいると、リストラ対象にされてしまう恐れがあります。いつまでも出世しないで歳をとってしまえば、会社から仕事ができないと思われてしまい、リストラの対象になってしまうのです。

また歳をとっても平社員のままでいると、あなたの上司が年下になる可能性もあり、人間関係がもっと面倒になる恐れもあります。このようにリストラの恐れだけでなく、出世したくないと思う事から年下が上司になってしまい、より人間関係のリスクを背負ってしまう可能性もあるのです。

出世しないで平社員でいると仕事の実務が厳しくなる

平社員から出世し上司になると、部下が現場で行った書類をまとめたり確認する作業をこなすことができます。ですが、出世しないでそのまま歳をとると、現場での仕事の実務が厳しくなってしまいます。

20代や30代であれば現場での仕事も難なくこなすことができるかもしれませんが、40代や50代でも同じように仕事をするのが難しくなります。またそんな実務が厳しくなる事で、使えない対象とされリストラの危険性も出てきてしまいます。

出世をしないことで自分の居場所が会社になくなってしまう

若いうちであれば出世をしなくても、現場での仕事などで自分の居場所を作ることができます。ですが40代50代まで平社員のままだと、自分の居場所が会社になくなってしまう恐れがあります。

会社にリストラがなかったとしても、周囲から厳しい目で見られる可能性があるんです。また40代50代になれば、出世していない人としている人では年収に大きな差が出てきます。あなたが出世をせずにそのままの年収でいた時に、他の同年代の社員が出世して、はるかにいい年収をもらっていると知るとどう思いますか?

たとえ年収がいい所に行くために転職活動をしたとしても、歳も関係あるかもしれませんが出世した実績や優れたスキルがないと、今よりいい会社への転職は厳しくなってきます。

出世をしたくないと思っていても平社員から上司になるメリットはあるの?

先ほどお伝えしてきた出世をしたくない理由を考えると、出世には何のメリットはないと思われがちですが、実は平社員から上司になるメリットもあります。出世すると残業が増えたりプライベートの時間がなくなるといったデメリットもあるのですが、出世をすることでこれからのあなたの人生が良い方向に変わるかもしれませんよ。

こちらではそんな出世するメリットについて紹介していきますので、出世をしたくないと思っているあなたは一度デメリットのことだけでなく、メリットについてもよく考えてみましょう。

出世すると色々な手当てがついて給料が大幅にあがる

先ほど出世をしたくない理由で、出世しても給料が下がってしまう為、出世したくない人が増えてきているとお伝えしてきました。しかし出世をして役職などにつくと、色々な手当てがついて、給料が大幅に上がることもあります。

残業が増えてしまう事もありますが、役職手当や役職報酬が加算され、平社員の時より給料が大幅に上がるメリットがあるのです。

部長や課長などに出世すると会社内の地位や、社会的地位があがり信用が得られる

あなたがもし部長や課長などに出世すると、当然会社内の地位が上がり周りからの信用を得やすくなります。それだけでなくそのような肩書がつくと、社会的な地位もあがり、車や家などの高額な買い物をしたい時に、平社員のときよりも信頼度が変わってきます。

平社員の時に組めなかったローンも、出世して部長や課長などの肩書がつくだけで信用を得られやすくなり、高額な買い物のローンも組みやすくなることもあります。また会社内でも地位があがれば、リストラの対象にもなりにくくなるので出世した方がいいのです。

出世するとキャリアに繋がり、転職したい時でも役に立つ

出世をせずに平社員のままでいると、あまりキャリアには結びつきませんが、出世をして部長や課長などの肩書がつくとキャリアにも繋がり、転職したい時でも役に立つメリットもあります。また出世をすることで、組織内を自分で動かせることもできるので、嫌いだった上司にいいように使われることもなくなります。

たしかに仕事量は増えてしまうかもしれませんが、出世をすればするほどあなた自身のキャリアに繋がるのです。今は平社員のままでいいと思っていても、何らかの理由で会社を辞めて転職を考えた時に、出世していると出世していないのでは、当然出世しておいたほうがいいのです。

まとめ

出世したくないと思う理由は、「給料の責任問題」「人間関係」「プライベートの時間が大切」「今の仕事へのやる気」「部下の育成」などありましたよね?その出世したくない気持ちは分かりますが、出世をしないとリストラ対象になったり、会社に自分の居場所がなくなるというリスクも背負わなければいけなくなります。

昔とは違い出世しても多くのデメリットがある為、昇進を断る人が増えてきているのが現状ですが、最終的に出世は自分のキャリアにも結びつくはずです。あなたの人生はあなたのものですが、歳をとっても平社員でいるということは、それだけ自分にリスクを背負わせているのです。

今は出世しなくてもいいと思っていても、最後にはあなた自身に降りかかるリスクも十分に理解しておくことが大切です。確かに出世しても良い事ばかりではありませんが、出世して上司になると今までとは違う世界が広がり、違う道を見つけ出すこともできるかもしれませんよ?

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