皆さんは普段、お仕事をする時にどんな髪型をされていますか?
もちろん、職種や業種によって様々あるでしょう。美容師であれば個性的に、営業であれば爽やかに、医療職であれば清潔感を出して、などなど例を挙げればキリがありません。
そんな中で、今回はいわゆるサラリーマン(会社勤め)の方を対象として的を絞り、サラリーマンの転職活動時にはどんな髪型にしたら好印象か?と言う点を要点と共にご紹介していきます。
サラリーマンでもやはり職種によっては髪型も変わってくるところ。それならば万人受けしやすい髪型を身につけてしまいましょう!
身だしなみを一番気にする転職時ですから、失敗のないようにひとつひとつ丁寧に要点を抑えることが大切です。
身だしなみ(見た目)は初めて顔を合わせる相手への第一印象へと繋がります。
第一印象は合否に関わらず、後々に影響が出てくる場合が多いですので、しっかりと学んでいきましょう。
もくじ
男性と女性の髪型でも印象は変わる?
男性と女性でも印象は大きく変わります。例えば、男性と女性とで性別は異なりますが、全く同じ髪型をしていたら皆さんはどう思いますか?
男性のセミロング、女性のベリーショート。テレビの世界ではそれなりに見かけることもあるかもしれませんが、ビジネスの場ではタブーとされます。
その理由は分かりますか?
「ビジネスにふさわしくない」からです。
ビジネスにふさわしい髪型や髪色とはどんなものか、一概に言えれば苦労はしませんが、なるべく万人受けする“無難”な髪型をお教えします。
企業や業種などに合わせるのもひとつの手段
そんな髪型ひとつでも、やはり基準が分からないことには悩んでしまいますよね?大丈夫です、自分で基準となる点を作ってしまえば良いのです。
まず基準にしやすいのは、企業や業種、職種に合わせること。これが一番分かりやすく、そして相手企業にも好印象を持たれる基準でしょう。
「私は貴社の色に染まる覚悟です」そんな心意気も見えてきそうです。
ご自身で頭の中に想像している「ビジネスの場」が様々あると思いますが、都会の高層ビルが立ち並ぶ場面でのビジネスマンやビジネスウーマンを思い浮かべてみてください。
男性は程よい短髪、女性は長くとも結んでいる姿。それらは決して個性を出して行なっているのではありません。すべて「ビジネスにふさわしい」髪型として行なっているものです。
テレビを見ていても、ビジネスマンやビジネスウーマンが出てくるドラマでは、仕事終わりに髪型を崩すなどON/OFFがしっかりとなされている描写が多いですよね。
髪色はマナーの範囲、染め直したことを感じさせない色
基準が分かれば次は髪色です。ハッキリ言って、一番受け入れられる万人受けする色は地毛の色です。言わずとも分かっている方のほうが多いでしょう。
しかし、現職業柄やその他の都合上、地毛ではない色をしている人も多いはずです。そんな時は暗い色に染め直すのが一般常識でのマナーです。
極端に明るい色での転職活動は、それだけでも第一印象は悪くなり、落とされる可能性も大きくなります。
ワンポイントアドバイスとして、髪色を染め直す時には「染め直しました」ということが伝わりにくい、自然な色に染め直すことです。
個人的にも経験のある話なのですが、面接のために黒染めを美容院でしてもらったところ、予想以上に「真っ黒」「漆黒」な色に染まってしまい、あからさますぎる色に自分でも驚いたくらいです。
逆に、自然な色であれば少々茶色がかっていても問題ない場合もあります。
地毛を既に染めてしまっていて、染め直しが必要な方は注意してくださいね。
髪型が与える印象の差と髪型でのマナーは?
印象の差は歴然です。と言いたいところですが、これでは何も伝わらないのでいくつかポイントをお伝えしていきます。
先程の髪色でもそうでしたが、全く同じスーツを着た、長髪で金髪の男性と短髪で黒髪の男性を想像してみてください。
髪型しか変わりませんが、印象が全く違いますよね。日本人なのですから、日本人の地毛もしくは地毛に近い色がマナーとなります。
豆知識ですが、これはお葬式や法事の時にも同じことがいえます。ビジネスマナーでもありますが、一般的なマナーとしても使われているんです。
ですから、転職時だけに限らず覚えておくと良いでしょう。
髪の長さに関わらず印象を変えるのは前髪
そんな髪型のマナーで、特に印象を変えるのは前髪です。
男性はさほど気にする部分ではないかも知れませんが、女性は特に前髪に気をつけてください。
注意すべきポイントとしては、
- 目にかからない長さに揃える
- 長い場合は横分けにしてヘアピンで留める
基本的にはこのふたつになりますが、おでこを少しでも見せることによって前髪による印象も変わってきます。
ただし、いくらおでこを見せるためといっても、ファッション性のある前髪を上にあげてヘアピンで留めるのはビジネスにふさわしいとは言えません。
また、前髪が重すぎても暗い印象になりがちです。
髪の量が多い方は、後ろの髪だけでなく前髪も梳いてもらうと良いでしょう。
男性はおでこが見えていて当然でしょうから、問題ありませんね。
注意すべきポイントは、短いと寝癖がつきやすいため、そのまま放置せずにきちんと鏡を見て直すことです。
好印象を与えるためには顔の輪郭を見せること
前髪でも目にかからない程度とお伝えしましたが、好印象を与えるための全体的な髪型としては、男性女性問わずに顔にかからない程度のまとめ方をすることです。
女性は横髪も耳にかけるなどして顔の輪郭をハッキリと見せることです。男性は注意していなくても自然と顔の輪郭は見えていることが多いでしょう。女性で一番難しいのは、後ろでひとつに結べるか結べないか、微妙な長さの時です。
個人的な意見としては、無理やり結んで残りはヘアピンで留めてしまうのが無難かと思います。
後ろで結べない長さの髪型も難しいですが、顔の輪郭を出すことを意識していれば問題ないでしょう。
何よりもポイントは「顔の輪郭が見える」ことです。これだけで相手へ与える印象は変わりますので、是非鏡で練習してみてください。
面接直前は手鏡よりもトイレで全体をチェックしよう
面接直前になると、待機室や待機用の椅子に座ったまま、手鏡でチェックすることもあると思いますが、なるべくなら行ける時にトイレへ行き、髪型全体をチェックしておきましょう。
それによって、肩についたゴミやホコリを払ったり、面接に来るまでの間に崩れてしまっている部分もあったり、そんな上半身を全体像で見ることができます。
大きな鏡を持ち歩くのは大変なので、ここはトイレを借りて大きな鏡で見てみることをおすすめします。
細かなところまでチェックしたい方は、トイレで手鏡を取り出してチェックすると良いでしょう。
トイレは元々プライベートルームですから、人に見られずチェックすることができるのもポイントのひとつです。
ついでですので、スーツの乱れやネクタイの曲がりなど、服装チェックも一緒に行なってしまうと尚良いでしょう。
転職面接の時には何故、髪型が重要なのか?
先程も述べたように、髪型は身だしなみのひとつであり、見た目は初めて会う相手への第一印象になります。
第一印象は合否にも関わりますし、髪型だけ見ても普段その人がどんな人であるか分かってしまう部分もあるんです。
整髪料を使うか使わないかでも分かりますし、清潔感は髪から出てくるフケの有無によって分かることもあります。そうすると今度はその人の生活まで見えてくると思いませんか?
想像力が豊かな人事担当の方なら、髪型ひとつでそこまで見て判断材料のひとつにしています。
「そんな人事担当は珍しい」と思った方はいませんか?
そんなことはありません。むしろそこまで見ることができる人間だからこそ、人事を担当しているとも言えるのです。
面接で人間性をアピールする前に察知されないよう、しっかりとした髪型で臨みましょう。
清潔感や身だしなみチェックの要因となる
面接時ではもちろん、身だしなみチェックは行なわれています。
どんなに仕事ができるアピールを行なったところで、その他の部分で減点されていては受かるものも受からなくなってしまいます。
身だしなみは一番手頃に行なえる最初のチェック項目です。清潔感はマナーとしてよりもエチケットとして大切な部分です。
髪型であれ、化粧であれ、服装であれ、靴であれ、何でも清潔に見せられるようにしておくことが先決です。
髪型が与える相手への印象は絶大
髪型が与える相手への印象はどれくらいのものか?これは今までにお伝えしてきた内容からでも十分に読み取れたかと思いますが、色だけでなく髪型(形)でも大きく印象を変えてしまうことを覚えておいてください。
寝癖を直すことは一般常識として当然なことのようにも思えますが、直したつもりが直せていなかった、そんな人も時々見かけるものです。そして整髪料を使うときにも、つけすぎには注意してください。
髪型はあくまでも「自然であること」が重要なのです。ある意味、服装よりも髪型のほうが目に付くこともあるかもしれません。
髪型が与える相手への印象は絶大である、ということをくれぐれもお忘れなく。面接前に美容院に行って整えてもらうのが一番の近道かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで髪型に焦点をあててじっくりとご紹介してきましたが、髪型は男性でも女性でも悩むポイントのひとつです。3人に1人は悩む部分だと言っても過言ではないでしょう。
服装に同じく、髪型もパッと見て一瞬で分かる第一印象の判断材料になります。万人受けする髪型は転職時の年齢にもよりますが、「整えている」「気を遣っている」とアピールすることも大事です。
いくら癖のない髪質で寝癖直しが必要ない方でも、きちんと整えて面接に臨んでください。
現職業がどんな業種であっても、面接に臨む時には次の企業のことを考えて、しっかりとその企業に合った身だしなみにしましょう。
これも立派な面接内容のひとつになりますので、覚えておいてくださいね。