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手書きとパソコンどちらで作る?職務経歴書の作成ポイント6つ

転職活動において職務経歴書は採用担当者へ自分の能力をわかりやすくアピールする大切な書類です。自分の実務能力や経験を自由に伝えることができ、業種によって書く内容が大きく異なるので、特に決まったフォーマットはありません。

職務経歴書は最初の書類選考で自分の経験と能力を伝える顔となり、一次選考を通過した後も面接で質問するための資料として最後まで扱われます。採用担当者に評価されるのは、手書きとパソコンのどちらで作成した職務経歴書でしょうか。

もくじ

職務経歴書の基本はパソコンで作成

職務経歴書の作成方法はパソコンと手書き、どちらでも問題ありません。しかし最近ではパソコンで作成する人が増えてきました。昔は履歴書と同じように職務経歴書を文具店などで購入して手書きで作成していましたが、パソコンが普及してずいぶん経つ現在では職務経歴書をパソコンで作成することが主流になりつつあります。

とはいえ、個人でパソコンを所有していない場合やどうしてもパソコンに不慣れな場合は気にせず手書きで職務経歴書を作成しましょう。企業によっては専用の職務経歴書を配っていたり手書きを好む場合もあります。大切なのは採用担当者が読みやすい職務経歴書を作ることなんです。

職務経歴書をパソコンで作成する多くのメリット

職務経歴書をパソコンで作成するのが主流になってきているのはメリットがたくさんあるからです。まず第一に、字を書くことが苦手な人でも読みやすい字の職務経歴書を作成できます。そして職務経歴書を作成しただけで簡単なパソコン作業をこなせるというアピールになります。また、修正が簡単なので作成に時間がかからないのもメリットです。

何より、手書きの職務経歴書はコピーではなく原本を送らなければなりませんがパソコンなら何度でも同じものをプリントアウトして使用できます。パソコンは持っているけどプリンターがないという人はデータを作成してコンビニのネットプリントを利用しましょう。

職務経歴書は自分の得意なソフトで作ろう

パソコンで職務経歴書を作成する際に使用するソフトは特に決まりがありません。WordとExcel、得意なほうで作りましょう。どちらで作成してもプリントアウトすれば見た目は変わりませんし、メールに添付する場合もPDFに変換するのが一般的です。

WordもExcelも同じくらい使えるのであれば印刷しやすいWordをお勧めします。Excelは不慣れだとセルに隠れて文章がうまく印刷できないなどトラブルが起こりやすいからです。また、PowerPointは印刷枚数が増えやすいので会社側からの求めがない限りはお勧めしません。なにより悪目立ちしてしまう可能性もあります。

手書きの職務経歴書にも見逃せないメリットがある

先にパソコンで作成した職務経歴書の良さを書きましたが、手書きの職務経歴書にも見逃せないメリットがあります。手書きの職務経歴書は文字に人柄が出て、作成に時間がかかるぶん真面目さや実直さのアピールにもなります。達筆な人はあえて手書きにすることで人目をひく職務経歴書になり、自分の特技をアピールすることができます。

手書きの職務経歴書はインターネットに求人を載せない企業や、求人票に人柄を重視すると記載している企業に好まれる傾向があります。パソコンのスキルは職務経歴書の中に記載することができるので、手書きの職務経歴書を見て自分の人柄を感じ取ってもらうのも大切なことです。

ペンにこだわって職務経歴書を美しく仕上げよう

職務経歴書を手書きで作成する際には、使用するペンにこだわりましょう。といっても、高級な万年筆を準備しろというわけではありません。職務経歴書は履歴書と同じく企業へ送る大切な書類なので、シャープペンシルや消せるボールペンは避けましょう。

万が一職務経歴書が水にぬれても字が滲まないよう、耐水性インクのペンを使用しましょう。特にゲルインクのボールペンはインクが濃いうえに水に強く、書き心地がなめらかなので美しい字を書くことができます。インクの色は必ず黒にして、ペン先は細いものを避けて0.5ミリか0.7ミリのものにしましょう。

職務経歴書を手書きで作成する時の注意点

手書きの文字には人柄が表れます。なので丁寧に書くことはもちろん、字の大きさにも注意しましょう。枠に対して小さな字を書いてしまっては、萎縮しているような弱々しさを感じてしまいます。

そしてなにより、じっくり時間をかけて作成しましょう。焦りや疲れで文字が崩れたり書き間違えてしまったら大変です。誤字脱字のある職務経歴書は選考結果に大きく影響します。職務経歴書はシャープペンシルや消せるボールペンが使用不可なのと同じように、修正ペンも使用不可です。二重線と訂正印も訂正方法としては間違っていませんが、マイナス印象になるので避けましょう。

まとめ

昔は職務経歴書はすべて手書きで作成されていましたが、現在ではパソコンが主流になりつつあります。職務経歴書は履歴書と同じく一番最初に自分の能力と経験を伝える顔のようなものなので、まずは採用担当者に読みやすいと感じてもらえる職務経歴書になることを心がけましょう。それさえ気をつければ、パソコンでも手書きでも大丈夫です。

パソコンと手書きの職務経歴書にはそれぞれにメリットデメリットがあるので、それを踏まえたうえで自分の満足のいくものを作成できるのはどちらなのか、応募企業の社風はどちらを好むのかを意識して選んでみましょう。

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