転職

転職の書類選考で担当者に見られるポイントと落ちた時の心の保ち方

内定を取るためには、まず書類選考を突破する必要があります。

新卒の就職活動と比べ、転職活動の現場ではより一層書類を吟味されます。

どんなに人柄や経歴が素晴らしい人でも、書類の内容が企業の意図したものと違えば内定を取ることは難しいでしょう。
今回は、書類選考を突破するための5つのコツをお伝えします。書類選考が落ち続けて心が折れかけている人は、メンタルの保ち方も紹介しますのでぜひ参考にして下さい。

もくじ

新卒の就職活動と違い、転職では応募書類をじっくり読みこまれる

新卒と比べ、中途採用の現場では応募書類をより吟味されます。新卒の学生の場合はそのほとんどが企業で働いた経験がなく、各々の経歴やスキルに大きな違いは見られません。

しかし、中途社員の場合今までの社会人経験で培ってきた経験やスキルは人によって違います。

その経験やスキルを書類で確認し、面接をするに値する人だけを書類選考通過させるのです。
また会社によりますが、そもそも中途社員を多く採用しない企業もあります。

新卒を多く採用して一から育てたいと考える企業は、よっぽど何か輝く人材でなければ中途で社員を採用しようとは思わないでしょう。

そういった企業から内定を得るのは、新卒と比べてハードルが高いと言えます。

担当者は書類のどこをチェックするのか?書類選考を突破する5つのコツ

転職活動で内定を得るためには、企業の採用担当者が書類のどういった点をチェックしているのかを知る必要があります。

採用担当者はどういった人材を求めていて、書類ではどこを見ているのか。採用担当者の意図を知り、それに合わせて書類を作成するだけで書類選考の突破率は格段に上がります。
これから、書類選考を突破するための5つのコツをお伝えします。書類選考が通過せずに悩んでいる方は、次から意識して書類を作成してみて下さい。

応募先の企業の求める人材にマッチした経歴をアピールする

まず1つ目のコツは、自身の経歴を応募先企業の求める人材に合わせて記入することです。

自身の経歴が、企業の求める人材にマッチしているというのがわかるよう具体的に記入しましょう。
たとえば、営業経験のある人材を企業が募集していたとします。前職で営業職だった人はその経験をアピールすれば良いですが、営業経験がない人でも問題はありません。

企業が営業経験者を求めるというのは、つまりコミュニケーション能力がある人や提案力が高い人を欲しているということです。

書類にはそういった経歴やスキルがわかるように書く必要があります。
ただ闇雲に自分の経歴をアピールするのではなく、企業が求める人材を想定して書類を作成することが必要です。

たとえ転職理由がネガティブなものだったとしてもポジティブな理由を書く

採用担当者は、提出書類から応募者が前職を退職する理由、あるいは退職したい理由を知ろうとします。

無理に退職理由を記入する必要はありませんが、もし記入するのであればネガティブな内容を書くのは控えましょう。

たとえば、前職の労働環境や人間関係が劣悪だという点が退職の理由だったとします。しかし、応募先企業にその真実はわかりません。

書き方によっては、ただ単に前職で嫌なことがあったから退職をしたというように捉えられかねられないでしょう。

もし理由を書くのであれば、転職先で挑戦したいことがあるなど前向きな理由を書きましょう。

そうすることで言い訳がましくなく、転職先では頑張る気があるということが伝わりやすくなります。

転職回数が多い人は統一感をもたせて職歴を書く

転職回数が多いと、企業からは忍耐力や適応力に欠ける人物であると認識されてしまう可能性が高いです。

そういったことを避けるためにも、一貫性のある職歴や転職理由を書くことは大切です。

今まで務めてきた業種や職種に関連性がない人は、統一感をもたせて書くことが難しいかもしれません。

そういう時は「お客様を笑顔にする仕事がしたくて転職した」や「素晴らしい製品を販売したくて転職した」など自分の軸となる考え方を主張するのがおすすめです。
今までの企業では出来なかったことが、御社では叶えられると考えている。そう伝えるのも良いでしょう。その際、今回御社に入社したら腰を据えて長期間働きたいという旨を伝えることが大切です。

前職での実績はわかりやすく要点をまとめて書く

応募者が前職で一体どんな実績を残したのか、企業の採用担当者は職務経歴書からそれを知りたいと考えています。

企業は応募者の今までの実績を見て、入社後も自社に貢献できる人物であるのかを見定めます。そのため、自身の実績は要点をまとめてわかりやすく伝えましょう。
具体的に数字を交えて書くことで、企業から応募者への信頼性は高まります。

自身が前職で挑戦したことの内容とその結果、それにより企業にはどんな利益が上がったかなどを詳細に書く必要があります。

職務経歴書のフォーマットが指定されていない場合は、箇条書きを増やしたり職歴をカテゴライズして書いたりと、見やすい書類を作る工夫をすると良いかもしれません。

転職エージェントを使っている場合は応募書類の確認や添削をしてもらう

自分の作成した書類が果たして本当に問題ないのか、それを手っ取り早く確認するのにおすすめなのが転職エージェントの担当者に添削してもらうことです。

転職エージェントの担当者たちは、今まで様々な求職者にアドバイスをしてきた転職のプロです。書類選考が通らずに悩んでいる人はプロに相談するのが良いでしょう。
転職エージェントの職員たちは、応募する企業に対しても豊富な情報を持っているはずです。

その企業がどういった社風で、今までにどんなタイプの応募者を採用してきたのか。

そういった情報をあらかじ転職エージェントから聞き出すことで、書類内容がブラッシュアップされてより良いものとなることでしょう。

書類選考に落ちてしまった時の心の切り替え方

以上が、書類選考を突破するために大切な5つのコツです。採用担当者が書類選考をする上でチェックするポイントを念頭に置いておけば、質の高い書類を作成することができるはずです。
しかし、いくら素晴らしい書類を作成したとしても書類選考に落ちてしまうこともあります。何度も落ちてしまうと、心が折れかけてしまうこともあることでしょう。書類選考に落ちてメンタルが弱っている人は、これからお伝えする心の切り替え方をぜひ参考にしてください。

企業と自分の希望がマッチしなかっただけだと割り切る

応募者側に何の非がなくても、企業側の都合により書類選考に落ちてしまうことがあります。応募者自身は優秀だが、自社の欲する人材とは条件が合わないという理由で書類選考から落ちてしまうケースは珍しくありません。
書類選考に落ちた理由を丁寧に教えてくれる企業は多くないため、落ちた理由がわからず落ち込んでしまうかもしれませんが、自分を責めすぎずに割り切ることが大切です。

書類選考に落ちてしまった時は、自分とは合わない企業であったのだと考え、恐れずに次の企業へ応募しましょう。
また今回書類選考に落ちてしまった経験を活かし、自己分析をさらに深めて自分と相性の良い企業を改めて探してみるのも1つの手です。

落ちた理由を自分なりに分析して次回からの糧にする

一度や二度書類選考に落ちてしまうことはよくありますが、何度も落ちてしまう場合は一度立ち止まって理由を熟考する必要があります。

作成した書類を見返し、何が悪かったのかを考えなければなりません。
いくら考えてもわからない場合は、転職エージェントに相談するなり第三者に書類を添削してもらいましょう。

とにかく原因を早く突き止めて、改善していくことが大切です。応募先の企業に友人や先輩がいる場合は、そういった相手に相談してみるのも効果的です。
重要なのは不明点を1人で抱えこまずに、他の人に相談するということです。相談することによって原因が見えてくるだけではなく、ストレスを発散することにもつながります。

まとめ

転職活動において書類選考を突破するコツ、そして選考に落ちてしまった時の心の保ち方を紹介しました。

新卒の就職活動と違い、転職活動は共に相談し助け合う仲間がいなく孤独に陥りがちです。
選考に落ち続けて心を病んでしまう人もいるかとは思いますが、気負いせずに自分のペースで転職活動を続けましょう。

自分に合う会社と巡り合うためにも、今回紹介した書類選考突破のコツをぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

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