職場の悩み

もう嫌だ!人付き合いに疲れた人が持つべき“5つ”の考え方とは?

仕事をしていると、人付き合いの難しさを感じることがあるでしょう。人間関係とは難しいもので、相手によって距離の取り方や対応の仕方などが異なるため、「人付き合いをどうすればいいのか?」と悩む方もいるのではないでしょうか?

事実、人との付き合いに疲れやストレスを感じ、職場の人間関係に悩みを持つ方は少なくありません。

人付き合いが上手くいかない原因と聞くと、「相手との相性が悪いから」と考えがちですが、原因はそれだけではありません。場合によっては、“あなたの考え方”に原因がある場合もあります。

そこで今回は、人付き合いに疲れやすい人の特徴と、解決するための考え方について紹介していきます。

もくじ

めんどくさい…人付き合いに疲れやすい人の特徴とは?

人付き合いというと、人と人の間でのことなので「相手との相性が大切」と考えがちですが、実はあなた自身の考え方に原因があるケースも少なくはありません。

あなた自身に悪気がなくても、あなたの考え方が原因で人間関係が悪化しているのであれば、「考え方を治したい」と感じる方もいると思います。

ここでは、人間関係に疲れやすい人の特徴について見ていきます。もし心当たりがあれば、人に対する考え方について見直すべきかもしれません。

八方美人!関わるすべての人から良く見られたい

いわゆる“八方美人”である人は、人付き合いに疲れて人間関係にストレスや悩みを抱えてしまう傾向にあります。あなたは、八方美人という言葉に心当たりはないでしょうか?

八方美人の人は、仕事で関わるすべての人から良い評価を得ようとしてしまいます。当たり前ですが、すべての人から良い評価を得ようとすれば、いずれあなたが疲れてしまいます。職場の人から良い評価を得ようとするあまりに、仕事における本来の目的を見失ってしまう人も少なくはありません。

特に職場においては、社内や取引先などの多くの人から評価される機会があります。すべての人から評価されようと働けば、あなたは疲れ切ってしまうでしょう。

また、なかには八方美人を嫌う人は少なくありません。あなたは良かれと思って続けていることも、相手からしたら逆効果になる可能性もあるのです。

断れない…周囲の嫌なもの・人を受け入れてしまう

八方美人と近いものですが、周囲の嫌いなことや人を避けられない人は、人付き合いに疲れやすいと言えるでしょう。厳しい言い方ですが、「断れない」は優しさとは違うもの。人から嫌われるのが恐いあまりに、自分を犠牲にしてしまっているのです。

嫌なことや人に近づけば、ストレスが溜まって疲れてしまうのは当然のこと。人間関係において、自分の苦手な人と上手な距離で付き合うことは重要になります。難しいことですが、できる限り嫌なことから自分と遠ざけつつ上手く立ち回る必要があるでしょう。

人のことばかりではなく、時には自分自身の幸せや楽しいことを優先するのは大切なことです。「人付き合いに疲れた」と感じたら、あらためて“自分の幸せ”について考えてみてください。

人付き合いに疲れた人が持つべき“5つ”の考え方とは?

先ほど、人付き合いに疲れやすい人には特徴があるとお伝えしました。人との相性云々ではなく、あなた自身の考え方がストレスや悩みを生んでいるケースもあるのです。

逆に言うと、あなたの考え方をうまく変えていければ人間関係が改善される可能性が高いということ。自分自身の考え方と向き合いつつ、改善していければ問題ありません。

ここからは、人付き合いに疲れた人が持つべき考え方を”5つ”紹介していきます。心当たりがある方は、ぜひ試してみてください。

脱八方美人!すべての人に好かれようとはしない

冒頭でもお話しした通り、八方美人は人付き合いに疲れてしまう原因となります。八方美人に心当たりがある方は、できる限り考え方を変えるようにしましょう。

八方美人である人は、相手の考えや視点に目を向けて行動を取ってしまいます。「相手はどう思うか?」が行動の基準になっているため、自分の幸せや楽しいことが自然と遠ざかってしまうのです。

そうなれば、人付き合いに疲れてしまうのも当然です。そもそも、すべての人に好かれるのはほぼ不可能なこと。どれだけ人に好かれようと努力していても、あなたを嫌う人は必ず出てきます。

まずは、相手ではなく“自分”に視点や評価を向けるように心がけてください。「自分はどう思うか?」も考えることで、あなたの人間関係をスッキリさせられるはずです。

「2:6:2の法則」どうしても上手くいかない人がいる

あなたは、『2:6:2の法則』という法則をご存知でしょうか?『2:6:2の法則』とは、多くの事象に当てはめられる法則で人間関係においても当てはまる法則です。

人間関係において言うと、

  • あなたのことを好きな人=2割
  • 好き嫌いどちらにも転ぶ人=6割
  • あなたのことが嫌いな人=2割先ほどの“八方美人”と共通する部分がありますが、残念ながらあなたのことを嫌う人は必ずいるのです。その“どうしても気が合わない人”に対して好かれようとするのは、ハッキリ言って時間の無駄でしょう。
  • というように言えます。これは、あなたがどう行動したところで変わらないこと。つまり、あなたが何をしても気が合わない人が“2割”はいることになります。

「No」と言う勇気!嫌なことは受け入れずに断る

あなたは、嫌なことに対して「No」と断れているでしょうか?もちろん、仕事をしていると断れないことは数多くあるでしょう。しかし、すべてを受け入れる“イエスマン”になっていては人付き合いに疲れてしまいます。

くり返しになりますが、あなたがどれだけ頑張っていても気の合わない人が少なからずいます。相手の気持ちを尊重しようとするあまりに、自分を押し殺してはいけません。

もちろん、相手の気持ちを尊重できるというのは大切なことで、あなたにとっては才能と言っていい部分でしょう。しかし、何事もやりすぎは禁物で、自分が疲弊してしまっては元も子もありません。

「断れない」と悩む人は、

  • 本当にしなければいけないことか?
  • 自分にとってどんなデメリットがあるか?
  • 相手は自分にとって必要な人か?
  • などを考え直したうえで、ハッキリと自分の気持ちを伝えるようにしましょう。

嫌な人とはできる限り関わらない!自分から距離を置く

冒頭でもお伝えした通り、嫌なことや人と関われば、ストレスや不満を感じるのは当然のこと。できる限り、嫌なことや人から自分を遠ざけるべきです。

嫌なことや人と距離を取れない人は、「相手の気持ちを尊重しすぎている」傾向にあります。もちろん相手の気持ちを考えることは大切ですが、あなた自身の気持ちや考えをもう少し大切にしてあげましょう。

嫌な人と関わらないためには、できる限りあなたの“役割”に徹して事務的に対応することがおすすめです。無理に会話を広げようとする必要はありませんし、好かれる必要もありません。

できる限り接触を避け、人付き合いにストレスを感じないように立ち回りましょう。これを続けていけば、相手が少しずつ離れていくはずです。

自分の時間も大切!1人になれる時間を確保する

仕事を朝から夜までしていると、1人でゆっくりする時間が減ってしまうでしょう。それによって、人付き合いにストレスを感じて疲れてしまうケースもあるようです。

世の中には、内向型と外向型の2種類の人が存在しています(人と関わることが苦手な人と好きな人のこと)。外向型の人はいいですが、もしあなたが内向型の人であれば、1人の時間がないと疲れてしまいます。

あなたは、1人になれる時間は確保できているでしょうか?もしあなたが内向型の傾向がある人で、1人の時間が取れていなければ時間を作るように心がけましょう。

  • 仕事を早く終わらせて帰る
  • 昼休憩の時間に1人になる
  • 飲み会などの誘いを断る
  • など、1人でゆっくりできる時間を確保するようにしましょう。なかには少し勇気がいる行動もありますが、あなた自身が疲れないためにも意識してみてください。

自分に正直に生きよう!疲れたときこそシンプルに

ここまで、人付き合いに疲れてしまった人ができる考え方を紹介しました。ひと言でまとめるとすれば、「自分に正直に、シンプルな考え方をする」ということです。

人付き合いに疲れてしまう人は人間関係を複雑に考えてしまい、ひとりでストレスや不満を抱えてしまいます。相手の気持ちを優先しすぎて、自分自身の気持ちを軽視してしまう人が少なくありません。そうなれば、人付き合いに疲れてしまうのは当然でしょう。

世の中には、どうしても相性が合わない人や意地の悪い人がいます。そういった相手に好かれようと努力していては、あなたにとってメリットはありません。そこは気持ちを切り替えて、シンプルに自分の好きな相手と深く関わるように心がけましょう。

まとめ

職場の人付き合いに疲れてしまうと、いくら仕事が楽しくても嫌になってしまうでしょう。人間関係の悩みはストレスの原因となりますので、できる限り早く解決したいところです。

人間関係に悩んでいる方は、一度自分の考え方を見直してみることをおすすめします。ポイントは、「自分に正直に、シンプルに考えること」です。相手のことを考えすぎずに、あなた自身の気持ちや考えともう一度向き合うようにしましょう。

もしかすると、あなたのことを嫌う人が出てくるかもしれません。しかし、それを乗り越えない限りは人付き合いに疲れてしまうことになります。正直、最初は難しいかもしれませんが、まずは簡単なことからでもいいので少しずつ意識を変えていきましょう。

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